昨日のブログで、AV男優の犯罪についてふれました。
(参考。当ブログ)
・2018年10月23日
もう一度、朝日新聞の記事を引きます。
●2018年10月16日(火) 朝日新聞 社会面
(□ネット版「ヤッホー」AV俳優から届いたDM 待ち合わせると…)
(引用)
「男性(男優)は行き先を告げずに雑居ビルへ。着いたのはAVプロダクション。社長やマネジャーが取り囲んだ」
AV男優の手引によって女性は、出演を強要されました。
巷間、業界人は一般人とくらべて著しく能力が劣ると言われています。
ノンフィクション作家の中村淳彦さんの論説をみてみます。
●中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
(※音声の文字化は筆者。)
(2017年10月10日「渋谷のほんだな」より
「AV監督、メーカー、社員、男優。皆、AV業界がなくなったらかなり苦しいですね」 (これやっぱり、あのー、普通のほかの映像制作会社に転職するとかですね。そういうのはむずかしいですかね?) 「やっぱり、あの、ぼくもふくめて、普通の社会で普通に生きられなかったひとがあつまる業界なんですね」 「いや、やっぱり、能力がないひとたちが女の子の裸を利用して商品をつくる、っていうことなので。その裸がつかえないとなったら、まあ、むずかしいでしょうね。ほとんどのひとが」 (2017年11月17日「大竹まこと ゴールデンラジオ」より 「生き残っていくというか、このAV業界というのは、AV女優以外のセーフティーネットになっている部分があって、ほかに行き場所がないんですね。彼らは。なので、需要があるかぎりは、しがみついて、つくるかな、とぼくは思ってー」 「AVやめたら別の仕事ができない。つぶしがきかないんですよ」 「つくったり、男優だったり、プロダクションー」 「プロデューサーだったり、経営者だったりというのは、ほかに行き場所、ないだろうなぁ」 「だから、やめるわけにいかないんですよね」 「やめるひと、いないですよね」 「ただ、ぼくもふくめてなんですけど、ふつうの映画つくれない、テレビ番組つくれないから、女の子の裸を利用してなんとか商品にして生活している、っていう。こう、あんまり才能がないひとたちのあつまり、かな、と思っているので」 (だけど、ずっとその男のひとだってそこにいる仕事じゃないんじゃないの。) |
ちなみに女優は上述の範疇に属していません。
●中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
(※音声の文字化は筆者。)
(2017年10月10日「渋谷のほんだな」より 「AVに出ている子は選ばれた子なので、ほかの世界に行ってもなんとでもなる子たちがほとんどです」 (2017年11月17日「大竹まこと ゴールデンラジオ」より 「女の子はいくらでも行く場所があると思うんですよ」 |
女優を除いたわいせつビデオ(適正AV)業界人は、低能力者であると同時に、性犯罪者でもあります。
言わずもがな、ですが。
たとえば、以前、沢井亮という男優が逮捕されました。
(※注 ぼくはこの事件を知りませんでした。過日、海野さんに教えてもらいました。海野さんは第二東京弁護士会に対して宮本智弁護士の懲戒をもとめているかたです。)
沢井亮の事件をふりかえってみます。
(2014年4月8日 サンスポ「AV男優が中3女子と淫行で逮捕 金銭のやりとりはなし」より、引用。)
●2014年4月8日 サンスポ
宇都宮東署は7日、埼玉県青少年健全育成条例違反(淫行)の疑いで、東京都新宿区河田町の俳優、沢井亮容疑者(34)を逮捕した。
逮捕容疑は2月23日、さいたま市内のホテルで、18歳未満と知りながら栃木県在住の中学3年の女子生徒=当時(15)=にみだらな行為をした疑い。 沢井容疑者は多くのアダルトビデオに出演。 |
たまたま発覚した、といったところでしょうか。
この事件に関するほかの報道もみてみます。
(※注 G-Searchデータベースサービスを利用しました。)
(2014年4月8日 朝日新聞「中学生への淫行容疑で男逮捕 /栃木県」より、引用。)
●2014年4月8日 朝日新聞
宇都宮東署は7日、東京都新宿区河田町、俳優沢井亮容疑者(34)を埼玉県青少年健全育成条例違反(みだらな性行為等の禁止)の疑いで逮捕した。 (後略。) |
(2014年4月8日 読売新聞「みだらな行為の疑い=栃木」より、引用。)
●2014年4月8日 読売新聞
宇都宮東署は7日、東京都新宿区河田町、俳優沢井亮容疑者(34)を埼玉県青少年健全育成条例違反(みだらな性行為等の禁止)の疑いで逮捕した。 (後略。) |
(2014年4月8日 東京新聞「淫行容疑でAV男優逮捕」より、引用。)
●2014年4月8日 東京新聞
【栃木県】宇都宮東署は七日、埼玉県青少年健全育成条例違反(淫行)の疑いで、東京都新宿区河田町三、俳優沢井亮容疑者(34)を逮捕した。 (後略。) |
いずれも似たような記述です。
日刊スポーツはどうでしょうか。
(2014年4月8日 日刊スポーツ「AV男優が淫行で逮捕」より、引用。)
●2014年4月8日 日刊スポーツ
アダルトビデオ(AV)男優が淫行で逮捕-。 栃木県警宇都宮東署は7日、埼玉県の青少年健全育成条例違反(淫行)の疑いで、東京都新宿区河田町の俳優沢井亮容疑者(34)を逮捕したと発表した。 (中略。) 沢井容疑者はAVに多数出演。 関係者によると、素人女性を口説き落とす、いわゆる「ナンパもの」出演が多かった。 |
(再掲。日刊スポーツ。2014年4月8日)
「沢井容疑者はAVに多数出演。自らの短文投稿サイト『ツイッター』でも、出演女性を募集するなどしていた」
ツイッターでの募集行為は、2014年の逮捕と直接関係がありません。
日刊スポーツはただ単に、沢井亮に関する逸話を紹介しているだけです。
「『ツイッター』でも、出演女性を募集するなどしていた」
と。
(再掲)
●2018年10月16日(火) 朝日新聞 社会面
(□ネット版「ヤッホー」AV俳優から届いたDM 待ち合わせると…)
そういえば朝日新聞の記事に登場するAV男優も、ツイッターを悪用しています。
(ネット版「『ヤッホー』AV俳優から届いたDM 待ち合わせると…」より、引用。改行を施しています。)
●朝日新聞
約2年半前、当時高3だった女性(20)にツイッターのダイレクトメッセージ(DM)が届いた。 差出人は高2からフォローしていた30代のアダルトビデオ(AV)俳優の男性。 テレビで見たことがあり、女性は「面白く格好いい」とツイッターをフォローした。 |
言われるまま、やり取りはLINEに移った。 LINEで、男性は性的な会話を交ぜながら女性をAVに誘った。 |
(再掲。日刊スポーツ。2014年4月8日)
「沢井容疑者はAVに多数出演。自らの短文投稿サイト『ツイッター』でも、出演女性を募集するなどしていた」
朝日新聞によりますと、わいせつビデオ業界はいまツイッター等のSNSをつかって女性を陥穽(かんせい。「落とし穴」)におとしいれているようです。
●朝日新聞
SNSで女性をAVに誘う手口は少しずつ広がっている。 SNSを使うのは、スカウトに払う費用を節約でき、女性から「スカウトにだまされた」といわれるトラブルを避ける狙いもある。 |
わいせつビデオ業界による奸計(かんけい。「悪だくみ」)は、SNSをもちいた誘引のほかにもあります。
【だまされないで!】
いかにもTWICEみたいに日韓で活躍できる体で募集してるけど、彼女らの本業はAV女優。募集要綱に一切記述がないのが卑怯極まりないけど、全員が性行為を撮影した映像を全世界にばらまかれてます。
AVに出るついでに適当にKポ風の活動をしたい人以外は絶対に関わらないで! https://t.co/G1QBuDcN7t— 玖保樹鈴 (@ringkuboki) 2018年8月15日
右の三人、全員AV女優。
AV女優の募集してるんならそう書け。虚偽広告。— 冬馬†Aqours4th1日目 (@Nana_zero07) 2018年8月16日
ハニーポップコーンの問題を黙っていては、私たち日本人は海外から「…こいつらに自浄作用は…?(-_-)」と疑われても仕方ないと思う??#HONEYPOPCORNにだまされないで#HONEYPOPCORN#ハニーポップコーン#青木亮https://t.co/TWd8qGB2xl
— #Yo te creo あなたを信じる (@yamaji_tade) 2018年8月16日
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年8月21日>
#HONEYPOPCORNにだまされないで
こんなタグが出来てた。 但し努力の仕方を間違えたら報われるものも報われない。紆余曲折しながら色々学んでいます。 |
●香西咲さん
<2018年8月21日>
という訳で皆様、 #HONEYPOPCORNにだまされないで |
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わいせつビデオ(適正AV)業界は、手を替え品を替えして女性を騙しています。
政府はこいつらの狡知を見抜いています。
(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)
被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。 (内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕 |
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「性的な暴力の被害につながる行為の規制」
政府は性犯罪の元を絶つ算段です。
国連の女子差別撤廃委員会の要請にもかなっています。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年2月18日>
AV強要の件に触れられたらフラッシュバックしてしまった… 6~3年も経つのに。 フラッシュバックに耐えられなくて、去年の秋以来この件に関しては取材を控えて居たのですが…まだまだ傷は癒えていませんでした。 怖い。 一生の傷にならない様に治療に人生を託します。 |
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(再掲。「今後の対策」)
「性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する」
法案の完成が楽しみです。
わいせつビデオ業界は確実に潰れます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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