香西咲さんたち性犯罪の被害者はPTSDで苦しんでいます。ある弁護士は、PTSDであろうともそんなことは当方に関係がない、とほくそ笑んでいます。ゆるされるのでしょうか

守銭奴ということばがあります。
金銭欲の強い人間のことです。
法曹界のなかにもその種の輩(やから)が存在します。
ある会社から依頼をうけた弁護士は、利害の対立する女性に対してこう言ったそうです。
あなたがPTSD(心的外傷後ストレス障害)であろうともそんなことは当方に関係がない、と。
弁護士はほくそ笑みながら、こう畳みかけました。
言うことを聞かなければ裁判にうったえるぞ、と。
この弁護士の価値尺度はカネです。
もらうカネを基準にして自身のふるまいを決めています。

あなたがPTSD(心的外傷後ストレス障害)であろうともそんなことは当方に関係がない

PTSDとはどのような症状なのでしょうか。
過日の国会で重苦しいやりとりがなされました。
ふりかえってみます。

(2017年6月7日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

吉田宣弘 衆議院議員(公明党)

(前略。)
加えまして、私は、重大な心身にわたる傷を負った被害者というのは、あってはならぬのですけれども、やはり自殺に追い込まれてしまう場合というものがあるのではなかろうかと思っております。

私に示唆を与えていただいた被害者団体の方の著作にも、そのような、自殺に駆り立てるような苦しい心の思いを読ませていただきました。

私は、被害者の方が思い、苦しみ、最終的にみずからの命を絶ってしまうような事態というのは絶対にあってはならないことだと思いますし、そういった意味においては自殺対策というものが極めて重要であろうと思っております。

その上で、性暴力被害者支援と自殺防止対策事業との関連をぜひ強化していただきたく、強く要望させていただきたいと思いますけれども、厚生労働省から受けとめをお聞かせいただければと思います。

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中井川誠 厚生労働省 大臣官房審議官

性犯罪や性暴力の被害を受けた方の中には、自殺を図るおそれのある方もいらっしゃるため、御指摘のとおり、被害者支援と自殺対策との連携は非常に重要であると考えているところでございます。

政府の自殺対策の指針でございます自殺総合対策大綱の見直しに向けた有識者による検討会の報告書、これは去る5月15日に報告をいただいたわけでございますが、その報告書におきましても性犯罪、性暴力の被害者支援のさらなる充実が必要とされておりまして、こういった支援を進めていきたいと考えているところでございます。

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(参考。新たな自殺総合対策大綱の在り方に関する検討会 報告書
<10ページ>

また、 女性のライフサイクルを理解した上で、 女性を主な対象とした各種施策と自殺対策との連携を図っていく必要がある。
心身に深刻な影響を与え、 長期にわたって自殺のリスクとなりかねないDV (ドメスティック ・ バイオレンス)の防止のための教育・啓発、相談体制や居場所づくり、性犯罪・性暴力の被害者支援の更なる充実を図るべきである。

中井川誠 厚生労働省 大臣官房審議官

具体的には、例えばいわゆるいのちの電話として電話相談を行う民間支援団体による相談支援を引き続き後押ししていくこと、それからもう一つは、現在、福祉、医療などの従事者を対象に、性暴力被害者に対しPTSD等に対応した専門的な心のケアを行えるよう研修を実施しているところでございますので、自殺対策の現場におきましてもこうしたスタッフも活用していく、こういうことによりまして自殺対策の観点からも性暴力被害者に寄り添った相談支援等の充実を図ってまいりたい、かように考えている次第でございます。

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吉田宣弘 衆議院議員(公明党)

さまざま進んでいることとお聞かせいただきました。
しっかり、ただでさえ苦しい思いをされている方がみずから命を絶つことなきよう、ぜひ寄り添っていただければと思います。
(後略。)

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PTSDは死に直結する病である、ということがわかりました。
被害者のかたはつぎのように吐露されています。

(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

当時のことを思い出したら、今でもフラッシュバックに悩まされます。
本当に後悔しています。
(中略。)
本当に消えてなくなりたいと思うときが多々あります。
生きていてもしょうがないんじゃないかとか…。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月22日

何事も忍耐力ですね。

あとは焦らずPTSDフラッシュバック等治して行こう。

人間って意外にタフなのかも知れないです。

香西咲さん
2017年2月18日

AV強要の件に触れられたらフラッシュバックしてしまった…
6~3年も経つのに。
フラッシュバックに耐えられなくて、去年の秋以来この件に関しては取材を控えて居たのですが…
まだまだ傷は癒えていませんでした。
怖い。
一生の傷にならない様に治療に人生を託します。

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(NHK みなさんからのメッセージ 性暴力被害「性犯罪の被害者となって」より、引用。改行を施しています。)

30代 / 女性

私は2年前に、性犯罪の被害者となりました。
一人暮らしで、夜中いきなり家におしこまれて刃物で脅されてレイプされました。
事件後から、フラッシュバックや強い不安感などはありましたが、転職したてだったので仕事を休むこともできず、周囲には黙っていました。
しかしまったく眠れない日々が続き、どうにもならず精神科へ。
PTSDと判断され、EMDRという専門的なカウンセラーを受けました。
EMDRは、事件をことを思い出さなければならず、私の場合、治療後の反動が非常に大きかったです。
仕事でも、少し休みがちになったので、思い切って上司(男性)に「強盗事件としてのPTSD」で相談しました。
しかしながら、理解をされず、それどころか、それを理由に解雇されます。
(精神的な理由でクビにすることは法律違反なので、直接的に病気が原因とは言いませんが)人を信じることができず、当然のごとく会社でも孤立しています。
強姦は「魂の殺人」です。
しかも2度殺されます。
1度目は犯人に。
2度目は社会に。

3年前の参議院法務委員会でも性犯罪とPTSDの関係がとりあげられました。

(2015年5月13日 参議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

望月晶子 弁護士

おはようございます。
弁護士の望月と申します。
本日は、貴重なお時間をいただきまして、どうもありがとうございます。

私は、弁護士16年目で、当初より犯罪被害者支援業務に携わってまいりました。
また、三年前にNPOを立ち上げまして、性犯罪の被害者のために、公的支援に限らず、総合的支援を提供するような活動を行っています。

そういった経験等を踏まえて、主に性犯罪に関する観点からきょうは意見を述べさせていただきます。

それに当たりましては、皆様に、いま一度、強姦罪というもの、それが被害者に与える影響についてよく考えていただきたいと思います。

強姦というのは、嫌な相手に、無理やり服を脱がされ、裸にされて体をさわられ、もてあそばれ、性器を挿入されるもので、加害者と長時間著しく密着します。
その間、被害者は、殺される恐怖や汚されていく屈辱感、無力感等を感じ、その体験は事件後も長期にわたって被害者を苦しめ、事件から何年たってもフラッシュバックやパニックを起こして、まともな社会生活を送れなくなったり、自殺してしまう被害者すらいます。

そんなひどい被害体験であるにもかかわらず、その実態がなかなか表に出てこないのは、ほかの事件とは違って、性犯罪の被害者は、できるだけ事件のことを知られたくないという思いがとても強く、苦しみを外にあらわすことができないのです。
(後略。)

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(再掲。悪徳弁護士)
あなたがPTSD(心的外傷後ストレス障害)であろうともそんなことは当方に関係がない

この弁護士は、自分が殺人行為をおこなっていることに気づいていないようです。
弁護士法第1条1項はこう書かれています。

弁護士法 第1条1項
弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする

弁護士職務基本規程もみてみます。

弁護士職務基本規程 第1条 
弁護士は、その使命が基本的人権の擁護と社会正義の実現にあることを自覚し、その使命の達成に努める

いずれも、「基本的人権の擁護」と「社会正義の実現」を謳っています。
現在、上述の弁護士は、不実な依頼主に飼われ、禄(ろく)を食(は)んで(報酬をもらって)います。
深淵(しんえん)から沸き上がるものがあります。
このようなことがゆるされるのでしょうか。
被害者の基本的人権を蹂躙し、社会正義を唾棄している悪徳弁護士を野放しにしておくことはできません。
この種のものに鉄槌を下す方策はないものでしょうか。
思いつきませんので、何かよい考えがありましたら、ご意見をお寄せください。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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