杉田水脈衆議院議員の妄言について(その7)。この人物は香西咲さんたち被害者を踏み台にして栄達しようとしています。いずれ、わいせつビデオ業界とともに滅びることでしょう

まもなく4月です。
新学期はわいせつビデオ業界が女性に対して大がかりな陥穽(かんせい。「わな」)をしかける時期でもあります。
被害を未然にふせがなければなりません。
政府は昨年より、4月を「AV出演強要被害防止月間」としました。
この施策に対して、国会で言いがかりをつけたのが杉田水脈衆議院議員です。

2018年3月9日 衆議院 内閣委員会(動画 衆議院インターネット審議中継)

音声の文字化は、筆者。)

杉田水脈 衆議院議員

これ(4月の被害防止月間)、わたしはぜったいに、やめるべきだというふうに思っております。
日本政府がお墨付きをあたえて、AV女優の強要とかJKビジネスとか、こんなに日本で問題になっているから、だから防止月間をやらないといけないからということがこれ海外に。
だから日本はむかし、慰安婦という性奴隷をもっていたんだと言われても、これおかしくない。

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短絡的です。
あまりにも。
嗤(わら)ってしまいます。
政府は妄言を一蹴しました。

野田聖子 男女共同参画担当大臣

「ひょっとしたらもっともっと大勢の女性たち、若い女性たちがいまも悩んでいるかもしれない」
「まあ社会的弱者っていうですかね、そういうひとたちの声を丁寧に拾いあげることも政治にとっては大切なことだと思っています」
「『何かつらいこと、いやなことがあったら、警察に、またいろんなところに相談できるんだよ』ってことをそういう若い、まだ社会的に未熟な女性の仲間たちにおつたえする、集中的につたえるキャンペーンをやってもけっしてわたしは問題でないと思うんです」

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今年も、4月に、出演強要の被害を防止するためのとりくみがおこなわれます。

(下図は、政府広報オンライン「平成30年4月の行事概要」より引用。

(再掲。政府広報オンライン)

「モデル・アイドルになりませんか」と声をかけられた、「高収入アルバイト」に応募した。
その後、聞いていない・同意していない、性的な行為等の「写真」や「動画」の撮影をされた。
モデルやアイドル等の勧誘等を装い、それをきっかけに若い女性が性的な被害を受ける問題が発生しています。

4月は、AV出演強要・「JKビジネス」等被害防止月間です

安心して相談できる窓口があります
困ったときは、ひとりで悩まず相談してください。

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困ったときは、ひとりで悩まず相談してください

啓発サイトをひらいてみました。
03 相談窓口」のページが更新されていることに気づきました。
PAPSが追加されています。

(下図は、03 相談窓口より、引用。)

(再掲。「03 相談窓口」)

NPO法人ポルノ被害と性暴力を考える会(PAPS ぱっぷす)

アダルトビデオ業界や性産業にかかわって困っている方の相談窓口です。
PAPSは、撮影やお金のトラブル・動画の販売停止・削除などについて、一緒に考えながら事業者と交渉しています。
相談していいの?と思うことでも、ご相談をお待ちしています。
ひとりで悩まず、解決にむけてPAPSに相談する勇気を持ってください。

・相談電話:050-3177-5432
・受付:原則は、24時間 365日(相談無料、匿名可)
・メール:paps@paps-jp.org
・LINE:paps24
・PAPSホームページ:https://paps.jp

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杉田水脈議員は既出の国会で、PSPSについても言及しました。

杉田水脈 衆議院議員

内閣府はヒューマンライツ・ナウともうひとつポルノ被害と性暴力を考える会(PAPS)というところからも聞き取りをしていますよね。
要するに、こういうひとたちの意見を聞いてこの月間をつくった、ということですよね。

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このたび政府は、PAPSを正式な相談機関として認定しました。

(南青山看海さんのツイートより、引用。)

南青山看海さん
<2018年3月10日>


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上述の政府広報オンラインの案内文を読んであらためて気づいたことがあります。
出演強要の本質についてです。
政府は、業界人の以下の行為が諸悪の根元である、と考えているようです。

(再掲。政府広報オンライン)

モデルやアイドル等の勧誘等を装い、それをきっかけに若い女性が性的な被害を受ける問題が発生しています。

モデルやアイドル等の勧誘等を装い
簡単に言うと、詐欺です。
アメリカの国務省も同様の見方をしています。

(2017年3月3日 アメリカ国務省「国別人権報告書―日本に関する部分」より、引用。)

アメリカ国務省

NGOは、企業が女性や、いくつかの事案では男性に対し「モデル」契約と偽り、ポルノビデオへの出演を義務付けた多数の事案を報告した。

こうした女性や男性がビデオ出演を拒否すると、これらの企業は違約金の支払いを要求した。

(2017年6月27日 アメリカ国務省「2017年人身取引報告書(日本に関する部分)」より、引用。)

アメリカ国務省

モデルや芸能事務所の中には、詐欺的な募集手段を用いて、日本人女性および男性に不明瞭な契約書に署名するよう強要し、その後、契約違反、あるいはその他の法的手段を取ると言って脅し、ポルノ素材の製造のために性行為を強制する事務所もある。

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業界人も、こうした詐欺が主流であると証言しています。

(2016年10月20日 毎日新聞「AV問題:語り始めた業界人(7)大手メーカーの危機感」より、引用。改行を施しています。)

大手メーカーの面接担当者

(略)、スカウトを通さないプロダクションも、「AV」とは言わずに「手のタレント」などいろんな「モデル」をうたい文句に面接に来てもらい、そこで口説くわけです。

高収入求人誌などを見て来た女性に、まず「パーツモデル」の話からしていって「実際にあなたの稼ぎたい額を稼ぐためにはこういう仕事の方がいいですよ」とAVを紹介していく。
そういう時代になってきています。

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(梅ちゃんさんのツイートより、引用。)

梅ちゃんさん
<2018年3月10日>


憧れて入る方もいますが、正直少数派。ネット検索で『10代20代の女性の憧れの職業』ともでて来ますが、まあガセネタかな
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杉田水脈 衆議院議員(2018年3月9日 衆議院 内閣委員会)

実はこれ残念なこと、残念なことって言ったらよくないのかもしれませんが、この職業に就きたいという女性はすごく多いんですよ。
引く手あまたで(笑)
すごく狭き門らしいですよ。

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杉田議員は、女性がみずから応募しているようにみえる絡繰(からくり)を理解していません。
上辺(うわべ)だけで判断しています。
実態はちがいます。

(再掲。大手メーカーの面接担当者)
高収入求人誌などを見て来た女性に、まず『パーツモデル』の話からしていって『実際にあなたの稼ぎたい額を稼ぐためにはこういう仕事の方がいいですよ』とAVを紹介していく。そういう時代になってきています

政府、およびアメリカ国務省は、とっくにこの仕組みに気づいています。
もちろん、業界人も。
わかっていないのは杉田議員と一部のAVマニアだけです。


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杉田議員は自己の保身のために愚かしい発言をくりかえしていると考えます。
詳細につきましては当ブログの過去の記事をご覧ください。

(参考。当ブログ)
2018年3月10日
2018年3月11日
2018年3月12日
2018年3月13日
2018年3月14日
2018年3月15日

(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

当時のことを思い出したら、今でもフラッシュバックに悩まされます。
本当に後悔しています。
(中略。)
本当に消えてなくなりたいと思うときが多々あります。
生きていてもしょうがないんじゃないかとか…。
Aと出会う前までのわたしはAV女優否定派でした。
絶対AV女優なんてならないと思っていました。

(2017年7月7日発売 「週刊文春7月14日号」より、引用。)

香西咲さん

私は不本意なかたちでAV女優になりました。
(中略。)
(略)、いつかこの国から消えてしまいたいと思うこともあります。

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杉田議員は、被害者の方々を踏み台にして栄達しようとしています。
このような愚行はいつまでもつづきません。
今回の発言によって、杉田議員とわいせつビデオ業界は一蓮托生とみなされました。
わいせつビデオ業界はまもなく滅びます。
杉田議員も同様の結果となることでしょう。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

(明日のブログへつづく)



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杉田水脈衆議院議員の妄言について(その7)。この人物は香西咲さんたち被害者を踏み台にして栄達しようとしています。いずれ、わいせつビデオ業界とともに滅びることでしょう」への1件のフィードバック

  1. 海野

    >>まもなく4月です。
    新学期はわいせつビデオ業界が女性に対して大がかりな陥穽(かんせい。「わな」)をしかける時期でもあります。

    ある情報源から聞いた話なんですが、大学周辺が危ないらしいですね。
    女性をカモにするべく、野獣どもが跋扈しています。

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