今年も、出演強要に関するインターネット調査の結果が公開されました。かつての香西咲さんもそうであったように、被害をあきらかにすることは容易でないようです

昨日、出演強要に関する国会でのやりとりについてふれました。
今年になって強要問題をとりあげたのは、いちおう、以下の2人です。

杉田水脈 衆議院議員(自民党) 2018年3月9日 衆議院 内閣委員会

仁比聡平 参議院議員(日本共産党) 2018年3月23日 参議院 法務委員会

最初に質疑をおこなった杉田議員につきましては論外です。
国権の最高機関である国会で、論拠のない妄言を喚(わめ)き散らしました。
当然、答弁者は相手にしませんでした。
実質、仁比議員の質問が第1回目ということになります。

2018年3月23日 参議院 法務委員会

この日の男女共同参画局長の答弁のなかで、気になる箇所がありました。
以下の部分です。

武川恵子 内閣府 男女共同参画局長(2018年3月23日

インターネット調査におきましても、被害にあった方々がなかなか公的な相談窓口には相談していない、と。そういう実態もあきらかになっているところでございます」

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被害にあった方々がなかなか公的な相談窓口には相談していない
首を捻りました。
このような調査結果は記憶にありません。
昨日、疑問が氷解しました。
内閣府のサイトを確認したところ、最新のインターネット調査が公開されていました。

2018年3月23日
「平成29年度若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書(平成30年3月)

出演強要被害に関するものです。
公開日は3日前の2018年3月23日(金)となっています。

若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査

政府は昨年、はじめてこの種の調査を実施しました。
今年で2回目です。

(再掲。男女共同参画局長【2018年3月23日】)

インターネット調査におきましても、被害にあった方々がなかなか公的な相談窓口には相談していない、と。そういう実態もあきらかになっているところでございます」

被害にあった方々がなかなか公的な相談窓口には相談していない
前回は相談窓口に関する質問がありませんでした。
日本の官僚は世界一優秀である、と言われています。

●杉田水脈 衆議院議員(自民党) 2018年3月9日 衆議院 内閣委員会

仁比聡平 参議院議員(日本共産党) 2018年3月23日 参議院 法務委員会

仁比聡平 参議院議員(2018年3月23日

「今国会で先日、与党議員からこころない、まるで言いがかりのような質問がされたこともございまして」

官僚は事前に、このような言いがかりを想定していたのかもしれません。

杉田水脈 衆議院議員(自民党) 2018年3月9日 衆議院 内閣委員会

●仁比聡平 参議院議員(日本共産党) 2018年3月23日 参議院 法務委員会

杉田水脈 衆議院議員(2018年3月9日

「たとえば警察はどのように把握しているかというと、2016年読み間違い。正しくは平成26年)の1月1日から28年の12月31日までの3年間で、相談件数は、実はたったの25件」
「AV強要っていうのは、件数がきっちりと警察が関与している件数っていうのはほとんどないんです」
「実はこれ残念なこと、残念なことって言ったらよくないのかもしれませんが、この職業に就きたいという女性はすごく多いんですよ。 引く手あまたで(笑)。すごく狭き門らしいですよ」

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内閣府は、3月9日の衆議院内閣委員会よりも前に、調査をおこなっていたようです。

「平成29年度若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書より、引用。)

<3ページ>

調査期間
平成30年2月13日~同年2月19日

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答弁をした男女共同参画局長は、こころのなかでせせら笑っていたにちがいありません。
このバカは何を言っているんだ、と。
当該インターネット調査の結果をみてみます。
まずは、被害に遭われた女性への質問です。

聞いていない・同意していない性的な行為等の写真や動画の撮影に応じるよう求められたり、実際に応じた経験がある人(277人)

<21ページ>
撮影を求められたり、またはそれらの行為を実際に行ったことについて、誰か・どこかに相談したことがあるか?

相談したことはない」(41.9%
「友人・知人(交際相手を除く)」(27.4%)
「 家族や親戚」(20.2%)
「交際相手」(13.7%)
(以下、省略。)

なぜ、41.9%(116人)の女性が相談しなかったのでしょうか。

<22ページ>

自分の責任なので、自分で何とかしなくてはいけないと思ったから」(47.4%
「相談するのが恥ずかしかったから」(30.2%)
「家族、友人・知人等に迷惑をかけたり、悲しませたりしたくなかったから」(26.7%)
「その出来事があってからすでに相当な時間が経過してしまったから」(19.8%)
「特に理由はない(なんとなく相談には行きにくい)」(19.8%)
(以下、省略。)

自分で何とかしなくてはいけないと思った
ため息がでます。

つぎの設問です。
今度はより多くの女性に訊(たず)ねています。

(対象)

モデル・アイドル等の勧誘を受けたり、モデル・アイドル等のアルバイトの募集広告を見て応募した経験がある人(2,461人)。

<23ページ>
公的な相談機関でも、同意していない性的な行為等の撮影を求められるという問題の相談を受け付けていることを知っているか?

「そもそも公的な相談機関があることを知らなかった」(43.8%
「公的な相談機関があることは知っていたが、こうした問題を相談できることは知らなかった」(28.4%)
「知っている」(27.8%)

警察などへ行って相談するという発想は僅少のようです。

<24ページ>
公的機関の相談窓口。どのような相談窓口であれば相談しやすいか?

「匿名で相談できる(本名を伝えなくても相談できる)」(63.8%)
「個人情報や相談内容等の秘密が守られる(相談内容について、本人の意思を確認せず他者や他機関(警察・学校・親等)に伝えない)」(60.3%)、
「夜間・休日も相談を受け付けている」(53.8%)
「相談専用のメールがある」(40.0%)
(以下、省略。)

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どのような相談窓口であれば相談しやすいか?
との問に対して、60.3%のかたが、
警察に伝えない(窓口)」
と答えています。

(再掲。杉田水脈議員)

「たとえば警察はどのように把握しているかというと、2016年読み間違い。正しくは平成26年)の1月1日から28年の12月31日までの3年間で、相談件数は、実はたったの25件」
「AV強要っていうのは、件数がきっちりと警察が関与している件数っていうのはほとんどないんです」
「あまりにもこれ、件数がすくないのに対して、政府が挙げて、予算をつけて、こういうこと(4月の被害防止月間)をやるっていうこと。メリットとデメリットを考えたときに、先ほども言ったように、こういうふうな日本を貶めるプロパガンダに使おうとするひとたちがあきらかにいて、そのひとたちの言うことを聞いて、これ(内閣府の報告書)書いていますよね」

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杉田議員は浅薄(せんぱく)です。
あまりにも。
ものごとを深く考えるちからがないようです。

野田聖子 男女共同参画担当大臣(2018年3月9日

「性的な問題っていうのは女性であればわかると思いますけど、家族にもなかなか相談できないことがあります」
「ですからわたしは、やはりそういう被害があったということをしっかりうけとめてあげて、これを25件しかではなく、ひょっとしたらもっともっと大勢の女性たち、若い女性たちがいまも悩んでいるかもしれない」
「まあ社会的弱者っていうですかね、そういうひとたちの声を丁寧に拾いあげることも政治にとっては大切なことだと思っています」

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(再掲。野田大臣)
ひょっとしたらもっともっと大勢の女性たち、若い女性たちがいまも悩んでいるかもしれない

香西咲さんもそうでした。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月8日

一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。

吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。

香西咲さん
2016年7月14日

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」

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(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。)

伊藤和子 HRN事務局長
<2016年7月14日>

杉田水脈は政治家だけではなく人間としても失格です。
わいせつビデオ業界とともに滅びることを切望します。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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