人々の常識とわいせつビデオ業界の常識は截然と異なります。香西咲さんは異常な世界に留まることはありませんでした。自力で脱出しました。その魂は赤く輝いています

いささか旧聞に属します。
約3月前の2月7日に、日本プロダクション協会(JPG)が発足イベントをおこないました。

(2018年2月9日 毎日新聞「AV問題 “適正”プロダクションのイベントにファンは」より、引用。改行を施しています。)

2018年2月9日 毎日新聞
だまされてアダルトビデオ(AV)に出演させられる問題を受けて、AV女優が所属するプロダクションの業界団体「日本プロダクション協会(JPG)」が設立され、その発足イベントが7日、東京・渋谷で開かれた。
JPGが設けたプロダクションが守るべき新ルールを紹介し、人気女優16人も登壇。

(中略。)

(略)、女優は個人事業主で、プロダクションと対等な立場であることや、仕事を受けるかどうかは女優が決められることなども言及された。

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このたび女優は、個人事業主、となったようです。

(ブルーノ飯さんのツイートより、引用。)

ブルーノ飯さん
2017年9月24日>

AV出演者の個人事業主化への動きは労基法の有害業務認定による摘発を逃れる為と撮影同意書等の公序良俗違反を逃れる為の二点です
つまり、業界側が出演者が個人事業主の方が都合が良い
もっとも、実質的な雇用関係にあると認定される可能性は大きいですが

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)

やまもと寅次郎さん
2017年9月24日>

鋭いですなぁ。
ズバリ!盲点突いてますよ。
法律は派遣法ですけど、これ(違反)をかわすための個人事業主化、しかし、今のままだと形だけのものになる可能性大です。
個人事業主になったら困るのは実はメーカーです。
ギャラの支払いも含め、常に女優と対峙しなくてはならない。
今のAVプロみたいにね。

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これまでわいせつビデオ業界は、女優の人権をみとめませんでした。
ちなみにヨーロッパでは、ひとはだれもが生まれた瞬間に人権を授かる、と考えられています。
アメリカも同様です。
1776年に発表された独立宣言のなかに、以下のくだりがあります。
「すべての人は平等につくられ、造物主によって一定のゆずるべからざる権利をあたえられている」
と。
人権は、自然に備わるものですから、「自然権」ともいいます。

(2017年10月10日 渋谷のラジオ「渋谷のほんだな」より、引用)

2017年10月10日 中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

いままで、AV業界は、女優のひとに人権がある、っていう考えが、まったく概念としてなかった。

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女優は奴隷です。

(2017年10月10日 渋谷のラジオ「渋谷のほんだな」より、引用)

2017年10月10日 原カントくん さん(パーソナリティ)

そうか、でもこのご本のなかでも書かれていましたけれども、AV女優にとってその、ギャラのはなしっていうのが非常に御法度だと。
そこがなんか、本当のあれなんです。
掟(おきて)なんだな、って、あらためてはじめて知りましたね。
よっぽど友だち同士ではなしてもだめなんだというね。

2017年10月10日 中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

で、
「そこで会話するな」
「電話番号交換するな」
という、そういう管理の仕方をするところが多いので。
で、AV業界、もう35年になるけど、35年間、本当にそういう管理で流れてきていますね。

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2017年10月10日 原カントくん さん(パーソナリティ)

だってそれだけ、この本であったみたいに、AV女優さんだって、情報の遮断、っていうか、いままで実情がわからないまま来ていた、っていうのがけっこう印象的でしたね。
この本を読んで。

2017年10月10日 中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

そうです、そうです。
よけいな情報を知っちゃって辞めるのがこわいので、それが業界あげて避けてきたことなので。
女優の子たちはけっこう何も知らないんですね。

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2017年10月10日 原カントくん さん(パーソナリティ)

ラインの交換すらも禁止だ、って書かれているー
撮影がおわったあとに携帯をチェックするっていう事務所もあったと。
関係者の連絡先を交換していないか、って。
そこまで徹底。
そこが、逆に言うと、業界のライフラインみたいになっていた、っていうことなんでしょうね。
変に情報が入ってしまうと。

2017年10月10日 中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

つづけてもらうことが一番の目的なので、そのためには手段を選ばなかった、ということですよね。

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先述したとおり、女優は個人事業主となりました。

(再掲。毎日新聞)
女優は個人事業主で、プロダクションと対等な立場であることや、仕事を受けるかどうかは女優が決められることなども言及された

昨年(2017年)の3月14日のことです。
内閣府が、出演強要問題に関する報告書を公表しました。

2017年3月14日
内閣府男女共同参画局

若年層を対象とした性的な暴力の現状と課題 ~いわゆる「JKビジネス」及びアダルトビデオ出演強要の問題について~

この報告書のなかで、AVANの活動が紹介されています。

(川奈まり子 元AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 元AVAN代表
2017年1月28日>
https://twitter.com/MarikoKawana/status/825161903349436416

今のところ内閣府の総意と見るべきでしょう。AVANとIPPAに内閣府の暴力対策推進室の室長以下3名が来てリサーチしていかれましたし、法規制に向けた答申にAVANの紹介が掲載される予定ですが、AV制作の実態調査やAV女優の意識調査をする気配はありません。

内閣府の報告書をみてみます。

(2017年3月14日 内閣府「報告書」より引用。改行を施しています。)

<37ページ>
2017年3月14日

(2)アダルトビデオの出演者に関する取組

一般社団法人表現者ネットワーク(AVAN(Adult Video Actress & Actor’s Network))は、アダルトビデオの出演者等の同業者団体である。
平成 28 年7月に設立され、同年9月から会員募集を行っている。

同法人は、
「成人向け映像制作に関わるすべての人たちの人権を擁護し、出演者及び制作者が安全にかつ安心して働けるより良い労働環境を創出し、これまで以上に健全な業界を目指すことで、娯楽文化の発展に寄与して社会に貢献すること」
を目的としている。

同法人は、過度な法規制が導入されると出演者らに対するスティグマ化やアンダーグラウンド化が進むとの懸念を表明し、自主規制により、出演者への人権侵害行為を排除していこうと考えている。

また、出演者の多くは個人事業主であり、偏見や差別によって社会から疎外されることがないよう、出演者の権利擁護のための取組を行っている。
(※2017年3月14日)

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(再掲。AVANの見解)
出演者の多くは個人事業主(※2017年3月14日)

業界では疾(と)うの昔(ずっと以前)から、女優は個人事業主であった、ということがわかります。

(再掲。中村淳彦さん)

で、
「そこで会話するな」
「電話番号交換するな」
という、そういう管理の仕方をするところが多いので。
で、AV業界、もう35年になるけど、35年間、本当にそういう管理で流れてきていますね。

(再掲。原カントくん さん)

ラインの交換すらも禁止だ、って書かれているー
撮影がおわったあとに携帯をチェックするっていう事務所もあったと。
関係者の連絡先を交換していないか、って。
そこまで徹底。
そこが、逆に言うと、業界のライフラインみたいになっていた、っていうことなんでしょうね。
変に情報が入ってしまうと。

そこで会話するな
電話番号交換するな

このような境遇下でも、女優は、個人事業主、というあつかいであったのです。
報道等により、今年の4月から自称適正化がはじまる、と喧伝(けんでん)されてきました。
その一環で女優も個人事業主となる。
世の人々はそう思っていました。
これでプロダクションの桎梏から解き放たれる。
勝手な思い込みであったようです。
人々の常識とわいせつビデオ業界の常識は截然(せつぜん)と異なる。
このことがはっきりとわかりました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月12日

一般の皆様にお伝えしたい事。
これを機に『騙される方が悪い』と言う風潮やめて頂きたいですね。
素人の常識なんて簡単に覆されます。
『気を付けて』って言うわれて気を付けられるレベルではありません。
相手はプロ。
何枚も何枚も上手をいってきます。

香西咲さん
2017年6月27日

嬉しい。ありがとうございます。
常識が通用しない人も多い中でここまで頑張って来れた事は自分を褒めてあげたいです(笑)
嗚呼平和に暮らしたいなぁ~

香西咲さん
2018年1月10日

常識人なら。と言う感じでしょうか。
利益の為なら人権なんて無視。どんな手でも使ってきますからね。

香西咲さん
2018年1月25日

常識を持ち合わせていないので、削除合意を取付けたとしても、削除確認するまでは安心出来ません。

香西咲さん
2018年3月18日

時間をご覧下さい。大阪契約中私は殆ど酔っ払いの電話に付き合わされて寝ていませんでした。仕事の時間には連絡してくれず、毎日の様に夜中非常識な時間に連絡が来る、出ないと数十件の不在着信。6時間通話などザラにありました。これは泣き寝入りするしかないのでしょうか?
#MeToo
#パワハラ

香西咲さん
2018年3月20日

(前略。)
この問題に躍起になっているのは業界人ですし、既にお解りのように話が噛み合う事は難しいと思います。
常識が違い過ぎるので。
出来ればスルーでお願いします。

香西咲さん
2018年3月27日

報告ありがとうございます。
これだけ検挙されてるのに…厚顔無恥ですね。常識を求めても無駄なので法規制を強く望みます。

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香西咲さんは崇高です。
わいせつビデオ業界という異常な世界に留まることはありませんでした。
自力で脱出しました。
香西咲さんの魂は赤く輝いています。
それにしてもわいせつビデオ業界は奇矯です。
悪質です。
ありとあらゆる策を弄して人々を幻惑しています。
こいつらは世の中の不要物です。
一日も早い殲滅がもとめられます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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