これまで国民の意識の変化に合わせて多様な法律がつくられてきました。香西咲さんを奴隷としてあつかったわいせつビデオ業界は国民の敵です。法規制は必至です

昨日、児童ポルノに関する国会審議についてふれました。
9年前、民主党は、与党が提案した児童ポルノの単純所持の禁止法案を潰しました。
民主党の冷酷さとは対照的に、参考人の方々の意見は常識的なものでした。
本日も2009年4月3日の衆議院法務委員会の論議をみてみます。

2009年4月3日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

前田雅英 首都大学東京法科大学院教授          

一つは、初めの立法のころに比べて特に留意しなければいけないのは、ネットの問題ですね。

法益侵害性が非常に高まってきている。

児童ポルノが一たんネットの中で流れ出してしまうと、もう消えることはあり得ない。
永遠に残ってしまう。

もちろんなるべく残さないように消していくことが重要だと思いますけれども、本人にとって非常におぞましい画像が一生消えない形で残り続けるということ、これを何とかしなきゃいけないということなんだと思います。

前田教授の発言は2009年になされたものです。

(再掲)
児童ポルノが一たんネットの中で流れ出してしまうと、もう消えることはあり得ない。永遠に残ってしまう

現在はちがいます。
2014年に児童ポルノの単純所持の禁止が実現して、この問題は解決しました。
いま、インターネット上では、児童ポルノのブロッキングがおこなわれています。
プロバイダー(接続業者)が児童ポルノサイトへ接続することはありません。

前田雅英 首都大学東京法科大学院教授          

立法の状況としてもう一つ変わってきているのは、刑事法の側からいいますと、刑罰というのはなるべく狭い方がいいというのは今でも変わらないんですが、例えば、家庭内の子供のしつけなんかについて刑罰が入るのはとんでもない、男女間のトラブルに法律を使うのはとんでもない、夫婦げんかは犬も食わないと言っていたのが、児童虐待の法律ができた、ストーカーの法律ができた、そしてDV法ができた。

その間ずっと見ていまして、やはり適切に、国民の意識の変化に合わせて立法状況、進めていっていただいていると思っております。

(再掲。前田雅英教授)
国民の意識の変化に合わせて立法状況、進めていっていただいている

すこし前まで国民は、アダルトビデオの撮影に対して誤った認識をもっていました。

2016年3月11日 衆議院 内閣委員会「会議録」より、引用。)

池内さおり 衆議院議員(日本共産党)          

膨大な量のアダルトビデオが今流通をしています。
そこで流されている女性の映像のうち、果たしてどれだけの人たちが自分の選択で自分の意思で出演しているのか。

長らく信じられてきた言説があります。
AVには被害者などいない女性は皆同意のもと撮影に応じているし、それ相応の対価も得ているのだから問題はないと。

(再掲。池内さおり議員)
AVには被害者などいない
女性は皆同意のもと撮影に応じている

いまから2年前のことです。
人々は、自分の考えがまちがっていることに気づきました。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。)

香西咲さん

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」

(2016年7月14日発売「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

ストレスから円形脱毛症になり全身がけだるく、胃腸は毎日、抉られるように痛みました。
自分で救急車を呼んだこともあった。
屈辱がフラッシュバックし、絶望的に命を絶ちたくなるときも・・・・・・
事務所の言いつけ通りに仕事をこなす日々。
夢のためにと笑顔をつくって自分を奮い立たせたが、気がつけばアルコールと睡眠薬が必需品になっていた。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月8日

一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。

吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。

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(再掲。池内さおり議員)
女性は皆同意のもと撮影に応じている

まさか日本にこのような人身売買の組織があるとは思いも寄りませんでした。

(再掲。前田雅英教授)
国民の意識の変化に合わせて立法状況、進めていっていただいている

わいせつビデオ業界は伏魔殿(ふくまでん)であると悟りました。
そこは犯罪者の巣窟です。
世の中に存在してはならないものです。
国民の意識はかわりました。
法規制は必定です。

前田雅英 首都大学東京法科大学院教授          

その中でやはり、児童ポルノ法を初めにつくったところで、後で申し上げますが、日本の文化の特殊性という意味で、非常に慎重目につくっていった。
だんだん機が熟してきて、さらに国際的なレベルに合わせて動いていけるようになってきているという感じがいたしております。

やはり、ネット社会が中心になってくると余計そうなんですけれども、グローバルな視座というのは非常に重要だと思います。

グローバルな視座
今月(4月)の12日の参議院法務委員会で、公明党の若松謙維議員がこの点に論及しました。

2018年4月12日 参議院 法務委員会
(動画 参議院インターネット審議中継)

(参考。当ブログ)
2018年4月15日質疑、応答の全文を掲載。)

(※音声の文字化は、筆者。)

若松謙維 参議院議員(公明党。元総務副大臣)

諸外国のですね、みているんですけれども、1月にドイツ、オランダ、行ってまいりました。
どちらかというとそれぐらいの国はオープンだったんですけれども、やはり、いま、ホテルではそういうAVビデオなんかありません。

いま日本の社会のどれだけモラルがですね、いわゆる後退しているのか。

やっぱりそういった観点でわたし、諸外国と比較、次回また質問予告しますので、質問通告したうえでその点についておうかがいー

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前田雅英 首都大学東京法科大学院教授          

今回、いや、外国の言うなりになってどうこうということだけではないんですが、やはり恥ずかしくない立法ということで、どういう理由でこうしたかということを世界に向かって常識的に説明のできる立法ということが重要だと思っております。

2年半後にオリンピックが開催されます。
現在、日本では、わいせつビデオ業界人が跋扈しています。
こいつらは依然として人身売買をおこなっています。
現状のままでは恥ずかしくて、オリンピックを開催することなどできません。
早期の法規制がもとめられます。
前田教授は法律の制定だけでなく、マニアがよく口にしている戯言(たわごと)にも言い及びました。

前田雅英 首都大学東京法科大学院教授          

この中で、よく小児性愛の問題なんかを考えるときに、児童ポルノを禁圧すると、特にこの場合は漫画のことなんかを考えている人が多いんですけれども、これを禁圧すると犯罪がふえると。

要するに、幼児に対していたずらをしないで済んでいるのは漫画や画像を見て満足しているからであるというようなめちゃくちゃな議論もあります。

これはもちろん立証されていない

逆に、こういうものがなくなれば、幼児に対してのそういう侵害が減るかといったら、そう単純ではないと思います。
だから、これをなくしてもそういうものが減らないから禁圧すべきでないというようなめちゃくちゃな議論をする人もいます。
これも、犯罪を減らすためだけの手段でやるのではなくて、その画像が出ること自体で少女自体が大変な侵害を受けて、おぞましいものを見せられているというものもあるし、それから、社会全体から見て、小学生等を強姦しているものを写して、それが、いや、強姦罪に当たるけれども画像としては問題ないんだみたいな議論、これはやはりおかしいんだと思いますね。

(2016年7月15日 AVライターアケミンブログ「『強要』について二つの記事があった日。 」より、引用。) 

アケミン氏
<2016年7月15日>

「AVはファンタジー」とも言えるのでしょうが、
ファンにとっては
「どうせならいいファンタジーを見させてくれよ!」
という感じですよね。

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(再掲。前田雅英教授)
禁圧すると犯罪がふえる
立証されていない

いくらよいファンタジーをみせても、社会の安寧(あんねい。「安泰」)にはつながりません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月16日

私のTwitterをご覧になっていた方は私が自殺願望を吐いたり、辛い事をぶつけて来た事も全てご覧なっているはず。
それを見ていて敢えて「楽しそうにやってるじゃん」と言える人は、AVライターアケミン様(強要で逮捕されたマークス取締役)然り、AV強要された女性を馬鹿にしているのでしょう。

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アダルトビデオ(わいせつビデオ)業界はこれまで、無垢の女性の人生を破壊しつづけてきました。

2018年4月12日 参議院 法務委員会
(動画 参議院インターネット審議中継)

(※音声の文字化は、筆者。)

若松謙維 参議院議員(公明党。元総務副大臣)

ちょっと質問通告していないので、次回の質問通告の予告をさせていただきますけれども、結局このAV出演強要なんですけれども、制作っていうんですか、ビデオの制作側のとりしまりなんですけれども、結局、日本のいまの社会をみていると、いわゆるホテルに行くと簡単に犯罪を犯している映像が出ている。
それ、簡単にアクセスできる。

そして街のなかには、アダルトビデオが売っている
そしてネット社会ですから、見える、と。

いま日本の社会のどれだけモラルがですね、いわゆる後退しているのか。
やはり社会の受け皿を、いまのような状況を、見過ごしたんじゃかわらないと思います。

ニーズがあるわけですから。

そこをちょっとこれからも検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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児童ポルノの単純所持につきましては、2014年に違法となりました。
アダルトビデオ(わいせつビデオ)に関しても、同種の流れで推移していくものと考えます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月6日

いつか笑って語れる日が来ますように…
#AV強要
#人身売買
#severeproblemofjapan
#humantrafficking
#japan https://www.instagram.com/p/BcWzMXrFrhV/

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もうすぐです。
あともうすこしですべてのことが解決します。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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