4月は、AV出演強要被害防止月間です。
昨年、公明党の要望によって実現しました。
(公明党広報のツイートより、引用。)
●公明党広報
<2017年4月1日>
#出演強要 で緊急対策
政府は31日、公明党の提言を踏まえ、AV出演強要など若い女性らの性被害への緊急対策をまとめた
4月は進学・就職などに伴い生活環境の変化が大きく、性被害に遭うリスクが高いとされるため「被害防止月間」と設定https://t.co/3IYTd4cZHc— 公明党広報 (@komei_koho) 2017年4月1日
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被害防止月間は今年で2回目です。
2日前の公明新聞をみてみます。
(2018年4月10日 公明新聞「女性国会議員リポート」より引用。改行を施しています。)
●公明新聞
春は進学・就職などで人の移動が多い時期です。 地方から上京した若い女性を狙ったAV(アダルトビデオ)出演の強要被害を防止するため、政府は昨年、公明党の提言を受け、4月を被害防止強化月間としました。 今年も啓発活動や取り締まりの強化などが行われる予定です。 これからも女性が安心して活躍し、輝ける社会をつくっていきます。 |
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昨日、警視庁が啓発活動をおこなったようです。
(TBS NEWSのツイートより、引用。)
●TBS NEWS
<2018年4月12日>
AV出演強要を防げ、警視庁が被害防止キャンペーン https://t.co/FhADHLlxV0 #tbs #tbs_news
— TBS NEWS (@tbs_news) 2018年4月11日
(2018年4月11日 TBS NEWS「AV出演強要を防げ、警視庁が被害防止キャンペーン」より引用。改行を施しています。)
●TBS NEWS
若い女性が強制的にアダルトビデオに出演させられる被害が相次いでいることから、警視庁は女性らに被害の防止を呼びかけるキャンペーンを行いました。 |
「モデルにならないか」 「タレントにならないか」 若い女性が悪質なスカウトに声をかけられ、だまされてアダルトビデオに出演させられる被害が後を絶ちません。 こうしたことから、警視庁は東京・渋谷区の路上でターゲットとなり得る女性らに対し、チラシを配るなどして、注意を呼びかけました。 |
警視庁によりますと、10代後半から20代の女性にスカウトをかたってわいせつな行為に及んだり、言葉巧みにアダルトビデオに出演させたりといった被害が相次いでいるということです。
警視庁は被害を受けた際は、相談ダイヤル「#9110」へ連絡するよう呼びかけています。 |
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今回の報道によって、出演強要に関する警視庁の捉え方が判然となりました。
警視庁はこうのべています。
「言葉巧みにアダルトビデオに出演させたりといった被害が相次いでいる」
と。
政府も同様の認識です。
(2018年3月27日 日本経済新聞「JKビジネス131店、規制強化でもやや増 警察庁まとめ」より引用。改行を施しています。)
●日本経済新聞
政府は(2018年3月)26日、JKビジネスやアダルトビデオ(AV)への出演強要問題について、関係府省庁による対策会議を開催。
菅義偉官房長官は |
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「被害が相次いでいる」
「依然として深刻な状況にある」
結局のところ業界は、何もかわっていないようです。
(辻丸さんのツイートより、引用。)
●辻丸さん
<2018年4月9日>
設立して一年経つのに今だ事務所も電話も準備中で、加盟社も最初のままの日本プロダクション協会。
代表退任して一週間経つのに今だ経緯説明も、新代表の発表もないAVAN。
まったく実態不明の第二プロダクション協会。
続々作られているらしい追加ルールを全然公表しないIPPA。
これのどこが"可視化"? https://t.co/zCVTJgAisc— AV落人辻丸 (@kohe000) 2018年4月9日
<2018年4月11日>
●辻丸さん
#metoo #wetoo は徹底スルーのAV業界改革派。 散々被害者叩き、業界悪魔化への反発を繰り返し、あげく適正アピールしてる現在、へたに触ったら藪蛇? (後略。) |
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(再掲。警視庁。昨日)
「言葉巧みにアダルトビデオに出演させたりといった被害が相次いでいる」
警察は当然、黙過しないでしょう。
犯罪者をとりしまるのが仕事なのですから。
とりあえず、4月の被害防止月間中に、業界人の逮捕はあるのでしょうか。
(2018年3月26日 第4回関係府省対策会議 3 平成30年度「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」実施予定施策一覧より、引用。)
●警察 AV出演強要実施予定施策
□平成30年(2018年)4月中
□各種法令を適用した厳正かつ積極的な取締りの推進
関係機関等とも連携し、関係機関等から警察に提供のあった情報も踏まえ、アダルトビデオ出演強要問題については、強制性交等罪(強姦罪)、強要罪、淫行勧誘罪、労働者派遣法等の(JKビジネスについては省略)各種法令を適用した厳正な取締りを推進する。 |
期待しています。
(再掲。警視庁。昨日)
「言葉巧みにアダルトビデオに出演させたりといった被害が相次いでいる」
「言葉巧みに」
モデルやアイドルなれる、と騙して誘い込む手口を想起します。
業界人の常套手段です。
橘ジュンさんというかたがいらっしゃいます。
BONDプロジェクトの代表です。
自立することが困難な若い女性に対して、支援活動をおこなっています。
昨年の5月に、衆議院の厚生労働委員会で、参考人質疑がありました。
橘ジュンさんは、参考人のひとりとして「児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律案」への意見をもとめられました。
そのときの会議録を読んでいて、途中、ぼくは見返しました。
以下のくだりです。
(2017年5月30日 衆議院 厚生労働委員会「会議録」より引用。)
●橘ジュン 特定非営利活動法人 BONDプロジェクト 代表
こんなことだってありました。 弱さにつけ込まれる被害だってあります。 家に居場所がなくて、家出をしていて、場所を確保するために援助交際をしている地方の19歳の学生から相談があったので、面談に行きました。 その子は、援助交際をやめたい、そういう相談でした。 そのため、地元にある青少年支援をしている団体を一緒に訪ね、何かあったときはとつなぎました。 その後、何と、頼った男性支援者から、人生変えられるから信じてついてきてと言われて、そのついていった先がラブホテルでした。 もう一度言いますが、男は青少年支援を行う支援者です。 体をさわられたのは、家出中の援助交際経験者でした。 その男の非は明らかなのに、世間からは、体を売ったことがある、性産業に携わっているなどと、女の子の被害については、そんなこと、大丈夫なんじゃないのとか、自分から誘ったりしたんじゃないのと、その被害さえも信じてもらえないこともあります。 結局、自分が責められたり、根掘り葉掘り日ごろの行いを聞かれることに精神的に耐えられず、被害を届けられない子も少なくないと思います。 |
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女性は、支援者の男性が口にする
「人生変えられるから信じてついてきて」
とのことばを信用しました。
騙されました。
わいせつビデオ(アダルトビデオ)業界のことが頭にうかびました。
おそらく業界人も、モデルやアイドルになれる、のほかに、この種のことばを多用しているのでしょう。
●橘ジュン 特定非営利活動法人 BONDプロジェクト 代表
若い女性たちは、社会の中で見守られているのではなく、性的なターゲットになっているということが、状況がわかっていただけましたでしょうか。 |
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年10月2日>
ここまで洗脳が解けて 今迄自分のしてきた事に嫌悪感を抱くとは思いもしなかった |
●香西咲さん
<2017年11月20日>
認知行動療法が終わって、だいぶ目の前の状況に向かい合える様になりました。 洗脳ノートとか見直すと酷い… 私は複雑過ぎた洗脳過程をしっかりまとめて同じ被害が起きぬ様後世に伝えたいと思います。 写メは事務所を辞めたいのに何度言っても辞めさせてくれなかったので弁護士を介入した時のもの。 |
●香西咲さん
<2017年12月9日>
Wikipediaご覧頂けると分かるかと思いますが、青木は「タレント目指す。レギュラー番組持たせる。映画の主演をさせる。」等言っておきながらレースクイーンやグラビアアイドルやっていた時の方が地上波の仕事は殆ど貰えなくなりました。 あの時何であんな人を信じたのか? 昨日UPした洗脳ノートです。 |
●香西咲さん
<2017年12月9日>
相手にもう少し洗脳技術があったら… 私が更に運が悪かったら… #青木亮 に言われて女の子をスカウトさせられる側にもなっていた可能性もあるし、 最悪オ〇ム真理教みたいな事だってなりかねなかったかも知れない。 「目的の為に手段を選ぶな」とよく言われていたから。 |
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(再掲。警視庁。昨日)
「言葉巧みにアダルトビデオに出演させたりといった被害が相次いでいる」
こうした被害をくいとめるための最良の方法は、青木を逮捕することです。
こいつを収監しないかぎり、出演強要問題はおわりません。
警察の奮励を期待しています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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