今年、女性に対して出演強要をおこなったわいせつビデオ(適正AV)業界人が逮捕されました。
その後、以下の4人が、職業安定法違反容疑で起訴されました。
●スカウト会社 コントレ ・社長 高木誠(31歳) ・社員 当時未成年(22歳) |
●プロダクション ロータスグループ ・元従業員 善麻(35歳) |
●プロダクション ロータスグループ ・元従業員 国分恵介(37歳) |
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(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)
●やまもと寅次郎さん
<2018年5月25日>
昨晩は、友人の文春砲記者と法律事務所の知人と久しぶりの食事会。日大アメフト部の話も含め、ディープな話題で盛り上がりました。そんな中で、現在進行中のAV がらみの裁判に関しての報告が。新聞にも出てた例のスカウトマンのやつね。これがまた、かなり問題ありの裁判でして。AV業界全体にとって。 |
●やまもと寅次郎さん
<2018年5月28日>
警察、いやもっと上か、ターゲット、完全にプロダクションからメーカーに移ってますからね。安達監督じゃないけど「事件は現場で起こる」。制作現場にメスを入れないと根本的な問題の解決にはならないってのが、国や警察もやっとわかってきたってこと。ま、今週も今やってる裁判紐解いてきますけどね。 |
各々(おのおの)の裁判についてみてみます。
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●スカウト会社 コントレ ・社長 高木誠(31歳) ・社員 当時未成年(22歳) |
●弁護士ドットコムニュース
<2018年6月29日>
「モデルになりたい夢につけ込んだ」。AV制作会社に、当時19歳だった女性を紹介したとして、職業安定法違反の罪に問われたスカウトの男性2人について、東京地裁は、それぞれに対して、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。https://t.co/DuMEIwxLpn
— 弁護士ドットコムニュース (@bengo4topics) 2018年6月29日
(2018年6月29日)
「スカウトの男性2人について、東京地裁は、それぞれに対して、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました」
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●プロダクション ロータスグループ ・元従業員 善麻(35歳) |
(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)
●やまもと寅次郎さん
<2018年6月11日>
善麻被告の裁判、終わりました。その後、弁護士会館で打ち合わせしてましたけど。厳しい。プロダクション業界、いやAV 業界にとっては。詳細は、後ほど。ちなみに、判決は7月13日です。 |
●やまもと寅次郎さん
<2018年7月13日>
ちなみに、執行猶予付きの判決でしたね。前回、派遣法違反で罰金刑もらってるにも関わらず。ま、今回は職安法違反容疑ですけど。 (後略。) |
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●プロダクション ロータスグループ ・国分恵介(37歳) |
●やまもと寅次郎さん
<2018年6月1日>
AV 業界の行く末を決めそうな今の裁判。傍聴も含めて、しばらく寄り添って行こうと考えています。まずは7月の本丸かな。プロダクション代表の。 |
ロータスグループの社員であった国分恵介は、現在、株式会社neosの代表です。
neosは、ファンスタープロモーションというプロダクションを運営しています。
(株式会社neosの登記簿より、引用。)
(※注 一部、削除している箇所があります。)
(※以下、省略。)
(2018年4月13日 時事通信「AV出演強要容疑で逮捕=業界団体メンバーの社長-警視庁」より引用。改行を施しています。)
●時事通信
モデル志望だった女性にアダルトビデオ(AV)出演を強要したとして、警視庁保安課は(2018年4月)13日までに、職業安定法違反(有害業務紹介)の疑いでAVプロダクション「neos」社長の国分恵介容疑者(37)=東京都目黒区大岡山=を逮捕した。
同課によると、同社は一連のAV出演強要問題に対応するため昨年4月にできた業界団体「日本プロダクション協会」の発足メンバー。 |
●やまもと寅次郎さん
<2018年7月24日>
明日の裁判、かなり混みそうだね。傍聴人。司法記者らが中心だと思うけど、業界関係者も来るって噂も。やっぱし、天王山だからね。AV業界の今後を占う上で。なので、終わった後には弁護士交えて報告会です。
— Tora yamamoto (@torachan55) 2018年7月24日
●弁護士ドットコムニュース
<2018年7月25日>
AV制作会社にモデル志望の19歳女性を紹介して雇用させたとして、職業安定法違反の罪に問われたAVプロダクション役員の男性の初公判があり、男性は「雇用させる目的で紹介していない」「共謀した事実もない」と起訴内容を否認しました。https://t.co/FjC1YYOvdL
— 弁護士ドットコムニュース (@bengo4topics) 2018年7月25日
「男性は『雇用させる目的で紹介していない』『共謀した事実もない』と起訴内容を否認しました」
国分恵介は争う構えのようです。
(2018年7月25日 弁護士ドットコム「19歳女性に『AV』仕事紹介…元プロダクション人事、初公判で『無実』主張」より、引用。改行を施しています。)
●弁護士ドットコム
この事件をめぐっては、スカウトの男性ら3人も、職業安定法違反の罪に問われた。 いずれも起訴事実を認めて、東京地裁は「モデルになりたいという夢につけ込んだ」などとして、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡している。 |
ふつうは上記の3人のように、罪をみとめて恭順の意を表します。
裁判官に対する心証をよくして、執行猶予をつけてもらうためです。
国分はちがいました。
抗戦です。
勝てると思っているのでしょうか。
あらためて言うまでもなく、国分は検察によって起訴されています。
(2016年10月19日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)
●逢坂誠二 衆議院議員(民進党【※現在は、立憲民主党】)
(前略。) それから、もう一つ同じような種類の話なんですけれども、検察に事件を送致して、起訴するか起訴しないか、これは検察官の専権事項というふうに私は理解をしておりますけれども、ただ、起訴された案件の有罪率、これも幾度もいろいろな場面で言われているところですが、起訴された案件の有罪率は99%を超えている。 このことについて、過去の国会質問などを見ておりますと、起訴されて、ほとんどが有罪になってしまうわけだから、これが犯罪であるかないかということを決めているのは、裁判所、司法ではなくて、行政府で決めているんじゃないか。 |
●林真琴 法務省 刑事部長
確かに、有罪率の数値というものは、個別具体的な事件の判断の集積でございます。 ですから、それが高いことによって三権分立に反しているかどうかということについてはお答えすることは困難でございますけれども、いずれにしましても、検察当局におきましては、必要な捜査を尽くして、収集して得た証拠を最終的に総合的に検討して、起訴するしないという判断をいたします。 その上で、起訴された場合におきまして、裁判所におきましては、まずは無罪推定の原則のもとで、慎重な審理を尽くした上で有罪判決を言い渡すわけでございますので、このような状況のもとで、有罪率の高さというものから、現在の我が国の状況が三権分立に反するということにはならないものと考えております。 |
日本は諸外国とちがいます。
起訴されたらもうおわりです。
無罪にはなりません。
わいせつビデオ(適正AV)業界は今後、国分恵介が社長のneos(ファンスタープロモーション)に対してどういった対応をするのでしょうか。
●2018年4月16日 日本プロダクション協会
声明
(前略。) |
●2018年4月19日 AV人権倫理機構
声明
平成30年4月13日(金曜日)に発表された日本プロダクション協会加盟社の代表者逮捕の報道を受け、AV人権倫理機構では、会員団体に対し、再発防止策の立案と、当機構の指針に沿った業務運営を行うことを徹底するよう指導いたします。 また、刑事捜査の進展を見守り、有罪判決が確定した場合には、当該社に対し然るべき処分を課すよう日本プロダクション協会に対して勧告を行う所存です。 不起訴処分となった場合においても、関係者から事情聴取を行う等、刑事責任とは違う角度から検討し、適正AVの理念に相応しくない行動が認められた場合には、やはり、当該社に対し然るべき処分を課すよう日本プロダクション協会に対して勧告を行う所存です。 平成30年4月19日
AV人権倫理機構 |
2016年6月11日に、マークスジャパンの社長ら3人が逮捕されました。
このときも業界団体(IPPA)は殊勝なことを言っていました。
(2016年6月22日 IPPAの声明文「AVプロダクション 関係者逮捕について」より、引用。)
●IPPA
「厳粛に受け止めております。プロダクションにも働きかけ業界全体の健全化に向け早急な改善を促していきたいと思っております」
結局は何もしませんでした。
今回はどうなるのでしょう。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年6月12日>
一般の皆様にお伝えしたい事。 これを機に『騙される方が悪い』と言う風潮やめて頂きたいですね。 素人の常識なんて簡単に覆されます。 『気を付けて』って言うわれて気を付けられるレベルではありません。 相手はプロ。何枚も何枚も上手をいってきます。 |
●香西咲さん
<2017年6月27日>
嬉しい。ありがとうございます。 常識が通用しない人も多い中でここまで頑張って来れた事は自分を褒めてあげたいです(笑) 嗚呼平和に暮らしたいなぁ~ |
(SGM村上チーフさんのツイートより、引用。)
●SGM村上チーフさん
<2017年10月7日>
一般常識から離れた人間の言うことには違和感を感じるし、その発言の身勝手さには恐怖感さえ感じる。何より他人を思いやる優しさもなく、やさぐれ感がやばすぎるな、この人。 https://t.co/qONtcJT7tI
— SGM村上チーフ (@tttpat2) 2017年10月6日
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年1月10日>
常識人なら。と言う感じでしょうか。 利益の為なら人権なんて無視。どんな手でも使ってきますからね。 |
●香西咲さん
<2018年1月25日>
常識を持ち合わせていないので、削除合意を取付けたとしても、削除確認するまでは安心出来ません。 |
●香西咲さん
<2018年3月20日>
もし二村監督だとしたら、 目にかけてくださったのであまり言いたくはありませんが、 プロデューサーも呆れる、常識人とは思われない行為をされていますね。 |
●香西咲さん
<2018年3月20日>
謝らないで下さい 不本意に入れられてしまったとしたらどちらにしても心外ですね。 この問題に躍起になっているのは業界人ですし、既にお解りのように話が噛み合う事は難しいと思います。 |
●香西咲さん
<2018年3月27日>
報告ありがとうございます。 これだけ検挙されてるのに…厚顔無恥ですね。 常識を求めても無駄なので法規制を強く望みます。 |
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常識のないやつらに対して、ことばは通用しません。
何を言っても徒労におわります。
安寧(あんねい)を保持するためには、上から力で押さえつけるしか術(すべ)がありません。
(再掲。やまもと寅次郎さん)
「制作現場にメスを入れないと根本的な問題の解決にはならないってのが、国や警察もやっとわかってきた」
わいせつビデオ(適正AV)業界の消滅が近づいてきたようです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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