仁比聡平議員につづいて本村伸子議員が出演強要の二次被害について質しました。野田聖子総務大臣の答弁は前向きでした。香西咲さんにとって理想の展開となってきました

昨日(4月3日)、日本共産党の本村伸子衆議院議員が国会で、出演強要問題をとりあげました。

(参考。本村伸子 衆議院議員)
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本村議員は、二次被害について質(ただ)しました。

2018年4月3日 衆議院 総務委員会
(動画 衆議院インターネット審議中継)

出演強要に関する質問は以下のとおりです。

(※音声の文字化は、筆者。)

本村伸子 衆議院議員(日本共産党)

日本共産党の本村伸子でございます。

重大な人権侵害であるアダルトビデオの出演強要問題、性暴力被害者支援の充実強化について質問をさせていただきます。

まず、重大な人権侵害であるアダルトビデオへの出演強要問題についてうかがいたいと思います。

スカウトから勧誘され、アダルトビデオへの出演があると説明をうけておらず、契約書などもよく読む時間もなく、控えの書類もなく、断ろうとしても長時間説得をされ、高額の違約金の請求や、実家や家族にはなす、などと言われ、結局、強要されてしまう実態がございます。

アダルトビデオへの出演強要、同意していない性的な行為等の撮影の被害状況について、まずおしめしをいただきたいと思います。

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渡邉清 内閣府 大臣官房審議官

いまご指摘いただきました調査は、わたしども、インターネット調査をおこなっておりまして、そのなかで、若年層を対象とした性的な暴力の被害等について調べたものでございます。

2018年3月23日
「平成29年度若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書(平成30年3月)

当該調査につきましては、過日の当ブログでもふれております。

(参考。当ブログ)
2018年3月26日

渡邉清 内閣府 大臣官房審議官

本年1月から2月にかけまして、15歳から39歳までの女性で、調査委託業者に登録されているモニター会員に対しておこなったものでございます。

まず、約3万2,000人を対象としまして事前調査をおこなったところ、先生ご指摘のとおりの、その前段階ですね、
「モデルやアイドルにならないか」
とか、そういった勧誘をうけたり、また、
「高収入のアルバイトが」
というようなうたい文句に応募した経験のあるひとは、おそよ5人に1人いらっしゃいまして、5,704人という数字でした。

この5,704人のうち、本調査のほうに協力していただいたのは、2,461人いらっしゃいましたけれども、このうち、勧誘や募集のときに聞いていなかった、または同意していなかった性的な行為などの写真や動画の撮影をもとめられた経験のあるひとが11.3%、277人いらっしゃいました。

さらに、この277人のうち、求められた行為の撮影などに応じてしまった、実際に応じた件数は約半数の129人いらしゃったという結果が出てございました。

(※下図は、「平成29年度若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書(平成30年3月)より、引用。)

新聞報道をみてみます。

(2018年3月24日 産経新聞「モデル・アイドル志望の9人に1人性的撮影を強要 既婚者の4人に1人がDV被害 内閣府調査」より、引用。改行を施しています。)

産経新聞

モデルなどの勧誘を装って、若い女性が性的被害を受けるケースが相次いでいることから、内閣府が実態把握の調査を行った。
このうち、性的な行為や露出の多い衣装などでの写真や動画の撮影を強要された人は11.3%の277人で、うち46.6%実際に行為に応じたと答えた。

強要をされた場合、半数近くの女性が被害者となる実態があきらかになりました。
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本村伸子 衆議院議員(日本共産党)

このアンケート結果をみますと、被害の数は相当数ある、とみなければならないと。
それだけ深刻な人権侵害があり、潜在化しているという問題だというふうに思います。

いっそう深刻なのは、同意していない悪質な性暴力の被害の映像がくりかえし使用、流通され、インターネット上で販売、拡散されて、二次被害に悩み、苦しみつづけるという問題です。

総務省は、違法・有害情報センターでは相談者に対して迅速かつ的確な助言をおこなうことに注力している、と。
現時点では実際に相談対象となった情報が削除されているかどうか把握する運用はおこなっていないということで、答弁もされておりますけれども、それでは被害回復の対応になっていないというふうに思います。

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12日前(3月23日)の総務省の答弁をふりかえってみます。
質問者は仁比聡平参議院議員です。

(参考。当ブログ)
2018年3月24日(※質疑と応答の全文を掲載)

2018年3月23日 仁比聡平 参議院議員(日本共産党)

総務省には有害情報の窓口っていうのがありますが、
「プロバイダーに削除申し出ができますよ」
という案内はしてくれるんだけれども、そのあと、実際に削除されたかという実態もいまは把握をするようなふうにはなっていません。
そのとおりですね。

2018年3月23日 古市裕久 総務省 総合通信基盤局電気通信事業部長

お答えいたします。
ご指摘がありました違法・有害情報相談センターでは、相談者に対して迅速、かつ的確な助言をおこなうことに注力しておりまして、現時点では実際に相談対象となった情報が削除されているかどうかを把握されているにはおこなっていないところでございます。

本村伸子 衆議院議員(日本共産党)

3月23日、参議院の法務委員会で、日本共産党の仁比聡平参議院議員の同意をしていない悪質な性暴力の被害の映像削除をもとめる質問に対して、上川法務大臣は、アダルトビデオ出演強要問題、政府が一丸となってとりくむべき問題であると認識しております、野田大臣、関係省庁ともしっかりと連携して一丸となった対策を努めてまいりたい、と答弁をされております。

(参考。当ブログ)
2018年3月24日(※質疑と応答の全文を掲載)

2018年3月23日 仁比聡平 参議院議員(日本共産党)

あの、インターネット、あるいはコンピューターのですね、拡大によるこうした被害をこれまでの仕組みでは被害を回復する対応ができないですよ。

法務大臣にお願いをしたいと思うんですけれども、どれだけの削除請求がかなっていないか。
支援団体や弁護士からも実情を訊(き)くなどをして、実態の把握をおこなって、インターネット上の画像をですね、いやなものはいやだ、と。
すみやかに削除する、これを組織化するということがわたし、どうしても必要だと思うんですね。
野田大臣をはじめとして、関係のみなさんとぜひ、ご相談をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

2018年3月23日 上川陽子 法務大臣

先ほど申し上げましたけれども、アダルトビデオ出演強要問題ということで、政府は一丸となってとりくむべき重大な問題であるというふうに認識をしております。

野田大臣、また関係省庁ともしっかりと連携をし、一丸となった対策に努めてまいりたいというふうに思っております。

本村伸子 衆議院議員(日本共産党)

削除をメーカーや販売店、プロバイダーにもとめても、削除をされないという現実があるわけでございます。
同意をしていない悪質な性暴力の被害の映像をインターネット上で販売、拡散される問題。
削除できるように総務省としても真剣に研究し、そして実証していただきたいと思いますけれども、大臣、お願いしたいと思います。

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野田聖子 総務大臣(※男女共同参画担当大臣と兼務)

お答えいたします。

AV出演強要は女性への人権を著しく踏みにじるけっしてゆるされない重大な問題であると認識しています。

総務省としてはまず、権利侵害情報への対応に関する民間ガイドラインやモデル約款の策定支援、そして事業者団体を通じた事業者に対するAV出演強要問題の周知などにより、出演強要に遭った動画が適切に削除されるよう事業者のとりくみを支援しているところです。

また、総務省が委託により設置している違法・有害情報相談センターにおいても今年度から、相談のあった動画が削除されたかどうかについての実態把握をおこなうなど運用への強化にとりくんでいくことにしています。

今後とも、違法有害情報相談センターの周知につとめるとともに、実態も踏まえつつ、さらに適切な措置が講じられるよう関係省庁と連携しながら、しっかりとりくみます

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(再掲。野田大臣)
今年度から、相談のあった動画が削除されたかどうかについての実態把握をおこなう

さらに適切な措置が講じられるよう関係省庁と連携しながら、しっかりとりくみます

先日の上川陽子法務大臣にひきつづき、野田聖子総務大臣も、前向きな答弁をおこないました。

本村伸子 衆議院議員(日本共産党)

ありがとうございます。
海外のプロバイダーをつかって無修正の動画を流す場合、事実上、訴訟を起こすこともむずかしいという現状がございます。
このことに対しても政府が何か有効な対策がとれないかということで、検討、研究が必要だというふうに思います。
また、Gogle検索の結果で身元がわかってしまうという問題もございまして、こうした検索サイトも被害を回復するために研究するべき、ということも申しのべておきたいというふうに思います。

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(もとむら伸子【本村伸子】さんのツイートより、引用。)

本村伸子 衆議院議員
<2018年4月4日>

過日の仁比聡平参議院議員とこのたびの本村伸子衆議院議員の質問は秀逸でした。

(再掲。本村伸子議員)
一歩前進!

出演強要問題に対する政府のとりくみがさらに進んだことだけはたしかなようです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月6日

複数の支援団体の方々、弁護士、霞ヶ関…それからファンの皆様、
また、これまで関心無であっても将来ご自身の娘さんやご家族が危険と隣合わせだと危惧された方々。

皆様の思いが大きければ大きい程、政治家の方々も問題として取り上げて下さります。

香西咲さん
2018年2月14日

個人的見解ですが
今年は流れが変わります。
色んな意味で。

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香西咲さんのおっしゃる展開となってきました。
あとは法的対応です。
新法の制定です。
業界の息の根をとめる内容のものになることを願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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