香西咲さん「私は諦めないから。何年掛かろうと」。日ごと状況は香西咲さんたち被害者にとって有利なものへと移り動いています。オリンピックまであと2年です

一昨日(6月29日)、出演強要をおこなったスカウトに対して判決が言い渡されました。

(参考。当ブログ)
2018年6月29日

(2018年6月29日 略式命令)
<職業安定法違反(有害業務の紹介)>

スカウト会社 コントレ
 ・社長 高木誠(31歳)・・・・・・懲役1年6か月、執行猶予3年
 ・社員 22歳・・・・・・懲役1年6か月、執行猶予3年

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2年前にも同種の強要事件で、プロダクションの社長ら3人が逮捕されました。
容疑は労働者派遣法違反です。
社長らは女性に対して以下の狼藉をはたらきました。

(参考。当ブログ)
2018年6月30日

(2016年6月13日 産経新聞「『サインしたじゃねえか!』 拒否する女性を数時間脅し撮影強行 同様の相談数十件」より、引用。改行を施しています。)

産経新聞

同課によると、女性は平成21年に別のモデルプロダクションからマークス社を紹介され、当時社長だった村山容疑者に
「グラビアモデルとして契約してもらう」
と説明され、契約書にサインした。
その後、村山容疑者らは女性をAVの撮影現場に連れていき、女性が拒否すると、
サインしたじゃねえか!
違約金を払え

などと数人で取り囲んで数時間にわたって軟禁状態にし、撮影を強行したという。

検察が出した答は略式起訴です。
簡易裁判所は、プロダクションと社長ら3人に対して、軽微な罰を科しました。

2016年7月1日 判決)
<労働者派遣法違反>

マークスジャパン・・・・・・罰金100万円
 ・元社長 村山典秀(49歳)・・・・・・罰金100万円
 ・社長 古指隆士(50歳)・・・・・・罰金80万円
 ・従業員 高橋慶将(34歳)・・・・・・罰金60万円

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現在はちがいます。
検察は起訴しました。

2018年6月29日 判決)
<職業安定法違反(有害業務の紹介)>

スカウト会社 コントレ
 ・社長 高木誠(31歳)・・・・・・懲役1年6か月、執行猶予3年
 ・社員 22歳・・・・・・懲役1年6か月、執行猶予3年

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2年の時を経て、刑が格段に重くなっている、ということがわかります。
これからもこの傾向はつづくでしょう。
倍加することが予想されます。

(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ) 

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

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そう遠くない将来、出演強要を処罰する法律ができます。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月6日

いつもありがとうございます。焦らずゆっくり着実に…ですよね。
心得ます。
相手方の反応が鈍い間に私としても色んな対処を思い付いてしまい、行動したくてなりません。

香西咲さん
2017年12月13日

何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です。
皆様お力添えをどうかお願い致します。

香西咲さん
2018年2月13日

私は諦めないから。
何年掛かろうと。

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(再掲。香西咲さん)
何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です

賢明です。
裁判を受ける権利は、基本的人権のうちのひとつです。
憲法にそう規定されています。

(参考。日本国憲法

第32条
 何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。

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隣人訴訟という事件があります。
三重県の夫婦が損害賠償をもとめて争った民事裁判です。
1983年(昭和58年)に判決が出ました。
このときから35年が経ちました。
今年、伊勢新聞が、隣人訴訟に関する記事を配信しました。
みてみます。

(2018年3月26日 伊勢新聞「大観小観」より、引用。改行を施しています。)

伊勢新聞

鈴鹿市の「隣人訴訟」は、家族ぐるみの付き合いだった隣同士が預けた子どもの事故死で争いになった裁判だが、法務省が裁判を受ける権利が侵害されたという異例の見解を発表する結末になった。
「親切があだ」などの報道に促され、一審勝訴の子どもの親に罵倒の電話や手紙が殺到して子どもは学校でいじめられ、引っ越しせざるを得なくなった。
報道は「嫌がらせは暴力」などと一転。
罵倒の電話や手紙の矛先は控訴をした方の家族へ向かい、取り下げざるを得なくなったのだ。

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事件のあらましを簡単に記します。

<1977年(昭和52年)>
三重県鈴鹿市の主婦が夕食の買い物に出かけるさい、自分の子ども(3歳)を隣家の主婦にあずけました。

その後、3歳児は、ひとりで溜め池へ遊びに行き、溺死します。

亡くなった3歳児の親(夫婦)は、以下のひとたちに対して損害賠償の訴訟を起こしました。

 隣家の主婦(子どもをあずかってもらった)
 三重県と鈴鹿市(池の所有者)
 砂利を採取するために溜め池を掘削した業者(以前よりも深くなった)

<1983年(昭和58年)>
津地方裁判所が判決を言い渡しました。

 隣家の主婦(子どもをあずかってもらった)・・・・・・526万円の損害賠償の支払い
 三重県と鈴鹿市(池の所有者)・・・・・・原告の請求を却下
 砂利を採取するために溜め池を掘削した業者(以前よりも深くなった)・・・・・・原告の請求を却下
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526万円の損害賠償の支払い
マスコミがいっせいに判決を批判します。
人の好意につらい裁きである、と。
報道を知ったひとたちが、子どもをなくした夫婦に対して、手紙と電話で憤懣をつたえます。
多いときは、1日に300本もの電話があったそうです。
父親は電気工事の請負をしていました。
判決後、仕事が打ち切られます。
小学生の長女は近所や学校で嫌がらせをうけました。
過度の指弾と騒擾(そうじょう)に耐えきれなくなった夫婦は訴訟を取り下げます。
いっぽう、敗訴した主婦は、控訴しました。
こちらに対しても非難が沸き起こります。
子どもをあずかった主婦は控訴をとりやめました。
こうして訴訟自体が消滅します。
隣人訴訟は国会でもとりあげられました。

(1983年【昭和58年】 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

横山利秋 衆議院議員(日本社会党)

(前略。)
次に、この間嫌がらせで裁判を受ける権利を侵害された事件ですが、子供の水死事故をめぐり、子供を預かった隣家の夫妻が監督義務を怠ったとして526万円の損害賠償を命ぜられた三重県鈴鹿市の隣人訴訟、結局てんやわんやの大騒ぎで、嫌がらせの電話や手紙に耐えかねて双方とも取り下げてしまった。

これについて法務省が見解を出しました。

まことにタイムリーな見解で、もっと早くそういうことはなさるべきであった。

人権擁護局なり法務大臣が、この種の問題について、頼まれなければやらないんでなくして、社会の状況をにらんでおって、積極的にこの種の問題については人権擁護の立場から、あるいはまた裁判を受ける権利というものが阻害されるということであるから、速やかにこの種の問題については発言をしろ、みずから積極的に前へ出ろ、こう私はかねがね言っておったわけでありますから、この意味においては、遅きに失するけれども法務省の見解が出て、裁判を受ける権利をお互いに尊重しようじゃないかという点を提起されて社会に訴えられたということは大変私は結構なことだと思うのです。

新聞に「異例の見解」というタイトルがついている。
何が異例だ、あたりまえのことじゃないかと思うわけでありますが、この見解を出された法務大臣、御意見を一遍伺いたいと思います。

秦野章 法務大臣

当然のことなんで、確かに異例でないと言えば異例でない、ああいうことがあれば人権の立場からは当然意見表明があってしかるべきだということになろうかと思いますが、ちょっと時間的におくれた理由は、私も多少いらいらしたのだけれども、当事者が何か口がかたくなってしまって、どんな手紙が来たんだと言ってもなかなか見せてくれないとか、何というかな、ああいう雰囲気の中で、そういうことがあって現場で調査に非常に苦労したというようなこともあったようでございます。

今後とも機会あるごとに、そういう点はなるべくスピーディーに対応していかなければならぬ、こう考えております。

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(再掲。横山利秋議員)
これについて法務省が見解を出しました
(法務省が)裁判を受ける権利をお互いに尊重しようじゃないかという点を提起されて社会に訴えられた

隣人訴訟について法務省の出した見解が秀麗です。

1983年 法務省

本件は、訴えを提起したこと自体やその後の訴訟上の対応などを非難した多数の侮辱的ないし脅迫的な内容の投書や電話が原告及び被告のもとに殺到したため、原告は第一審で一部勝訴したにもかかわらず訴えそのものを取り下げるをえなくなり、また第一審で一部敗訴し控訴した被告も原告の訴えの取り下げに同意せざるをえなくなったものであって、そのため裁判を受ける権利が侵害されるに至った事案である。

いうまでもなく、裁判を受ける権利は、どのような事実関係であっても、自己の権利または利益が不当に侵害されたと考える場合には、裁判所に訴えを提起してその主張の当否についての判断及び法的救済を求めることができるとするものであり、国民の権利を保障するための有効かつ合理的な手段として近代諸国においてひとしく認められている最も重要な基本的人権のひとつであるところ、前記のような多数の者の行為により、これが侵害されるに至ったことは人権擁護の観点からは極めて遺憾なことというほかはない。

法務省としては、かねてより自己の権利を主張する場合にあっても、相手の立場を配慮し、互いに相手の人権を尊重することが必要である旨強調してきたところであるが、本件を契機として、国民ひとりひとりが、法治国家体制のもとでの裁判を受ける権利の重要性を再確認し、再びこのような遺憾な事態を招くことがないよう慎重に行動されることを強く訴えるものである。

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(再掲。日本国憲法

第32条
 何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。

(再掲)
香西咲さん
2017年12月13日

何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です。
皆様お力添えをどうかお願い致します。

(再掲)
2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

(出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。

2018年6月12日 上川陽子 法務大臣

このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。

日ごと状況は香西咲さんたち被害者にとって有利なものへと移り動いています。

(再掲)
香西咲さん
2018年2月13日

私は諦めないから。
何年掛かろうと。

香西咲さんがあきらめなければ、悪はかならず滅びます。
2020年のオリンピックまであと2年です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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