もうだれにも社会の急激な変化を押し止めることはできません。香西咲さんの人生を台無しにしたわいせつビデオ業界はオリンピックまでにほろびます

オリンピックまであと2年と2か月です。
出演強要問題も佳境に入ってきました。
2年前の講演会で、内閣府の男女共同参画局長をされている武川恵子さんがつぎのようにのべています。

2016年6月4日 女性法曹の社会的意義を考えるシンポジウム

(引用)
武川恵子 内閣府 男女共同参画局長
<2016年6月4日>

来年(2017年)に向けましては、性犯罪対策です。
ワンストップ支援センター。
性被害を受けた方は、弁護士さんに来てもらいたいとか、警察の相談とか、産婦人科的な措置とか、自分で1つずつ回るのは大変ですので、ワンストップで支援できるように、都道府県で最低1つはセンターを設けられるようにしたいと思っております。
今のところまだ26ヶ所ぐらいしかございません。
これを未設置自治体への働きかけることなどを考えています。
それからいわゆるJKビジネス。
これも女子差別撤廃委員会で話題になりましたけれども。
AVに強制的に出演させるとか、いろんな問題ですね、こういった問題にも取り組んでいくと。

——————————————————–

この発言からまもなく2年になろうとしています。
政府による出演強要対策は着々と進んでいます。

(引用)
武川恵子 内閣府 男女共同参画局長

(略)、これは、つい先ごろ作りました、女性活躍加速のための重点方針2016です。
来年度に向けて各省がどのような予算要求をやっていくのか、来年の通常国会に向けてどういう制度改正を検討するのか、という重点方針を毎年5月末とか6月に作って、骨太の方針とか各省の概算要求に反映してもらおうということで2015年から作るようになったものです。

——————————————————–

(再掲。男女共同参画局長)
来年度に向けて各省がどのような予算要求をやっていくのか

来年の通常国会に向けてどういう制度改正を検討するのか

政府は、昨年(2017年)の6月6日に、女性活躍加速のための重点方針2017を策定しました。
このとき、はじめて、出演強要問題に言及しました。

(2017年6月6日 「女性活躍加速のための重点方針2017」より、引用。)

女性活躍加速のための重点方針2017
<19ページ>

②「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」に基づく施策の推進

「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」(平成29年5月19日いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議決定)に基づき、こうした問題の根絶に向け、更なる実態把握や取締り等の強化、教育・啓発の強化、相談体制の充実、保護・自立支援の取組強化等の施策を総合的に推進する

(※参考。「今後の対策」)

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。

(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

——————————————————–

(再掲。男女共同参画局長)
来年の通常国会に向けてどういう制度改正を検討するのか

2017年6月6日 女性活躍加速のための重点方針2017を決定
(※はじめて、出演強要問題が記載される。)
  
2018年1月22日~2018年6月20日 通常国会

与党の若松謙維議員は、こうした流れのなかで以下の質問をしたものと思われます。

2018年4月12日 参議院 法務委員会
(動画 参議院インターネット審議中継)

(参考。当ブログ)
2018年4月15日質疑、応答の全文を掲載。)

(※音声の文字化は、筆者。)

若松謙維 参議院議員(公明党)

ちょっと質問通告していないので、次回の質問通告の予告をさせていただきますけれども、結局このAV出演強要なんですけれども、制作っていうんですか、ビデオの制作側のとりしまりなんですけれども、結局、日本のいまの社会をみていると、いわゆるホテルに行くと簡単に犯罪を犯している映像が出ている。
それ、簡単にアクセスできる。

そして街のなかには、アダルトビデオが売っている
そしてネット社会ですから、見える、と。

やはり社会の受け皿を、いまのような状況を、見過ごしたんじゃかわらないと思います。

ニーズがあるわけですから。

そこをちょっとこれからも検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

——————————————————–

通常国会は6月20日に閉会となります。

ビデオの制作側のとりしまり(若松謙維議員【公明党】)

国会としても、6月20日までに、なんらかの方向性をしめすものと考えます。

(2018年5月8日 朝日新聞「野田聖子氏、セクハラへの罰則『検討していけばいい』」より、引用。改行を施しています。)

朝日新聞

財務省の福田淳一・前事務次官のセクハラ問題を受け、野田聖子総務相兼男女共同参画担当相は7日、BS11の番組収録で、セクハラへの罰則を含めた法規制について「必要があれば検討していけばいい」と述べた。
内閣府に有識者会議を設けて幅広く対策を検討する考えも示した。
会議の設置時期については
「まだ考えていない」
とした。

——————————————————–

野田大臣はいま、セクハラに対する法規制も視野に入れているようです。
注目すべきは、以下のくだりです。

(再掲。野田聖子大臣)
内閣府に有識者会議を設けて幅広く対策を検討する考えも示した

あらたに法律をつくるときは、有識者会議による審議が前提となる、ということがわかります。
出演強要問題についてはどうなのでしょう。
有識者会議が設けられているのでしょうか。

(2018年3月26日 第4回関係府省対策会議 いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」フォローアップ(全体版)より、引用。)

内閣府

(前年度)
いわゆるAV出演強要問題について、法的対応を含めた必要な対策の在り方に係る有識者へのヒアリングを実施。

  

(今年度)
現在実施中の有識者へのヒアリング状況を踏まえ、有識者検討会による更なる検討を進める予定。

——————————————————–

現在、有識者会議による論議が進行しているようです。

(再掲。若松謙維議員【公明党】)
ビデオの制作側のとりしまり
犯罪を犯している映像

はたしてどのような法律がつくられるのでしょうか。

(2017年12月16日 実話BUNKAタブー「狂ったAV業界は消えてなくなるしかない」より、引用。)

中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

このまま混乱がおさまらず、自浄もできず、最終的にはAV禁止法みたいな法律ができてしまうかもしれませんね。

——————————————————–

オリンピックが開催される2年あまりのあいだに劇的なことが起こりそうです。
楽しみです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月27日

面白い事思い付いた
契約書は相手が破棄してるので秘密保持契約も無効。私は動画も作れる。
#AV強要 の証拠は全部控えてる。
目標はやっぱり世界の注目が集まる2020年東京オリンピック。
2年もあるからゆっくり計画練れるしいいもの作れそうです。
#青木亮

(うてなはすのさんのツイートより、引用。)

うてなはすのさん
<2018年3月17日>

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月17日

ありがとうございます。
私もこのまま終わらせる気はありません。時間がかかってでも解決していく所存です。

香西咲さん
2018年4月2日

#青木亮 が #AV強要 で人生台無しにしてくれたお礼は #2020年 #東京オリンピック を目処に考えています(*^-^*)
詳しくは後ほど…

——————————————————–

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
T総研のY
メーカー
その他

なぜか、つぎの文章が頭にうかびました。

朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、
「あ」
と幽かすかな叫び声をお挙げになった。
「髪の毛?」
スウプに何か、イヤなものでも入っていたのかしら、と思った。
「いいえ」
お母さまは、何事も無かったように、またひらりと一さじ、スウプをお口に流し込み、すましてお顔を横に向け、お勝手の窓の、満開の山桜に視線を送り、そうしてお顔を横に向けたまま、またひらりと一さじ、スウプを小さなお唇のあいだに滑り込ませた。

青空文庫より)

太宰治が著した「斜陽」の冒頭の部分です。
「斜陽」は、急激な社会の変動によって没落していく上流階級の人々の姿を描写しています。

(「斜陽」より)
いったい、僕たちに罪があるのでしょうか。
貴族に生れたのは、僕たちの罪でしょうか。
ただ、その家に生れただけに、僕たちは、永遠に、たとえばユダの身内の者みたいに、恐縮し、謝罪し、はにかんで生きていなければならない。

貴族といえども、社会の急激な変化には抗(あらが)うことができませんでした。
わいせつビデオ業界も同様です。
もうだれにもこの流れを押し止(とど)めることはできません。
あとは滅びるだけです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。