香西咲さん「AV強要 犯人の青木亮がこれを加害だと認める日が来ますよう」。犯罪者たちはそう遠くない将来、国家権力の恐ろしさを思い知ることになるでしょう

先日、日本被害者学会の理事をされている諸澤英道さんの言説についてふれました。

(参考。当ブログ)
2018年8月15日
2018年8月16日
2018年8月17日

発言は、第93回女性に対する暴力に関する専門調査会におけるものです。
本日もみてみます。

(2018年6月26日 第93回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<16ページ>
2018年6月26日 諸澤英道 日本被害者学会理事(元常盤大学学長)

実は、ここに参る前に、かつてこの専門調査会の委員をやったことがありまして、確認してきたのですけれども、2004年から2011年に皆さん方と同じようなメンバーの一員としてこの会に出ておりました。

(参考)
女性に対する暴力に関する専門調査会 開催状況及び会議資料

2018年6月26日 諸澤英道 日本被害者学会理事(元常盤大学学長)

これが第2次だったか、第3次だったか、ちょっと正確に記憶していないのですけれども、基本計画にかかわるような議論がありまして、その中で非常に印象的なことがありました。
それは強姦罪等の見直しであります。

基本計画にかかわるような議論
おそらくは、第49回女性に対する暴力に関する専門調査会でのやりとりのことをおっしゃっているのであろうと推察します。

2009年10月26日 第49回女性に対する暴力に関する専門調査会
議事次第と配布資料
議事録

2018年6月26日 諸澤英道 日本被害者学会理事(元常盤大学学長)

「この会議の場で私が言い出して、強く主張しまして、ある弁護士の方も支持してくださり、最終的には全会一致だと思うのですけれども」

2009年10月26日の議事録をふりかえってみます。

(2009年10月26日 第49回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

2009年10月26日 日比 法務省 刑事局付

刑事局付の日比でございます。よろしくお願いいたします。

私のほうからは、林委員(林陽子弁護士)から御質問のありました強姦罪の構成要件、強姦罪についての運用状況、さらには、性暴力を伴う重罪についての被害者のプライバシー保護のための運用状況等々について、これから御説明させていただきたいと思います。

まず質問票の一覧表の1番の林委員(林陽子弁護士)からの御質問でございますが、「強姦罪の親告罪要件について、cedaw(国連女性差別撤廃委員会)から撤廃の勧告を受けているが、この点について改正の考えはあるか」という御質問でございます。

強姦罪につきましては、御存じのとおり、被害者の方の名誉やプライバシーを保護する、そのような趣旨から親告罪とされているところでございますので、非親告罪とすることについては適当でないと考えております。

2009年10月26日 諸澤英道 常磐大学理事長

フォローアップ質問の中で、林委員(林陽子弁護士)が出されている問題意識、私もかなりの部分で、全く同じ考えなのでありまして、いろいろ質問あるのですが、時間を制約されていると思いますので、1つだけ法務省にお聞きしたいと思います。

強姦罪の構成要件をぜひ変えるべきだと思っていますが、法定刑が引き上げられたという御説明でした。

強姦罪は、2004年(平成16年)に、
「2年から15年の懲役」
であったものが、
「3年から20年の懲役」
へ引き上げられました。
ちなみに現在は、
「5年から20年の懲役」
です。

2009年10月26日 諸澤英道 常磐大学理事長

そこでお聞きしたいのは、法定刑の引き上げはなぜというか、何のためにやるのかということであります。
というのは、最近、性犯罪関係、交通事犯関係で法定刑の引き上げがなされている。
最高刑が引き上げられたにもかかわらず、検察の求刑が低いということが気になります。

ある新聞社と協力して、それぞれ法律が施行された後、1年間、各地の地検がどういう求刑をしたのか調べてもらって分析したことがあります。
性犯罪についてと交通事犯について、別の新聞社がそれぞれ調べてくれました。
驚くことに仮に法定刑の最高刑が1.5倍になっても求刑は1.1倍とか1.2倍であると。
国会で決めた引き上げが検察レベルで全く認識されていない。
1年目ぐらいであれば移行期なのでやむを得ないと思うのですが、そこでできれば強姦罪の法定刑が引き上げられた後、今まで求刑がどういうふうに推移しているかということをぜひ分析して御説明いただきたいと思うんです。

現時点ではもう少し求刑が高くなっているかもしれませんが、しかし、ここのところ裁判員裁判とか被害者参加で注目されている事件で、特に強盗、強姦などでの求刑が低いということをすごく感じておりますので、もしかして検察の体質が変わってないのではなかろうかという意味で、このあたりぜひ分析して次回でも結構ですのでご説明いただきたいと思っております。

2009年10月26日 日比 法務省 刑事局付

まず御質問の平成16年(2004年)1月の法定刑が上げられた被害、強姦罪等につきまして、法定刑が上げられた理由でございますが、強姦罪、強制わいせつ罪につきまして、委員御指摘のように、当時国民の規範意識に照らすと、低きに資するのではないかという御指摘を踏まえまして改正されたものと承知しております。

それから、最高刑が1.5倍になっているにもかかわらず求刑が1.1倍にしかなってないと。
それは数字自体こちらも把握していない数字でございますので、コメントすることはなかなか難しいところではございますが、基本的には法定刑は裁判規範となっておりますので、法定刑の上限というものは、基本的には例えば強姦罪であれば、強姦罪に当たる事案として想定される裁判の事案において適用されるものでございまして、犯罪の凶悪化・重大化の傾向等を踏まえて量刑が重いほうに移動していくことはあるだろうと。
その上限に応じた求刑がなされることはあるのだろうと思ってはいるのですけれども、まさに上限が1.5倍に上がったからそのまま求刑が1.5倍になるのかというのは、事案に応じて検察官の判断によるとは思うのですけれども、一慨には言い難いところかと認識しております。

以上でございます。

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2018年6月26日 諸澤英道 日本被害者学会理事(元常盤大学学長)

「年を越えて原案というか、文章化されたものが出てきたときに、それが完全に抜けておりました」

非親告罪化のことであろうと思います。

2018年6月26日 諸澤英道 日本被害者学会理事(元常盤大学学長)

もう時効だからいいと思いますが、法務省側の抵抗があって入れることができなかった。

再度強く主張して、最終的に入れることができ、それが昨年の刑法改正につながったという、私の人生にとっても非常に思い出深いものがあります。

2010年3月17日の議事録をみてみます。

2010年3月17日 第52回女性に対する暴力に関する専門調査会
議事次第と配布資料
議事録

(2010年3月17日 第52回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

2010年3月17日 諸澤英道 常磐大学理事長

(略)、例えば強姦罪を非親告罪化すると、法務省はこれに反対のようですが、私たちとしてはこういう意見が多かったと思います。

2010年3月17日 林陽子 弁護士(会長代理)

ちょっと法務省に対する偏見かもしれませんが、刑法改正と言うと、何かこの不磨の大典を批判しているみたいに思われて、とにかく刑法という言葉を使ってほしくない。
強姦罪という言葉は外してほしいという意識を強く感じるのですけれども、やはり刑法が変わらないということが、日本の女性を抑圧しているということの原点に立ち返っていただきたいと思うのです。

その意味からも、強姦罪に関しては、非親告罪化だけではなくて、構成要件の見直しそのものということを議論してきたと思いますので、それを検討することすらやって欲しくないとか、ここから削って欲しいということだと、後藤啓二委員もおっしゃったように何のために民間の委員がここにいるのかということなのです。
それだったら、どうぞ、法務省と内閣府で御議論してくださいという話になってしまうので、ここで出た意見というのは尊重していただきたいと思います。
その意味で強姦罪という言葉は、性暴力犯罪の中での極めて重大な、象徴的なものとして構成要件の見直しそのものも含めて言葉を残していただきたいと思います。

2010年3月17日 林陽子 弁護士(会長代理)

それから(5)の強姦罪の非親告罪化と、性犯罪に関する刑法の見直しについては、構成要件の見直しであるとか、法定刑の上限を上げるといった従前出ていた議論を復活させて、強姦罪改正についてはもう少し詳しく書き込むということと、後半については後藤啓二委員からGPS装置等についての追加について文言が出ているということです。

2018年6月26日 諸澤英道 日本被害者学会理事(元常盤大学学長)

日本の強姦罪は非常におかしい条文だということは、20代、30代からずっと思い続けてきたことが、昨年変わった。

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(再掲。諸澤英道 日本被害者学会理事。2018年6月26日)
法務省側の抵抗があって入れることができなかった

(再掲。林陽子会長代理。2010年3月17日)
ちょっと法務省に対する偏見かもしれませんが、刑法改正と言うと、何かこの不磨の大典を批判しているみたいに思われて

そういえば、上川陽子衆議院議員も同じようなことをおっしゃっていました。
刑法の改正についてではありませんが。

上川陽子衆議院議員
法案(犯罪被害者等基本法)を作成する過程で最も意見が対立したのは『権利』という2文字を入れることの是非でした。国の抵抗がすさまじかったのです

出演強要に関する法律はどうでしょうか。

(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より引用。)

林真琴 法務省 刑事局長

もう1点目は過激な内容のポルノの規制等のあり方に関してでございます。

この問題につきましては、公明党からの提言の中におきましても、このポルノの規制が刑事罰則を設けることによる規制というものも含んだ形での提言になっていると承知しておるわけでございますが、この問題に関しては、かなり重い課題となると思いますので、関係省庁と協力して対応を検討してまいりたいと思います。

法務省は抵抗をするどころか、進取(しんしゅ)です。
みずから進んで事をなそうとしています。
赫然(かくぜん)としています。
法務大臣についても同様です。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下」より、引用。改行を施しています。)

毎日新聞記者
具体的には、どういった法整備をイメージしているのですか?

金尻カズナ PAPS相談員

漠然としてはいますが、「今ある圧倒的な格差を逆転させるような法律」です。
消費者金融の例を思い浮かべてください。
かつて「借りる方が悪い」とされていたものが、貸金業法の改正によって「貸す側の問題」に逆転しました。
AVについても、出演者と事業者の間にある格差を逆転するようなことを、法律に明記してほしいです。

今ある圧倒的な格差を逆転させるような法律
どのような法律ができるのかは誰の目にも明らかです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月8日

一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。

吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。

香西咲さん
2016年7月14日

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」

香西咲さん
2016年12月28日

前事務所で受けてきた仕打ち、経緯が詳しく書かれています。

香西咲さん
2018年3月17日

こうして振り返ると人間として扱われてなかったなぁと改めて実感。

香西咲さん
2018年4月25日

#AV強要 犯人の #青木亮 がこれを加害だと認める日が来ますよう。

#HumanTrafficking
#傷害
#人身売買
#鬱
#パニック障害
#不眠
#膵炎
#逆流性食道炎
#胃酸過多
#胃腸炎
#一生引きずる病気

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わいせつビデオ(適正AV)業界人は、そう遠くない将来、国家権力の恐ろしさを思い知ることになるでしょう。
あともうすこしです。
香西咲さんたち被害者は、人生をやり直すことができます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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