一昨日、朝日新聞が、「アルシェ」というプロダクションに関する記事を配信しました。
(2018年5月29日 朝日新聞「『ウソついてAV出演契約』 消費者団体が改善求め文書」より引用。改行を施しています。)
●朝日新聞
女性にウソをついたり、複数人で取り囲んで説得したりしてアダルトビデオ(AV)出演の契約を結んでいるとして、NPO法人資格を持つ消費者団体「消費者機構日本」が4月下旬、東京都内のAVプロダクションに改善を求める文書を送った。 |
——————————————————–
「女性にウソをついたり、複数人で取り囲んで説得」
もちろんアルシェの件は、氷山の一角でしょう。
偶然、発覚しただけです。
●朝日新聞
同機構がAVプロダクションに申し入れをするのは初という。 関係者への取材でわかった。 |
——————————————————–
消費者機構日本は昨年の11月10日、AV人権倫理機構に対して、アダルトビデオ出演契約に関する意見書を提出しています。
(参考。当ブログ)
・2018年1月4日
——————————————————–
●朝日新聞
文書によると、都内にあるAVプロダクション「アルシェ」は、女性と契約を結ぶために 「絶対ばれない」 「身ばれ(身元の判明)しない」 などとウソをついたり、契約を断っているにもかかわらず複数人で取り囲んで説得して物理的、精神的に女性が退去するのを妨害したりしたという。 |
——————————————————–
株式会社アルシェの登記簿をみてみます。
(※注 一部、ぼくのほうで削除している箇所があります。)
(*下線のあるものは抹消事項であることを示す。)
(※以下、省略。)
社長は、鈴木秀行となっています。
3年前に発足した会社のようです。
(再掲。朝日新聞)
「『絶対ばれない』『身ばれ(身元の判明)しない』などとウソをついた」
「契約を断っているにもかかわらず複数人で取り囲んで説得して物理的、精神的に女性が退去するのを妨害」
消費者機構日本のホームページを確認しました。
株式会社アルシェへ送付した申入書が公開されています。
(消費者機構日本のホームページより、引用。)
●消費者機構日本
消費者機構日本は(株)アルシェ(以下「アルシェプロダクション」)に対して、消費者契約法の不当勧誘に該当するとして、アダルトビデオ出演(以下「AV出演」)のためにする契約の勧誘に際して行っている次の行為をやめるよう申入れを行いました。
不当勧誘の概要 ●実際は、AV出演をした個人の身元が明らかになる可能性があるにもかかわらず、「絶対にバレない」等とだまして勧誘していた。(不実告知) ●実際は、個人が勧誘の際に実演したくないと申請した「NG項目」を実演させていることが多いのに、「NG項目はやらなくてよいから」とだまして勧誘していた。(不実告知) ●勧誘を受けている個人が、その場から退去することを希望しているのに退去させなかった。(退去妨害) 今後、アルシェプロダクションから回答が届きましたら、適時、当機構のホームページにてお知らせいたします。 ※(株)アルシェ:所在地は東京都渋谷区。「アルシェプロダクション」との屋号でプロダクション事務所を経営している。 |
——————————————————–
(再掲。朝日新聞)
「4月下旬、東京都内のAVプロダクションに改善を求める文書を送った」
2018年4月26日 適格消費者団体 消費者機構日本 |
当該文書の発信日は2018年4月26日となっています。
株式会社アルシェ社長の鈴木秀行へ宛てた「申入れ・要請・問合わせ書」をみてみます。
長文です。
全部で6ページです。
(2018年4月26日 適格消費者団体 消費者機構日本「申入れ・要請・問合わせ書」より引用。)
はじめに
●消費者機構日本 申入れ・要請・問合わせ書
この度、消費者より当機構に対し、貴社とのアダルトビデオ出演のためにする契約に関する情報提供がありました。 |
——————————————————–
つきましては、本申入れ等に対する貴社の文書による回答を5月31日(木)までに当機構に送付ください。 |
——————————————————–
なお、本件につきましては、適宜の方法で公開をおこないます。
また、当機構は消費者契約法第23条4項に基づき、本申入れ等の内容と結果を消費者庁に報告します。 消費者庁は、消費者契約法第39条に則り公表を行う場合があります。
|
——————————————————–
申入れ事項
株式会社アルシェが女性に対しておこなっている悪行を抜粋します。
●消費者機構日本 申入れ・要請・問合わせ書
貴社は、スカウトを使い契約目的を隠して消費者を連れ出し、事務所の狭いスペースの奥まった場所に消費者を座らせ、AV出演のためにする契約を消費者が断っているにもかかわらず、複数人で長時間勧誘を継続して上記契約を締結させたことは、退去妨害による契約であるといえます。 |
——————————————————–
消費者がAV出演契約をするにあたり、AV出演という役務の性格上、他人に知られずに行うことを最重要な条件として契約することが通常であるところ、実態として「顔がばれる」「身ばれする」といった事態が発生しており、かつ「顔がわかる」「見ばれする」ような広告宣伝を行っているという事実があるとの情報提供がありました。 |
——————————————————–
NG項目の指定により撮影内容が限定されることは、消費者の自己決定権及びプライバシーをどこまで放棄するかにかかわる重要な意思表示であり、役務の内容を指定する行為ですから消費者契約法第4条第5項1号に該当します。
当然、実際の撮影の場で指定した役務以外の行為を求められることは本来債務の内容ではなくNG項目の行為をする義務は消費者にはありません。 |
——————————————————–
スカウトに対する行為を利用して、AV出演のためにする契約を締結させるという勧誘目的を告げずに若い女性を誘い出して契約させたという情報が寄せられています。 |
——————————————————–
貴社は契約者に対して契約書を交付していないとの情報提供を受けています。 契約書は、契約者が自己の権利として義務を確認するために必要な書類であるので、確実に契約書を契約者に渡すべきです。 |
——————————————————–
消費者機構日本は、適格消費者団体です。
適格消費者団体の主たる目的は、消費者契約法に違反している事業者に対しておこなう差止請求です。
おそらく消費者機構日本は、差止請求訴訟も考えているのでしょう。
(再掲。消費者機構日本 申入れ・要請・問合わせ書)
「スカウトを使い契約目的を隠して消費者を連れ出し、事務所の狭いスペースの奥まった場所に消費者を座らせ、AV出演のためにする契約を消費者が断っているにもかかわらず、複数人で長時間勧誘を継続して上記契約を締結させた」
あくどいです。
このような所行は民事上の責任だけですまされません。
刑事罰が科せられる事案です。
差止請求訴訟と併せて、社長の逮捕がもとめられます。
(2018年5月15日 動画 衆議院インターネット審議中継「衆議院 消費者問題特別委員会」より、引用。)
(※音声の文字化は、筆者。)
●河上正二 青山学院大学法務研究科教授(前内閣府消費者委員会委員長)
(前略。) ただですね、クーリングオフとか取消権とか、契約からの離脱というのは、 「これは、はなしがちがう」 というふうにわかった時点、あるいはそういうふうに言った時点ですけれども、だいたい手遅れであります。 ですから、それを考えると、実効性のある被害予防のためには、こうした出演強要行為があった場合には、一定の刑事責任、刑事罰で対応することが必要ではないかと思います。
これは要件面でいま先生がおっしゃった問題が若干あるわけですので、その部分についてすみやかに検討して刑事罰を用意するという方向をひとつ考えないといけないのかなという気がいたします。 |
——————————————————–
機は熟しました。
だれもが、業界人(=犯罪者)を刑務所にぶちこむ新法の制定を待ち望んでいます。
峻厳な内容の法律となることをこころより願っております。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
□その他
こいつらがおこなったことは株式会社アルシェの比でありません。
より犯罪的です。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月17日>
仰る通りです。 佐藤さんには『死にたいなら死ねば』と言い放ってますし。 今後は自分の為に生きなきゃ! |
●香西咲さん
<2016年8月28日>
青木亮は私が知ってる限りでは少なくとも2人を自殺未遂まで追い込み、 中国人に対してAV女優の売春を目論む人間です。 私はその被害者です。 |
●香西咲さん
<2016年9月20日>
青木りょうさんへ 5年間を返して下さい 死にたい |
●香西咲さん
<2016年9月24日>
学校とかで『自殺ダメ』とか言うポスター見かけるけど、 当事者からすれば、だったら救いの手を差し伸べて下さいって話。 結局傍観者は何もしないんだから。 |
●香西咲さん
<2017年11月16日>
私のTwitterをご覧になっていた方は私が自殺願望を吐いたり、辛い事をぶつけて来た事も全てご覧なっているはず。 それを見ていてい敢えて「楽しそうにやってるじゃん」と言える人は、AVライターアケミン様(強要で逮捕されたマークス取締役)然り、AV強要された女性を馬鹿にしているのでしょう。 |
●香西咲さん
<2018年4月19日>
私が過去に自殺願望を書いた事をわざわざ通報して下さった方のおかげで、 また新しい機関にAV強要の被害を説明する機会を戴きました。 私のアカウントを取り巻く方々や攻撃的なツイートをする方の事も全て相談してこようと思います。 通報して下さった方ありがとうございます。 |
——————————————————–
今後は犯罪者たちが死への願望を口にするようになるでしょう。
犯罪者たちが苦しみ、のたうちまわり、朽ち果てていく姿を高いところから眺めさせていただきます。
——————————————————–
■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ