先日、清爽な判決がありました。
(2018年11月13日 朝日新聞「『強姦事件数、類を見ず突出』 被告に無期懲役判決」より、引用。改行を施しています。)
●朝日新聞
●朝日新聞
(2018年11月13日 日本経済新聞「連続強姦の男に無期懲役 津地裁『件数突出し悪質』」より、引用。改行を施しています。) ●日本経済新聞
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3日後のことです。
最高裁が別の強姦事件について、判断をしめしました。
(2018年11月16日 毎日新聞「強盗強姦 上告棄却で起訴から8年で無期確定へ」より、引用。改行を施しています。)
●毎日新聞
強盗強姦(ごうかん)など10件の罪に問われた元米軍横田基地職員、石田仁被告(44)の上告審で、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は15日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。 無期懲役とした1、2審判決が確定する。 |
こちらも、無期懲役です。
かつて強姦は、強盗よりも軽い罪でした。
いまから14年前のことです。
自民党の松島みどり議員が国会で、この問題をとりあげました。
(2004年11月9日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)
●2004年11月9日 松島みどり 衆議院議員(自民党)
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松島みどり議員の発言と軌(き)を一(いつ)にするかのようにして、性犯罪に対して重い判決が出されるようになります。
(2018年11月16日 毎日新聞「強盗強姦 上告棄却で起訴から8年で無期確定へ」より、引用。)
●毎日新聞
無期懲役とした1、2審判決が確定する。 この事件では争点や証拠を絞る公判前整理手続きが約5年かかり、最初の起訴から8年2カ月を経て刑確定となる。 |
強姦罪の法定刑についても、昨年、下限が引き上げられました。
懲役3年以上、が、懲役5年以上、となりました。
(参考。当ブログ)
・2018年9月10日
(2017年6月16日 松島みどり「松島みどり元法務大臣のFacebook」より、引用。改行を施しています。)
●2017年6月16日 松島みどり 衆議院議員(自民党)
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2年前に、第85回女性に対する暴力に関する専門調査会が開催されました。
この席で委員の1人がつぎのようにのべました。
(2016年12月13日 第85回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<25ページの35行目~26ページの8行目>
●平川和子 東京フェミニストセラピィセンター所長
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(再掲。平川和子 委員)
「AVが制作される過程の中で、実は女優となる出演する女性が強姦被害に遭っており、しかも、数人の男性に囲まれて、同意のない性行為をさせられている」
「AV制作過程において性暴力が行われている」
わいせつビデオ業界人は、強姦魔、ということになります。
こいつらは、一生、牢屋に打(ぶ)ち込んでおいてほしいものです。
(再掲。日本経済新聞)
「弁護側は『被告は会社を懲戒解雇されるなど社会的制裁を受けている』と懲役12年が妥当と主張した」
「懲役12年が妥当」
ですか。
以前に海野さんからいただいたコメントを思い出しました。
ご紹介します。
(当ブログへのコメントより、引用。)
●2018年11月26日 海野さん
被告人を弁護するのは正当な弁護士の業務です。 その人が冤罪かもしれませんし、実際の法定刑より重い罪で起訴されている場合があるからです。 しかし、明らかに分かりきった事案において世間一般の常識と良識の見地から考え不当な内容の刑事弁護は場合によっては懲戒の対象と考えています。 |
●2018年11月26日 海野さん
それは、適正・適切な刑事弁護手続きを国民は求めているからです。 悪人を黒から白にすることは国民は求めていません。 |
●2018年11月26日 海野さん
実際に、被告人が無実だと思うから弁護する、あるいは、(略)もっと軽い罪状が事実だからこの罪状を主張する、というのが本来の刑事弁護の目的です。
きっと弁護士の多くはこう反論するはずです。 ですが、明らかに適性を欠く弁護及び社会通念上良識を欠く行為という事案は確実にあるのです。 |
(再掲。日本経済新聞)
「弁護側は『被告は会社を懲戒解雇されるなど社会的制裁を受けている』と懲役12年が妥当と主張したが、田中裁判長は『被告が甘受すべきものであって量刑を左右するものとは言えない』と退けた」
「懲役12年が妥当」
何(ど)の面(つら)下げて言っているんだ、といったところでしょうか。
強姦は、魂の殺人、です。
このたび最高裁で、無期懲役の判決が確定しました。
性犯罪の厳罰化はここまで進みました。
かつての日本とくらべると、隔世の感があります。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月17日>
仰る通りです。 佐藤さんには『死にたいなら死ねば』と言い放ってますし。 今後は自分の為に生きなきゃ! |
●香西咲さん
<2016年8月28日>
青木亮は私が知ってる限りでは少なくとも2人を自殺未遂まで追い込み、 中国人に対してAV女優の売春を目論む人間です。 私はその被害者です。 |
●香西咲さん
<2017年11月16日>
私のTwitterをご覧になっていた方は私が自殺願望を吐いたり、辛い事をぶつけて来た事も全てご覧なっているはず。 それを見ていて敢えて「楽しそうにやってるじゃん」と言える人は、AVライターアケミン様(強要で逮捕されたマークス取締役)然り、AV強要された女性を馬鹿にしているのでしょう。 |
●香西咲さん
<2018年4月19日>
私が過去に自殺願望を書いた事をわざわざ通報して下さった方のおかげで、 また新しい機関にAV強要の被害を説明する機会を戴きました。 私のアカウントを取り巻く方々や攻撃的なツイートをする方の事も全て相談してこようと思います。 通報して下さった方ありがとうございます。 |
●香西咲さん
<2018年6月4日>
自分も過去、 #AV強要 と言うハードワークで #自殺 に追い込まれている立場ですから。 #青木亮 |
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出演強要は強姦と同義です。
政府はそのように考えています。
香西咲さんをはじめ、多くの女性に出演強要をおこなったやつらにふさわしい刑罰は無期懲役です。
いま、ものごとは、そのように進んでいます。
ここで話題がかわります。
本日また、わいせつビデオ業界人が逮捕されました。
(2018年11月28日 九州朝日放送「【福岡】販売目的でわいせつ動画 AV男優を再逮捕」より、引用。改行を施しています。)
●九州朝日放送
自らが監督・出演するわいせつ動画を販売目的で所持していたとして東京都の男が逮捕されました。 東京都の、自称アダルトビデオ監督兼男優の渡部ケイタこと有川幸夫容疑者(58)は東京都にある自宅マンションで無修正のわいせつな動画を販売目的で所持していた疑いが持たれています。 わいせつ動画は有川容疑者が監督・出演したものでインターネット上で販売されていました。 (後略。) |
朗報です。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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