いま性犯罪は厳罰化の方向に進んでいます。香西咲さんに対して魂の殺人をおこなったやつらがのさばっていられるのもあとわずかです。政府はかならず捕らえます

3日前の当ブログで、松島みどり議員が2005年におこなった国会質疑についてふれました。

2005年2月23日 衆議院 法務委員会

松島議員は質問のなかで、強姦犯の23%が執行猶予になっている点を問題にしました。

(松島みどり議員。2005年2月23日)
強姦及び未遂でさえ23%は、これは初犯、累犯、とにかく全部合わせてでございますけれども、執行猶予つきの判決となっています

松島議員は翌2006年に、ふたたびこの問題をとりあげました。

(2006年2月24日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2006年2月24日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

(前略。)
次に、最高裁に伺いたいと思います。

基本的に、優秀な裁判官というのはどういう人なんでしょうか、そういう質問でございます。
と申しますのは、横浜裁判所で判決文が短くて関係者にメッセージが伝わらないと問題になった裁判官がいるという指摘を新聞で見ました。


しかし、私は、この問題というのは、判決文が長い短いではなくて、量刑が適切かどうかだと思っております。

実は、これは執行猶予つきの判決の問題なんですが、執行猶予つきの判決が非常に多くてけしからぬと私は思っているんですけれども、昨年、この委員会での私の質問に対する答弁で、強姦23%執行猶予がつく、強制わいせつで72%執行猶予がつくことが明らかになりました。
性犯罪に対する、法律も甘いんですけれども、判決の甘さは目に余ります。

この中で性犯罪の再犯率の高さも指摘されているところです。
青森で自分のことを王子様とか御主人様と呼ばせていた男、この男は複数の女性を監禁した罪で捕まり、執行猶予中に再逮捕されました。
このときの問題ですが、執行猶予中に黙って移動していたということで保護観察所の責任が問われるなどいたしましたが、そもそも悪いのは、保護観察所以前の問題で、執行猶予つきの判決を出した裁判官の判決こそ問題ではないかと私は考えております。

(再掲。松島みどり議員)
青森で自分のことを王子様とか御主人様と呼ばせていた男、この男は複数の女性を監禁した罪で捕まり、執行猶予中に再逮捕されました

どのような事件なのでしょうか。
社会心理学の碓井真史さんのブログを参照します。

(2005年5月15日「東京都少女監禁事件の犯罪心理学」より、引用。改行を施しています。)

碓井真史 新潟青陵大学大学院教授
24歳無職の男性が、昨年3月インターネットのチャットで知り合った当時18歳の兵庫県の女性を3ヶ月以上にわたって足立区内の自宅マンション、ホテルなどで監禁、犬の首輪をつけ、鎖でつなぎ、裸の写真をとり、「ご主人様」などと呼ばせていたとして逮捕された(2005.5.11)。
(略。)
この男性は、以前にも同様の犯罪を犯しており、執行猶予つきの有罪判決を受けていた。
今回の事件は、執行猶予中、保護観察中に、無断転居をしてでの犯行だった。
報道によると、容疑者の男性は少女の首輪につけた鎖をドアノブなどにつなげ、少女が命令に口ごたえするたびに、殴るけるの暴行を加えていた。
(後略。)

(再掲。松島みどり議員)
執行猶予つきの判決を出した裁判官の判決こそ問題ではないか

そのとおりです。

2006年2月24日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

そこで、提案とともに、最高裁から御返事をいただきたいんですが、深く反省しているとか、再犯のおそれは少ないと言って執行猶予つきの判決を出した被告が再犯を犯した場合、どの裁判官のこういう判決に対して再犯率が幾らかということがわかるような形で国民に情報開示をしていただきたいと思っております。
そういう資料はあるんでしょうか。

また、無罪にした、無罪判決を出したけれども控訴審で有罪になり確定した、この場合も一審の裁判官の判決は間違っていたということになるわけですから、こういったことを明らかに国民に示すとともに、裁判所の世界ではこれが人事考課に反映されるんでしょうかという疑問と提案でございます。

最高裁の判事については国民審査の制度があります。しかし、ある意味では、一般国民にとっては、身近な恐ろしい事件に対する判決というもの、地裁の裁判官の判決というものはより一層関心の深いものです。国民が点検できるようなデータの情報公開がされているか、今後されていくおつもりがあるか、教えてください。

松島議員は、
無罪にした、無罪判決を出したけれども控訴審で有罪になり確定した、この場合も一審の裁判官の判決は間違っていたということになるわけです
とのべました。
さらに、
裁判所の世界ではこれが人事考課に反映されるんでしょうか
とつづけました。

園尾隆司 最高裁判所 事務総局総務局長

ただいま裁判官の量刑の問題、それから人事評価の問題についてお尋ねがありました。

刑事裁判における裁判官の量刑判断につきまして、ただいま御指摘のような観点も含めましてさまざまな御意見がありますことは、私どもも十分に承知をしておるところでございます。

裁判官が判決において刑罰の決定をするという場合に、実刑判決に対する再犯率や、あるいはただいま御指摘がございましたような、執行猶予にした場合の再犯の実情がどうなっているかというようなことにつきましても、これを深く洞察いたしまして適正な判決を下すということは、裁判官にとって必要なことでありますし、裁判官がしっかりと研究をすべき課題の一つであるというように認識しておるところでございます。

ただ、これを裁判官の人事評価に反映させることができるかどうかということになりますと、裁判所当局の人事評価は、個別の裁判の内容の当否に立ち入ってはならないという裁判の独立の観点からの原則に基づきまして、それはやるべきではないということになるわけでございます。
これは、裁判官の職務の独立性を最大限尊重するということが裁判の独立を保障するという観点からは最も重要なことであるというところから出る結論でございますので、この点については御理解をいただきたいというように考えております。

2006年2月24日 松島みどり 衆議院議員(自民党)

私は、立法者として、司法の判断に対して介入したいとかどうこう思ったりはしておりません。
しかし、司法の範囲の中で、どの裁判官が正しい判決をしたかの検証をして、その人の、裁判官に対する価値判断を行うということをやってもらわないと、国民にとって裁判への信頼性が失われることになると思います。

今度、司法制度改革ということで裁判員制度を設けて、そして国民の目線で裁判を行うということになっておりますけれども、裁判官に対して、この判決はちょっとおかしいんじゃないのということを国民が感じたりする場合もある。
それを裁判所というものがしっかりと受けとめて、きちっと指導していただかないと困ると私は思っております。

今答弁にございましたように、裁判所では裁判官のチェックをしてくれません。
量刑が甘い、あるいは執行猶予がついておかしいことが多々あると思います。
(後略。)

一昨日のブログでもふれました。
強姦犯の執行猶予率は漸減(ぜんげん)しています。

(法務省 平成27年版 犯罪白書より、引用。)

平成27年版 犯罪白書

(略)、21年(2009年)以降は10~12%台で推移していたが、26年(2014年)9.4%(前年比1.4pt低下)であり、通常第一審における終局処理人員総数(59.5%)と比べて顕著に低い。

2014年には、9.4%まで減少しました。
それでも依然として、9.4%の強姦犯が刑の執行を猶予されています。

(2013年6月8日 琉球新報「義父性的暴行 日本の法制度を見直そう」より、引用。改行を施しています。)

2013年6月8日 琉球新報

性暴力に対する日本の量刑が低すぎることはつとに指摘されている。
2005年施行の改正刑法で法定刑は引き上げられたが、それでも強姦罪は3年以上の有期懲役にすぎず、執行猶予が付くこともある。
強盗罪は5年以上だから執行猶予は原則あり得ない
千円を強盗した犯人の方が往々にして刑が重くなる。
女性の尊厳より金銭に重きを置いているのは明白だ。

(再掲。松島みどり議員)
量刑が甘い、あるいは執行猶予がついておかしいことが多々ある

2013年6月8日 琉球新報

被害者は
「暴力をふるわれた。泣いてもやめてくれませんでした」
「犯人へ。絶対に許せない。死ぬまで刑務所に入っていてください」
と懸命に訴えた。
その結果の減刑に、納得できる人がいるだろうか。

(再掲。琉球新報)
女性の尊厳より金銭に重きを置いているのは明白だ

2014年9月4日のことです。
法務大臣に就任した松島みどり議員は、法務省の職員に対して訓辞をおこないました。

(2014年9月4日 法務省「大臣就任に当たっての松島法務大臣訓示」より、引用。改行を施しています。)

2014年9月4日 松島みどり 法務大臣

今朝の新聞などを見ていただいた方はお分かりいただいたと思うのですけれども、私は以前から自分の選挙の公約にまでしてきたことが一つあります。
それは性犯罪に対する法定刑が甘い

(中略)

正しいことは一挙にやればよいと私は思います。
是非、検討ではなくて、私は一つだけ、これはこの役所で実現させたい。
(後略。)

昨年(2017年)、刑法が改正されました。
強姦罪(強制性交等罪)は、
「3年以上20年以下の懲役」
から、
5年以上20年以下の懲役」
になりました。


改正後、強姦罪は原則、実刑になる


この引き上げにより執行猶予がつきづらくなったという意味もあります

世の中の潮流は、性犯罪の厳罰化です。
出演強要についても然(しか)りです。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

出演を強要された方々は皆、つぎのように思っていることでしょう。

暴力をふるわれた。泣いてもやめてくれませんでした
犯人へ。絶対に許せない。死ぬまで刑務所に入っていてください

と。

(2016年10月17日 AFP「出演強要の罠、警告する日本のAV女優たち」より引用。改行を施しています。)

香西咲さん

ただ泣くしかできず。
周りで20人くらいの大人たちがせかすように構えて待っている。
あの中で、女性1人で囲まれても、私じゃなくても断れない。

先述のとおり、性犯罪はいま厳罰化の方向に進んでいます。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

暴力をふるわれた。泣いてもやめてくれませんでした
犯人へ。絶対に許せない。死ぬまで刑務所に入っていてください

香西咲さんに対して魂の殺人をおこなったやつらがのさばっていられるのもあとわずかです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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