出演強要問題対策PTの佐々木さやか議員は、出演強要に対してしっかりとりしまるべき、とのべています。与党の発言は香西咲さんにとって追い風となります

いささか旧聞に属します。
先月、日仏共同テレビ局フランス10というサイトが、佐々木さやか議員にインタビューをおこないました。

<2018年3月16日>


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佐々木議員は、公明党のAV(アダルトビデオ)出演強要問題対策プロジェクトチーム(PT)の座長でもあります。
インタビューでは、出演強要問題についても語っています。
有益な内容ですので、動画のなかから出演強要に関する部分を抜粋してご紹介させていただきます。

(※音声の文字化は、筆者。)

記者
じゃ、AV出演強要問題になるんですけれども、たいへんいま社会問題になって、制作者側、スカウト側の逮捕者まで出ていると。
佐々木先生がこの問題にとりくまれようと思ったきっかけはまずなんでしょうか?

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佐々木さやか 参議院議員(公明党)

わたしがこの問題を知ったのは、そういうAV出演強要被害に遭ったかたの支援をしているライトハウスさんからおはなしをうかがいまして、こういう被害があるんです、ということをおはなし聞いてはじめて知ったんですね。

それを聞くまで、わたしはぜんぜん知らなかったですし、そのころ、すこしずつマスコミでもとりあげられるようになって。

裁判がありまして。
プロダクションから違約金を請求されて、それが棄却された、という裁判が。
判決が出たころだったんですけれども。
それの報道なんかもあって。

そのときにライトハウスさんからうかがったおはなしでは、まあ、わたしはどちらかというとそういう業界というのは、普通に暮らしているひとたちにとってはあまり関係のない、というか、
「遠い世界のことかなぁ」
と思っていたんですけれども。

実際に被害に遭うかたっていうのは、たとえば、二十歳前後の、地方から上京してきてあまりよくわからないなかで、渋谷の街を歩いていて、声をかけられて、そういうAVだってことを知らないで巻き込まれた子とか。
そういう誰でも巻き込まれる世界のことで。

かつ、その意思に反してアダルトビデオに出るなんてことは、
「本当にあってはならないことだ」
と思うので。

そのはなしを聞いて、
「これは放っておけないな」
というふうに思ったのがきっかけです。

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記者
いまのはなしとかぶるんですけれども、AV出演強要とはどのような問題なのかということを、詳細をはじめて聞かれるかたにわかるようにご説明いただけますでしょうか。
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佐々木さやか 参議院議員(公明党)

そうですね、おもにスカウトで。

二十歳前後の若い女性に対する被害が多いんですけれども。

被害の事例としてわたしが聞いているものは、たとえば声をかけられて、テレビの撮影だからということで、路上にとまっていたバスのなかに入って撮影がはじまったと。
最初は聞いていなかったんだけれども、服を脱いでくれ、とか、そういうアダルトビデオの撮影がはじまって抵抗ができなくて、そういうビデオをとられてしまったという事例だったりとか。

それから最初は、モデルとかアイドルのスカウトだと思って契約をしたんだけれども、たとえばその、学生証をコピーをさせられて。
あとあとアダルトビデオに出るということになった場合に、こういう仕事をしていることについて、親に連絡する、とか、学校に連絡するよ、とか言われたりとか。

あと、そこまで至る前にですね、まずは写真を撮るから、ということで、最初は普通に洋服を着た写真だったんですけれども、だんだん水着になったりとか洋服を脱いだりしたような写真を撮られてしまって。
それが流出したりするのを考えると怖い、ということで、なかなか断ることができなかったりとか。

それから、さっきも違約金の裁判のはなしをしましたけれども、契約をしちゃったんだからここで出ないということになったら数百万とか、2千万とかそんな膨大なおカネがかかるんだよ、とかですね。
そういうことを言われて断れなくて、というようなケースもあるというふうに聞いていますけれども。

要するに、本当に自分が出たくて出る、ということでなくて、いろんな状況で追い込まれて、そういうことを知らないで、断りきれずに意に反してアダルトビデオに出演をすることになってしまったと。
こういうことを、出演強要被害、というふうにわたしたちは認識をして、公明党としてはプロジェクトチームをつくりまして、とりくみをしているところです。

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記者
では、AV出演強要をなくすために与党としてどのように今後とりくんでいかれるおつもりかうかがえますでしょうか。
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佐々木さやか 参議院議員(公明党)

公明党のプロジェクトチームでは、ちょうど1年くらい前にですね、政府に対して提言をいたしまして。

その提言のなかでは、相談体制ですね。
そもそも、そういう被害にあったということをうったえること自体がなかなかむずかしいことですけれども。
気持ち的にもですね。
まずはそういう相談の受け皿をしっかりつくるということ。

それから啓発ですね。
そういう被害に遭わないように、そういう危険があるんですよ、ということをより多くのかたに知っていただく必要があると思うので、そういう啓発の活動ですとか。

それから、無理やり意に反してアダルトビデオを撮影するというのは、現行の刑法とかいろいろな法律に反する場合がありますので、そういう法律に抵触するようなことについては、しっかりとりしまりをするということとかですね。

まあ、そういったことをおもに、提言のなかに盛り込んで、政府に申し入れをしました。
それに応じてといいますか、そういったこともあって、政府のほうでもこの1年ぐらい、とりくみを強化してもらっていると思っていますけれども。

ただ、まだ、被害の相談がなくなったというわけではありませんし、言ってもまだ1年ですので。

こういう相談、支援と啓発と、それから、法令の違反しているようなものについてはとりしまっていく。
ということを引き続きしっかりとやってもらうということが重要かな、と思っています。

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記者
AV出演強要問題で、当事者とお会いになっていると思いますが、どのような感想をおもちになりましたでしょうか。
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佐々木さやか 参議院議員(公明党)

被害者のかたのなかには、たとえばシンポジウムとか、そういうところに出席しておはなしをしてくださるかたたちもいますし、わたしもお会いしましたけれども。

印象といいますか、なかにはですね、たとえば今度はなしを聞かせていただきたい、ということで、そういうお約束をしたとしても、
「精神的につらい」
っていうこととか、
「体調がよくない」
っていうことで、なかなかそういうおはなしを聞く機会が実現できないっていうケースも実はあるんですね。

なので、表面的には元気なようにふるまっていらっしゃるかもしれませんけれども、本当にたいへんな精神的な肉体的なダメージをうけて。
それを乗り越えていくっていうのは非常にたいへんなことなんだな、ということを感じています。

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記者
(略)、AV産業を健全なものにするために、制作者側、あるいはスカウト側には何が必要だとお考えになりますでしょうか。
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佐々木さやか 参議院議員(公明党)

この出演強要問題ですごく問題だなと思うのは、意思に反してアダルトビデオに出なければいけない、ということを(業界が)じゅうぶん認識をしないで契約をしてしまったとか。

そういう意思確認というか。
そのかたが本当に出たいという思いで出るのであればこういう問題にはならないと思うんですけれども。

本当に出るということでいいのか、ということを契約の段階でしっかり、もちろん説明をするということとか、本人の意思の確認の手続きというのをきちんと丁寧にやっていただくことが大事なのかなというふうに思いますね。

そのうえで、二十歳前後の若い女性が被害に遭うことが多い、ということなんですけれども、社会経験がまだまだ浅いので、そのことの重大性とかですね。
たとえば、一度インターネットに載った場合には、それをあとで消したいと思っても物理的に全部消すっていうのはなかなかむずかしいっていうこととか。
そういう自分が出るっていうことで伴うリスクとかですね。
自分の人生にあたえる影響とか。
そういったこともしっかり冷静にきちんと考えたうえで出るなら出るという意思決定ができるようにスカウトとか契約っていうことをやっていただく必要が(業界には)あるのかなというふうに思いますね。

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(中略。)

記者
最後に、議員になられて4年半年。
その実績と、あと有権者、視聴者へのメッセージをいただけますでしょうか。

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佐々木さやか 参議院議員(公明党)

(前略。)
(略)、このAV出演強要問題っていうのも、やはり若い女性が被害に遭っているっていうことが多いということで、それもあってわたしも関心をもっているんですけれども。
そういうひとりの声を大切にするっていうのが公明党なんですが。

出演強要問題についても、本当に声をあげにくい、一番本当に声をあげにくいひとたちの声をしっかり聞いていくという意味で、公明党らしいとりくみなのでないかなというふうに思っています。
(後略。)

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(再掲。佐々木さやか議員)
いろんな状況で追い込まれて、そういうことを知らないで、断りきれずに意に反してアダルトビデオに出演をすることになってしまった

こういうことを、出演強要被害、というふうにわたしたちは認識

業界は以下の手法で女性を出演に駆り立てているようです。

(2016年10月20日 毎日新聞「AV問題:語り始めた業界人(7)大手メーカーの危機感」より、引用。改行を施しています。)

毎日新聞記者
そういった女性たちは、どんな経緯でプロダクションに行くのでしょう?

大手メーカーの面接担当者

(略)、スカウトを通さないプロダクションも、「AV」とは言わずに「手のタレント」などいろんな「モデル」をうたい文句に面接に来てもらい、そこで口説くわけです。

高収入求人誌などを見て来た女性に、まず「パーツモデル」の話からしていって「実際にあなたの稼ぎたい額を稼ぐためにはこういう仕事の方がいいですよ」とAVを紹介していく。
そういう時代になってきています。

当然、こうした行為は、出演強要、ということになります。
口説く
AVを紹介していく
これは職業安定法に違反しています。
だれが考えても。
警察による徹底摘発がもとめられます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月25日

富士山の樹海近くのスタジオに連れていかれてどうやって逃げろと?
周り何も無いですし。
怖い人20人近くいて声も出ないですよ。
男性にはこの怖さは分かりません。

(2016年10月17日 AFP「出演強要の罠、警告する日本のAV女優たち」より引用。改行を施しています。)

香西咲さん

ただ泣くしかできず。
周りで20人くらいの大人たちがせかすように構えて待っている。
あの中で、女性1人で囲まれても、私じゃなくても断れない。

香西咲さんの場合は出演強要の範疇を超えています。

<性犯罪者>
青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

こいつらがおこなったことはあきらかに犯罪です。
刑法犯に該当します。

(再掲。佐々木さやか議員)
表面的には元気なようにふるまっていらっしゃるかもしれませんけれども、本当にたいへんな精神的な肉体的なダメージをうけて

香西咲さんは極悪人によって心身を破壊されました。

(再掲。佐々木さやか議員)
無理やり意に反してアダルトビデオを撮影するというのは、現行の刑法とかいろいろな法律に反する場合がありますので、そういう法律に抵触するようなことについては、しっかりとりしまりをする

与党のことばです。
力強いです。
犯罪者たちの逮捕がまたれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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