一昨日から、自民党の土屋正忠議員の国会質疑についてみています。
(参考。当ブログ)
・2018年3月5日
・2018年3月6日
本日も2014年6月4日の衆議院法務委員会で発したことばをふりかえります。
(2014年6月4日 衆議院 法務委員会「法務委員会」より引用。)
●土屋正忠 衆議院議員(自民党。元・武蔵野市長)
(前略。) (略)けさ、新聞の各紙を見ると、極めて衝撃的なニュースが流れておりました。 平成17年(2005年)12月に吉田有希ちゃんが今市市で殺害をされ、犯人が捕まらなかったわけでありますが、昨日(2014年6月4日)逮捕されたという記事が新聞各紙に載っております。
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(参考)
□2014年4月17日 日本経済新聞
「栃木女児殺害、関与を供述 別事件で逮捕の30代男」
□2014年4月17日 日本経済新聞
「関与供述は2カ月前から 栃木女児殺害」
□2016年5月24日 産経新聞
栃木女児殺害事件の担当弁護士、女性のスカート内を盗撮した容疑で逮捕
□2018年1月12日 日本経済新聞
「殺害日時と場所変更 栃木女児殺害で検察側」
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●土屋正忠 衆議院議員(自民党。元・武蔵野市長)
まだ詳細は明らかではありませんが、新聞報道によれば、勝又容疑者の所有するパソコンから多数の女児のビデオ画像が見つかり、一部について、被害者有希ちゃんのものですと供述している、こういうことであります。
ビデオには幼児性愛や猟奇的な画像なども含まれていたと報道されております。
まことに痛ましいことであり、吉田有希ちゃんに心から御冥福をお祈りすると同時に、御家族にもお悔やみの言葉を申し上げたいと思います。 しかし、それと同時に、このことはあたかも、きょうポルノ単純所持について議論をされているこのことが、しっかりやれよ、ちゃんとやってくださいよということを暗示しているような気がいたすわけであります。 改めて、きょうの会議の重大性を感ずる次第でございます。 |
私は、児童ポルノが犯罪に結びつくことについて関心を持ったのは、今から約20年近く前でございました。 詳細については記憶をしておりませんが、EUの各国において、ベルギー、オランダ、ドイツ、フランスなどにおいてマフィアが一斉に逮捕されたわけであります。 児童ポルノを作成し、販売したという罪であります。 そのときの記事に載っていたことで極めて衝撃を受けたのは、マフィアの逮捕された幹部は、俺たちが悪いんじゃない、買うやつがいるからだ、需要があるから供給しているんだ、こういう言葉が載っておりました。 盗人たけだけしいと思いますが、しかし、ある面で真実だと思いました。 私は、残念ながら、そのときは武蔵野市長という立場でしたので、立法府におりませんでしたが、機会があればこのことをただし、発言し、しっかりとした基準を世の中につくっていきたいと考えたことを昨日のように思い出すわけであります。 |
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(再掲。土屋正忠 議員)
「俺たちが悪いんじゃない、買うやつがいるからだ、需要があるから供給しているんだ」
この種の需要につきましては、内閣府の「女性に対する暴力に関する専門調査会」でも問題となりました。
(弁護士ドットコム「『AV出演強要』『JKビジネス』内閣府が報告書作成へ…被害実態や課題など盛り込む」より、引用。)
●弁護士ドットコム
中央大学教授(社会学)の山田昌弘委員は、AVやJKビジネス問題の背景について、「経済的貧困」や「人間関係の貧困」に加えて、「需要側へのアプローチも必要だ」と注文をつけた。 |
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当ブログで何度も書いています。
以下のものたちは出演強要の実行者、または加担者です。
<出演強要の実行者、または加担者>
●DMM
●メーカー
●プロダクション
●スカウト
●悪徳弁護士
●AVライター
●AVマニア
(2017年2月15日 幻冬舎plus 「AV女優のセックス映像は永久に残り続けていいのか」より、引用。改行を施しています。)
●中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
男性視聴者の需要が根本にあって、男性中心の関係者がその需要に応えるというシステムです。 客体である出演女性は容赦なく消費されるし、女性たちの負担ばかりが著しく大きくなる。 |
現状のアダルトビデオは、どうしても出演女性は使い捨てという構造になっている。 AV女優は情報を遮断されているし、本人が希望しても長く続けることができない。 技術やキャリアを需要が認めない部分もあります。 |
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政府はおそらく、買い手の側の問題についても考えていることでしょう。
(SGM村上チーフさんのツイートより、引用。)
●SGM村上チーフさん
<2017年2月4日>
AVマニアや表現の自由を守ると言っている方々こそ被害者に耳を傾けて寄り添う姿勢をみせるべきでは?業界を窮地に追い込んでいるのは強要をしている業界連中では?にも関わらず「AVを潰すな」「自業自得」とか貶めて火に油を注いで立場を悪くしているのでは?頭が悪る過ぎだよ。
— SGM村上チーフ (@tttpat2) 2017年2月4日
「AVマニアや表現の自由を守ると言っている方々こそ被害者に耳を傾けて寄り添う姿勢をみせるべきでは?」
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AVマニア対策がまたれます。
●土屋正忠 衆議院議員(自民党。元・武蔵野市長)
さて、3番目の質問でございますが、資料2をごらんいただきたいと存じます。 資料2は、熊本3歳女児殺害事件であります。 けさの新聞が、今のところ実在する女児の映像しか映していないのに対して、これは児童ポルノ漫画が犯罪に結びついたという案件であります。 この案件を簡単に申し上げますと、早口で申し上げますが、平成23年3月3日、熊本市内のショッピングセンター内で、女児をトイレに連れ込んで強姦しようと考えていたところ、被害女児、当時3歳を見つけ、強姦は難しいもののわいせつ行為はできると考えて、同児をトイレ内に連れ込み、着衣の上から胸をなでた、同児が大声で叫び暴れるなどし、また同児を捜す声などが聞こえたために、犯行の発覚を恐れるために、同児の首を左手で絞めて殺害した。 そして死体遺棄にも問われたわけでありますが、これの捜査過程の中で、この被告人宅から多数のわいせつ漫画が発見されたということになるわけであります。 |
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(再掲。土屋正忠 議員)
「児童ポルノ漫画が犯罪に結びついた」
アダルトビデオ(わいせつビデオ)についてはどうなのでしょうか。
裁判所は、わいせつな表現と犯罪の関連性について、以下の認識をしめしています。
□事件名 わいせつ図画頒布 □裁判年月日 平成16年(2004年)1月13日 □裁判所名 東京地方裁判所 |
●東京地方裁判所
「性的秩序や性道徳、性風俗が乱れることは、強姦、強制わいせつといった性犯罪を誘発し、青少年の健全な育成を阻害し、あるいは売春等が蔓延するなどして、その被害者や青少年等の様々な人権を具体的に侵害するおそれを誘発することは自明の理である」 |
「性犯罪の増加は、社会における性的秩序の弛緩ないし性道徳の退廃を示唆するものであるから、性表現物をめぐる社会状況の変化とも一定の関係を有することは容易に推認できるところである」 |
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2月1日に警視庁が、業界人をあつめて説明会を開催しました。
参加した業界人が感想をもらしています。
(2018年2月2日 withnews「AV強要、非公開だった警察説明会の中身 出席者『これでは生殺し』」より引用。)
●プロダクションの関係者
「MAXで(厳しくされると)本番(の性交渉)禁止と言われるかと思っていた。それなら、それでいいんです。生殺しじゃないけど、そんな感じ」
業界人はやはり、一般人とくらべて能力がいちじるしく劣るようです。
演繹(推論)することができません。
なぜ警察は淫行の禁止を通達しなかったのでしょう。
業界人以外のものでしたら、だれにだってわかります。
仮に警察が、
「淫行をするな」
と言ったとします。
瞬間、つぎのことばに転化します。
淫行さえしなければ何をしてもよい、と。
警察はこまります。
刑法第175条を適用することができなくなってしまいます。
(参考。刑法第175条)
(わいせつ物頒布等)
わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。 2 有償で頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。 |
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昨日、警察は、メーカーの社長を刑法第175条違反容疑で逮捕しました。
(参考。当ブログ)
・2018年3月6日
(K.Miyasakaさんのツイートより、引用。)
●K.Miyasakaさん
<2018年3月6日>
175条での摘発劇が開始されたということになりそうですが
これは静かに報道されるべき事柄ではありません。— K.Miyasaka (@op403) 2018年3月6日
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警察の最終的な目標はアダルトビデオ(わいせつビデオ)を完全にたたきつぶすことであると考えます。
オリンピックまでに。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。 私はAV業界に固執していたのでではなく、 #AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。 引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。 |
●香西咲さん
<2018年2月21日>
#DMM #WILL は私を #AV強要 した際の契約書類は全て破棄したそうです。 なのに素材は勝手に使われています。体裁上、削除したのはDMM画面上だけで素材の削除には応じません。 #WILL #DMM 加害者 #青木亮 #MUTEKI プロデューサー #杉浦右近 #丸山道央 |
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アダルトビデオ(わいせつビデオ)の所持についても、児童ポルノと同じく、違法とすべきです。
実現すれば、被害者の方々の動画や画像がネットから消えます。
苦しみがやわらぎます。
法律の制定を切望します。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
(明日のブログへつづく)
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