日本全国で夥しい数の出演強要被害が発生しています。香西咲さんの勇気によって被害を打ち明けるひとがふえてきました。業界の消滅まであともうすこしです

今年の4月は、「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」でした。
昨年から実施されています。
今回も、期間中に、出演強要の被害をうったえる「渋谷駅周辺啓発街頭キャンペーン」が催されました。

4月20日(金)17:00~18:00
  17:00~ 啓発街頭イベント(渋谷駅ハチ公前広場)
  17:30~ 啓発街頭パレード(渋谷センター街)

主催は、内閣府、警察庁、警視庁です。
キャンペーンには以下の方々が招聘されました。

(※下図は内閣府のサイトより、引用。)

写真の左から順に名前を記します。

(左)
長谷部健 渋谷区長
武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
野田聖子 男女共同参画担当大臣(総務大臣)
山下史雄 警察庁 生活安全局長
くるみんアロマさん
橘ジュン 特定非営利活動法人BONDプロジェクト 代表
藤原志帆子 特定非営利活動法人人身取引被害者サポートセンターライトハウス 代表
(右)
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橘ジュンさんが代表を務めるBONDプロジェクトは、女性の支援をおこなっているNPOです。

(参考)
BONDプロジェクトのホームページ
10代20代の生きづらさを抱える女の子のための女性による支援

橘ジュンさんは以前、国会に参考人として招かれました。
発言の冒頭にのべたことばが印象的です。

(2017年5月30日 衆議院 厚生労働委員会「会議録」より引用。)

橘ジュン 特定非営利活動法人BONDプロジェクト 代表

(前略。)
私たちのもとには、死にたい、消えたい、寂しい、居場所がないといった声が全国から寄せられます。
その背景には、虐待、いじめ、性被害、貧困など、さまざまな社会問題があります。

私たちは、メール、電話、面談にて相談を受けていて、必要な場合には弁護士と連携をし、一時的な保護をして行政機関等につないだり、自立支援のための中長期的な保護もしています。

また、相談窓口までたどり着けない若い女の子たちの声も多く聞いているので、待っているだけではなく、街頭パトロール、アンケート、出張面談等、自分たちから出向くというアウトリーチの部分にも力を入れて活動しています。
(略。)
既存の制度だけでは、こぼれ落ちてしまう女の子たちがいるんです。
虐待に遭っていても言えない、細かい条件が当てはまらず、保護に至らない子がほとんどです。
(中略。)
私たちがサポートしている彼女たちは、家族や周囲の大人たちによって虐待されて傷つけられて、ほとんどの場合、性被害なども受けていて、深刻なトラウマを抱えています。
支援機関の担当の方や窓口の方の想像よりも、ずっと回復に時間のかかる当事者です。
残念ですが、適切に支援ができる機関が少ないのが現状だと思います。
しかも、本人はつらいことを表現できなくて、黙ったままだったり、消えてしまいたいなど自傷行為などを繰り返して、そういう女の子が多いです。
(後略。)

2017年5月30日 衆議院 厚生労働委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

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BONDプロジェクトは出演強要に関する相談も受け付けています。

(2016年11月16日 日本経済新聞「奪われた尊厳(下) まだ小さい『救いの手』 リスク知る教育 不可欠」より、引用。改行を施しています。)

日本経済新聞

東京都内のビルの一室。
昨年暮れ、NPO法人「BONDプロジェクト」の事務所で、代表の橘ジュンさんが女性(20)と向き合っていた。

「嫌なら辞めな」
「でも店を追い出されたら住む所がないし……」

風俗店に勤めていた女性はアダルトビデオ(AV)への出演を強要され相談に訪れた。
しかし住み込みのため生活拠点がない。
橘さんは同法人のシェルター(保護施設)への避難を助言。
女性は半年後に正社員の職に就き、自立した。

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今年の3月15日に放映された「news every.」でもBONDプロジェクトの活動が紹介されました。

(TVでた蔵「2018年3月15日放送news every.」より、引用。改行を施しています。)

2018年3月15日 news every.

荒川区にあるBONDプロジェクトの相談室に21歳の女性が訪れた。

知り合いの男の家から逃げてきたと言う。
少し前に知り合った実業家の男に生活面をサポートしてもらい、男の家で暮らすようになったが、最初優しかったのが徐々に暴言を言われたりするようになったと言う。
勝手に家から出られなくなり携帯も男に監視され、仕事も勝手に決められたと女性は話す。
その頃座間市の死体遺棄事件が起き、彼女は「やがて自分もこうなる」と感じ、逃げることを決意したが逃げようとしたところを男に何発も殴られたと言う。
その後女性は働かされていた飲食店を途中で抜け出してそのまま逃げた。

BONDプロジェクトのスタッフは女性に「逃げてきてよかった」と声を掛ける。

相談に来た女性は高校生の時、30万円ほどがもらえるという「撮影モデル」の募集に申し込んだと言う。
女性が応募した業者は撮影モデルと言う名目で18~19歳の少女をターゲットに勧誘しており、強引にアダルトビデオに出演させていたと言う。
業者は逮捕され、去年10月に有罪判決を受けている。
業者の手口は少女らを断りにくい状況に追い込んでビデオ撮影するというもの。
女性は撮影日に指示された美容室に向かい、アパートの部屋に入ったら鍵を閉められ、最終的には裸を撮られたという。

(参考。下図は文部科学省が作成したチラシより、引用。)

話をする女性にスタッフは寄り添い「一緒に考えていけたら」と声を掛ける。

この女性は男の家を出た後、もともと借りていた一人暮らしのアパートに戻った。
食費にも事欠く生活をしているという女性にスタッフは食品を持たせて見送った。

相談から3週間後、女性は再び相談室を訪れた。

この前夜に渋谷で男に暴行されたと言う。
道で歩いている人に声をかけられ、路地に連れ込まれて暴行・撮影されたと話す。

スタッフの橘は女性に、警察に行くことを勧めた。
女性は警察に行くことを同意したが、事件のことを思い出したのか泣き崩れてしまっていた。

女性は涙ながらに安心したと話す。
橘と共に女性は警察署に向かった。

鎌田實(news every.の出演者。医師)は信じられない、この社会は若い女性たちが生きづらい社会になりかかっているようで、許せないものを見たと話す。

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すべてがうまくいくとはかぎりません。
困窮した女性がビデオに出演した事例もあるようです。

(TVでた蔵「2018年3月15日放送news every.」より、引用。改行を施しています。)

2018年3月15日 news every.

この日、橘さんは渋谷駅の改札前にいた19歳の女性に声をかけた。

女性は家出を繰り返しいまは風俗店で働き、ホストクラブに通っていて多額な借金を抱えていた。
そして借金をアダルトビデオに出演して返済しようとし出演契約を結んだと明かした。

このアダルトビデオ出演強要の問題は契約を盾に違約金の請求や脅迫などの事例が報告され橘さんはこの女性に慎重になるように促した。

しかし女性はその後アダルトビデオに出演し借金を返したという。

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おそらく、わいせつビデオ(適正AV)業界は、カネを餌にして女性を誘い込んだのでしょう。
もちろんこうした勧誘は出演強要に該当します。
現行法では、職業安定法に違反します。

(参考。当ブログ)
2018年3月10日質疑、応答の全文を文字化。)

<衆議院 内閣委員会>
2018年3月9日 杉田水脈 衆議院議員(自民党)

実はこれ残念なこと、残念なことって言ったらよくないのかもしれませんが、この職業に就きたいという女性はすごく多いんですよ。
引く手あまたで(笑)
すごく狭き門らしいですよ。

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なぜ女性が出演にいたるのか。
政治家はそこのところに思いを寄せなければなりません。
杉田議員はちがいます。
せせら笑っています。
この職業に就きたいという女性はすごく多いんですよ
と。
わいせつビデオ(適正AV)業界があるかぎり、これからも出演強要の被害が頻出します。
一日も早く悪の巣窟を殲滅しなければなりません。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

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憂(うれ)えるのも、あともうすこしのようです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月1日

絶望が希望に変わる時がついに見えてきた。
全て解決するまで油断はしない。

香西咲さん
2018年2月14日

個人的見解ですが
今年は流れが変わります。
色んな意味で。

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いま、香西咲さんが予期したとおりの展開となっています。

香西咲さん
2018年3月27日

報告ありがとうございます。
これだけ検挙されてるのに…厚顔無恥ですね。
常識を求めても無駄なので法規制を強く望みます。

香西咲さん
2018年1月30日

告発から1年はWILLの元、 #AV業界 の自浄作用を信じて活動しました。
ですが業界にその意向は無い事を悟り今に至ります。
お疲れ様でした。

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2年後のオリンピックまでに日本最大の人身取引(人身売買)の組織が消えます。
そのことだけはたしかなようです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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