内閣府があらたに出演強要に関する報告書を公開しました(1)。香西咲さんは頭脳明晰です。香西咲さんの2年前のツイートを読み返すとそのことがわかります

昨年(2017年)、公明党の佐々木さやか議員が国会で、出演強要問題を質(ただ)しました。
ふりかえってみます。

2017年3月27日

2017年3月27日 参議院 予算委員会
(動画 参議院インターネット審議中継)

音声の文字化は、筆者。)
(※質疑、応答の全文につきましては、過日の当ブログを参照してください。)

2017年3月27日 佐々木さやか 参議院議員(公明党)

ありがとうございます。
いまですね、広報、啓発をおこなっていただくわけですけれども、いまは、こういった問題に巻きこまれた場合に、そもそも、どこに相談したらいいのか、ということが明確になっておりません。

ですので、まずですね、こういうところに相談したらいいですよ、という窓口を明確にしていただいて、そのことを広く周知していただきたいと思います。

その相談窓口については、夜間対応ですとかですね、メール、SNS、そうしたことで相談ができるように、相談のハードルを低くしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

2017年3月27日 加藤勝信 男女共同参画担当大臣(※当時。現在は自民党の総務会長)

性的な暴力の被害にあった場合、そのやっぱり、特別な心理的な状況ともうしあげたらいいんでしょうか、なかなか相談機関に相談できないっていうかたもいるというふうに承知をしております。

被害にあっているかたが、まさにこう気軽に、あるいは相談していく気持ちになっていく、まあそういうこともふくめて、いろいろ工夫や周知が必要だと考えておりまして、内閣府では、これは来年度の予算なんですけれども、被害者への効果的な相談、支援のありかたについて、調査、研究をおこなうための予算を盛りこんで、いまご審議をしていただいておりまして、被害者に寄り添った効果的な方法をしっかりと検討していきたいと思っております。
(後略。)

(参考。2016年12月 内閣府「平成29 年度予算(案)概要」

<7ページ>
若年層の性的搾取に係る相談・支援の在り方の検討のための調査研究 1,000万円(新規)

若年層の性的搾取(JKビジネス、AV出演強要等)に係る相談・支援の実態を把握し、今後の相談・支援の在り方についての検討を行う。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年11月15日>

業界の人間や当事者達でさえ誰も白黒つけられないからこう言う状況に陥っているんですね。
失礼ですが素人が白黒付けるなんて無理でしょう。
その為に来年の国家予算に組み込まれ、国としてジャッジして頂くのです。

昨年、加藤大臣は、
被害者への効果的な相談、支援のありかたについて、調査、研究をおこなうための予算を盛りこんで、いまご審議をしていただいておりまして、被害者に寄り添った効果的な方法をしっかりと検討していきたいと思っております
とのべました。
その後、平成29年度(2017年4月1日~2018年3月31日)の予算が成立しました。
実際に調査、研究をおこなうのは内閣府です。
新年度(平成29年度)になって内閣府は、事業の概要を公開しました。

2017年4月

(2017年4月 内閣府男女共同参画局「女性に対するあらゆる暴力の根絶」より、引用。)

<14ページ>
内閣府 男女共同参画局推進課

若年層の性的搾取に係る相談・支援の在り方の検討のための調査研究経費
 (内閣府男女共同参画局推進課)
 29年度予算額 0.1億円(新規)

事業概要・目的
第4次男女共同参画基本計画(平成27年12月25日閣議決定)において、女性に対する暴力の被害者が実態に即した支援を受けることのできる効果的な支援の在り方等を引き続き検討することとされています。

また、女性活躍加速のための重点方針2016(平成28年5月26日すべての女性が輝く社会づくり本部決定)においては、児童の性に着目した新たな形態の営業など、若年層を対象とした暴力の多様化を踏まえ、その実態把握に取り組むこととされています。

これらを踏まえ、若年層における性的搾取、とりわけ、いわゆるJKビジネスやアダルトビデオへの出演強要に関する被害実態について、被害者支援を行っている民間支援団体の協力を得て調査するとともに、有識者検討会を開催し、被害者に対する効果的な相談・支援の在り方について検討します。

事業イメージ・具体例
実態把握調査
・調査協力団体:4団体(いわゆるJKビジネス及びアダルトビデオへの出演強要に関する被害者支援に実績のある民間支援団体)

有識者検討会の開催
・検討会委員:5名
・開催回数:5回

期待される効果
若年層における性的搾取の被害実態について、調査を通して明らかにすることにより、その予防につなげるとともに、被害の実態に即した効果的な相談・支援を実施することが可能となります。

(再掲。内閣府男女共同参画局推進課)
JKビジネスやアダルトビデオへの出演強要に関する被害実態について、被害者支援を行っている民間支援団体の協力を得て調査する
——————————————————–

2018年10月

先週の金曜日(10月5日)のことでした。
調査の結果が公開されました。

「若年層における性的な暴力に係る相談・支援の在り方に関する調査研究事業」報告書は、91頁からなります。
膨大です。
本日は取り急ぎ、気になった箇所を引用します。

2018年9月 内閣府 男女共同参画局推進課
 「若年層における性的な暴力に係る相談・支援の在り方に関する調査研究事業」報告書

<1ページ>
2018年9月 内閣府 男女共同参画局推進課

はじめに

近年、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題や、いわゆる「JKビジネス」と呼ばれる営業により若年層が性犯罪・性暴力(以下、「性暴力」という。)被害に遭う問題などが発生しており、若年層に対する性暴力に係る問題は深刻な状況にある。

また、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下「SNS」とする)など、インターネット上の新たなコミュニケーションツールの広がりに伴い、これを利用した性暴力は、一層多様化しており、そうした新たな形態の暴力に対して迅速かつ的確な対応が求められるところである。

こうした問題は、被害者の心身に深い傷を残しかねない重大な人権侵害であるとともに、安全に安心して暮らす基盤を揺るがす問題である。

<85ページ>
2018年9月 内閣府 男女共同参画局推進課

5 若年層の性暴力被害の相談・支援における今後の課題

本調査研究事業における検討会では、本調査の事例内容及び事例から見えてきた課題等を踏まえ、若年層における性暴力に係る相談・支援の課題や今後の在り方等について考察を行った。
以下、検討会における主な所見を示す。

<89ページ>
2018年9月 内閣府 男女共同参画局推進課

(5) その他、事例の特性に応じた支援について

ア 性的画像等の削除

本調査において、インターネット上に流出した性的画像等については、プロバイダに対して送信防止措置の要請を行うことが可能であるが、海外のサーバーを経由している場合は発信元の特定が難しいことから、画像の削除に向けた効果的な対応を取ることが難しいことが指摘された。

また、一旦インターネット上に流失した画像については、個人がダウンロードし、容易に編集等して再度インターネット上に掲載することが可能であること等から、被害者が長期に渡り心理的苦痛を受け続ける状況に置かれていることが指摘された。

このような状況の改善に向けて、インターネット上への性的画像等の流出の防止及び削除の促進に向けて、今後、実効的な対策が促進されることが望ましいと考えられる。

上述のとおり、内閣府を担当する加藤大臣は昨年、
被害者に寄り添った効果的な方法をしっかりと検討していきたい
と答弁しました。
各府省庁には役割の分担があります。
内閣府は、相談と支援のありかたについてのみ、検討をおこないました。
今回、内閣府は、
インターネット上への性的画像等の流出の防止及び削除の促進に向けて、今後、実効的な対策が促進されることが望ましい
との結論を出しました。
実効的な対策
です。
児童ポルノと同等のとりあつかいをするということなのでしょうか。
そう遠くない将来、ネット上から、出演を強要された方々の画像が消えるものと考えます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月3日

■私の動画(海賊版も全て)を全て削除して頂けますか?
■貴方方は大して営業なんて行ってないんですから総ギャラを開示し返金+膵炎の慰謝料をお支払い頂けますか?
■騙され続けてきた4年間を別の形で返して頂けますか?

それよりまず皆の前で謝罪しなさい

香西咲さん
2017年12月13日

契約書も無く撮影された素材を何故これから私が全てを掘り下げて削除申請しないといけないのでしょうか?
メーカーは自発的に削除するのが道理ではないのですか?
#MeToo
#helpme
#アットハニーズAV出演強要
#青木亮にAV強要を受けて苦しむ被害者
#大樹総研
#人身売買
#HumanTrafficking

香西咲さん
2017年12月26日

存じ上げております。
その姿勢を貫く限り強要問題は国に頼る以外に術はないと思うんです。
削除も然り。現状、削除と言っても面画面から作品を下ろしただけで、撮影素材そのものの削除はしてはくれません。

香西咲さん
2018年1月31日

#DMM の海外向け配信サイト #R18.com
こちらには国内では削除に応じた #AV強要 時代のものまで今尚販売されていて驚きと呆れと
はやり業界内部は信用できないという気持ちが一気に押し寄せてきました。
報告します。

——————————————————–

(再掲。内閣府の報告書)
インターネット上への性的画像等の流出の防止及び削除の促進に向けて、今後、実効的な対策が促進されることが望ましい

(再掲)

香西咲さんは頭脳明晰です。
早晩、香西咲さんたち被害者は、ネットの苦しみから解放されます。
明日も内閣府の報告書についてみてみます。
わいせつビデオ(適正AV)業界はいまでも、出演強要はない、と言い張っています。

2018年9月 内閣府 男女共同参画局推進課
 「若年層における性的な暴力に係る相談・支援の在り方に関する調査研究事業」報告書

報告書を読みますと、内閣府の見解がわかります。
辛辣です。
一分(いちぶ)の隙もありません。
つづきは、明日のブログでご紹介をさせていただきます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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