朝日新聞の出演強要報道(その4)。警察はいま雌伏のときです。新法ができたあと、香西咲さんに出演強要をおこなった青木たちを捕まえる算段です

10月16日の朝日新聞に、AV男優とプロダクションによる犯罪行為が掲載されました。

(参考。当ブログ)
2018月10日23日
2018年10月24日
2018年10月25日

女性は、AV男優とプロダクションに出演を強要されました。

2018年10月16日(火) 朝日新聞 社会面

ネット版 「ヤッホー」AV俳優から届いたDM 待ち合わせると…

このスカウトとプロダクションの手管(てくだ。「人をだます手段」)は、朝日新聞社のwithnewsでくわしく紹介されています。

withnews

<朝日新聞がとりあげた社会人女性の場合>

2017年11月15日 AV強要「未成年の被害者」 会って数時間でデビュー「逃げられない」

2017年11月16日 AV強要「未成年の被害者」 罪悪感で泣いたのに「嬉し涙」と宣伝

2017年11月17日 AV強要「未成年の被害者」 やめた後も毎日検索 「身バレ」の恐怖

<別の女子大生の場合>

2017年10月4日 AV強要「一通の告発メール」アメとムチ 歓待後、社長と「練習」も

2017年10月5日 AV強要「一通の告発メール」手渡されたピル「肌もきれいになるから」

2017年10月6日 AV強要「一通の告発メール」 地元で噂に「親まで行ったらおわり」

このAV男優につきましては、昨日一昨日のブログでふれました。

(参考。当ブログ)
2018年10月24日
2018年10月25日

本日は、プロダクションの手口とあわせてみていきます。
一連の記事を再読したあと、ぼくは、今年の4月に消費者機構日本がおこなった差止請求を想起しました。

(参考。当ブログ)
2018年10月19日

当該差止請求は、適格消費者団体である消費者機構日本がプロダクションのアルシェに対しておこなったものです。

(消費者庁が9月26日の第16回重点方針専門調査会で配布した資料より、引用。)

消費者庁

平成30年4月、適格消費者団体が、事業者に対して、差止請求を実施

消費者機構日本が申し入れた内容と、朝日新聞、withnewsの記事を見比べてみます。

退去妨害による勧誘

2018年4月26日 消費者機構日本 申入れ・要請・問合わせ書

貴社(アルシェ)が消費者に対して、アダルトビデオ出演(以下「AV出演」という。)のためにする契約の勧誘をする際、消費者が契約を断っているにもかかわらず、複数人で囲んで説得をして、物理的にも精神的にも退去を妨害することを直ちにやめること。
貴社(アルシェ)は、スカウトを使い契約目的を隠して消費者を連れ出し、事務所の狭いスペースの奥まった場所に消費者を座らせ、AV出演のためにする契約を消費者が断っているにもかかわらず、複数人で長時間勧誘を継続して上記契約を締結させたことは、退去妨害による契約であるといえます。

2018年10月15日 朝日新聞

男性(AV男優)は行き先を告げずに雑居ビルへ。
着いたのはAVプロダクション。
社長やマネジャーが取り囲んだ。
「スタイルいいから向いてる」
「1本出て辞める人もいる」
圧迫感の中、約1時間半口説かれた。
気が動転し、「逃げる勇気は持てなかった」という。
契約もしていないのに、AV出演用の芸名のツイッターアカウントを作らされ、会社のアカウントで「○○ちゃんが所属しました」と告知された。
「もう逃げられない」と観念してしまった。

2017年11月15日 withnews
<朝日新聞がとりあげた社会人女性の場合>

ついていき、一緒にエレベーターに乗って下りると、そこは何かの事務所だった。
(略。)
事務所の一角の面談ブースに座らされた。
出入り口となるドアまでの間に男優がいるし、社長とマネジャー役にも囲まれ、逃げる勇気は出なかった。
(略。)
圧迫感を感じる中、1時間半ほどこうした話が続いた。
(略。)
社長たちからの「軽い気持ちでいいから(ツイッターを)始めなよ」という言葉に押され、AV女優名のアカウントをつくらされた。
(略。)
女性はAV出演を明言せず、ましてやプロダクションへの所属契約書も交わしていなかった。
(略。)
「もう逃げられない」
このツイッターでのプロダクションの告知が女性を決定的に追い詰めた。

2017年10月4日 withnews
<別の女子大生の場合>

当日会うと、男優は女子学生の肩を抱き、一緒に来ていた若い男性を従え、すぐに駅近くの雑居ビルに向かった。
そこには多数のAV女優が在籍するプロダクション社長が待ち構えていた。
(略。)
女子学生によると、その場の雰囲気は「ちょっと待って下さいと言える感じではなかった」という。
仮に席を立ったとしても、「『落ち着いて、落ち着いて』と言われ、逃げられはしない」と振り返る。
仮に男優、社長、駅に来ていた若い男性マネジャーが「怖い人」だったら、「『話がちげえじゃねえかよ』とすごまれることになるのでは…」と内心でおびえていた。
(略。)
プロダクションへ所属契約するしかなく、契約書には親の職場の名前も書いたと記憶している。

不実告知による勧誘
~「絶対ばれない」等について

2018年4月26日 消費者機構日本 申入れ・要請・問合わせ書

貴社(アルシェ)が消費者をAV出演のためにする契約の勧誘をする際、(略)「顔がばれる」「身ばれする」ような広告宣伝を実施しているにもかかわらず、「絶対ばれない」「顔ばれしない」「身ばれしない」などと虚偽の事実を告げて契約の意思表示をさせているので、このような不実告知による勧誘を直ちにやめること。
消費者がAV出演契約をするにあたり、AV出演という役務の性格上、他人に知られずに行うことを最重要な条件として契約することが通常であるところ、実態として「顔がばれる」「身ばれする」といった事態が発生しており、かつ「顔がわかる」「身ばれする」ような広告宣伝を行っているという事実があるとの情報提供がありました。

2017年11月15日 withnews
<朝日新聞がとりあげた社会人女性の場合>

プロダクションのAV女優が出ている作品のパッケージ写真と普段撮った写真の二つを見せられた。
「メイクをすれば、こんなに違う。身バレ(家族や友人らにAV出演が発覚すること)はないよ」

2017年11月17日 withnews
<朝日新聞がとりあげた社会人女性の場合>

「社長はプロのメイクと、プロのカメラマンをつけるから分からないと言っていたけど、私のパッケージ写真は一目で私だと分かってしまう。非常に無責任です」

2017年10月4日 withnews
<別の女子大生の場合>

「ばれる? プロがメイクして、プロが写真を撮るから別人になるよ」

2017年10月6日 withnews
<別の女子大生の場合>

プロダクションの社長たちは、一貫して「ばれない」と言い続けた。
「DVDのパッケージ写真は、プロのメイクがつき、プロのカメラマンが撮るんだよ。実物とは、全然違う写真となる。ほら、この女優のこっちの普段の写真と比べなよ。全然違うだろ」
さらにAV女優は多数いて、多くの作品が世の中に出ていることも強調された。
「数本ぐらい出ても、他の人が分かるわけないんだよ。自分から話さない限り平気、平気」
「2、3人の男に気づかれて言われたとしても、『知らない。別人だよ』としらを切ればいいそれ以上は追及しようがないんだから」

しかし、現実は社長たちが言っていたこととは違った。
(略。)
撮影後には、専門媒体によるインタビューも行われていた。

不実告知による勧誘
~「NG項目は守られる」について

2018年4月26日 消費者機構日本 申入れ・要請・問合わせ書

貴社(アルシェ)は、消費者に対して、スカウトに対する好意を利用してAV出演のためにする契約を勧誘する際、NG項目(実行する意思のない行為)は守られると告げているが、真実はNG項目は撮影時に実行を求められ守られないのであるから、NG項目が守られると勧誘することは不実告知にあたるので、このような勧誘を直ちにやめること。
NG項目の指定により撮影内容が限定されることは、消費者の自己決定権及びプライバシーをどこまで放棄するかにかかわる重要な意思表示であり、役務の内容を指定する行為ですから消費者契約法第4条第5項1号に該当します。
当然、実際の撮影の場で指定した役務以外の行為を求められることは本来債務の内容ではなく、NG項目の行為をする義務は消費者にはありません。
ところが、実際には、撮影の現場で突然、NG項目の行為を求められ、拒否できずに応じさせられるという情報提供がありました。

2017年11月15日 withnews
<朝日新聞がとりあげた社会人女性の場合>

この日、出演に際し、やりたくないことをする「NG項目」も記入した。
(略。)
このNG項目は、その後の撮影で全く尊重されなかった。
「望んでないのに複数人の相手をさせられ、拘束され、首を強く絞められたり、無理やり泣かされたりしました」

適格消費者団体の消費者機構日本は、アルシェに対して差止請求をおこないました。

(再掲)
消費者庁

平成30年4月、適格消費者団体が、事業者に対して、差止請求を実施

アルシェと、朝日新聞、withnewsに書かれているプロダクションの所行は酷似しています。
警察はなぜ出演強要をおこなったやつらを逮捕しないのでしょうか。
これまででしたら、労働者派遣法や職業安定法違反で検挙しています。
淫行勧誘罪で捕まえたときもあります。
今回は沙汰がありません。
おそらく警察は、上述のような軽い罪で犯罪者を捕獲したくないのでしょう。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月23日

現行法では派遣法違反
青木亮が私達に対してしてきた事は全てこれから戦わなくてはなりません。

香西咲さん
2018年1月19日

前例出来てくれるととてもやりやすいです。
#労働者派遣法違反 の次は
#AV強要 #強姦罪 で。
#人身売買
#アットハニーズ
#青木亮
#HumanTrafficking

香西咲さん
2018年2月27日

#青木亮 に関しては
週刊文春に始まり、霞ヶ関、警察庁…
#AV強要 加害者としての理解は広まって参りました。
#労働者派遣法違反 以外の罪も償って頂きたいと私は一生涯思い続ける事でしょう。

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そう遠くない将来、出演強要等を罰する法律ができます。
当然、警察もこのことを知っています。
いま、わいせつビデオ(適正AV)業界人を逮捕しても、軽微な罰でおわってしまいます。
被害者の気持ちは晴れません。
いまは雌伏(しふく)のときです。
警察は新法ができたあとに、犯罪者たちを根こそぎ捕まえるものと考えます。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY

こいつらがのさばっていられるのもあとわずかです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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朝日新聞の出演強要報道(その4)。警察はいま雌伏のときです。新法ができたあと、香西咲さんに出演強要をおこなった青木たちを捕まえる算段です」への1件のフィードバック

  1. 海野

    https://www.arche-pro.com/
    キャンペーンという文言は詐欺です。

    https://twitter.com/archepro

    水卜さくらさんという女優さんが、アルシェに所属しているのですが、ウイキに
    このような記載があります。

    >>AV女優になるきっかけはAV男優が好きだったことから

    アルシェはこのように男優を使い、AV女優をリクルートしている可能性があります。
    PAPSのツイッターでも、アルシェの相談が複数あるとの話なので、この記事に記載
    されいる以外の被害者がいる可能性は高いです。

    あの倫理観が完全に欠如している、適正AVプロダクションに加入すらしていないんですよ
    アルシェは、それを考えるとかなりブラックということですよね。

    返信

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