3月23日の参議院法務委員会で、内閣府男女共同参画局長と法務大臣が動画の削除について異例の発言をしました。香西咲さんは人生をやりなおすことができます

先週の火曜日(6日前)のことです。
国会で証人喚問がおこなわれました。
案件は森友学園に関する決裁文書書換え問題です。
質疑者の江田憲司衆議院議員が、前財務省理財局長の佐川宣寿氏に対して以下のことばを発しました。

(2018年3月27日 衆議院 予算委員会「インターネット審議中継」より。)

(※音声の文字化は、筆者。)
江田憲司 衆議院議員(無所属の会)

いや、いや、あなたが改ざんに関与していなかったら、秘密にするでしょうが。
そんなこと、あたりまえじゃないですか。
だから、これは、本当にね、違和感があります。
非常に。

あなたの場合はね、断言答弁、って多いんです。

昨年ね、
「政治家の関与はいっさいございません」
と。
「記録は全部、廃棄しました」
と。

ふつう、わたしも官僚出身ですけれども、官僚答弁というのは、のちのちなんか起こったことにそなえて、逃げ道をつくるものなんですよ

あなたの断言、言い切り答弁というのは、あなたの判断でやられたのですか。
それとも、答弁資料にそう書いてあったのでしょうか。

——————————————————–

江田憲司議員は、通商産業省(現・経済産業省)の出身です。

(再掲)
官僚答弁というのは、のちのちなんか起こったことにそなえて、逃げ道をつくるものなんですよ

官僚は相手に対して言質(げんち)をとらせません。
曖昧模糊とした説明に終始します。
10日前(2018年3月23日)の参議院法務委員会はちがいました。

2018年3月23日 参議院 法務委員会
(動画 参議院インターネット審議中継)

内閣府男女共同参画局長の答弁をみてみます。

(※音声の文字化は、筆者。)
武川恵子 内閣府 男女共同参画局長

いわゆるアダルトビデオへの出演強要をはじめとする女性に対する性的な暴力にかかわる問題は、犯罪となる行為をふくむ重大な人権侵害でございます。

特に10代から20代の若年層を狙った性的な暴力は、その未熟さにつけこんだゆるしがたいものと考えております。

また、そのような性暴力の被害者は身体的な面のみならず、おおくの場合、精神面でも長期にわたる傷跡を残す、そういうものでございまして、あってはならないものでございます。

女性活躍の前提となる安全、安心の基盤を揺るがす問題であるため、政府をあげてその根絶にとりくむ必要があると考えております。

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ぼくはこれを聞いたとき、絶句しました。
武川局長はこう言ったのです。
政府をあげてその根絶にとりくむ必要がある
と。
政府、です。
政府は、各府省庁と内閣からなります。

・政府 = 各府省庁 + 内閣

日本国憲法を確認します。

(参考。日本国憲法)
第66条
内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。

内閣 = 内閣総理大臣 + 国務大臣

(再掲。武川恵子 内閣府 男女共同参画局長)
政府(各府省庁 + 内閣をあげてその根絶にとりくむ必要がある

官僚が、内閣の領域まで立ち入ったのです。
異例の答弁です。

(再掲。江田憲司 衆議院議員)
官僚答弁というのは、のちのちなんか起こったことにそなえて、逃げ道をつくるものなんですよ

武川恵子内閣府男女共同参画局長は、関係府省対策会議の議長代理です。

参考。構成人員)
<関係府省対策会議>
 議長   内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
 議長代理 内閣府男女共同参画局長
 構成員  内閣府大臣官房政府広報室長
      警察庁生活安全局長
      消費者庁次長
      総務省大臣官房総括審議官
      総務省総合通信基盤局長
      法務省大臣官房司法法制部長
      法務省刑事局長
      法務省人権擁護局長
      文部科学省生涯学習政策局長

議長は野田聖子大臣です。
武川局長への信頼は頗(すこぶ)る厚いようです。
いっぽう、同委員会における上川陽子法務大臣の答弁につきましても、従来とは色合いがちがいました。

2018年3月23日 参議院 法務委員会
(動画 参議院インターネット審議中継)

上川大臣の答弁スタイルは、答弁書の棒読みです。
自分のことばで語ることはしません。
発するのは表面的なことばだけです。
けっして深入りはしません。
官僚よりも官僚的です。
この上川大臣がこれまでにない発言をしました。
まずは仁比聡平議員の質問からみてみます。

(※質疑、応答の全文につきましては、2018年3月24日の当ブログをご覧ください。)

(※音声の文字化は、筆者。)

仁比聡平 参議院議員(日本共産党)

できあがったAVビデオはですね、仮に笑顔がみえたとしても、それは支配されて、演技という外形が編集されている。
問題は、いやなものはいやなんだ、と。
そのようにしてできあがったアダルトビデオがインターネット上で販売される。
これ、拡散されますから、永遠に消えない。
第2の人生をあゆめない。
人生そのものにかかわる人権侵害になっていると。
ここが重大な問題になっています。
ところが、被害者がもとめても削除がされない、というのがいまの仕組みなんです。
支援団体や弁護士からも実情を訊(き)くなどをして、実態の把握をおこなって、インターネット上の画像をですね、いやなものはいやだ、と。
すみやかに削除する、これを組織化するということがわたし、どうしても必要だと思うんですね。

上川陽子 法務大臣

野田大臣、また関係省庁ともしっかりと連携をし、一丸となった対策に努めてまいりたいというふうに思っております。
この問題につきましての、重大な人権侵害である、ということについては、わたしくどももしっかりと認識をしております。

また、緊急な要請、ということにつきましても、理解をしているところでございます。

関係省庁、また野田大臣とともにこの問題についてとりくんでまいります

慎重な言い回しに終始する上川大臣が、早急に対策をおこなう、と明言しました。

(再掲。江田憲司 衆議院議員)
官僚答弁というのは、のちのちなんか起こったことにそなえて、逃げ道をつくるものなんですよ

上川大臣の退路は断たれました。
もう逃げ道がありません。

(再掲。上川陽子法務大臣)
緊急な要請、ということにつきましても、理解をしているところでございます

おそらく政府内ですでに対策が練られているのでしょう。
そうでなければ、ここまではっきりと確言をしません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月16日

引退した所で何も解決していない。
解決するのは全てこれから。
孤独な闘いは終わったけれど、本番は始まったばかり。

香西咲さん
2018年1月9日

#青木亮 に #AV強要 を受けていた時代の事実はアタッカーズ丸山チーフも私の事を指差して笑っていました。

そしてメーカーからは『当時の契約書も無ければプロデューサーも退職しているのでいつ、何のタイトルの為に撮り下ろした作品か分からなければ削除に応じられない』と。

香西咲さん
2018年1月25日

常識を持ち合わせていないので、削除合意を取付けたとしても、削除確認するまでは安心出来ません。

香西咲さん
2018年2月21日

#DMM #WILL は私を #AV強要 した際の契約書類は全て破棄したそうです。
なのに素材は勝手に使われています。体裁上、削除したのはDMM画面上だけで素材の削除には応じません。
#WILL
#DMM
加害者 #青木亮
#MUTEKI プロデューサー #杉浦右近
#丸山道央

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同委員会で、仁比聡平議員がこうのべています。
これ、世界中に広がっていく。これは、いやだ、と言っている女性にとってこれほど耐えがたい人権侵害というのはないと思うんですよ
と。

上川陽子法務大臣は早急に措置を講ずると約束しました。
あともうすこしです。
香西咲さんは人生をやりなおすことができます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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