昨日、国会で、畑野君枝議員が出演強要問題を問いました。政府は違約金の取り扱いについて答弁しました。香西咲さんを拉致した業界に未来はありません

昨日、衆議院で、消費者問題特別委員会が開かれました。

2018年5月23日 衆議院 消費者問題特別委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

議題は消費者契約法の改正です。
質問者の畑野君枝議員は関連で、出演強要問題をとりあげました。

(参考。畑野君枝議員のプロフィール)
ホームページ

ツイッター

畑野議員の質疑をみてみます。

(※音声の文字化は、筆者。)

畑野君枝 衆議院議員(日本共産党)

最後になりますが、資料のなかでですね、つぎに、
「タレント・モデル契約のトラブルに注意!!」
という消費者庁、国民生活センターのチラシが出されてまいりました。

(※下図は国民生活センターのサイトより、引用。)

畑野君枝 衆議院議員(日本共産党)

これは、昨年の4月27日に公表、となっていますが、実はその後ですね、資料のつぎの頁に、消費者庁として昨年の9月15日に、
アダルトビデオ出演強要問題と消費者契約法の適用について
ということで(通知が)出されております。

この点について、この(消費者契約法の)改正にあたってどのようにこの問題については対応ができるのか。

ということと併せて、そのつぎの11の資料に、
消費生活センターについて知ろう
というのを載せました。
これは、社会への扉の最後のほうに載っているんですね。

(※下図は消費者庁のサイトより、引用。)

社会への扉

消費生活センターについて知ろう

畑野君枝 衆議院議員(日本共産党)

あの、188(い・や・や)と電話をしよう、と。
相談は無料で、全国800か所の消費生活センターが土曜、日曜、祝日もつながります、と紹介をされて。

これ、いいですよね。
マンガで書かれていて。

若者がですね、先輩に食事に誘われて、
「ネットワークビジネスってもうかると言われて。契約したんですけど・・・」

そしたらセンターの皆さんが相談にのって。
そして、業者にも一緒に話し合いをして。

最後4コマ目は、
「お金がもどってきた!」
「先輩にも消費生活センターへの相談を勧めてみよう」
というふうに言っているんです。

国民の皆さんに、消費者のみなさんにわかりやすくですね、このアダルトビデオの強要問題
この解決の問題。
あるいは、さまざまな消費者トラブルについてしっかりとマンガとか動画とか、そういう徹底をしていく必要があると思うですけれども。

この2点を訊(き)いて質問をおわります。

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川口康裕 消費者庁 次長

まず、アダルトビデオ出演強要問題でございます。

消費者契約法でも、たとえば、声をかけられた女性が単発でアダルトビデオに出演する契約を締結するようなケースでは、消費者契約法の消費者契約にあたる可能性がある、ということでございます。

なお、労働契約にあたる場合は適用除外とされております。

消費者契約の消費者、とは、事業としてまたは事業のための契約の当事者となる場合におけるものを除く個人、と広く解釈されているというところでございます。

したがいまして、現在、ご審議いただいております今回の改正法の提案でございますが、たとえば事業者が出演契約を締結する前に出演契約の締結をめざして撮影の準備をしてしまい、出演をしないのであればその費用を支払うよう告げて勧誘したために消費者が困惑し契約を締結した場合には、新設、提案させていただいております第4条第3項第6号の規定により、契約を取り消すことが可能になるときがある、と考えております。

現在、国会で、消費者契約法の改正が審議されています。
追加される予定の第4条第3項第6号を確認します。

(衆議院「消費者契約法の一部を改正する法律案」より引用。)

第4条第3項第6号

六 前号に掲げるもののほか、当該消費者が当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をする前に、当該事業者が調査、情報の提供、物品の調達その他の当該消費者契約の締結を目指した事業活動を実施した場合において、当該事業活動が当該消費者からの特別の求めに応じたものであったことその他の取引上の社会通念に照らして正当な理由がある場合でないのに、当該事業活動が当該消費者のために特に実施したものである旨及び当該事業活動の実施により生じた損失の補償を請求する旨を告げること。

やや難解です。
消費者庁の資料のなかにある例がわかりやすいです。

(※下図は、消費者庁のサイトより、引用。)

(再掲)
例:注文を受ける前に、消費者が必要な寸法にさお竹を切断し、代金を請求

近々、わいせつビデオ業界は、違約金を盾(たて)に取って出演を強要することができなくなります。

川口康裕 消費者庁 次長

また、アダルトビデオのこの、いただきましたこの資料につきましては、「タレント・モデル契約のトラブルに注意!!」ということは、全国の消費生活センターのみならず、全国220の大学施設内での掲示を要請しております。
いろんなかたに、若者のいるところに、お仕事をされているかたには、掲示、配布をお願いしているところであります。

それから、社会への扉でございます。
平成32年度には全都道府県におきましてすべての高校において授業でとりあげていただく、ということをお願いして、はたらきかけをおこなっているところでございます。
これにつきましてですね、より多くの消費者に関心をもってもらえるよう、いろんな教材をつくっていくと。
そのこと自体はたいへん重要なことだとは思っておりますが、わたしくどもはですね、やはり学校の授業で。
実際に、家庭科の授業、社会科の授業。
これ、学習指導要領のなかで、こういうものを教える、ってことになっているわけです。
ただ、どういうふうに上手に効果的につたえられるかがむずかしい、っていうところがありましたので、この教材のみならず、教師用の指導教材というものをつくりました。
さらに文科省のご努力におきましてですね、これ、教師用の動画教材というものをつくりました。
学校の先生、おいそがしいので。
まあ、教師のかたであれば、動画をみることでわれわれの教材を教師用の教材を活用しながら、授業をしていただけるかなと。
ただ、子どもたちについてではですね、やはり授業でわかりやすく先生に教えていただくということを目指してはたらきかけをしていきたい、ということでございます。

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畑野君枝 衆議院議員(日本共産党)

あの、時間がまいりました。
相談員をきちっとですね、充実した配置する問題。
あるいは本当に、予算をですね、増額するという問題。
しっかりやっていただきたいということを重ねて申し上げまして質問をおわります。

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(再掲。川口康裕 消費者庁次長)
事業者が出演契約を締結する前に出演契約の締結をめざして撮影の準備をしてしまい、出演をしないのであればその費用を支払うよう告げて勧誘したために消費者が困惑し契約を締結した場合には、新設、提案させていただいております第4条第3項第6号の規定により、契約を取り消すことが可能

違約金はわいせつビデオ業界にとってなくてはならないものです。
それが使えなくなります。
犯罪者たちはさぞかし慌てふためいていることでしょう。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

(2016年8月26日 withnews「AV強要、元タレントも被害 ミスコン受賞歴、歌手の夢捨てられず…」より、引用。)

佐藤さん

(青木は)
「いくらお金をかけているか分かる? 雑誌とか色々なメディアで宣伝して1億円ぐらいかけている。撮影が無理だと、親に請求がいくよ」
親へのお金の請求が怖くて、6月上旬の撮影には応じざるを得なかったです。

(2016年11月14日 日本経済新聞「夢につけ込まれ出演 奪われた尊厳(上) 意に沿わずAV 心に傷」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
佐藤さん

グラビア撮影と聞かされて出向いた現場で、初めてアダルトビデオ(AV)と明かされた。
「できません」
拒否の言葉は通じなかった。
社長ら数人に囲まれた。
「宣伝で1億円かかった。違約金は家族に請求する」

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香西咲さんの場合も同様です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月7日

所属時代は何の情報も与えられず、相談出来る相手は事務所内の人間だけでした。
私が事務所を止めた時に佐藤さんと初めて会って、同じスカウト経由でほぼ同一の手口で引きずり込まれた事を知りました。社会悪。
佐藤さんには本当に感謝です。

香西咲さん
2017年11月20日

認知行動療法が終わって、だいぶ目の前の状況に向かい合える様になりました。
洗脳ノートとか見直すと酷い…

私は複雑過ぎた洗脳過程をしっかりまとめて同じ被害が起きぬ様後世に伝えたいと思います。

写メは事務所を辞めたいのに何度言っても辞めさせてくれなかったので弁護士を介入した時のもの。

香西咲さん
2016年10月27日

今朝は正暴力のカウンセリングに行きます。思い出すの辛い。||||||(_ _。)||||||
やっぱりあの人達がしてきた事は人間とは思えない。

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消費者契約法の改正によって、業界人は、違約金で女性を脅すことができなくなります。
犯罪者たちにとってはおおいなる痛手であると思惟(しい)します。
もちろんこれは序章です。
おわりではありません。
今後は刑事罰をそなえた新法の制定が控えています。
香西咲さんたち被害者は、業界に拉致されて塗炭の苦しみを味わいました。
今度は業界人の番です。
酷烈な痛みを身を以て知ることになるでしょう。
業界人に未来はありません。
あるのは晦冥(かいめい。「暗闇」)です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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