昨日、柚木道義衆議院議員が、所属している国民民主党に対して離党届を提出しました。
(柚木道義衆議院議員のツイートより、引用。)
●柚木道義 衆議院議員
<2018年8月22日>
本日届出を行います。
「無所属、初心からの再出発」
昨年総選挙での自身の不明を心底お詫びします。私が安倍総理に質問した働き方法案やカジノ法案における党方針と自身の政治信条の間に決定的な断絶。野党分断加速。今後の憲法9条を含む改憲発議への懸念など市民と野党の大結集に邁進して参ります。— 柚木みちよし (@yunoki_m) 2018年8月21日
柚木議員は今年の通常国会で、出演強要問題を3回、とりあげました。
(参考。当ブログ)
・2018年5月15日
・2018年5月16日
<柚木道義議員の出演強要問題に関する国会質疑>
□2018年5月11日 衆議院 法務委員会
□2018年5月15日 衆議院 法務委員会
□2018年5月15日 衆議院 消費者問題特別委員会
仁比聡平議員の4回に次ぐ多さです。
●柚木道義 衆議院議員
<2018年8月23日>
国民民主党へ離党届提出した直後に除籍されましたが、私に厳しく対する以前に、安倍政権与党に厳しく対峙してもらいたかった。完全に吹っ切れました。市民と野党の大結集に向け全てを賭して参ります。1日で19万アクティビティ2,400いいねの声に全力で応えて参ります。https://t.co/3W44l0bChx
— 柚木みちよし (@yunoki_m) 2018年8月23日
柚木議員は、民主党系の国会議員のなかではまともな部類に属します。
数少ない良心派です。
国会では常々、社会的弱者の心情を斟酌した発言をしています。
3年前の質疑をみてみます。
(2015年5月20日 衆議院「会議録」より、引用。)
●柚木道義 衆議院議員
あるいは、きょう私も、こういう課題を取り上げることも、ある意味ためらわれるというか、はばかられるような、そういう、児童というよりも幼児というような年齢の方がいわゆる性の商品化の対象になって、こういう方が成長されていく中で、まさにそういうことを認識して、そしてまさに心の傷、場合によっては、それが大変に悲惨な事例にまで進んでしまう場合には、いわゆる性犯罪、強姦、魂の殺人とか、いろいろなことが、当委員会でもお話をお聞きしている部分があるんですね。 |
(再掲。柚木道義議員)
「心の傷、場合によっては、それが大変に悲惨な事例にまで進んでしまう」
世の中には、
「親公認AV女優」
という人たちが存在しているようです。
「AV は親公認」と語ってきた紗倉まなが告白! AV女優であることを親や友人に認めてもらうまでの“闘争”【LITERA】https://t.co/90lYSwshW9
— サイゾー (@cyzo) 2017年1月17日
(まんじ8781さんのツイートより、引用。)
●まんじ8781さん
<2017年11月21日>
親公認AV女優などという、ほんの極一部の話を、あたかも全体の話のように扱って誤魔化そうとしているクズ共に、これを書籍化して読ませてやりたい。
— まんじ8781 (@manji8781) 2017年11月21日
親公認AV女優などという、ほんの極一部の話を、あたかも全体の話のように扱って誤魔化そうとしているクズ共に、これを書籍化して読ませてやりたい。 |
「親公認」
問題は親です。
だれが考えても、この種の輩(やから)は常軌を逸しています。
狂っています。
人間失格です。
ぼくの内には、憤怒(ふんぬ)の情しか沸き立ちません。
●柚木道義 衆議院議員
これは、私自身、こういったことが起こる背景というものを考えると、親御さんがある意味加害者である事案は、当然、許されないことではあるんですが、背景を調べていくと、その親御さん御自身の生育、養育環境であったり、そこに貧困の問題があったり、そういったさまざまな背景があって、だからといって許されるわけではないわけですが、やはりそういった貧困対策であったり、親子それぞれへの支援であったり、そういう部分が求められることも事実でありますし、そういったことが起こってしまった後の社会的なサポート、支援体制の強化、この質問に臨ませていただくに当たりまして、そういったさまざまな活動をされておられますNPOの方々にもお話を伺ってまいりました。 |
(再掲。柚木道義議員)
「親御さんがある意味加害者である事案は、当然、許されないことではあるんですが、背景を調べていくと、その親御さん御自身の生育、養育環境であったり」
柚木議員の視座は寛容です。
「親公認」
このようなクズ親にも何かつらい過去があった、ということなのでしょうか。
ぼくにはそこまで慮(おもんぱか)ることができません。
●柚木道義 衆議院議員
これに対して私が非常に危惧をするのが、女の子、特に幼児とかも含めて、いわばそういうビジネスの対象になっていることが、その先いろいろ、心身ともに、非常に御本人、当事者を苦しませることになるようなことが想定される中でこういうことが起こっている。 これは、つまり、外部の第三者がそういうことを強制的にという部分についての問題ももちろんあるわけですが、親御さんがそういう形で介在をしているという部分について、非常に私も危惧するわけであります。 |
(再掲。柚木道義議員)
「親御さんがそういう形で介在をしているという部分について、非常に私も危惧するわけであります」
香西咲さんの場合は、家族を装ったやつらに出演を強要されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月7日>
(前略。) 私は行ける所まで頑張るのみです。 今後は友達関係や家族関係… 再構築していきたいな。 |
●香西咲さん
<2016年7月25日>
前社長の洗脳口癖 『俺達はお前の家族だ。お前の夢を応援する』 『夢の為なら法に触れなければ手段を選ぶな』 『夢の為ならほかの奴らなんてどーでもいい、使え』 その他の特徴として 会話のペースをコチラに掴ませない。 はぐらかすのが上手。 |
●香西咲さん
<2016年8月15日>
実家や帰る家があるって 当たり前の事の様で実は凄く幸せな事。 私にはそんな物はない。 『お前の夢を応援しない奴は例え血が繋がっていようと家族じゃない、俺達が本当の家族だ』 と言い聞かされて以来、失ってもうすぐ6年かぁ… |
●香西咲さん
<2016年11月14日>
悪徳AVプロダクションの常套手段の1つ。 家族や友達と遮断し自分はAVの世界でしか生きていけないかのように思い込ませる。 そうすると女優は逃げたくてもなかなか逃げられない。 |
●香西咲さん
<2018年6月3日>
当然ながら私の親族にも謝罪をお願いしますね
#AV強要 #誰が何と言おうと私は諦めない |
●香西咲さん
<2018年7月2日 >
親は普通のサラリーマン。借入してまで大学出してくれた。 言わば私だけでなく家族も犠牲にして少なく見積もって7000万円は荒稼ぎし、家族の人生を台無しにした #青木亮 にやってもらわないとね。 #坂上孝志 #大樹総研 #矢島義也 |
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●柚木道義 衆議院議員
性犯罪に対する処罰規定、議論が今なされております。 こういった児童虐待、性がかかわる部分、こういった部分を含めて、例えば、児童虐待致傷罪、致死罪など、名前は議論すればいいんですが、もう少し、本当にこういうことが起こったときの処罰、対応というものを検討する余地が、これだけで解決するとは申しません、しかし、事の重さを考えたときに、そういったことも御検討いただく必要があるのではないかと私は思うわけですが、これは法務大臣、ぜひ御答弁をしっかりとお願いできませんか。 |
柚木議員は、児童に対する性犯罪等に特化した法律の制定をもとめました。
●上川陽子 法務大臣
今、柚木委員から、一連の、性的搾取というふうな名称で呼んでもいいかと思いますけれども、そうしたさまざまな大変痛ましい事案ということで御紹介の上で、最終的に今のような御質問ということになったかというふうに思っております。
刑罰の規定の中に、児童の虐待とかというところに焦点を当てた形で法定刑を議論するということについては、今までそうしたことをした事実はございませんし、また、その要否につきましても、大変難しい問題があろうかというふうに思います。 ただ、今の犯罪の状況の中では、例えば、暴行を加えて死亡させた場合には殺人罪そして傷害致死罪が適用されますし、また、児童に暴行を加えて傷害を負わせた場合におきましては殺人未遂罪それから傷害罪が成立をするということでございますので、こうした既存の法の適用ということについて、これは、子供であるということを十分に考えながら対応していくということであろうかと思います。 |
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上川陽子法務大臣は、
「刑罰の規定の中に、児童の虐待とかというところに焦点を当てた形で法定刑を議論するということについては、今までそうしたことをした事実はございませんし、また、その要否につきましても、大変難しい問題があろうかというふうに思います」
と答えました。
冷淡です。
「既存の法の適用」
特別法をつくる考えはないようです。
出演強要被害に関してはちがいます。
(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ)
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。 |
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。 |
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烈烈たる思いがつたわってきます。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年11月20日>
認知行動療法が終わって、だいぶ目の前の状況に向かい合える様になりました。 洗脳ノートとか見直すと酷い… 私は複雑過ぎた洗脳過程をしっかりまとめて同じ被害が起きぬ様後世に伝えたいと思います。 写メは事務所を辞めたいのに何度言っても辞めさせてくれなかったので弁護士を介入した時のもの。
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柚木道義議員は、香西咲さんと似ています。
まじめで、一本気です。
今後の活躍を期待しています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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