オリンピックまでに出演強要を罰する法律ができます。被害の回復措置も講ぜられます。香西咲さんの正義によっていま、多くの被害者が救われようとしています

先日より、2015年5月13日におこなわれた衆議院法務委員会の参考人質疑をみています。

(参考。当ブログ)
2018年9月14日
2018年9月15日
2018年9月16日
2018年9月17日

同委員会では、以下の方々が発言をしました。

<参考人>
望月晶子 弁護士
大城聡 弁護士
荻野美奈子 松戸事件被害者遺族
<国会議員>
若狭勝 議員(自由民主党)
遠山清彦 議員(公明党)
階猛 議員(民主党【※現在は国民民主党】)
井出庸生 議員(維新の党【※現在は無所属】)
畑野君枝 議員(日本共産党)

昨日は、階猛議員の質疑を途中までご紹介しました。
もう一度、引きます。

音声の文字化は、筆者。)

階猛 衆議院議員(民主党【※現在は国民民主党】)

望月参考人からは、
性犯罪については(裁判員裁判から)除外すべきだ
という御意見がありましたけれども、議論の前提として望月参考人にうかがいたいんですが、こういった性犯罪であり、なおかつ、死刑に相当するような重大事件。
こういったものについては、先ほどのご趣旨から敷衍(ふえん)すれば、被害者のプライバシーを重視して対象犯罪から除外すべきか。
それとも、一般市民の感覚を裁判に反映するために裁判員裁判の対象とすべきか。
どちらの方向性がよい、というふうにお考えになりますでしょうか。

望月晶子 参考人(弁護士)

わたしも先ほど、わたしの個人的な意見としては、性犯罪は(裁判員裁判の)対象犯罪から外すべきではないか、というふうに考えております。

ただ、まあ、先ほどの荻野さんのお話をうかがっていて、やはり、裁判員裁判の意味というのは非常にあるのだな、というふうに思いました

で先ほど私の意見の中でも、外す、ないしは、選択制にしていただきたい、というふうに申し上げました。

そこでまあ、選択制について、外すのか、選択制なのか、というところについては、私もまだ意見が定まっていなくて。

といいますのは、やはり選択制というのが、美しいこう理想の選択制ができるのであれば望ましいとは思うんですけれども。
実際にこう枠組みを考えていったときに、では被害者がいつまでに決めなければいけないのか、とか、被害者が選択できるとなったら被告人の方はどうなのか、といった全体の枠組みを考えますと、どうしても私の中でまだ選択制というものについて詰め切れていないので、もしそこでよい枠組みができるのであればまあ、選択制ということになって、被害者ないし遺族はそういったことが選べるのであれば、それが理想的なのかもしれません。
そういうふうに今は思っています。

本日は、階猛議員の質問をさらにみてみます。

音声の文字化は、筆者。)

階猛 衆議院議員(民主党【※現在は国民民主党】)

あの、荻野参考人にも同じようなことをお聞きしますが、おはなしのご趣旨からすると、(性犯罪を裁判員裁判の)対象事件に含めるべきだ、というお立場だと思いますが、今、望月参考人からあったように、選択制、という考え方もありますが。
「選択制」
か、
「全部対象にするか」
この2つで比べた場合は、どういうふうにお考えになりますか?

荻野美奈子 松戸事件被害者遺族

たぶんあの、被害に遭われた方のこころの選択、というのはとてもむずかしいと思います。

わたしの場合はあの、選択制も何も、
「裁判員裁判ですよ」
と言われて、それで参加して、受けて。

結果的にはあの、第一審の場合はよかった、と思いましたが、結果こうなってしまったら、ものすごく後味の悪い、というか、つらいものになっていました。

それで、あの、そのとき、私たちと一緒にね、あの、(別の件で犯人に)強姦された女性もね、3名、若い女性ですね、あの、一緒に、もちろん遮蔽(しゃへい)されて、あの、来られたんですね。
で、その方たちはとても勇気があったな、と思います。
ものすごく悔しかったとー

だから、先ほどその、望月弁護士がおっしゃったその、選択制というのは、性犯罪に関して、その本人さんが生きておられて、そういう場合は選択制というのもいいのかなと思います。

それからもっと、性犯罪プラスもっとひどいことをしたことに対しては、やっぱり裁判員裁判がいいのではないか、と私は思います。

——————————————————–

国民の感覚に近い判決を期待できるのは、裁判員裁判です。
裁判員は凶悪犯罪に対して真剣な姿勢で臨んでいます。
松戸事件のときもそうでした。

(参考。当ブログ)
2018年9月14日

いっぽう職業裁判官による裁判の場合は、マニュアルどおりの判決しか出ません。

(2017年3月24日 荘司雅彦の最終弁論「AIに最も適した職業は裁判官」より、引用。)

荘司雅彦 弁護士
昨今、AIによって人間の仕事が奪われるのではないかという議論が盛んになされています。
(略。)
ところで、私はAIにとっての適職(?)の一つが裁判官だと思っています。
膨大な過去の判例や事実認定のデータを全て吸収できるという点だけでも人間より優れていますが、何と言っても公正な判断ができるという点がAIの最大のメリットだと考えます。
(後略。)

職業裁判官よりもAIのほうが安上がりです。
裁判官は、職をうしないたくないのであれば、気概をもって職務に精励すべきでしょう。
つぎに、井出庸生議員と望月晶子弁護士のやりとりをみてみます。

2015年5月13日 衆議院 法務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

<参考人>
望月晶子 弁護士
大城聡 弁護士
荻野美奈子 松戸事件被害者遺族
<国会議員>
若狭勝 議員(自由民主党)
遠山清彦 議員(公明党)
階猛 議員(民主党【※現在は国民民主党】)
井出庸生 議員(維新の党【※現在は無所属】)
畑野君枝 議員(日本共産党)

音声の文字化は、筆者。)

井出庸生 衆議院議員(維新の党【※現在は無所属】)

(前略。)
最初に望月参考人にうかがいたいのですが、あの、性犯罪がその、ひとに知られたくない、と。
そのことはわたしも理解はしているつもりです。

ただ、まあ、わたしは、そういう被害に遭われたかたと、まあ、その、接したことも、あの、はなしをですね、したこともないので、それに対する理解というものがやはり欠けていると思うんですけれど。
性犯罪の被害者がひとに被害を知られたくないという思いはよくわかるんですが。

ただ、その、被害に遭われたかたに、裁判所でですね、しっかりそのことを言っていただく。

あの、こういう言いかたがよいのかわからないんですけれど、そういうその、苦しい思いをして言っていただいている。
まあ、そういうお姿を見て、たとえば裁判員のかたが、
「このひとは本当に大変な思いをされたんだな」
という、そのまあ、真実に迫るといいますか、被害者の思いを感じることも、あの、あるのではないかと思うんですね。

で、まあ、(望月晶子弁護士は)
「裁判員裁判からその性犯罪を除くべきだ」
と。
(中略。)
(略)、もうやはりその、
「性犯罪のその被害の状況をできるだけひとに知らせたくない」
っていうその考え方というのは、もうほかの犯罪とはもう、ぜんぜん種類が違って、もう別で考えていくべきだとお考えかどうか、そのところをあの、教えていただきたいと思います。

望月晶子 参考人(弁護士)

ええと、強姦罪というのは、年に1,000件以上、起きています。
警察が認知しているだけで。

で、内閣府の調査によれば、警察にあの、異性から無理やり性交されて警察に相談した女性というのは、3%程度にすぎません。

どれほど、まあ、先ほど、
「誰にも相談していないひとが67.5%」
と申し上げましたけれども。
ですから、どれほどの女性、ひとが、強姦ないし無理やり性交されて黙っているのか、ということです。

で、いま、(自分は強姦被害の)実態をご存じない、というふうにおっしゃっていただきまして、それはもう、ほとんどのかたがそうなんだと思います。

ですのでひとつ、あの、参考のために、わたしのレジュメのなかに、2ページ目の上のところに、性犯罪被害者のかたがご自身の体験を、あの、本当にわかりやすく、赤裸々に書かれたご本の一部を紹介しておきましたのでぜひ、この本については被害の実態を知っていただくために、皆さんに読んでいただければと思います。

で、ええと、いまおっしゃっていただいた、まあ、
「被害者がはなししてこそ、裁判員につたわるのではないか」
ということですけれども。
まあ、確かに、あの、いま、先ほど荻野さんがおはなししてくださったように、被害者のかたの生の声というのがまあ、一番響きますし、つたわります。

ですが、たとえば荻野さんのケースでは、一番、一番つらい思いをしたお嬢さん自体が亡くなっていて声をあげられない。

性犯罪でも、どんな被害者でも話せるわけではなくて、本当にもう、家から一歩も出られない、入院してしまう。
一番ひどい被害者というのは、はなせないんです。

で、さらにその、
「被害者がはなすことがつたわる」
ということを被害者に言ってしまうと、
「わたしが裁判所に行かなければいけないのか」
「わたしが自分の身を挺(てい)さなければいけないのか」
という激しいプレッシャーをあたえることになります。

ですので、おっしゃることはあの、確かにごもっともではあるんですけれども、そういうこと(「被害者がはなすことがつたわる」ということ)は被害者にはつたえるべきではない、とわたしは思って、ふだん支援活動をおこなっています。

被害者のかたが、自分でつたえたい、という積極的な元気や、まあ勇気を回復してきた時点では、ぜひはなしていただきたい、とは思いますけれども、
「あなたがはなすことが、(裁判の関係者に)つたわるんだよ」
というのは、被害者に対してプレッシャーをかけてしまうので、するべきことではないと思います。

ですので、あの、
「そういうふうに被害者が出てきて、裁判員のかたが性犯罪を審理することによって、つたわるのではないか」
というご趣旨だと思うんですけれども、私が思うのはやはり、
「個々の事件を見て、個々の被害者を見て、そして学ぶ」
というのはもちろんありますけれども、そうではなくて、あの、そうするということはやっぱり、個々の事件の被害者をさらに犠牲にしているわけですよ。

そうではなくて、性犯罪がいかに悲惨でひどいものなのか、ということは、学校教育や社会の中の啓蒙活動で一般に広くおこなっていくべきことであって、個々の被害者を犠牲にするべきことではない、と思います。
(後略。)

——————————————————–

(再掲。望月晶子 弁護士)
『被害者がはなすことがつたわる』ということを被害者に言ってしまうと、(略)『わたしが自分の身を挺(てい)さなければいけないのか』という激しいプレッシャーをあたえることになります

香西咲さんは身を挺しました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年2月18日

AV強要の件に触れられたらフラッシュバックしてしまった…
6~3年も経つのに。

フラッシュバックに耐えられなくて、去年の秋以来この件に関しては取材を控えて居たのですが…まだまだ傷は癒えていませんでした。

怖い。

一生の傷にならない様に治療に人生を託します。

(再掲。望月晶子 弁護士)
『個々の事件を見て、個々の被害者を見て、そして学ぶ』。(略)そうするということはやっぱり、個々の事件の被害者をさらに犠牲にしているわけですよ

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年7月4日

#AV強要 問題が上がった頃には、
知る人、知らぬ人、沢山の方から相談のメールを頂きました。
私は少なくとも現役AV女優として、削除を受けて頂くまで現場でも叫び続けました。自分の為だけではなく皆の為に頑張ったと自負しています。

ですが誰一人として『ありがとう』の連絡もなく、(続く)

香西咲さん
2018年7月4日

皆様は今や削除要請をメーカーが受付ける事を、あたかも当然の様に申請し、過去を精算されていますね。
削除までの経緯として、
貴方達が知らない所で、私は業界人を敵にまで回し、『東京湾に沈められる』とまで脅されながら戦いました

(続く②)

香西咲さん
2018年7月4日

結果、削除に関しては寛容になりましたが、
この波に乗って『私も』という女優が増え続けた様ですが、
残念な事に私の所には『ありがとう』の一言すら連絡を頂いておりません。

とても悲しいことです。

おやすみなさい。

(再掲。香西咲さん)
自分の為だけではなく皆の為に頑張ったと自負しています

(再掲。望月晶子 弁護士)
個々の事件の被害者をさらに犠牲にしているわけですよ

オリンピックまでに出演強要を罰する法律ができます。
あわせて政府は、被害の回復措置を講ずると言っています。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

内閣府、関係府省

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。

(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

香西咲さんの正義によっていま、多くの被害者が救われようとしています。
香西咲さんは21世紀のマザー=テレサです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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