PAPSの宮本節子さんと金尻カズナさんの言辞を拝見して、香西咲さんの受難とその後の正しい生き方を再認識しました。この世で香西咲さんより清らかなかたはいません

昨年のことになります。
毎日新聞が、PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)に対して、インタビューをおこないました。

2017年2月8日 毎日新聞
AV問題 『パンドラの箱』開いた 支援団体に聞く・上
2017年2月9日 毎日新聞
AV問題 搾取される“女優” 支援団体に聞く・下

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内容は出演強要被害についてです。
現在も記事と動画が公開されています。
本日ふと、動画のほうを見直しました。
あらためて、有益な内容である、と感じました。
唯一、残念なことがあります。
動画で語られていることばがひとつの文章として通覧できるようになっていません。
貴重な言辞ですので、僭越ながら音声を文字にさせていただきます。

2017年2月8日 毎日新聞
AV問題 『パンドラの箱』開いた 支援団体に聞く・上

音声の文字化は、筆者。)

金尻カズナ PAPS相談員

とにかく、いかに20歳前後のかたをことば巧みに言いくるめて、いかに裸にするか、ということに長(た)けていらっしゃるんですね。
ときには、ほめて、もちあげて。
ときには、落として、脅して、っていう。
そのくりかえしでひとって簡単に支配できるんだな、っていうのはすごく身にしみて感じるところではあります。

(※参考。香西咲さんの場合)


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金尻カズナ PAPS相談員

特に20歳前後のかたなので、法律の知識、っていうところで言えば、
「契約ってぜったいにしなきゃいけない」
っていう思い込みがすごくあるんですね。
契約したものを履行しなきゃいけない
って。
であればもっと、重要事項に関しての詳細な説明とかまったくないなかでの契約書なので、有効性自体に問題はあるんですけれども。
クライアントさんというか、お会いしたら、
「やらなきゃいけない。でもこまっているんです」
っていうところからはじまるんですね。

香西咲さんの姿勢を見習う必要があります。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年10月6日

対応の不誠実さに昨日台本が来て事実を知った時点で出演を辞退させて頂きました。

『大手事務所に顔向けできないから収録来て』『局に迷惑がかかる』
←自分の巻いた種でしょ。
番組の為に私が年内の日程どれだけ調整したと思ってるの?悪いけど私暇じゃないし、不誠実な会社と付き合う気は無い。

大手事務所に顔向けできないから収録来て
局に迷惑がかかる

家族や親友との約束とはちがいます。
相手は利に走っているやつらです。
右顧左眄(うこさべん)をする必要はありません。
香西咲さんの対応は道理にかなっています。

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宮本節子 PAPS世話人

初期のころは、すごくこちらのほうがびっくりしましたね。
それはどういうことかというと、まず契約書に自分でサインをして。
強制的にサインをさせられたわけじゃなくて、自分でサイン。
それからネットから入ったひとは自分でネットを検索して、プロダクションをみつけて、自分でアクセスして、自分で行って。
スカウトをうけるについても、自分でタレントになりたい、モデルになりたい、っていう気持ちがあるので、積極的について行ってそういうところに入り込んでいくっていうプロセスがあるので。
その自分の意志が関与しているっていうことに対して、ものすごく自己責任と自責の念があるんです。

東京MXテレビで放映された出演強要に関する番組が頭にうかびました。

(参考。当ブログ)
2018年7月31日

プロダクションの女

まず、こちらの出演契約書にサインをいただいてよろしいでしょうか。

スカウト

出演者、全員に書いてもらっているんだけど、だいじょうぶ、だいじょうぶ。
とりあえず、出演OK、のサインだけ書いてもらっているだけだから。

(参考。当ブログ)
2018年8月1日

AV出演強要の被害女性

行ったときに、スカウトマンは男性でしたけれども、女性のスタッフが2人。
「だいじょうぶだから」
「安心していいから」
ということで、よくわからずに書きました。

政府公報オンラインに、以下のくだりがあります。
業者は、タレントやモデルに憧れる気持ちに乗じて様々な言葉で勧誘してきます
と。
タレントやモデルを餌にして誘い込む。
わいせつビデオ(適正AV)業界が常用している手練手管(てれんてくだ)です。
契約書にサインをした女性にはいっさい責任がありません。
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金尻カズナ PAPS相談員

「高収入」
「女性」
って検索すると、こういう感じですね。
最初に、
「キャバクラ」
「キャバクラ」
ですよね。

で、わたしたちにー
あ、ここ。
これおもしろいのが、これ。
この、
「即日高収入アルバイトー」

これ、あの、どこがやっているのかとー
ここにおもしろいことが書いてあって、
「バイトをしたいけどもいそがしい。買い物をしたいけどお金がない」
とか書いてあって。
で、
「謝礼1万円。ご相談いただいたかたに全員1万円」
って書いてあって。

で、どこにも、AV、って書いていないんですね。
でもこれ、●●というところのフロント会社なんですよ。
こういうのがもう、検索したら、ぱぱっとでてくるんですね。
ここも、ここで引っかかるひとが多いです。
こういうのをやっぱり、何とかして。
本当は風営法でこういう広告をしちゃいけないはずなんですけれども。

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(AVをはじめると、やめられない理由)
金尻カズナ PAPS相談員

ひとつには、預貯金が思っているほどなく、来月の家賃の支払いとかもあるし、どんどん目減りしていく預貯金とかをみていくと、そのなかでやっていかなきゃいけない。
でも、ハードコアなそういうプレイをこなしたりとか、ハードコアな撮影におうじると、やっぱりメンタリティにかなりのダメージをうけるので。
そこで、余裕がでるまでかせげないっていう、そういうスパイラルに入っていくんでしょうね。
たぶん。
で、じゃ、また回復してつづけるんだけど、またダメージがあって。
で、結局その、抜け出せない。
抜け出したくても抜け出せない、っていう、その、負のスパイラルに陥ってしまうと。
わたしたちは、そういったかたにも支援をしなきゃいけない、と思ってはいるのですし、実際そういうクライアントさんもいらっしゃるんですけれども、わたしたちの立場としては、
「やめなさい」
とは言えない立場なんですね。
それは、非審判的な態度、なので。
あくまでもご本人さんが、やめたい、という意志をもつまでずっと、忍耐の忍、でそばに寄り添いながら伴走している状況ではあるんですが。
そういった問題もちょっと、垣間見えてはきます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月14日

悪徳AVプロダクションの常套手段の1つ。
家族や友達と遮断し自分はAVの世界でしか生きていけないかのように思い込ませる。
そうすると女優は逃げたくてもなかなか逃げられない。

一度、性暴力をうけると、被害者はその後、自分を大切にしなくなると言われています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年12月19日

年明けのPTSDやフラッシュバックの治療が楽しみです。
投げやりだった人生でしたが、業界内外の方々やファンの方々の愛情を感じる事ができ今やっと前向きに人生を考え直そうという気持ちになって参りました。
少しづつですが。
どうかこれからも温かく見守って頂けたら幸いです。ありがとうございます

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宮本節子 PAPS世話人

とにかく、その業界のひとに相談する。
まあ、家族が一番いいんだけれども、家族に相談できなかったら、業界のお友だち、なんなりに、ひとに相談する。

ひとにはなしをすることによって、わたしたちも面接で体験していることですけれども、最初は何をどういうふうに言っていいのかわからない状態で飛び込んできて、それを丁寧に解きほぐしながら、
「それでどうなったの?」
「それでどうなったの?」
って聞きながらやっているうちに、自分自身で、
「あれっ、このはなしって、ずいぶん自分はおかしなところに巻き込まれているんだな」
っていふうに自覚できるようになるんですね。
ので、まずはちょっとこまった事態に遭ったら、ひとにはなしづらいことではあるだろうけれども、そこは一歩、勇気を出して、業界じゃないひとに相談することだと思います。

(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん引退後の夢『人生楽しみたい』『消せない過去として歩む』」より、引用。改行を施しています。)

記者
「AV女優になりたい人が増えているといわれているが、もしそういう相談をされたらどう答えますか?」

香西咲さん

まず1回は、絶対に止めますね。
一生ものだから。
一瞬で世界に拡散されてしまうものだから。
アメリカみたいに法律で守られていて、ポルノスターもちゃんとした地位もあってだったら別ですが、今の日本だったらどうでしょうか・・・。
少なからず悪い人もいるので、そういうのを「見極められるの?」と問いたい。
(後略。)

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わいせつビデオ(適正AV)業界は以前、内部に相談窓口を設ける、というようなことを言っていました。

(AV業界改革推進有識者委員会「適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則」より、引用。)

適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則(2017年4月1日)

第11条 窓口

団体等は、業務改善のための部署を設け、それぞれが公益通報者保護法上の内部通報制度の窓口を兼ねるホットラインまたは相談通報窓口を設けるものとする。

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(再掲。宮本節子 PAPS世話人)
その業界のひとに相談する
まずはちょっとこまった事態に遭ったら、ひとにはなしづらいことではあるだろうけれども、そこは一歩、勇気を出して、業界じゃないひとに相談することだと思います

いずれにせよ、わいせつビデオ(適正AV)業界はあと2年以内に殲滅されます。
業界人はどうあがいてもむだです。
犯罪者の末路をながめさせていただきます。
苦しみに醜い顔を歪めながらすべてをうしなうことを願っています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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