性犯罪の履歴者にGPSを(その10)。香西咲さん「加害者である青木亮は被害者の受けた苦しみや一生残る後遺症を味わう事は無い」。GPSによる監視がまたれます

昨日のつづきです。
宮城県の村井嘉浩知事は、2013年5月18日の有識者懇談会で、
『GPS端末の携帯義務付け』や『DNA提出制度』を導入するためには、大変な人手と財源が必要となるが、今の県にその体力はないと判断したことから、今回の懇談会のテーマからは除外することとした
とのべて、条例化を断念しました。
GPSの件に関する村井知事の気概については、当ブログの記事でご確認ください。

(参考。当ブログ)
2018年9月25日
2018年9月26日
2018年9月27日
2018年9月28日
2018年9月29日
2018年9月30日
2018年10月1日
2018年10月2日
2018年10月3日

村井知事の
今の県にその体力はないと判断したことから、今回の懇談会のテーマからは除外することとした
との発言から1か月以上が経った日のことです。
民主党の県議が議会で、傷口に触れる質疑をしました。

(2013年6月26日 宮城県議会 定例会「会議録」より、引用。改行を施しています。)

2013年6月26日 菅原実 県議(民主党)

新聞報道によりますと、知事は、このほどの有識者懇談会におきまして、性犯罪の前歴者にいわゆるGPSの携帯を義務づける条例の提出を行わないことを正式に表明したという報道がされております。

その理由として、

一、多額の経費と人員が必要であること、
二、東日本大震災からの復興が優先されるべきであること、
三、よって緊急の検討課題から外す、
四、このことから、条例検討を休止する。

このような理由と経過によるとの報道がされております。

現在、有識者懇談会の概要が公開されています。

(参考)
2013年5月18日 宮城県 有識者懇談会「女性と子どもの安全・安心社会づくり懇談会 結果概要」

2013年6月26日 菅原実 県議(民主党)

私は、そもそも、この種の問題、すなわちGPS装置の携帯化条例の制定が人権上の配慮との兼ね合いが大変重要なことであるから疑問があるとの認識を持つ者の一人でございます。

仙台弁護士会が意見を表明したことなども考慮の上、知事は、今回、このように条例提出を見送ったものと思っております。

(参考)
2011年1月27日 仙台弁護士会「平成23年1月27日会長声明」

仙台弁護士会は、
条例試案は、性犯罪等の抑止について、上記のような人権上の問題点を十分に検討しないまま発表されたと受け止めざるを得ない。よって、当会は条例試案に反対する
との声明を出しました。

2013年6月26日 菅原実 県議(民主党)

しかしながら、更に吟味を加えますと、今回の判断につきまして、いささかの疑念を抱かずにはおられません。
それは、人権配慮の観点から問題を考えるならば、知事の問題意識と今回の見送りは唐突感が否めないことであります。

見送りの理由が、東日本大震災からの復興が優先とのことですが、それならば、見通しが立つようになったときは再度の検討が浮上するとの認識になるからです。

また、犯罪が増加傾向をたどるとするならば、勢い再検討の環境が整うとの判断に結びつくとの思いを抱かせるからであります。

人権上の配慮と形而上の政策(復興対策)を比較して、現時点においては形而上の政策(復興対策)が優先する、こうした図式からの今回の知事の判断は、これで果たして倫理規範上許容されるのでしょうか。

そこで、知事にお尋ねいたします。

一、今回の判断は、緊急課題から外したにすぎないのでしょうか。
二、知事は、この条例制定については在任中断念の判断を下したのでしょうか。
三、今後、この議論は行わず、抑止に向けて国への法律制定の呼びかけ等を行う方向で決断したのでしょうか。

この三点について、御答弁をお願いいたします。

2013年6月26日 村井嘉浩 宮城県知事

次に、性犯罪者へのGPS装置の携帯を義務づける条例制定の見送り判断は、当面の緊急課題から外したということにすぎないのか、それとも在任中の条例制定は断念したということなのかとの御質問にお答えをいたします。

女性と子供に対する暴力的行為の根絶対策の検討に当たっては、タブーを恐れず幅広く対策を検討することとし、GPS装置の携帯義務づけにつきましても、再犯防止効果が期待できる対策の一つとして導入を検討していたものでございます。

しかし、東日本大震災が発生し、できる限りの財源と人員を復旧・復興に振り向けなければならない現在の状況では、GPS装置による監視体制を構築し、多くの財源と人手を割くことは困難であります。

また、高いハードルがあることは承知した上で、何とか実現への道を探りたいという思いで検討を続けてまいりましたが、司法の関与なしに性犯罪者に一律の義務を課すことは適当でないという専門家の御指摘があることや、条例ではGPS装置の強制的装着はできず、携帯義務にとどまるため、必ずしも再犯防止の実効性が担保できないことなど、解決できていない課題も残されております。

こうした状況を総合的に判断し、この際、GPS端末の携帯義務づけに関しましては断念することとしたものでございます。

知事は、
司法の関与なしに性犯罪者に一律の義務を課すことは適当でないという専門家の御指摘がある
と答弁しました。
仙台弁護士会は既出の会長声明のなかで、
条例試案は、すでに刑の執行を受け終わり、又は、裁判所からDV保護命令を受けた者に対して、さらに行動の自由及びプライバシー権を常時制約する規制を加えるものであり、これは実質的に見て新たな刑罰を科すに等しいとも言い得るものである
と主張しています。

2013年6月26日 村井嘉浩 宮城県知事

次に、GPS装置の携帯義務づけについての国への働きかけについての御質問にお答えをいたします。

女性や子供を性犯罪から守るためには、国と地方が協力して取り組む必要がありますが、GPS装置の携帯義務づけ等の性犯罪抑止対策につきましては、本来、国が主導して取り組むべきものであると考えております。

国を動かす契機となればという思いから、宮城県が先行してGPS装置の携帯義務づけを導入することを検討いたしましたが、東日本大震災の発生により、県独自での導入は難しいと判断をいたしました。

今後は、国としてGPS装置の活用などの性犯罪抑止対策が図られるよう、強く働きかけてまいりたいと考えております。

村井知事はこのように答えました。
いまから5年前の発言です。
その後、宮城県が腐心した性犯罪の再犯防止策は、人々の脳裏から消えました。
村井知事はドン・キホーテ(誇大妄想的理想家)であったのでしょうか。
ちがいます。
今年の7月13日のことです。
新潟県議会が、ある意見書を採択しました。

(2018年7月13日 朝日新聞「性犯罪者のGPS監視求める意見書を可決 新潟県議会」より、引用。改行を施しています。)

朝日新聞

新潟市西区の小学2年の女児(7)が5月に殺害されて線路上に遺棄された事件を受け、新潟県議会は(2018年7月)13日、性犯罪者にGPS端末を装着して監視するシステムの導入について、国に検討を求める意見書を賛成多数で可決した。

全国都道府県議会議長会によると、このような意見書が地方議会で可決されるのは初めて。

意見書は自民党の県議らが提出。
(後略。)

新潟県議会が可決したGPSに関する意見書はつぎのとおりです。

(2018年7月13日 新潟県議会「性犯罪者の再犯防止と子どもの見守り体制の強化を求める意見書」より、引用。)

2018年7月13日 新潟県議会

性犯罪者の再犯防止と子どもの見守り体制の強化を求める意見書

本年5月、新潟市において小学2年生の少女が下校途中に連れ去られ、殺害された後に線路上に遺棄されるという極めて残忍な事件が発生した。

犯人は連れ去り後に少女にわいせつな行為をしたとされているが、犯人は以前にも別の少女を連れ回すなどして、書類送検されていた

米国などでは、性犯罪常習者にGPS端末を装着させて監視するシステムを導入し、成果を上げているとの報告もある。GPSの装着をめぐっては、人権侵害や監視社会につながるとの批判もあるが、子どもが犠牲になる悲劇が後を絶たない現状に鑑み、我が国においても、再犯の防止を図る上で検討を行っていく必要がある。

また、この度の事件が下校途中に発生したことから、学校、保護者、地域、行政及び警察等関係者の連携による通学路における見守り体制の強化が求められている。

よって国会並びに政府におかれては、GPS端末による監視システムの導入をはじめとする効果的な再犯防止策に係る検討を進めるとともに、通学路における見守り体制の強化に向けて必要な措置を講ずるよう強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成30年7月13日

昨年、産経新聞は、
一時は盛り上がりかけた制度の可否をめぐる議論を封じる格好となったのが、11年3月11日の東日本大震災だった
憲法が禁止する『二重処罰』の恐れも指摘され、GPS監視制度に対する反対論は、法曹界を中心に根強いが、どこかのタイミングで再び議論に火がつく可能性がある
との記事を配信しました。
どこかのタイミングで再び議論に火がつく可能性がある
今回の新潟県議会の意見書が各方面に波紋を投じることを期待しています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月30日

ファンの方がアットハニーズ青木亮の発言をまとめてくださりました。
心より感謝申し上げます。

香西咲さん
2017年1月2日

この本を読んでる最中ですが、
自分と重ねて読んでしまい辛い。


こういう時は発言が若干過激になるけどお許し下さい。

最初の頃は自分にも非があるとか云々言われたけど、性暴力の先生が仰るには『そもそも加害者がいなければ成り立たなかった事』。
本当にその通りだと思います。

香西咲さん
2017年1月2日

本当はもうこの問題自体嫌です。
Twitter見て頂ければ分かる通り毎晩嫌な気持ちにしかならない。
嫌悪感。
早く決着付けたい。
現代版人身売買した加害者を早く国に裁いて欲しいです。

香西咲さん
2018年1月29日

いつもありがとうございます。
起訴されたとしても
加害者である #青木亮 は被害者の受けた苦しみや一生残る後遺症を味わう事は無いのですよね。
良くてたった数年の禁固刑
或いは私で稼いだAV一本分にも満たない罰金
( #労働者派遣法違反 で #略式起訴 された時はそうでした。)

報われません。

香西咲さん
2018年5月8日

何か誤解されている様ですが
私は自分が受けた被害について加害者である #青木亮 に償って頂きたく活動をしているだけです。
立派な加害ですが。
#AV強要

(再掲。香西咲さん)
起訴されたとしても加害者である #青木亮 は被害者の受けた苦しみや一生残る後遺症を味わう事は無いのですよね

性犯罪者については刑期が満了後も、桎梏(手かせ足かせ)から逃れられないようにすべきです。
GPSによる監視がまたれます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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