昨日のブログで、東洋経済に掲載されたライトハウス事務局長のインタビューについてふれました。
出演強要に関するものです。
(参考。当ブログ)
・2018年7月4日
同事務局長は、大阪で起きた事件にも言い及んでいます。
(2018年7月3日 東洋経済「18歳以下の女性を狙う卑劣な人身取引の実態」より、引用。改行を施しています。)
●坂本新 ライトハウス事務局長
これ(出演強要)はよく 「成人女性だけの問題じゃないの」 と言われることもありますが、実際に昨年(2017年)大阪府警が摘発した件で、「Moe Moe Style」というホームページ(現在閉鎖中)で、主に高校生を相手にリクルートをしていたものがありました。 18歳未満の子どもに対して「AV」という言葉は一切使わずに、 「コスプレのモデルをしたらアルバイト代を払います」 とリクルートしていました。 |
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ライトハウスは以前、「Moe Moe Style」についてツイートしたことがあります。
(ライトハウスのツイートより、引用。)
●ライトハウス
<2017年5月30日>
【フジテレビ「直撃LIVEグッディ!」、毎日新聞朝刊にて取り上げられました】
昨日、コスプレモデルと偽って未成年の少女たちをAVに出演させたとして、大阪府警がモデル募集サイト「Moe★Moe… https://t.co/PzdxpqOQ2T
— NPO法人ライトハウス (@lhjapan) 2017年5月30日
東スポの記事で事件をふりかえってみます。
(2017年5月31日 東スポ「“少女の敵”逮捕!AV出演強要の極悪非道な手口」より、引用。改行を施しています。)
●東スポ
とんでもない“少女の敵”が捕まった。 インターネット上でモデルを募集し、契約した少女にアダルトビデオ(AV)の出演を強要したとして、大阪府警保安課は29日、職業安定法違反(有害業務募集)の疑いで住所不定、DVD販売サイト運営者の金沢新一容疑者(48)を逮捕した。 |
金沢容疑者は自ら運営したモデル募集サイト「Moe★Moe Style」でメイドカフェのモデル募集として、ターゲットを集めていた。 また、複数の若い女性向けのアルバイト情報サイトにも「求人情報」として募集を掛けていた。 内容は非常に“魅力的”だ。 |
しかし、実際は面接に来た際、免許証や学生証を持たせた姿を撮影。 住所や通学先を把握し、髪形のセット代1万5000円を負担した上で 「弁護士がいるので断ったら大変なことになる。セット代も返してもらう」 と言い、違約金の規定があるAV出演の契約書にサインさせていた。 |
今年2月、被害者支援団体から警察庁に情報提供があり、府警が捜査。 |
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毎日新聞が、情報提供をおこなった被害者支援団体の名前を報じています。
(毎日新聞 2017年5月29日「モデル募集サイト運営者逮捕 被害200人超も」より引用。)
●毎日新聞
(※この記事はネット配信されていません。)
性被害者を支援し、今回の被害の実態についての情報も提供したNPO法人「ライトハウス」によると、AV出演に関して寄せられた相談は2012年は1件だったが、15年は62件、昨年は100件と急増している。 |
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「情報も提供したNPO法人『ライトハウス』」
支援者団体のSEAN(シーン)で事務局長をされている遠矢家永子さんのブログをみてみます。
(2017年8月2日 ねこ好き市民活動日記「8/19~21 若年層のAV被害相談―ボランティア養成講座を開催します! [SEAN(シーン)主催講座]」より、引用。)
●遠矢家永子 NPO法人SEAN(シーン)事務局長
(略)今年の5月末、SEAN(シーン)が大阪府警に被害情報を提供したことをきっかけに、プロダクションを名乗る男が逮捕されました。 |
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どちらがただしいのでしょうか。
SEAN(シーン)のホームページをみると、そのあたりの事情がわかります。
(2017年9月22日 かえこのちょっと言わせて「AV強要事件の公判を傍聴して」より、引用。)
●遠矢家永子 NPO法人SEAN(シーン)事務局長
立て続けに(金沢新一に対する)3つの相談があったことから、この事件の悪質性を目の当たりにし、最初に相談が入った東京の支援団体であるライトハウスやPAPSと相談し、大阪府警に情報提供を行ったことから、刑事事件として動きだし金澤被告は逮捕されました。 |
ライトハウス、PAPS、SEAN(シーン)の3者が協同して対応にあたったようです。
SEAN(シーン)につきましては昨日のブログでも記しました。
ほかの支援団体や公的機関と同様に、無料で被害者の相談に乗っています。
(NPO法人SEANのホームページより、引用。)
●NPO法人SEAN(シーン)
NPOは、ビジネスではなく社会貢献活動です。 (中略。) ポルノ被害(AV出演強要)相談では、被害者に負担をお願いすることができません。 (後略。) |
唯一、金銭と引き換えに業務をおこなっているのが弁護士です。
人の不幸で食べている弁護士、マスコミ、NHK! https://t.co/6OtzcNwLCt
— kukinoumi洞ノ海 (@kukinoumi) 2017年10月3日
弁護士も名目は正義の味方みたいな印象だが、実際は不幸で困ってる人から金を踏んだくる商売にしてるのが実情でクズが多く警察の仲間同士であるという噂もww
— 光の放浪写真家☆adusa (@adusa2) 2017年12月14日
人の不幸が大好きで、相談の時、こみ上げてくる笑いを 必死にこらえる弁護士 pic.twitter.com/T9YciUIdhV
— ボケて(爆笑) (@bokebot) 2018年6月30日
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はなしをもどします。
SEAN(シーン)の遠矢家永子事務局長が上述のホームページで、金沢新一の初公判の様子をつたえています。
(2017年9月22日 かえこのちょっと言わせて「AV強要事件の公判を傍聴して」より、引用。)
●遠矢家永子 NPO法人SEAN(シーン)事務局長
(2017年)9月14日に第1回の公判があり、時間をつくって2時間にも及ぶ裁判を傍聴してきました。 |
逮捕され報道によって私たちが初めて知った事実は、被告人は同様の事件で前科2犯であったということでした。 |
なによりも驚いたのは、金澤被告の弁護をしていたのは、当初から彼の顧問弁護士だった男で、民事でのやりとりで被告が行っていたAV強要の実態を知っておきながら擁護していた弁護士その人であったことでした。
被告は、被害者に対し「こちらには弁護士もついている」と脅していた事実もあり、その弁護人が被告に対し、反省を促している様に嫌悪感でいっぱいになりました。 |
被告や弁護人が最後に言った言葉も耳を疑うものでした。 |
「お金を払って喜んでいる子ども、助かっている子どももいた」という金澤被告の言葉。 |
「性欲の発露として行った行為であることは否めないが、ネット上でたくさんこういった画像がある中で、特に悪質だとは言えない」といった弁護人の言葉。 |
心のこもらない金澤被告の「反省している」という言葉を、すべて打ち消したこの2人の言葉を本当に許せない気持ちで聞きました。 |
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現在、海野さん(※仮名)が、この弁護士に対して懲戒を請求しています。
(参考。当ブログ)
・2018年6月8日
・2018年6月9日
●遠矢家永子 NPO法人SEAN(シーン)事務局長
多くの被害は、表には出てきません。 |
今回事件化できたのは、勇気を振り絞ってくれた被害者がいたからです。 |
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(再掲。遠矢家永子 NPO法人SEAN事務局長)
「今回事件化できたのは、勇気を振り絞ってくれた被害者がいたからです」
肯(うなず)いている自分に気がつきました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月4日>
同業内部の方々から探りを入れられてたり、 わたしが殺されかねないと言う言葉を使って脅迫されたり、 あの手この手をつかって圧力・脅迫をかけてくる。 本当に人間不信。 でもそんなのに動じないけど。 仮に私に何かがあった場合、結局そういう事なんだと察してください。 |
●香西咲さん
<2016年8月28日>
青木亮は私が知ってる限りでは少なくとも2人を自殺未遂まで追い込み、 中国人に対してAV女優の売春を目論む人間です。 私はその被害者です。 |
●香西咲さん
<2018年6月4日 >
自分も過去、 #AV強要 と言うハードワークで #自殺 に追い込まれている立場ですから。 #青木亮 |
●香西咲さん
<2016年9月24日>
学校とかで『自殺ダメ』とか言うポスター見かけるけど、 当事者からすれば、だったら救いの手を差し伸べて下さいって話。 結局傍観者は何もしないんだから。
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●香西咲さん
<2018年2月8日>
『やったヤツは厳罰あるのみ、それこそ殺人罪と同じくらいの罪状適用で。』
全く同じ意見。 |
●香西咲さん
<2018年2月9日>
今もまだ魂は殺されて抜け殻です。 毎日泣いてます。泣いて泣いて泣き疲れました。 何もやる気になれない。 日本は人身取引国ですね。 |
●香西咲さん
<2018年2月27日>
先週末も #認知行動療法 通えませんでした。 #青木亮 に #AV強要 されていた時のものに対して脅迫めいたものも届いております。 #青木亮 助けてください。認知行動療法にもどれだけ人の命を苦しめているものか、一度病院と大学院でご覧頂きたいです。 #青木亮 によって殺されかけている私の現状を。 |
●香西咲さん
<2018年6月4日 >
何回も相談してるのですが、 #AV強要 に当たる明確な法規制が無いのが現状です。 こちらは騙され体も精神も将来もすり減らし、あちらは大金を得た。生き殺しですよ。 #青木亮 |
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(再掲。遠矢家永子 NPO法人SEAN事務局長)
「今回事件化できたのは、勇気を振り絞ってくれた被害者がいたからです」
政府はけっして犯罪者を見逃しません。
(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ)
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。 |
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。 |
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香西咲さんの真実のうったえが日本をかえようといています。
2年後のオリンピックまでに法律ができるものと考えます。
おそらく大掛かりな内容の規定となることでしょう。
悪はかならずほろびます。
解決まであともうすこしです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ
第2東京弁護士会の菅谷幸彦弁護士は、金澤が逮捕された時に、刑事弁護人を
し、その後に、顧問弁護士として月々3万円の報酬を得ていた。
実は、金澤と菅谷は内情は一心同体です。