出演強要被害を言語化できるのは、香西咲さんたち被害者だけです。このことがわからない愚者に対しては、ひとこと、こう言うだけです。「黙っていろ」と

昨日、ウィトゲンシュタイン(1889年~1951年)の言辞についてふれました。

(参考。当ブログ)
2018年7月17日

(イルゼ・ゾマヴィラ編 鬼界彰夫訳「ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937」講談社刊より、引用。改行を施しています。)

ウィトゲンシュタイン

1931年11月7日

絶望に終わりはない。
自殺もそれを終わらせることはない。
人が奮起して絶望を終わらせない限りは。

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昨日のブログでも記しました。
ウィトゲンシュタインは言語学者としても名を残しています。
自著の「論理哲学論考」に書かれている以下のくだりはよく知られています。

(ウィトゲンシュタイン著 奥雅博訳「論理哲学論考」平凡社刊より、引用。改行を施しています。)

ウィトゲンシュタイン

私の言語の限界が、私の世界の限界を意味する。
論理はあまねく世界に行きわたっている。
世界の限界は論理の限界でもある。
したがって我々は、論理の内部で、世界にはこれこれが存在するがあれは存在しない、と語ることはできない。
我々は考えられないことを考えることはできない。
我々はまた、考えられないことを語ることもできない。
世界が私の世界であることは、この言語(私が理解している唯一の言語)の限界が私の世界の限界を意味することのうちに示されている。

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たとえば、目の前に3個のリンゴが、置かれています。
わたしたちはこれを
「リンゴが3つある」
と言語化することができます。
言語によって世界を論理的に記述することができます。

(ウィトゲンシュタイン著 奥雅博訳「論理哲学論考」平凡社刊より、引用。改行を施しています。)

ウィトゲンシュタイン

哲学の正しい方法とは、本来こういうものであろう。
語られうることのほかにはなにごとも語らない。
したがって自然科学の命題しか語らない。
つまり、哲学とはまったく関係のないことしか語らない。
これが、ただ一つの厳密に正しい哲学の方法である。
語りえないことについては、沈黙しなければならない。

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「リンゴが3つある」
世の中の事象はこのように単純なことばかりでありません。
言語化できないものも存在します。

(再掲。ウィトゲンシュタイン)

語られうることのほかにはなにごとも語らない

語りえないことについては、沈黙しなければならない

性犯罪の場合はかならず、二次被害が派生します。
被害者にも非がある、といったような、謂(いわ)れ無い中傷です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年12月31日

①皆様にご挨拶
今年は激動の1年でした。
週刊文春さんが出た頃はまるで人身売買された私が悪いかの様な意見に心苦しめられました。
理解を得るまでにも時間がかかり、四面楚歌の状況に辛い事ばかりで死にたいとも思いました。

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性犯罪のなかでも、出演強要被害は、より言語化がむずかしい事犯です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月12日

もちろん自発的に頑張ってる人もいます。
但しその『自発的』か『強要』かは他人から見たら解り得ない世界です。
友達でも家族でも。本人しか解り得ません。

香西咲さん
2016年7月25日

私が所属してしまった事務所はHPさえありませんでした。そして表向きは投資会社、実態はAV事務所。
こう言う事例もあります。

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傍観者が、出演強要被害を言語化する、などということは到底無理です。
この種のものたちは単に面白半分で口を挟んでいるのですから。
実相を知ろうとする気概に欠けています。
ウィトゲンシュタインが言うように、語りえないことについては沈黙しなければなりません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月14日

あなたが誰かわかりませんが分かることはただ一つ。
7月からの一連の報道を見て居ない事だけは確かですね。
週刊文春さん毎日新聞さん朝日新聞さん弁護士.comさんAFP通信さん…報道倫理の観点から信憑性を重んじます。
読んでから質問があるならどうぞ

香西咲さん
2016年11月14日

初見で突然ご自身の道理をぶつけられました。
また強要なのならなんで辞めない?と。←この質問聞き飽きました。
私の場合はある程度終わりをきめてるので、今は第2の人生の為に貯金と健康回復に今を費やしてます。
この契約が半年以上残っているうちに。

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言語によって語られうるものだけが、事実です。
傍観者は、出演強要被害という、自分自身で言語化できないものについて語っています。
愚かです。
こうしたお喋りは、言語を誤用しているのにすぎません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月13日

仰る通りです。
私を誹謗中傷してくる人は大抵私の事を調べませんし週刊文春すら読んでません。
物言いたいなら相手の情報位調べて来るのは常識ですよね。
(後略。)

香西咲さん
2016年7月18日

見当違いなTwitterが多くて笑わせてくれてありがとうございます(笑)

味方も沢山います、弁護士もいます、独立の際に相手方のバックボーンも調べてます。それから過去に受けた被害も記録あります。ご安心を。

香西咲さん
2017年11月11日

Twitterはもっと規制を掛けるべき。
犯罪の温床。私も去年の夏には死にたいと呟いてますが。AV女優にボロクソ言われて終わったわ(笑)

香西咲さん
2016年12月28日

マスコミの方々からは常に出る話題。
誹謗中傷してくる人は大抵中身を読んでなかったり、実体を把握していなかったりする。酷い人はタイトルだけ見てコメントしてくる(遠い目)

先程の方は
記事を読んでくれたことに対してはありがとうございます。
欲を言えば貴方が私ならどうするか聞きたい。

香西咲さん
2016年12月28日

(前略。)
言葉では伝わっても実体験は被害者にしか分からないからね。
(後略。)

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(再掲。香西咲さん)
実体験は被害者にしか分からない

出演強要被害を言語化できるのは、被害者だけです。

(2017年1月22日 週刊実話「話題の1冊 著者インタビュー 宮本節子 『AV出演を強要された彼女たち』 ちくま新書 800円」より、引用。)

PAPS 世話人 宮本節子さん

相談内容は、第一に、激しい怒りの気持ち(自分自身やこのような状況に追い込んだ関係者に対する)を吐露したいということがあり、これは真摯に耳を傾けるしかありません

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真摯に耳を傾けるしかありません
悪意の第三者にはこうした姿勢がみられません。
思い付きでことばを発しています。

(再掲。ウィトゲンシュタイン)

語りえないことについては、沈黙しなければならない。

出演強要被害を語ることができるのは香西咲さんたち被害者だけです。
支援団体も、独自のことばではなしをすることはありません。
すべて、被害者の方々が言語化したものをそのまま口にしています。
被害者の方々に越度(おちど。「あやまち」)はありません。
些(いささ)かも。
このことがわからない愚者に対しては、ひとこと、こう言うだけです。
「黙っていろ」
と。
「おまえに出演強要問題を語る資格はない」
と。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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