刑法改正の流れをみると、閣法の成立過程がわかります。いずれにせよ、わいせつビデオ(適正AV)業界を殲滅する法律がつくられ、香西咲さんの被害は回復します

一昨日から、刑法の性犯罪の規定が厳罰化された過程を考察しています。

(参考。当ブログ)
2018年9月3日
2018年9月4日

(2017年6月16日 松島みどり「松島みどり元法務大臣のFacebook」より、引用。改行を施しています。)

2017年6月16日 松島みどり 衆議院議員

(前略。)
私が法務大臣だった時の指示が実り、性犯罪を厳罰化する刑法改正が(2017年6月)16日、国会で成立した。
20日後に施行する。
私は、平成26年(2014年)9月(3日)、大臣就任直後の官邸での会見で
「女性の心身を傷つけ、人生を狂わせるおそれのある強姦罪の法定刑が懲役3年以上で、モノを奪う強盗が懲役5年以上。逆転している。かつて犯罪被害者基本法の議員立法にかかわったが、性犯罪の被害者は声をあげにくい。ふだん女性であることを意識して仕事をすることはないが、これだけはずっと改めたいと考えてきた」
と述べ、翌日、刑法改正のための検討会設置を指示した。
これがきっかけとなり、それ以降、検討会から法制審議会、さらに国会審議へと、異例の早さで改正が進み、全会一致で会期末に成立した。
(後略。)

昨日は、有識者検討会のところを中心にみてみました。
再度、刑法改正の流れを確認します。

2014年9月3日
松島みどり 法務大臣
就任後初の記者会見

「たとえば性犯罪ということについて言いますと、これは被害者がなかなか口にできない。それでわたくしがずっと、おかしい、と思いつづけてきたことをこの法務大臣になって省内に審議の糸口をつくりたいと思っています。」

「これについてはぜひ、この法務大臣になったことをきっかけに、法務省のなかで議論をしてもらうような仕組みをつくりたい、と思っております」

(再掲。Facebookより)
翌日、刑法改正のための検討会設置を指示した
  翌日
2014年9月4日
松島みどり 法務大臣
法務省の職員に対する訓辞

「私は以前から自分の選挙の公約にまでしてきたことが一つあります。それは性犯罪に対する法定刑が甘い」

「是非、検討ではなくて、私は一つだけ、これはこの役所で実現させたい」

「これは是非お願いしてやっていただきたいなと思っております」

  
2014年10月31日~2015年8月6日
有識者検討会
法務省 性犯罪の罰則に関する検討会 開催状況

第1回(2014年10月31日)
第2回(2014年11月21日)
第3回(2014年11月28日)
第4回(2014年12月24日)
第5回(2015年1月29日)
第6回(2015年2月12日)
第7回(2015年2月27日)
第8回(2015年3月17日)
第9回(2015年4月24日)
第10回(2015年5月28日)
第11回(2015年7月10日)
第12回(2015年8月6日)

出演強要問題についても現在、有識者検討会で、法規制の論考が進められています。

(2018年3月26日 第4回関係府省対策会議「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」フォローアップ(全体版)より引用。)

2018年3月26日 内閣府

(前年度)
いわゆるAV出演強要問題について、法的対応を含めた必要な対策の在り方に係る有識者へのヒアリングを実施。
(今年度)
現在実施中の有識者へのヒアリング状況を踏まえ、有識者検討会による更なる検討を進める予定。

刑法が改正されたときと同じ流れで推移しています。
もう一度、既出の松島みどり議員のFacebookを確認します。

(再掲。松島みどり議員)
(略)、翌日(2014年9月4日)、刑法改正のための検討会設置を指示した。これがきっかけとなり、それ以降、検討会から法制審議会、さらに国会審議へと、異例の早さで改正が進み、全会一致で会期末に成立した

刑法改正の場合、有識者検討会のつぎは、法制審議会に諮(はか)っています。

(2015年10月2日 法務省「法務大臣閣議後記者会見の概要」より、引用。改行を施しています。)

2015年10月2日 上川陽子 法務大臣

法務省においては、昨年(2014年)10月から「性犯罪の罰則に関する検討会」を開催し、本年(2015年)8月に報告書が取りまとめられたところです。

この報告書を受け、法改正の必要性等について検討を進めてまいりましたところ、この度、同検討会において法改正を要するとの御意見が多数であった事項について、次回、10月9日の法制審議会へ諮問をすることとしました。

具体的には、強姦罪等の非親告罪化、構成要件の見直し、法定刑の引上げに加え、強姦と強盗とが同一機会に行われた場合に関する規定の整備等について、諮問する予定としています。

また、「性犯罪の罰則に関する検討会」においては、法改正の必要性に関する御意見のみならず、性犯罪対策に関する幅広い観点からの貴重な御意見を頂いたことから、これを政府として、大切に生かしていかなければならないと考えています。
法務省のみではなく、内閣府を始めとする関係各省庁と連携して取り組まなければならない課題も多くありますが、性犯罪を生み出さない社会を目指し、政府一丸となって取り組んでまいりたいと考えています。

法制審議会(刑事法部会)の回数と開催日は以下のとおりです。

2015年11月2日~2016年6月16日
法制審議会(刑事法部会)
法務省 法制審議会-刑事法(性犯罪関係)部会

第1回(2015年11月2日)
第2回(2015年11月27日)
第3回(2015年12月16日)
第4回(2016年1月20日)
第5回(2016年3月25日)
第6回(2016年5月25日)
第7回(2016年6月16日)

法制審議会(刑事法部会)は、要綱案を作成しました。

(2016年6月17日 法務省「法務大臣閣議後記者会見の概要」より、引用。改行を施しています。)

2016年6月17日 記者
昨日、性犯罪を厳罰化する刑法改正の要綱が法制審議会の部会でまとまりました。松島元大臣の問題提起から始まり、上川前大臣の下で議論が進み、岩城大臣の下でこのような具体案としてまとまったと思うのですが、岩城大臣の御所見をお聞かせください

2016年6月17日 岩城光英 法務大臣

昨日(2016年6月16日)の法制審議会刑事法部会において、強姦罪等の非親告罪化、強姦罪の構成要件の見直し、法定刑の引上げなどを内容とする要綱(骨子)が採択されました。
これまで部会においては、大変熱心な御議論をいただき、昨日、結論を出していただいたことに感謝を申し上げたいと存じます。

今後、法制審議会総会において、更に審議がなされるものと思っていますが、法改正すべきとの答申が得られた場合には、その内容を踏まえ、適切な時期に法案を提出できるように図ってまいりたいと考えています。

刑事法部会でつくられた要綱案は、法制審議会の総会にかけられました。

2016年9月12日

法制審議会(総会)
法務省 法制審議会第177回会議

議事録の10ページより、引用。)

○高橋会長
では、事務当局において票読みをお願いいたします。

○佐伯司法法制課長
それでは、採決の結果を御報告申し上げます。
議長及び部会長を除くただいまの出席委員数は18名でございますところ、全ての委員が御賛成ということでございました。

○高橋会長
採決の結果、全員賛成でございましたので、刑事法(性犯罪関係)部会から報告されました要綱案は、原案のとおり採決されましたことを確認いたします。
なお、採択されました要綱案につきましては、会議終了後、法務大臣に対して答申することといたします。
山口部会長におかれましては、約半年の間多岐にわたる論点につきまして調査審議をしていただきました。誠にありがとうございました。

決定した要綱案はその後、閣法(内閣が提出する法案)として国会へ提出されました。

(刑法改正の場合)
有識者検討会(12回)
報告書
  
法制審議会 部会(7回)
要綱案
  
法制審議会 総会
要綱案を決定
  
内閣
閣議決定
  
国会
可決、成立

出演強要に関しては、現在、有識者検討会の段階です。
有識者検討会のあとは、以下の機関でも審議されるようです。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

この点につきましては、「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する関係府省対策会議」、
また
成年年齢引下げを見据えた環境整備に関する関係府省庁連絡会議
での検討をつうじまして適切にとりくんでいくほか、法務省内に設置をいたしました
性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ」、
設置をしておりまして、この問題につきましてとりあげ、そして政府の検討に資するべくとりくんでまいりたいというふうに思っております。

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松島みどり法務大臣が性犯罪の厳罰化を示唆してから、約2年9か月後に刑法が改正されました。
閣法(内閣が提出する法案)は議員立法とちがい、成立するまでに時間がかかります。
現在、有識者検討会で、出演強要に関する法案づくりがおこなわれています。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

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法律ができることはまちがいありません。
関心は、法定刑の上限です。
強姦罪(強制性交等罪)と同じく、20年以下の懲役にしてほしいものです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月28日

隅に追いやっていたトラウマを掘り起こすのはとてつもない労力が要りますね。
精神的にも、ついこの間までは普通の精神を保てたのに、思い出した瞬間動悸や頭痛吐き気…この突然の変化は経験者にしか分からない。女性の共犯者達は特に最低。

香西咲さん
2017年12月31日

(前略。)
彼ら一部の略式起訴からちょうど1年が経ちました。
来年は犯罪者達に性犯罪で刑務所に入って頂き、少しでも性犯罪の抑止力になります様に努めます。
一度壊してしまった健康は賠償では取り戻せません。
#AV強要
#MeToo

香西咲さん
2018年1月4日

#WILL #DMM も世間的には大問題ですが。

私の一番の目的は #青木亮 の
#AV強要
#性的搾取
#人身売買
大樹総研に対する #SEX強要
の罪で刑務所入っていただく事には変わらないです。
それが終わったらひっそりと暮らしたい。
本当の意味でやっと社会復帰。

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こいつらが香西咲さんに対しておこなったことは強姦(強制性交等)です。
すくなくとも20年間は刑務所に打(ぶ)ち込むべきです。

(SGM村上チーフさんのツイートより、引用。)

SGM村上チーフさん
<2018年3月12日>

ひとりでも多くのわいせつビデオ(適正AV)業界人が刑務所に収容されることを願っております。
アメリカの国務省も指摘しているように、性犯罪者(わいせつビデオ業界人)を執行猶予にするのはやめてほしいです。
いずれにせよ、法律ができます。
そう遠くない将来、香西咲さんの被害は回復します。
ほかの被害者の方々についても同様です。
あともうすこしです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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