以前に当ブログでふれたことがあります。
小林美佳さんというかたがいらっしゃいます。
強姦の被害者です。
(参考。当ブログ)
・2017年6月21日
小林さんは事件のあと、「性犯罪被害にあうということ」(朝日新聞出版刊)というタイトルの本を上梓(じょうし)されました。
東琢磨さんが紹介していた本「性犯罪被害にあうということ」(小林美佳) が届いた。必読書っぽい。今読んでる本の次はこれかな。 pic.twitter.com/vzuCWmkFWZ
— どぅーどぅる。a.k.a C.H.A.R (@TriflingDoodle) 2018年1月9日
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小林美佳さん著『性犯罪被害にあうということ』のアマゾンレビュー。長いので一部抜粋。
“性犯罪の被害者に心無い言葉をかける方” pic.twitter.com/0PUUo3Ew1p— おいしいパン (@oooo_nemuina) 2018年2月2日
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寝る前に、こちらの小林美佳さんのインタビューを。性暴力の被害について、メディアのことも少し話しておられます。https://t.co/E9gBPH0dcl
— でみあん (@hatenademian) 2018年2月20日
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(再掲。でみあんさん)
「寝る前に、こちらの小林美佳さんのインタビューを」
小林さんのインタビュー記事をみてみます。
(mammo.tv「#246 人を力で支配することは愚かしい – 小林 美佳 さん」より引用。改行を施しています。)
●記者
自著の中で
「罪悪感にも似た後ろめたさを理解してもらうことが本当に難しい」
と書かれています。
頭では
「自分は悪くない」
と思っても、その考えに囚われてしまう。
そのメカニズムは何に起因するのでしょうか?
●小林美佳さん
なぜでしょう。 私にもはっきりとわかりません。 わからないけれど、被害に遭った直後から 「恥ずかしい」 「誰にも言えない」 と思ってしまいました。 なぜそう思ったのかと尋ねられると、力で人を征服しようとする加害者の気持ちが植え込まれたせいかもしれません。 あるいは、隠すことや我慢することを美徳とする社会の規範が、被害者の葛藤を招くのかもしれません。 |
(再掲。小林美佳さん)
「誰にも言えない」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月8日>
一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。
吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。 |
(再掲。小林美佳さん)
「力で人を征服しようとする加害者の気持ちが植え込まれた」
(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。改行を施しています。)
●香西咲さん
彼の提案にちょっとでも不安や違った意見をいうと(青木は)
「だったら夢を諦めてこのままババアになって一生誰にも相手にされずのたれ死んで行けばいいじゃないか」
「ババアなんて誰にも相手にされなくなったら終わりなんだよ」
「俺だったら、若いうちに女という武器を最大限活用してやっていく」
といわれていました。
そのときはまさかAVのことだと思いませんでしたが、正直、そのところ20代なかばで、今後どうしようかと焦っていたところもあって、いわれるたびに傷ついていました。
これらの厳しい罵声を飛ばされる中で、いつしかAの顔色を伺いながら彼に気にいられるように「いい子」になっていきました。 |
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●記者
小林さんが当時、いちばん訴えたくて、聞いて欲しい言い分とは何でしたか?
●小林美佳さん
とにかくなんであれ話を聞いて欲しかった。 誰も何があったのかを尋ねなかったからです。 「襲われた」 といったら、それがどこまでを指すのか。 何をされたのかを聞く人がいなかった。 聞いてはいけないと思うのかもしれませんが。 聞いて欲しい。 聞かずに理解はできないと思います。 |
(再掲。小林美佳さん)
「とにかくなんであれ話を聞いて欲しかった」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年9月19日>
AV強要の告発をしても 業界側の人はスルー 『そんな事ありえない』の一言で終わらされる。 (後略。) |
●香西咲さん
<2017年10月6日>
よく業界内部から 『信じられないから実際に被害に遭った人の聞取りをしたい』 という話を聞くのですが、私に聞き取りを依頼してきた人は一人もいません。 いくらでも応えますけど。 |
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●小林美佳さん
キャッチボールになるような会話がしたかったのですが、当時はそんなふうに冷静に思えず、とにかく 「なんで誰もわかってくれないの」 という思いでいっぱいでした。 被害を受けた人から |
(再掲。小林美佳さん)
「死にたい」
「あのときの私の状況だ」
(2016年7月14日発売「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。改行を施しています。)
●香西咲さん
事務所の言いつけ通りに仕事をこなす日々。 夢のためにと笑顔をつくって自分を奮い立たせたが、気がつけばアルコールと睡眠薬が必需品になっていた。 |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月14日>
契約書を縦に止めさせてもくれない、かと言って事務所に居続けたら、V撮影と性接待(勿論金銭のやり取りなし)に都合良く使われて青木亮に飼い殺しになる… 本気で死にたかった。 あの頃の私はトラックに突っ込んで欲しかった。 |
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●小林美佳さん
なんでもいいから思いを誰かにぶつけたい。 自分で受け止めきれないから、誰かに助けを求めたい。 だから、せめてそれにはちゃんと返したいと思います。 求めても得られない手応えのなさに悲しい思いをしていましたから。 |
(再掲。小林美佳さん)
「求めても得られない手応えのなさに悲しい思いをしていました」
●香西咲さん
<2016年10月3日>
アットハニーズを辞めて即座に 第二弁護士会にも行って相談してます。 セックスワーカー団体SWASHのご紹介の、打越さくら弁護士にも相談。 どちらも即答で『立証が取りにくい』とほぼ門前払いでしたよ。 だから世間(弁護士)の風当たりの厳しさを実感し、 腹括って独立の道を選びました。 |
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小林美佳さんは各所でご自身の被害をはなされています。
東光宏さんというかたが、講演の一端をブログで紹介されています。
一部分を引用させていただきます。
(2012年12月24日 自転車に家族を殺されるということ「小林美佳さんの話」より引用。改行を施しています。)
●東光宏(自転車交通犯罪遺族)
事件の2日後、(小林美佳さんは)現場検証に行かなければならなくて、女性刑事と男性刑事に前後をはさまれて徒歩で犯行現場に向かったそうです。
その時、前を歩いていた男性刑事がふと振り返って、
「そういえば自己紹介していませんでしたよね。私こういう者です」
と警察手帳を目の前につきつけてきたそうです。
これは本でも書かれているエピソードですが、そこには館ひろしの写真が貼ってあって、小林さんはそれを見て、思わずプッと笑ってしまったとのことです。
小林さんの中ではこの出来事・・・事件の2日後に笑うことができたということ、自分を笑わせるために何かをしようとしてくれる人がいたということが、今でも強くはっきりと刻みつけられているとのことでした。
それから月日が経って、最近、その男性刑事のお話を聞く機会があったそうです。
女性刑事10名ほどに囲まれて
「あんた、なんであんなことをしたの?警察手帳を偽造したなんて2週間は謹慎だったでしょ」
などと冗談交じりにいじられながらの場だったらしいのですが、その男性刑事はこう話してくれたそうです。
だって悔しかったんだもの。 小林さんはずっと思い詰めた顔をしていて、目も合わせてくれなくて、でもきっと被害に遭う前はもっと普通に友達とも笑っていたに違いない。 それが悔しかった。 だからなんとしても笑ってほしかったんだ。 |
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年8月28日>
久しぶりに警察にお邪魔したら、強要の時に親身になって下さった刑事さんが顔見に来てくれました。 事情や体調の経過などを軽くお話したら『良かったね』ってニコニコしてくれて涙止まらなかった |
●香西咲さん
<2017年12月1日>
昨日議員さん方が 力強く握手して下さったり、 『よく頑張ったね』と抱き締めて下さった事を思い出して、 1日経った今も涙溢れてます #AV強要 |
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●香西咲さん
<2017年12月6日>
いつか笑って語れる日が来ますように… #AV強要 #人身売買 #severeproblemofjapan #humantrafficking #japan |
https://www.instagram.com/p/BcWzMXrFrhV/
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「いつか笑って語れる日が来ますように…」
かならずその日がやってきます。
もうすぐです。
□2018年2月22日 東スポ「『AV販売停止』人権倫理機構が狙う“本丸”とは」
実は機構が狙う“本丸”のサイトがある。 理事の一人は 「今回の販売停止申請の次なる目標は、アマゾンと大手オークションサイトだ」 と明かす。 |
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本日の東スポはビデオの販売停止に関する記述が充実していました。
「今回の販売停止申請の次なる目標は、アマゾンと大手オークションサイトだ」
対象の範囲がひろがることを期待しております。
香西咲さんがこころから笑えるためには、商品の販売停止とあわせて、犯罪者の逮捕が必須です。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
□その他
犯罪者が牢屋にぶちこまれてすべてをうしなうことを念願します。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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