香西咲さん「私はAV業界に固執していたのでではなく、AV強要を解決するだけの為に続けてきました」。ここのところがわからないと、すべてのことを見誤ることになります

昨日のつづきです。
1月24日の男女共同参画会議有識者議員との懇談会で、精神科医の小西聖子さんがつぎのように発言しました。

「議事録」より、引用。)

小西聖子 武蔵野大学人間科学部長

今度、去年の9月から公認心理師という国家資格ができたので、心理師さんにも保険でやってもらえるような制度をつくっていただくともう少し現実的になるのではないかと思います。

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昨年、公認心理師法が施行されました。
厚生労働省のホームページをみますと、
公認心理師法は、平成27年9月9日議員立法により成立し、9月16日に公布され、平成29年9月15日に施行されました。第1回公認心理師試験は、平成30年9月9日に実施する予定です
と書かれています。
どのような経緯でこの国家資格が新設されたのでしょう。
国会の審議をふりかえってみます。

(2014年6月11日 衆議院 厚生労働委員会「会議録」より、引用。)

大西健介 衆議院議員(民主党【※現在は希望の党】)

(前略。)
与党の中でも、公認心理師法という議員立法の検討を進められているというふうに聞いておりますけれども、仮に共通した国家資格ができたら、例えば、今までこの分野で活躍してきた産業カウンセラーというのは、国家資格が優先されると排除されてしまうんじゃないかというような懸念の声もあります。

そういう意味では、この心理職の国家資格ができるのかどうなのか、また、どういう資格になるのかが、まさにこの法案にある「その他の厚生労働省令で定める者」にも影響してくるというふうに思います。

そういう意味では、私は、本来は、議員立法じゃなくて、共通する資格というのは閣法で責任を持って出されるべきだというふうに思いますが、この点はいかがでしょうか。

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公認心理師の資格に関する法案は、4年前に、議員立法による提出が検討されていました。

高鳥修一 厚生労働大臣政務官

(前略。)
心理職の国家資格化につきましては、長年にわたり関係団体から要望がございましたが、委員御指摘のとおり、さまざまな活動の場に応じて、それぞれ独自の民間団体や資格があることから、関係者の調整がつかず、実現をいたしておりません

現在、心理職の関係団体から一本化した国家資格の要望があったことを受けまして、議員立法としての検討がなされているところでありまして、厚生労働省といたしましては、その動向を注視しているところでございます。

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このあとすぐに法案が提出されました。
その後、自民党の山下貴司衆議院議員が国会で、法案の趣旨説明をおこないました。

(2014年6月18日 衆議院 文部科学委員会「会議録」より、引用。)

山下貴司 衆議院議員(自民党)

ただいま議題となりました公認心理師法案につきまして、提出者を代表して、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

近年、我が国においては、みずから命を絶っている者が年間3万人近く存在しているといった現状があることに加えて、東日本大震災の発生を受けて、被災者に対する心のケアの重要性が改めて認識されたように、心の問題は、国民の生活にかかわる重要な問題となっており、学校、医療機関、福祉機関、司法・矯正機関、警察、自衛隊、その他企業を初めとするさまざまな職場における心理専門職の活用の促進は、喫緊の課題となっております。

しかしながら、我が国においては、心理専門職の国家資格がなく、国民が安心して心理的な支援を利用できるようにするため、国家資格によって裏づけられた一定の資質を備えた専門職が必要とされてまいりました。

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(再掲)
我が国においては、心理専門職の国家資格がなく

はじめて知りました。
よく耳にする心理カウンセラーは、国家資格であると思っていました。

山下貴司 衆議院議員(自民党)

そこで、本案は、近時における国民が抱える心の健康の問題等をめぐる状況に鑑み、公認心理師の資格を定めることにより、その業務の適正を図り、もって国民の心の健康の保持増進に寄与しようとするものであり、その主な内容は次のとおりであります。

第一に、公認心理師とは、登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析等を行うことを業とする者をいうこととしております。

第二に、公認心理師として必要な知識及び技能について、主務大臣が一定の受験資格を有する者に対して試験を実施することとしております。
なお、主務大臣につきましては、文部科学大臣及び厚生労働大臣としております。

第三に、公認心理師においては、信用失墜行為を禁止し、及び秘密保持義務を課するとともに、業務を行うに当たっては、医師、教員その他の関係者との連携を保たなければならず、心理に関する支援を要する者に当該支援に係る主治医があるときは、その指示を受けなければならないこととしております。

第四に、公認心理師でない者は、公認心理師の名称または心理師という文字を用いた名称を使用してはならないこととしております。

第五に、施行期日は、一部の規定を除き、公布の日から起算して2年を超えない範囲内において政令で定める日としております。
なお、既存の心理職資格者等に係る受験資格等については、所要の経過措置を設けることとしております。

以上が、本法律案を提出いたしました理由及び内容の概要でございます。

何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。

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残念ながらこの年、公認心理師法案は継続審議となりました。

(2015年7月8日 宮崎信行の国会傍聴記 「『公認心理師法案』再び提出」より、引用。改行を施しています。)

宮崎信行さん(元・日本経済新聞記者)

同法案(公認心理師法案)は、昨年(2014年)の第186回通常国会に提出され、6月に衆議院文部科学委員会で審議入りしました。

同国会は、「宅建士」「特定社労士」など国家資格国会のようそうを呈しましたが、公認心理師に関しては、団体と政治とのつながりがまだ薄いこともあり、継続審査のうえ、次の国会の途中で衆議院が解散され、審議未了廃案となっていました。

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翌年の7月に、同法案がふたたび提出されました。

宮崎信行さん(元・日本経済新聞記者)

自民党の河村建夫さん、公明党の古屋範子さんら超党派の衆議院議員が
「公認心理師法案」(189衆法28号)を平成27年2015年7月8日(水)、衆議院に提出しました。

国家資格として「公認心理師」 を新設する法案で、これまでの「学校心理士」と「臨床心理士」をあわせもつ資格となりそうです。

法案が成立すると、年1回以上の試験で合格すると、「公認心理師」になることができ、それ以外の者が「公認心理師」「○○心理師」を名乗ることは法律で禁じられます。

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先述しましたように、同法案は2015年9月9日に成立しました。
公認心理師の第1回目の試験は、今年の9月9日に実施が予定されています。
今後、PTSDの治療に寄与されることを期待しています。
なぜか突然、イエスのことばが頭にうかびました。
ちなみにぼくは、無宗教です。

丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である

いまから5年くらい前のことです。
整形外科へ寄りました。
治療をしてもらうためです。
病院自体、患者として訪ねるのは、ひさかたぶりのことでした。
かなり前に風邪をひいて、別のところで診てもらったことがあります。
それ以来です。
待合室の椅子に座っていると、若い看護士の女性がやってきてぼくに訊(たず)ねました。
本日はどうしましたか、と。
ぼくは右腕を指して、
「テニス肘だと思うのですが」
と答えました。
連日、テニスをしていたためでしょう。
肘に違和感を感じるようになりました。
2、3日しても症状が改善しないので、意を決して病院へやってきました。
テニスのはなしをはじめると、看護士が必死になって笑いをこらえました。
噛み殺すようにして説明を聞いていました。
しばらくして診察室へ案内されました。
医者はぼくの肘にふれることもなく、みずから腕のストレッチをしてみせました。
一日に数回こうやって体操をするといいよ、と言って。
それだけでした。
ぼくは気のない返事をして、その場を辞しました。
それから毎日、暇をみてはストレッチをおこないました。
数日後、肘から痛みが消えました。
こころのなかでぼくは、医者に感謝をしました。

(イエス)
丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である

PTSDで苦しんでいる方々にとっては、医者が必要です。

(2018年1月24日 男女共同参画会議有識者議員との懇談会「議事録」より、引用。)

小西聖子 武蔵野大学人間科学部長

この性犯罪、性被害者の支援というのは、今、とても大事なところに差し掛かっていると思っています。

私自身は東京のワンストップセンターと連携して、その中で精神的な治療が必要になる被害者の臨床を持っているのです。
週1回なのでたくさんは持てませんけれども、横断的にとると50人ぐらいの方を持っていますが、もういっぱいです。

悔しいのは、比較的治療などのエビデンスのある心理療法がちゃんとあるのに、そういう治療を広く行える制度がないために、支援に組み入れていって全国に広げるということがなかなかできていないことです。
診療対象の方の4分の3ぐらいがPTSDの診断がつき、治療というのがとても大事なことになります。
ただ、そういう形で治療してきちんとやると、比較的皆さんよくなる。

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政府の施策に期待をしています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月23日

さて、明日は恐怖のリハビリです。
傷を負ったときはもちろん、リハビリ期間もめっちゃ辛い。
フラッシュバックだらけ。
でもこれを乗り越えないと治らない。
頑張ります!
おやすみなさい

香西咲さん
2016年8月28日

嗚呼また衝動的なフラッシュバックをお許しくださいm(_ _)m
でも6年近く誰にも言えなかった事を、最近はメディアの皆様が代弁して下さるので、1人で抱えていたものをやっと吐き出せることが出来ました。
皆様に感謝致します。

香西咲さん
2016年10月5日

おはようございます。
この3ヶ月間は過去の事を思い出さなければならない機会が増えた為、
情緒の浮沈みも完全にフラッシュバックが原因です。
傷口に塩を塗られている様な気分ですね。
(後略。)

香西咲さん
2016年10月5日

またフラッシュバックしてしまいそうなので自粛します、
失礼致しましたm(_ _)m

尊敬する有名な方はこの件を
『現代版人身売買』と仰っていました。
次世代の人達へこの連鎖を止めたい一心である事もどうかご理解下さい。

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(再掲。香西咲さん)
次世代の人達へこの連鎖を止めたい

香西咲さんはPTSDと戦いながら、他者のことを慮(おもんぱか)っています。
昨日、あるかたがツイッターで、つぎのようなことをのべられていました。
香西咲さんが現役のときにがんばったことを否定してはならない、と。
この指摘はどうなのでしょう。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月1日

引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。

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(再掲。香西咲さん)
私は(略)、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました

これが香西咲さんの本心です。
出演強要問題を解決するためにがんばってきたのです。
業界のためではありません。
このことがわからないと、すべてのことを見誤ることになります。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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