中村淳彦さんが「渋谷のラジオ」で語った出演強要の実態(2)。あらためて業界の異常さがわかりました。2年以内に業界は滅び、香西咲さんは再生します

昨日のつづきです。
昨年の10月、中村淳彦さんが渋谷のラジオに出演されました。
テーマは出演強要問題です。

渋谷のラジオ

2017年10月10日(火)13時00分~13時55分
 渋谷のほんだな

本日も中村淳彦さんの所論を拝聴させていただきます。

(※音声の文字化は筆者。)

(2017年10月10日 渋谷のラジオ「渋谷のほんだな」より、引用)

10:02のあたりから)
原カントくん さん(パーソナリティ)
いや、でも、この「AV女優消滅」のなかに、やっぱ過程であるとかシステムみたいのがですね、すごく如実に描かれておるんですけれど。
あの那奈子さん、同じ年頃の女性たち、女子大生もたくさん出てこられると思うんですけれども、この本、お読みになられましたでしょうか?

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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)
はい。
読みました。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
率直な女子大生としての感想を。
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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)
う、うーん。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
渋谷の歩き方がちょっとかわってきませんか?
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片柳那奈子さん(サブ・パーソナリティ)

いやー、うーん、なんか、まあ、そういうことが起きている街でもあったんだな、っていうのはふつうに思いましたけど。
なんかむずかしいですよね。

自分がきちんと理性的にものを考えているのかどうかっていうのが、おわってみないとわからないものなんだなぁ、っていうー

すべてのことに巻き込まれて。
巻き込まれて、っていう言い方かどうかわからないんですけど。
なんか、わたしってこんな社会やこんな世界に身を置いていたんだって気づくのが
そのなんかこう、踏み出す手前じゃないんだな、っていうのがー
最初の序盤読んだとき、思いましたね。

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香西咲さんはこうした洗脳の実相を的確なことばで表現されています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月14日

一般の方々は洗脳なんて有り得ないと思うでしょう。
私もそう思っていました。
(後略。)

香西咲さん
2016年8月4日

事務所所属時代、目の前に『夢』と言う人参ぶら下げられて走り続けてきた訳ですが、その人参が偽物だった事。
そしてその『夢』が私にとって大学生からずっと温めてきた大切なものだったから、簡単に手放せなかった事。
そして走り出したら2度と引き返す事が出来ない道だと思い込んでいた事。

香西咲さん
2016年12月27日

もう一度言います。
元アットハニーズA氏に洗脳されて無ければ私はAVに出ていません。
8ヶ月間洗脳され占い師まで登場し、イメージビデオとあやふやなまま富士山の麓のスタジオに連れていかれました。
勿論後悔しています。
最近ファンの方々に恵まれた事が唯一の救いです。

香西咲さん
2017年12月9日

洗脳で「身内(事務所)の話しか聞く耳を持たない」っていう脳のバリアが出来るんですね。
ヘルメット被っている様な感じ。
そこに非道理な事をやらされたり不信感を持つと亀裂が入り、疑問を抱くけどまだ何も出来ない。
時間をかけて外の世界と触れ合う様になって少しずつバリアが削げ落ちていく感じです。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
一番密集地帯でもあるわけです。
渋谷とこの恵比寿の間とかがね。
いわゆる、AV村、って言われるところでございますからね。
そこにぼくたちはここでしゃべっているわけですけれども。
そもそも先ほど言った、契約っていうのでうったえた、というのがあるんですけど。
ぼくもふつうの素人みたいな考えで訊(き)きたいんですけど、契約書ってこれ、有効なものなんですか?
法的に。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
いや、だから、そのときは有効だと思ったからうったえたんでしょうけれど、やっぱり棄却。
その裁判は流れたのでー

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原カントくん さん(パーソナリティ)
裁判所が、有効じゃない、と。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい。
それで、そのあとに、AVプロダクションの大手のマークスジャパンというところが捕まって、けっこう報道されたんですけれどもー

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原カントくん さん(パーソナリティ)
報道されましたよね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はなしがおかしくなってー
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原カントくん さん(パーソナリティ)
大手ですよね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
そうです、そうです。
それで、マークスジャパンっていうのが、すごいAV業界のなかでは良心的なプロダクションとして有名でー

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原カントくん さん(パーソナリティ)
この本でも書かれておられます。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
これがけっこう、悪徳と呼ばれている、ムラのなかで悪徳と呼ばれているひとだったら、
「あいつだったから捕まったんだ」
というはなしになるんですけれども、マークスジャパンが捕まっちゃうとちょっと、全員がまずいんじゃないか、ってなって。
そこでね、あの、かなりざわつきはじめてー

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原カントくん さん(パーソナリティ)
ざわつきはじめて。
これね、業界全体がもしかしたら本当に消滅してしまうんじゃないか、っていうざわつきですよね。
それ、たぶん。
まっとうにやっているひとですら捕まるんだったら。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
うん、そう、そうです。
だからそこでやっぱり、何が悪いんだろうって、まあ上層部のひとは考えるようにだんだんとなっていったんですね。

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(再掲。中村淳彦さん)
何が悪いんだろうって、まあ上層部のひとは考えるようにだんだんとなっていった

2月1日、警視庁が、業界人をあつめて説明会を開催しました。
そのとき警視庁の幹部がこう言ったそうです。

(2018年2月2日 withnews「AV強要、非公開だった警察説明会の中身 出席者『これでは生殺し』」より引用。改行を施しています。)

withnews

メディアが退出後、説明会はさらに20分ほど続きました。
朝日新聞の独自取材によると、説明にあたったのは、自らの仕事を
売春に関する各種犯罪の取り締まりを担当する」
と自己紹介した管理官でした。
話の最後で、管理官は「お願い」の言葉を述べました。
売春防止法、職業安定法、労働者派遣法など各種法令を守って事業活動を実施して頂きたい」
「法人の代表者、幹部による社内統治の徹底をさらに進めてもらいたい」
など4点を列挙しました。

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(再掲。中村淳彦さん)
何が悪いんだろうって、まあ上層部のひとは考えるようにだんだんとなっていった

こいつらは管理売春が合法であると思っているようです。
業界人は全員、犯罪者です。
まともな人間は存在しません。

原カントくん さん(パーソナリティ)
なるほど。
もともとはAVライターとして中村さん、ご活躍されて。
いまはもう、ちがうフィールドでも活躍されていると思うんですけれども。
さっき言った、
「7割がAV女優さんは志願で、3割がスカウト」
っていう。
基本的に志願するかたっていうのは、おカネが稼ぎたくって、というかたなんですかね?

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
いや。
いまねこれが、問題がこじれているまたひとつの理由なんですけれど。
AV女優はあまりにもこの5、6年、おカネにならないんですね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
それはあれですか、出る本人にとっても?
まわりの業界関係者にとっても?

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
いや、本当にAVが売れなくなって、市場が縮小しているので、皆、しがみついているような状態なので。
「わたしこんなにリスクを背負ったのにこんだけしかもらえないの」
っていう。
やっぱり、思うと思うんですよ。
ほとんどの女の子が。
で、そこがもう、労働のリスクと、労働と賃金が割りあわなくて。
女の子たちは、もう我慢できない、っていうのもひとつの理由です。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
なるほど、いびつな過渡期みたいな時期になっているのかもしれませんね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
そうですね。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
市場として。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
そうか、でもこのご本のなかでも書かれていましたけれども、AV女優にとってその、ギャラのはなしっていうのが非常に御法度だと。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
うん、そうです。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
そこがなんか、本当のあれなんです。
掟(おきて)なんだな、って、あらためてはじめて知りましたね。
よっぽど友だち同士ではなしてもだめなんだというね。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
そうです、そうです。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
びっくりしました。
それは。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

で、
「そこで会話するな」
「電話番号交換するな」
という、そういう管理の仕方をするところが多いので。
で、AV業界、もう35年になるけど、35年間、本当にそういう管理で流れてきていますね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
なるほど。
竹村さんこれ、編集者として前回の「職業としてもAV女優」を1冊つくられて、5年後に「AV女優消滅」をお書きになってもらっていますけれども、いま中村さんが、市場がどんどんシュリンク(縮小)している、っておしゃっていました。
それに対して、5年ぶりに1冊つくって実感というか、驚きみたいなものはありましたでしょうか?

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竹村優子さん(幻冬舎 編集者)
ありますね。
やっぱり、「職業としてもAV女優」っていうのは、内容的にも、AV女優は職業だ、っていうある種の前向きさというか、なんかそういうところがあったと思いますし、売れ行き、受け止められかたっていうのもこう、もうすこし前向きで、数字的にもうごきかたもよかったんですけれども。
やっぱり5年経ってみたら、読者からの反応のありかたもぜんぜんかわってきているな、っていうのは思って。
その読み手のざわつきだけでも、AV業界が元気がなくなってきているんだな、っていうのはなんか感じますね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
なるほどね。
男のぼくが言うのもなんですけれども、ネットでググったらすぐ出てきますからね。
裸の映像が。
ただで。
そういうところとやっぱ戦っていかなければならないって。
ふつうのビジネスの原理としてもなかなか、どの現場も苦しいんですけど、それはAV業界も一緒だってことですね。
いや、でも、このAV女優のなかに、しかもこの本のなかにも書かれていますけれども、ヒエラルヒーというものがそのなかにもあって、単体っていうのと、企画単体っていうのと、企画っていうのがあるって書かれていましたけれども。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい、はい。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
これ、ちょっとですね、渋谷のラジオを聴いているリスナー、商店街のおじさまとかおばさま、知らない可能性がありますので、簡単にご説明をしていただいてもよろしいでしょうか。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
まあ、簡単に言うと、単体っていうのがメーカーの専属って言われているひとたちで、テレビとか新聞に出ているひとたちは単体なんですね。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
最近、AV女優がアイドル化っていいますか、ユニットとしてデビューとかしますものね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい。
で、単体になれるのが上位のせいぜい5%ぐらいだと思うんですけれども、それがやっぱり、ちゃんと手を挙げるメーカーが専属としてAVアイドルとしてデビューさせるっていうのが単体で、100人いたら5人くらいです。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
100人いたら5人もずっと単体でいられるわけじゃないんですよね。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
いやいや、だから3本契約っていうのがふつうなんですけれども。
3本ずつ、売れ行きをみながら。
3本だけで切られる子もいればー

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原カントくん さん(パーソナリティ)
なるほど。
延長するひともいればってことで。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
はい。
で、すごい人気がある、いまトップだと、紗倉まなとかっていうのがどれくらいやっているの?
4年、5年、やっているんじゃないのかな。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
ずっとトップを走りつづけておられる。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
ていうのがまれに、ほんの一部いる、っていう。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
さっき言った志願する7割のなかには、そのおカネってだけの問題じゃなくて、いつかその、紗倉まなさんのようにいわゆるバラエティでも活躍できるような女優になってみたいと。
芸能界の足がかりにしたいっていうひとも当然いらっしゃる?

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)

いっぱいいます、いっぱいいます。
で、どうしてこんないっぱいいるの? どうしてかな? って思ったら、やっぱりおカネで釣れなくなったというのが多いと思うので。
たぶんね、そういう口説きかたをしているのだと思いますね。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
ふつうに考えたら、風俗ではたらいたほうがまだ高給を稼げるんじゃないかなと。
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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
そうですね。
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原カントくん さん(パーソナリティ)
ちょっと思ったりもしたんですけれども。
おカネだけだったらね。

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中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
で、いまの若い子って、こうAVだけじゃないんですけれども、やっぱり、お金の、稼ぐためになんかしたい、っていう子はちょっと、われわれの世代より減っていて。
やっぱり、有名になりたい、とか、ひとにみとめられたい、とか、こう承認欲的なものでうごくひとが、AV女優以外でもふえているな、って印象はあります。

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原カントくん さん(パーソナリティ)
たしかに承認欲求が行動原理になっているのはありますよね。
おそらく。
現場に行ったら行ったで、現場のなかで自分はチヤホヤされるというかー

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つづきは明日のブログでご紹介をさせていただきます。

(再掲。中村淳彦さん)
AV業界、もう35年になるけど、35年間、本当にそういう管理で流れてきていますね

わいせつビデオ業界の余命はあと2年です。
残念ながら40周年をむかえることはできません。
東京オリンピックまでに殲滅されます。
世のひとびとから有(あ)らん限りの罵詈雑言を浴びせられ息絶えることでしょう。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年9月20日

青木りょうさんへ
5年間を返して下さい
死にたい

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滅するのは業界人です。
香西咲さんではありません。
あともうすこしです。
わいせつビデオ業界が滅び、香西咲さんは再生します。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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中村淳彦さんが「渋谷のラジオ」で語った出演強要の実態(2)。あらためて業界の異常さがわかりました。2年以内に業界は滅び、香西咲さんは再生します」への1件のフィードバック

  1. 匿名

    早く無くなって欲しい。
    管理売春とかなんで野放ししてるんだろう?

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