中村淳彦さんが「渋谷のラジオ」で語った出演強要の実態(4)。香西咲さんを拉致した業界は、近々、川の水の泡のように消える運命にあります。世の習いです

本日も昨日にひきつづき、中村淳彦さんが語る出演強要問題についてみてみます。

渋谷のラジオ

2017年10月10日(火)13時00分~13時55分
 渋谷のほんだな

(※音声の文字化は筆者。)

(2017年10月10日 渋谷のラジオ「渋谷のほんだな」より、引用)

25:26のあたりから)
原カントくん さん(パーソナリティ)
そのセルになって、意外にそのセルビデオもどんどん安くなり、かつ視聴者はどんどん過激なものであるとか、質の高いものってのをもとめるあまり、どんどん作り手が行き過ぎちゃうみたいな。
そういうところもあるんですかね。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
ユーザーの意見を聞くようになって、普通の一般的な仕事にしようとするビデオのひとたちが、ユーザーの意見をどんどんとりいれて。
それで、みるひとたちがほしいもの、って、安く提供する、って、いうほうに走ったんですね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
なんか普通に、それから言ったら、市場原理、みたいな気がしますけどね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

そうです、そうです。
市場原理が行き過ぎたことで、
「もっとかわいい子を出せ」
「もっと過激なことをしろ」
っていうのをやりすぎて、今回の強要につながっているのもあります。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
AV女優さんも、めちゃくちゃかわいい子、いますからね。
本当に。
これ、でも、なかには、業界のなかでも誇りをもってはたらいているひとたちって、当然いらっしゃるわけですよね。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
いやいや、まあまあ、いっぱいいるんじゃないですかね。
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朝日新聞社のwithnewsが、元スカウトの証言を紹介しています。
スカウトはどのようにして女性を悪の世界へ誘い込むのでしょうか。
みてみます。

(2018年3月2日 withnews「AVスカウトが無くならない理由 最もグレーな存在が回す『業界の闇』」より引用。)

withnews

(元スカウト)
「自ら応募してくる女性は、ほとんど単体(女優)になれない。単体はスカウトがあげるしかない。スカウトがいないとAV業界は回らない」
(元スカウト)
「単体クラスの女性にAVやりませんかと声を掛けても乗ってくる訳がないのです。芸能で全部通すしかない」
所属先のスカウト全員が同じ手口だったほか、プロダクション側にも
「AVと言わず、芸能事務所だと言って連れてきてくれ」
と指示されていたといいます。

(再掲)
単体クラスの女性にAVやりませんかと声を掛けても乗ってくる訳がないのです

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年12月28日>

もう一度言います。 元アットハニーズA氏に洗脳されて無ければ私はAVに出ていません。
8ヶ月間洗脳され占い師まで登場し、イメージビデオとあやふやなまま富士山の麓のスタジオに連れていかれました
勿論後悔しています。
最近ファンの方々に恵まれた事が唯一の救いです。

強要をなくすためには、わいせつビデオ業界をつぶすしかありません。
自明です。
他に策はありません。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
そういういまのAV業界全体が、なんとなくネット等の世論だと、
「AV全体はブラックだ」
みたいにみられていることについては、中村さんはどういうふうに思いますか?

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

いや、やっぱり、トップ層でそういう強要みたいなことが起こって、労働問題が起こって。
それをやっぱり、あんまり対処しきれない。

いままで、AV業界は、女優のひとに人権がある、っていう考えが、まったく概念としてなかった

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(2016年7月14日発売「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

事務所の言いつけ通りに仕事をこなす日々。
夢のためにと笑顔をつくって自分を奮い立たせたが、気がつけばアルコールと睡眠薬が必需品になっていた。
ストレスから円形脱毛症になり全身がけだるく、胃腸は毎日、抉られるように痛みました。
自分で救急車を呼んだこともあった。
屈辱がフラッシュバックし、絶望的に命を絶ちたくなるときも・・・・・・

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月5日

≪1回の撮影につき、撮影業者が各芸能プロに約70万円を支払い、女優はその半分程度を出演料として受け取っていたという。≫
(2016年10月4日 産経新聞「AV撮影に女優派遣した疑い 芸能プロ社長ら書類送検」より)

こう言う情報をもっと公開して頂きたいです。
自分がどれだけ搾取されていたか予想がつくので。

原カントくん さん(パーソナリティ)
徹底的な男性社会というか。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
女性はあくまで商品だ、っていうところだったんですかね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

それで、商品は大切にするんですけれども。
商品は大切にするから、撮影現場では大切にされるけれども、辞めたあとは知ったことじゃないとか。

あと、辞めたあとけっこう後悔するみたいなこと後悔したらかわいそうだなみたいなことはいっさい考えてこなかったんですね。

(再掲。中村淳彦さん)
撮影現場では大切にされる

(2016年6月24日 withnews「私がアダルトビデオに出演させられるまでに起きたこと 被害の実態」より、引用。改行を施しています。)

withnews

控室の隅で泣いているうちに出番の時間になった。
「人間としての尊厳を持たせてもらえない、家畜のような存在になってしまった」
と思った。
泣きながら
「やめてほしい」
と繰り返したが、終了時にスタッフから
「初々しくて良かった」
と声をかけられた。
「カメラを止めて下さい」
と懇願し、
「もうできない」
と訴えても、
「お前はただ耐えればいい」
と言われるだけだった。
現場から裸のまま逃げたこともあったが、エレベーターの前で捕まって連れ戻された。

他の女性と一緒になったとき、着替えの最中に2人で泣きながら、
「頑張って早く終わらせて帰ろうね」
と励ましあった。

(2016年9月3日 弁護士ドットコム「『騙されてAV出演』ユーチューバー・くるみんアロマさん動画公開『抑止力になれば』」より、引用。改行を施しています。)

くるみんアロマさん

撮影スタッフからは
「あなたみたいに時間のかかる人は初めてだ」
「みんな家族がいるんだ。あなたが頑張らなかったら、みんなの家族全員の生活がなくなるんだよ。あなた背負えるの?」
って怒鳴られました。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
ふつうアイドルってデビューしてからだんだんキャリアをつんで有名になっていくのに、AV業界の場合、デビューしたときがキャリアが頂点で、そこからさがっていくという。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
あ、そうです。
男性のほしがる、客がほしがる層っていうのがやっぱり、けがれがない子とか、経験がすくない子とか。
そういうものが商品になっているので、そうなっちゃうんですよね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
なるほど。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
いびつですね。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
いびつ、っちゃ、いびつですね。
でもその、さっき言ったAV業界のなかのスカウトであるとか。
スカウト、プロダクション、メーカー、ってあると思うんですけれども、スカウトっていうのはけっこう最近、昔にくらべて、そんなにゆるくなっているんですよね。
たぶん。

条例とかもあって、なんなんでしょうね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

2005年に条例ができて、もう完全に違法な存在になってー

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原カントくん さん(パーソナリティ)
スカウト自身が?
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい。
スカウト、路上に立つことも法律で禁止されていますね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
あっ、そうなんですね。
那奈子さんとかは会うんじゃないの?
渋谷とか普通に歩いていたら。

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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)

別にないですけれども。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
なので、その条例以前は本当に、普通にかわいい子が渋谷を歩いていたら、どれくらいかな、駅から109に行くのに10人以上、声をかけられるとか。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
ありましたよね、そういうとき。
おちおちスクランブル交差点、立ち止まっていられないぞ、って。
赤信号のときとか。
ありましたよ。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
いまはそういう状態ではないですよね。
減っています。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
減っていますよね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
でも、やっぱり、スカウトのメッカというのは渋谷であるとか?
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
あのー、路上スカウトは、禁止なことやっぱり、わざわざやらなくて。
いまはネットに移動していますね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
たしかにその、あえてリスクなことをやるよりはね。
ネットに行ったほうがいいですよね。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

それで、いまの子はさっき言ったみたいに、承認欲求とか、そういう流れがあって。

そういうことに敏感なので、キラキラ系のブログつくって、ひとをあつめて、AVとか風俗に誘導したりとかー

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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)

それが読んでいてよくわからなかったんですけれども。
なんなんだろう?
キラキラ系のブログ、って。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
キラキラ系のブログって、これ、なんでしょうね?
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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)

スカウトをする側がつくるんですか?
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原カントくん さん(パーソナリティ)
ものすごく、みんなから「いいね」がもらえるみたいな感じじゃないですかね。
「いいね」のもらいかたがちがう、という。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
なんて説明すればいいのかな。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
それは、AVスカウト、AVプロダクションがキラキラ系のブログを?
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
あ、プロダクションは管理、あっせんなので。
発掘ですね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
発掘会社。
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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)
へー。
スカウトするひとがキラキラしたブログをつくるんですか?

それとも、女の子の側がキラキラしたブログをつくるんですか?
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

いや。
やっぱり、キラキラしたブログで女の子が寄ってくる、っていうのがあるようで。
やっぱりそれは、言っていますね。

ネットを駆使して、意識の高い子をあつめて、なんかうまいことを言ってAVなり、海外で売春のルートもあるみたいで、そういうのにのせちゃうとか。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
うっかりキラキラ、入って行ったら、えらいことになりますね。
本当に。

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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)
ふーん。
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明日のブログへつづく。)

アダルトビデオ(わいせつビデオ)業界は、極悪人が蠢(うごめ)く異常な世界です。

(再掲。中村淳彦さん)
辞めたあとは知ったことじゃない

辞めたあとけっこう後悔するみたいなこと、後悔したらかわいそうだなみたいなことはいっさい考えてこなかった

オリンピックまであと2年です。
わいせつビデオ業界はそれまでに撲滅されることでしょう。
人々は、糊口(ここう。「生計」)の道を絶たれた犯罪者たちを真下にながめながら、こう愉悦のことばを口にすることでしょう。
辞めたあとは知ったことじゃない
と。
業界人の哀れな末路をながめさせていただきます。
自分がおこなった悪事はかならず自身に返ってきます。
これが世の習い(きまり)です。
「習い」といいますと、方丈記のなかの一節が頭にうかびます。

(鴨長明著「方丈記」より、引用。)

朝に死に、夕べに生まるる習ひ、ただ、水の泡にぞ似たりける。

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「朝にだれかが死に、夕方にだれかが生まれるという人の世の習いは、川のなかの水の泡に似ている」
という意味です。
水の泡はご存じのとおり、消えたり、あらたに誕生したりします。
近々、消滅する運命にあるのがわいせつビデオ業界です。
かわりに生まれるのが業界によって葬り去られた女性の未来です。
悪はかならず滅びる。
世の習いです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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