一昨日、プロダクションのマークスジャパンについてふれました。
(参考。当ブログ)
・2018年6月28日
マークスジャパンと社長ら3人は2年前に、労働者派遣法違反で処罰されました。
(2016年7月1日。略式命令)
・マークスジャパン・・・・・・罰金100万円(労働者派遣法違反) ・元社長 村山典秀(49歳)・・・・・・罰金100万円(労働者派遣法違反) ・社長 古指隆士(50歳)・・・・・・罰金80万円(労働者派遣法違反) ・従業員 高橋慶将(34歳)・・・・・・罰金60万円(労働者派遣法違反) |
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こいつらはどのような悪事をはたらいたのでしょうか。
事件をふりかえってみます。
(2016年6月13日 朝日新聞「女性をAVに出演させた疑い プロダクション社長逮捕」より、引用。)
●朝日新聞
(※この記事はネット配信されていません。)
3人は2013年9月30日と10月1日の両日、同社に所属する20代の女性をAV制作会社に派遣し、公衆道徳上の有害業務にあたるAVに出演させた疑いがある。 |
女性から昨年(2015年)12月に相談を受けていた警視庁は今年(2016年)5月下旬、同社やAV制作会社を捜索。 |
(2016年6月12日 産経新聞「大手AVプロダクション元社長ら逮捕 女性『出演強要された』 労働者派遣法違反容疑」より、引用。)
●産経新聞
警視庁はマークス社やグループの「ファイブプロモーション」(渋谷区)を家宅捜索。メーカーの「CA」(港区)、「ピエロ」(練馬区)も捜索した。 |
経営していた芸能事務所に所属していた女性を、実際の性行為を含むアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁が(2016年6月)11日、労働者派遣法違反容疑で、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の40代の元社長ら同社の男3人を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。 |
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逮捕までの流れを確認します。
(経過)
□2013年9月30日~10月1日 女性をCA(メーカー)に派遣 ↓ □2015年12月 女性が警察に相談する ↓ □2016年5月下旬 警察が家宅捜索 ↓ □2016年6月11日 逮捕 |
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この事件とは関係なく、2015年(平成27年)6月にマークスジャパンの代表取締役が交代しています。
(株式会社マークスジャパンの登記簿より、引用。)
*下線のあるものは抹消事項であることを示す。
(※注 住所につきましてはこちらで削除しています。)
(経過)
□2013年9月30日~10月1日 女性をCA(メーカー)に派遣 ↓ □2015年6月1日 代表取締役が村山から古指に交代 ↓ □2015年12月 女性が警察に相談する ↓ □2016年5月下旬 警察が家宅捜索 ↓ □2016年6月11日 逮捕 |
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女性をCAに派遣したときの社長は創業者の村山典秀である、ということがわかります。
ちなみにマークスジャパンは、2007年(平成19年)に発足しました。
(株式会社マークスジャパンの登記簿より、引用。)
(2016年6月12日 産経新聞「『違約金を払え』『親に言うぞ』とAV出演を強要… 横行する悪質な勧誘や契約 業者の常套句は『誰にもばれない』」より、引用。)
●産経新聞
《モデル数業界ナンバーワンは安心の証です》《やりたくないことがあるなら、それを事前に話し合い、お互いの了承の上で仕事を進めるものです》
元社長らが摘発されたプロダクション「マークスジャパン」は、サイト上で「安心感」を強調する文言を並べ、AV出演者やモデルを募集していた。 |
(経過)
□2007年10月2日 マークスジャパン成立 ↓ □2013年9月30日~10月1日 女性をCA(メーカー)に派遣 ↓ □2015年6月1日 代表取締役が村山から古指に交代 ↓ □2015年12月 女性が警察に相談する ↓ □2016年5月下旬 警察が家宅捜索 ↓ □2016年6月11日 逮捕 |
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被害者の女性はいつ、マークスジャパンと契約をかわしたのでしょうか。
(2016年6月13日 朝日新聞「女性をAVに出演させた疑い プロダクション社長逮捕」より、引用。)
●朝日新聞
(※この記事はネット配信されていません。)
女性は09年ごろ、「グラビアモデルの仕事ができる」と説明を受け、タレントとしてマークス社と契約。 |
(2016年6月12日 産経新聞「『違約金を払え』『親に言うぞ』とAV出演を強要… 横行する悪質な勧誘や契約 業者の常套句は『誰にもばれない』」より、引用。)
●産経新聞
関係者によると、今回、警視庁に相談した女性はグラビアモデルとして平成21年に契約。 |
(2016年6月13日 産経新聞「『サインしたじゃねえか!』 拒否する女性を数時間脅し撮影強行 同様の相談数十件」より、引用。改行を施しています。)
●産経新聞
同課によると、女性は平成21年に別のモデルプロダクションからマークス社を紹介され、当時社長だった村山容疑者に 「グラビアモデルとして契約してもらう」 と説明され、契約書にサインした。 |
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女性は2009年(平成21年)に契約しました。
□2007年10月2日 マークスジャパン成立 ↓ □2009年 契約。出演強要 ↓ □2013年9月30日~10月1日 女性をCA(メーカー)に派遣 ↓ □2015年6月1日 代表取締役が村山から古指に交代 ↓ □2015年12月 女性が警察に相談する ↓ □2016年5月下旬 警察が家宅捜索 ↓ □2016年6月11日 逮捕 |
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女性は契約後、どのような手口で出演へと駆り立てられたのでしょうか。
(2016年6月13日 産経新聞「『サインしたじゃねえか!』 拒否する女性を数時間脅し撮影強行 同様の相談数十件」より、引用。改行を施しています。)
●産経新聞
その後、村山容疑者らは女性をAVの撮影現場に連れていき、女性が拒否すると、 「サインしたじゃねえか!」 「違約金を払え」 などと数人で取り囲んで数時間にわたって軟禁状態にし、撮影を強行したという。 |
(2016年6月13日 産経新聞「『サインしたじゃねえか!』 拒否する女性を数時間脅し撮影強行 同様の相談数十件」より、引用。)
●産経新聞
女性は契約書をよく読ませてもらえず、写しも受け取っていなかったが、「成人向けの作品も出演する」とする文言が書かれていたという。 |
(2016年6月13日 朝日新聞「女性をAVに出演させた疑い プロダクション社長逮捕」より、引用。改行を施しています。)
●朝日新聞
(※この記事はネット配信されていません。)
(略)、同社に契約解除を求めても、 「親に請求書を送る」 などと解除に応じてもらえなかったという。 |
(2016年6月12日 産経新聞「『違約金を払え』『親に言うぞ』とAV出演を強要… 横行する悪質な勧誘や契約 業者の常套句は『誰にもばれない』」より、引用。改行を施しています。)
●産経新聞
女性は拒否したが契約を理由に 「違約金を払え」 「親に言うぞ」 などと迫られ、数年間にわたり繰り返し出演せざるを得なかったという。 |
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中村淳彦さんによりますと、マークスジャパンは当時、以下の評価をされていたようです。
渋谷のラジオ
●2017年10月10日(火)13時00分~13時55分 |
●2017年10月10日 中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
マークスジャパンが捕まる前、っていうのは、マークスがそれなりに良い事務所だなぁ、って言って、そういう、良い悪い、があったんですけれども。
いま、 |
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(再掲)
●2016年6月12日 産経新聞
《モデル数業界ナンバーワンは安心の証です》《やりたくないことがあるなら、それを事前に話し合い、お互いの了承の上で仕事を進めるものです》
元社長らが摘発されたプロダクション「マークスジャパン」は、サイト上で「安心感」を強調する文言を並べ、AV出演者やモデルを募集していた。 |
先にのべたとおり、社長ら3人の有罪が確定しました。
(再掲)
・マークスジャパン・・・・・・罰金100万円(労働者派遣法違反) ・元社長 村山典秀(49歳)・・・・・・罰金100万円(労働者派遣法違反) ・社長 古指隆士(50歳)・・・・・・罰金80万円(労働者派遣法違反) ・従業員 高橋慶将(34歳)・・・・・・罰金60万円(労働者派遣法違反) |
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先日、ある情報通のかたから、バンビ・プロモーションの登記簿をいただきました。
有限会社のときのものです。
(有限会社バンビ・プロモーションの登記簿より、引用。)
<閉鎖された登記簿>
*下線のあるものは抹消事項であることを示す。
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バンビ・プロモーションは現在、株式会社となっています。
(株式会社バンビ・プロモーションの登記簿より、引用。)
<現在の登記簿>
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有限会社のときの登記簿にもどります。
バンビ・プロモーションは、平成6年(1994年)5月27日に発足しています。
取締役の名前をみて虚を衝(つ)かれました。
(有限会社バンビ・プロモーションの登記簿より、引用。)
(※注 住所につきましてはこちらで削除しています。)
平成13年(2001年)4月1日から村山典秀が取締役になっています。
その後、別の人物に代わっています。
(株式会社マークスジャパンの登記簿より、引用。)
村山はマークスジャパンを設立する前に、一時、バンビ・プロモーションとかかわっていました。
登記簿にそう書かれています。
逮捕された松嶋クロス(松嶋重)もある時期、プロダクションを経営していました。
(ティーパワーズ株式会社の登記簿より、引用。)
(※注 住所につきましてはこちらで削除しています。)
(2017年12月16日 実話BUNKAタブー「狂ったAV業界は消えてなくなるしかない」より、引用。)
●中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
プロダクションには暴力性がある。 (略)、属性でいえば暴走族、チーマー、ヒモ、詐欺師、風俗嬢、闇金、格闘家、ビジュアルバンドマン、ヤクザとかそういう経歴のある人たちが多い。 |
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この種の輩(やから)はわいせつビデオ(適正AV)業界でしか生きていくことができないようです。
当然のことかもしれません。
最後に流れ着いたところがわいせつビデオ(適正AV)業界なのですから。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年12月9日>
相手にもう少し洗脳技術があったら… 私が更に運が悪かったら… #青木亮 に言われて女の子をスカウトさせられる側にもなっていた可能性もあるし、 最悪オ〇ム真理教みたいな事だってなりかねなかったかも知れない。 「目的の為に手段を選ぶな」とよく言われていたから。 |
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わいせつビデオ(適正AV)業界は人身売買の巣窟です。
幾多の女性を騙して、肥え太っています。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月27日>
報告ありがとうございます。 これだけ検挙されてるのに…厚顔無恥ですね。 常識を求めても無駄なので法規制を強く望みます。 |
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(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ)
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。 |
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「驕(おご)れる人も久しからず、只(ただ)春の夜の夢のごとし」
これは、平家物語の書き出しです。
栄華を極めて勝手な振舞をする人は長くその身を保つことができない。
春の夜の夢のようにはかないものである、という意味です。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月14日>
今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。 こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。 何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。 「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」 |
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平家は1185年の壇ノ浦の戦いで敗れました。
平清盛の妻の二位尼(時子)は、安徳天皇を抱いて海に身を投じます。
これでおわりではありません。
源氏はその後、平家の落人(おちうど)狩りをおこない、一門を根絶やしにしました。
出演強要問題についてもこれと同じ展開になることを希望します。
法律をつくって終了ではなく、わいせつビデオ(適正AV)業界人を皆、根絶やしにしてほしいです。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
□その他
政府の奮励を期待しています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ
>>関係者によると、今回、警視庁に相談した女性はグラビアモデルとして平成21年に契約。
最初はグラビアから。売り出すのも常套手段です。
本人の抵抗もAVよりはグラビアの方が少ないですし、AVからではなくグラビアから
芸能人は多いですし、グラビアをしながら芸能人をしている人もたくさんいますからね。
そして、グラビアからAVにすると、元グラビアアイドルとかの肩書で売り出し金儲けです。
AVもそうですが、一般的にはデビュー作は、ソフト系で売り出し、後々に拷問のような
ビデオに落としていきます。
これで、永遠と荒稼ぎする、悪辣な商売をしています。
AV業界人は、AVで稼いだ金で本当は正業をしたいのです。
実は業界人どもの方が女性を洗脳することばとは、裏腹に自分の仕事に誇りなど
もっていませんから。