本日も、3日前(2018年3月26日)に開催された第4回関係府省対策会議について記します。
(参考。当ブログ)
・2018年3月27日(第4回関係府省対策会議に関する記事①)
・2018年3月28日(第4回関係府省対策会議に関する記事②)
昨日、公明党の高瀬ひろみ(高瀬弘美)参議院議員が、以下のツイートをされました。
●高瀬ひろみ 参議院議員(公明党)
<2018年3月28日>
AV出演強要問題対策PT。内閣府の調査で無理やり性交等をされた女性は7.8%も。「被害を防ぐには現行の中学校ではなく、小学校段階から女性の体や妊娠も含めしっかりとした性教育が重要」との有識者の方々の声を重く受け止めてほしい、と要望。 pic.twitter.com/AAVf8lz0S5
— 高瀬ひろみ (@takasehiromi163) 2018年3月28日
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高瀬ひろみ(高瀬弘美)参議院議員は、AV出演強要問題対策PTの事務局長でもあります。
(参考。当ブログ)
・2017年11月22日
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(再掲)
みたことのない資料です。
そう思っていましたところ、本日、同じものが関係府省対策会議のサイトで公開されました。
(※下図は、「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」主な成果(平成29年度)より、引用。)
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3月26日の会議では、他にあと2つ、資料が配られたようです。
(参考)
2 「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」フォローアップ(全体版) |
ちなみに、本日は、第91回女性に対する暴力に関する専門調査会のサイトでも、同種のものが公表されました。
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「2」の「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」フォローアップ(全体版)」についてみてみます。
「フォローアップ」ということばが気になります。
いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」フォローアップ(全体版) |
「青字は平成30年度の取組予定」
青字で書かれている箇所が、次年度の取組予定、となっています。
常々、気になっていることがあります。
有識者検討会についてです。
現在のところ、どのような活動をしているのかがまったくわかりません。
秘密裏にうごいているようですので。
このたびの資料をみる前に、昨年の有識者検討会に関する記述を顧(かえり)みてみます。
2017年4月
(2017年4月 内閣府男女共同参画局「女性に対するあらゆる暴力の根絶」より、引用。)
<14ページ>
若年層の性的搾取に係る相談・支援の在り方の検討のための調査研究経費 (内閣府男女共同参画局推進課) 29年度予算額 0.1億円(新規)
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2017年5月
(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)
被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。 |
2017年6月
(2017年6月 内閣府男女共同参画局 男女共同参画白書 平成29年版「第2部 平成29年度に講じようとする男女共同参画社会の形成の促進に関する施策」より、引用。)
<207ページ>
第8章 女性に対するあらゆる暴力の根絶 第4節 性犯罪への対策の推進 また、若年層の女性に対する性的な暴力である、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等については、「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する関係府省対策会議」において、更なる実態把握や取締り等の強化、教育・啓発の強化、相談体制の充実等を内容とする「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」を取りまとめた。 内閣府では、被害者支援を行っている民間支援団体の協力を得て、若年層の女性に対する性的な暴力の被害実態を把握するとともに、有識者検討会を開催し、被害者に対する効果的な相談・支援の在り方について検討を行う。 |
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(再掲。2017年5月19日「今後の対策」)
「有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月27日>
報告ありがとうございます。 これだけ検挙されてるのに…厚顔無恥ですね。 常識を求めても無駄なので法規制を強く望みます。 |
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本日公開された資料の青字の部分を追いました。
ありました。
4ページ目のところに。
まずは黒字でこう書かれています。
(引用)
●6 その他
(1)被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討 <内閣府(男女)>
・ いわゆるAV出演強要問題について、法的対応を含めた必要な対策の在り方に係る有識者へのヒアリングを実施。 |
内閣府は現在、有識者から、法的対応に関する意見を訊(き)いているようです。
次年度はどうするのでしょうか。
(引用)
<AV出演強要問題>
現在実施中の有識者へのヒアリング状況を踏まえ、有識者検討会による更なる検討を進める予定。 |
「有識者検討会による更なる検討を進める」
安堵しました。
これは刑法改正のときと同じ流れです。
(参考。法務省)
●性犯罪の罰則に関する検討会
このときも時間をかけて、丁寧にヒアリングをかさねました。
(再掲。香西咲さん)
「常識を求めても無駄なので法規制を強く望みます」
もうまちがいありません。
法規制は必定です。
(再掲。今後の対策)
被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。 |
一番の関心事は、被害の回復です。
どのような内容のものになるのでしょうか。
有識者検討会の論議を期待しております。
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ここで話題がかわります。
(2018年3月26日 テレ朝news「AV出演強要巡り100人超検挙 警察庁が初の統計」より引用。)
●テレ朝ニュース(テレビ朝日)
警察庁が初めてまとめた統計によりますと、去年4月から年末までに、アダルトビデオへの出演強要に関連して、スカウトマンや制作会社の108人が検挙されました。 |
「108人が検挙」
既出の資料によりますと、これは昨年の4月から12月までの検挙数です。
今年に入ってからのぶんはふくまれていません。
内訳は以下のとおりです。
(引用)
<1ページ>
【AV出演強要問題】 検挙件数:4件3人(29年4月~12月) ・大阪府警:29年6月にコスプレモデル募集サイトによるAV出演強要被疑者を強要罪等で検挙 |
【AV出演強要問題】(29年4月~12月) ・スカウトに関する検挙件数:97件 105人(刑法1件1人、職業安定法9件13人、迷惑防止条例80件83人、軽犯罪法4件5人、その他3件3人) |
警察は現在、スカウトを徹底的にとりしまっているようです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年10月3日>
(前略。) 但しMUTEKIの様な元芸能人レーベルは桁違いに儲けることもあるので元タレントを騙そうとする悪人が居るのも事実です。 そんな悪質ブローカーや詐欺師は沢山います。 |
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つぎはこいつらです。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
□その他
犯罪者たちは毎日、怯えながら暮らしていることでしょう。
いつ捕獲されるかわからないのですから。
その姿を想像すると嗤(わら)ってしまいます。
逮捕の前に病で倒れる、などという落ちだけは、なしにしてほしいものです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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