わいせつビデオ(適正AV)業界は依然として、香西咲さんたち被害者を苦しめています。こいつらにとっての贖罪は、刑務所に入ることです

先日より、上川陽子法務大臣について考察しています。

(参考。当ブログ)
2018年8月6日
2018年8月7日
2018年8月8日
2018年8月9日
2018年8月10日

本日は、柳田邦男さんをとりあげます。
昨日、表現の自由に関する箇所で、柳田さんの論説にふれました。
もう一度、引きます。

(2015年7月2日  NHK クローズアップ現代+「“元少年A” 手記出版の波紋」より、引用。)

NHK クローズアップ現代+
(柳田邦男さん)

これはね、表現の自由っていうのを守らなければいけないんですが、これは政治とかイデオロギーだとか絶対的に守らなければいけないんですが、こういう殺人事件なんかの場合は非常に人間関係が身近ですし、そういうときに出版という、社会化する過程で出版の編集業務っていうのは、ものすごく重要な意味を持つ。

編集者が、これでは遺族を傷つけるからここはどうするか、こうするとか、そうしてなおかつ被害者側、遺族の側等のすり合わせっていうのに対して十分な配慮をすること、それは自己規制ではなくて、むしろ表現の自由を守るための編集者の基本的な努力だと思うんですよね。

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柳田さんは、憲法というものを熟知されています。

(再掲。柳田邦男さん)

表現の自由っていうのを守らなければいけないんですが、これは政治とかイデオロギーだとか絶対的に守らなければいけない

おっしゃるとおりです。
憲法とは、簡単に言いますと、為政者(政治を行う者)の権力を制限するための証文です。
政治活動やイデオロギーの自由を守らせるために存在しています。
このようなことはフランス革命などの歴史をふりかえればだれにでもわかります。
中学生でも知っています。

(2015年7月2日  NHK クローズアップ現代+「“元少年A” 手記出版の波紋」より、引用。)

NHK クローズアップ現代+
(森達也さん)

森さんは、遺族の理解を得る努力を最大限するべきだったとしながらもいかなる言論も規制されてはならないと強く主張しています。

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もうすこしお勉強をされたほうがよろしいと思います。
はなしを柳田邦男さんにもどします。
ぼくはかつて、柳田さんのエッセーを拝見して、「わすれられないおくりもの」という絵本の存在を知りました。

スーザン・バーレイ著 小川 仁央訳「わすれられないおくりもの」(評論社)

「わすれられないおくりもの」は、当ブログでもご紹介をしたことがあります。

(参考。当ブログ)
2014年12月23日

一時期、柳田さんは、種々の絵本の閲覧に傾倒されました。
理由につきましては、柳田さんの家族の不幸に関することですので、ここではのべません。
山形新聞に柳田さんの講演の要旨が掲載されています。
長文です。
こちらを読んでも、柳田さんが「わすれられないおくりもの」を推奨する理由がわかります。

(2013年10月29日 山形新聞「ノンフィクション作家・柳田邦男さんが講演 絵本は心の財産に」より、引用。改行を施しています。)

柳田邦男さん(ノンフィクション作家)

十数年前、聖路加国際病院の小児科医、細谷亮太さん(河北町出身)から聞いた話を紹介したい。

2歳の良太君があと数日の命という状況になった。
悲嘆にくれた母親が細谷さんの所に相談に来たという。
「危篤だということを6歳の兄の康平と8歳の姉の由加が意味を飲み込めないでいる。 幼い子にどうやって離別を教えたらいいのか」
少し悩んで細谷さんは絵本「わすれられないおくりもの」 (スーザン・バーレイ作・絵)を持って2人の姉弟の所へ行った。

(中略。)

柳田邦男さん(ノンフィクション作家)

細谷さんは康平君と由加ちゃんを両脇に座らせて、ゆっくりとこの物語を読んでいった。
おしまいまで来ると、さっきまでおもちゃを持って良太君と遊ぼうとしたり、早く家に連れて帰ろうと母親にせがんだりしていた2人が神妙な顔をして、目に涙を浮かべて絵本に見入っていた。
「良太君がいなくなっても忘れないでね。大事な弟だもんね。きっと一生、良太君は君たちの心の中で生きているよ」
と細谷さんが語りかけると、2人はうなずいて涙をこぼした。
数日後、2人は息絶えた弟をしっかり抱き締めてお別れをした。

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(再掲)
一生、良太君は君たちの心の中で生きているよ

「わすれられないおくりもの」を読み終えたときぼくは、実存哲学者のニーチェのことばを思い出しました。
ニーチェも著書のなかで同旨のことをのべています。
「命はある意味、永遠である」
と。
ちなみに、菊田まりこさんの「いつでも会える」(学習研究社)もお勧めです。


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柳田邦男さんは、犯罪の被害に遭われた方々に関して、どのような所感をおもちなのでしょうか。

(2015年7月2日  NHK クローズアップ現代+「“元少年A” 手記出版の波紋」より、引用。)

土師守さん

最も重要なことは、加害者が、被害者・被害者遺族をさらに苦しめる権利があるのか、さらにはそれを社会、国家として認めるのか、ということです。
被害者は、加害者からのさらなる被害を甘んじて受けなければならないのか、被害者の人権は守られる必要がないのか、ということが大きな問題点です。

柳田邦男さん(ノンフィクション作家)

私はね、被害者学っていうのが必要じゃないかと思うぐらい、この十数年ですね、犯罪にしろ、災害にしろ、事故にしろ、あるいは戦争にしろ、被害者の視点からものを考えるっていうことを社会の中できちっと位置づけないといけないと。

ただ社会の片隅で苦しんでいるだけでは、本当に社会が教訓を読み取れないと。

柳田さんは、
ただ社会の片隅で苦しんでいるだけでは、本当に社会が教訓を読み取れない
と、社会の無能さを嘆いています。
出演強要についても同様です。
弁護士は被害者の苦しみを理解することができませんでした。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月12日

私が前に事務所問題でトラブった事があるのは皆様ご存知かと思います。
実はその時に弁護士10人弱訪問してるんです。霞ヶ関含めて。
でも殆どの弁護士の先生に『立証しにくい』と言われ、あからさまに嫌な顔されて門前払いされました
現実ってこんなものなんだな~って悟って腹を括った訳です。

香西咲さん
2016年7月8日

一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。

吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。

香西咲さん
2016年7月14日

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」

香西咲さんの真実のうったえによってはじめて、社会は、被害の実相を把握することができました。

香西咲さん
2016年8月28日

嗚呼また衝動的なフラッシュバックをお許しくださいm(_ _)m
でも6年近く誰にも言えなかった事を、最近はメディアの皆様が代弁して下さるので、1人で抱えていたものをやっと吐き出せることが出来ました。
皆様に感謝致します。

柳田邦男さん(ノンフィクション作家)

この犯罪の被害者は、(略)、生きるだけで精いっぱいなぐらいつらい思いをしているわけです。

香西咲さん
2016年9月20日

青木りょうさんへ
5年間を返して下さい
死にたい

柳田邦男さん(ノンフィクション作家)

中には家族が崩壊するような事態さえ起こりかねないような、大変な人生を歩んでいるわけです。

香西咲さん
2016年8月15日

実家や帰る家があるって 当たり前の事の様で実は凄く幸せな事。
私にはそんな物はない。
『お前の夢を応援しない奴は例え血が繋がっていようと家族じゃない、俺達が本当の家族だ』
と言い聞かされて以来、失ってもうすぐ6年かぁ…

柳田邦男さん(ノンフィクション作家)

それに対する加害者側のしょく罪っていうのが明確に示されないと、被害者は生きるのもいつまでたってもメドが立ってこないみたいなところがあるんですね。

では一体、加害者側のしょく罪っていうのは、どういうものなのか。
これは「ごめんなさい」というような型どおりのことばで済むものではなくて、その生き方や、あるいは何か表現するならば、その表現自体から、全体から伝わってくる、本当に加害者が自分が人間としてどう生きることがしょく罪になるのかというのが伝わってくるようでなければですね、被害者も納得感を持てないと思うんですよね。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

こいつらにとっての贖罪(しょくざい)は、ただひとつです。
刑務所に入ることです。
それ以外に罪を贖(あがな)う術(すべ)はありません。

(再掲。土師守さん)
最も重要なことは、加害者が、被害者・被害者遺族をさらに苦しめる権利があるのか、さらにはそれを社会、国家として認めるのか、ということです

出演強要に関して、上川陽子法務大臣は国会でつぎのようにのべています。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

政府はわいせつビデオ(適正AV)業界をゆるしません。
あらたに法律をつくって断罪する構えです。
犯罪者たちの贖罪は政府の手を介しておこなわれることになりそうです。
刑務所にぶち込むという所作によって。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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