杉田水脈議員が先日の国会で放った荒唐無稽な異見(いけん)についてみています。
本日は5回目です。
(参考。当ブログ)
・第1回目(2018年3月10日)
・第2回目(2018年3月11日)
・第3回目(2018年3月12日)
・第4回目(2018年3月13日)
昨日のブログでもふれました。
杉田議員は、公明党が推進した方策に対して難癖をつけました。
□2018年3月9日 衆議院 内閣委員会(動画 衆議院インターネット審議中継) |
(※音声の文字化は、筆者。)
●杉田水脈 衆議院議員
日本政府がお墨付きをあたえて、AV女優の強要とかJKビジネスとか、こんなに日本で問題になっているから、だから防止月間をやらないといけないからということがこれ海外に。
だから日本はむかし、慰安婦という性奴隷をもっていたんだと言われても、これおかしくない。 まさしくその意図をもってその団体(HRN)はこういうふうなことをやっていっているんですけれど。 これ(4月の被害防止月間)、わたしはぜったいに、やめるべきだというふうに思っております。 |
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4月の被害防止月間は、公明党の要請によって新設されたものです。
1年前の公明新聞を参照します。
(2017年4月1日 公明新聞「政府が決定 党PTの提言に迅速な対応 4月を『被害防止月間』に」より引用。改行を施しています。)
●公明新聞
政府は(2017年3月)31日、公明党のAV(アダルトビデオ)出演強要問題対策プロジェクトチーム(PT、佐々木さやか座長=参院議員)の提言を踏まえ、AV出演強要など若い女性らの性被害への緊急対策をまとめた。 |
(政府の緊急対策は)刑法の強姦罪や労働者派遣法など関係法令を厳格に適用して取り締まりを強化するとともに、街頭での勧誘行為に対する指導・警告も徹底。 |
また、年度初めの4月は進学・就職などに伴い生活環境の変化が大きく、性被害に遭うリスクが高いとされるため、「被害防止月間」と設定する。 |
菅義偉官房長官は席上、「十分な危機意識を持って取り締まりに当たってほしい」と指示し、政府を挙げて「被害根絶」をめざすことを確認。 |
省庁横断的な取り組みや、周知・啓発の強化と特別月間の設置などはいずれも、党PTが3月15日に提言したもの。 菅官房長官は申し入れの席上、速やかに対応する意向を示していた。 |
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公明党は昨年の衆議院選挙のさいにも、4月の被害防止月間について言及しました。
(公明党「2017衆院選重点政策(マニフェスト)」より引用。改行を施しています。)
●公明党の選挙公約
AV(アダルトビデオ)出演強要や、いわゆる“JKビジネス”の被害防止対策を推進します。 公明党の提案で実現した毎年4月の「被害防止月間」の着実な実施、被害防止のための教育・啓発の推進、違法なスカウト行為の取り締まりの強化、相談体制の充実等を図ります。 |
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杉田議員はこれらのことについて不案内なのかもしれません。
公明党の中間提言は言うに及ばず、同党の選挙公約についても。
ちなみに自民党も、昨年の衆議院総選挙のさいに、出演強要問題のとりくみを公約としてかかげました。
(自民党政権公約2017「自民党政策BANK」より引用。改行を施しています。)
●自民党の選挙公約
いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等の被害を根絶するための対策を推進します。 |
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選挙公約とは、党が有権者に対しておこなう約束です。
自民党は昨年の総選挙で、
「アダルトビデオ出演強要問題の被害を根絶するための対策を推進します」
とうったえました。
(※下図は読売新聞より引用。)
杉田氏は、名簿順位が17位ということもあって、当選しました。
衆議院議員に返り咲きました。
信義誠実の原則というのがあります。
一般的には、「信義則」との略称で呼ばれています。
相手方の信頼や期待を裏切らないように誠意をもって行動しなければならない、という原則のことです。
選挙公約の場合はこれにとどまりません。
信義則以上のことがもとめられます。
(再掲。自民党の選挙公約)
いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等の被害を根絶するための対策を推進します。 |
杉田議員はこのたび、選挙公約を唾棄しました。
一蹴しました。
自民党が今後、杉田議員に対してどのような対応をとるのかが注目されます。
(ニーチェ著 白取春彦訳 「超訳 ニーチェの言葉」ディスカヴァー・トゥエンティワン刊より、引用。改行を施しています。)
<11ページ>
●ニーチェ
(「悦ばしき知識」より)
自分は常に新しくなっていく かつてはこれこそ真実だと思っていたものが、今では間違いだったと思う。 それを、自分は若かったとか、浅かったとか、世間知らずだったと断じて葬らないほうがいい。 人間は常に脱皮していく。 |
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杉田議員は脱皮して有用な政治家になることができるのでしょうか。
(KAZEさんのツイートより、引用。)
●KAZEさん
<2016年12月27日>
AVライターアケミンはアイポケ元広報であり、アットハニーズ青木とも縁深いわけで、ほしのあすかや香西咲の強要問題をよく知っているのに、それを微塵も感じさせず、平然とAV業界擁護、あるいは賛美、あるいは「しっかりとした事務所もある」論を唱える、本当にしっかりとしたライターだ(皮肉) |
(中嶋真希さんのツイートより、引用。)
●中嶋真希さん(毎日新聞記者)
<2016年7月29日>
悪質なAVプロダクションの話もよく聞くけれど、そこまで徹底してやってるのかと感動するようなプロダクションもある。 どちらの話も必要です。 良い例から学びたい。 |
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中嶋真希記者は別として、アケミン氏に関しては依然として自説に拘泥しているようです。
(松田@通常運転さんのツイートより、引用。)
●松田@通常運転さん
<2018年3月12日>
この人、強要関連の事件で社長が逮捕された、「マークスジャパンの取締役(!)」だったのが判明してんだよな。一時はおとなしくしてたけど、また出ていたのか。こちらは忘れないがな、「女衒ライター」アケミンさん。え、副業もある?こえー! |
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ニーチェに言わせれば、アケミン氏は、旧態依然の古い人間、ということになります。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年9月4日>
川奈まり子さんの事もAV擁護の為に良いように使われていた為、川奈さんからご紹介頂いたしらべえさんの記事は削除依頼を提出致しました。 |
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●香西咲さん
<2017年3月8日>
この【AV=悪では無い】のタイトルを付けたのはAVANの川奈まり子さんですね。私もまだ人を信じやすかった事を反省しております。 この発言は今後の若者達にミスリードを導く可能性があるので、一連の流れが落ち着いたら毎日新聞さんに削除申請をする予定です。 |
●香西咲さん
<2017年3月9日>
一概には言えませんが、毎日新聞さんは川奈さんの紹介です。ですが川奈さんが「神回」と絶賛した毎日新聞さんの記事に関しては被害者を傷つける内容だったと個人的に謝罪がありました。
また川奈さんにご紹介頂いた【しらべぇ】さんの担当者様は誠実な方で、削除要請したら直ぐに応じて下さりました。 |
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(再掲。ニーチェ)
「人間は常に脱皮していく」
「常に新しくなっていく」
「いつも生に向かっている」
「さらなるあたらしい自分になるために」
「自分は若かったとか、浅かったとか、世間知らずだったと断じて葬らないほうがいい」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月14日>
ありがとうございます。いっぱい悔しい思いした分、助走をつけたから、
あとは思いっきり飛躍するつもりでいます(笑)
未来! https://t.co/u3iFFmSwXf— 香西咲 ~Saki Kouzai~ (@kouzaisaki) 2018年3月14日
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「さらなるあたらしい自分」
香西咲さんにふさわしいことばです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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