香西咲さんは多くの人々に膾炙されています。「警察にお邪魔したら、強要の時に親身になって下さった刑事さんが顔見に来てくれました」「良かったね、って 」。警察も然りです

昨日、デートレイプドラッグについてふれました。
最近、人々の間で知られるようになってきた薬です。

(参考)
動画 参議院インターネット審議中継
 ~2017年12月5日 参議院 法務委員会

(2017年12月5日 参議院 法務委員会「会議録」より引用。)

仁比聡平 参議院議員

今年の7月31日に宣告をされた東京地裁刑事三部の準強姦事件があります。
コーヒー牛乳に睡眠薬をひそかに混入したという手口で、被告人の側からは、被害者が一人で歩くことができていて、ふらふらもしていなかったなどという主張も出ているんですけれども、その点について判決は、一見すれば意識があるかのように行動していたことは、睡眠薬の効果の一つである一過性前向健忘として説明できるものであるという認定をしております。

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(再掲)
被害者が一人で歩くことができていて、ふらふらもしていなかった

毎日新聞の記事を参照します。

(2017年12月17日 毎日新聞「レイプドラッグ:処方薬、性犯罪に悪用 女性、苦しみ今も 飲み物混入、抵抗できず」より、引用。改行を施しています。)

毎日新聞

公判では、ホテルに向かう2人を目撃した人が
「女性は1人で歩いていたし、ふらふらした様子もなかった」
と女性に不利な証言をした。

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傍目には、被害にあっているということがわからないようです。

毎日新聞

女性の代理人を務めた村田智子弁護士は
「レイプドラッグを飲まされると、被害者に意識があるように見えても、実際は記憶が欠落していることがあり、今回の事件もそうしたケースだった」
と指摘する。

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被害者の女性はつぎのように語っています。

(週刊朝日「仕事中にも! 恐ろしすぎる『レイプ・ドラッグ」の罠』より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
週刊朝日
促されるまま小林被告の車に乗った。
気がつくと、ラブホテルの看板の前にいた。
時刻は夕方の5時ごろ。
混乱の中、建物に引きずり込まれた。
部屋で暴行を受け、「私、殺されるのかな」。
まだらな意識で思った。

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エリクソン(1902年~1994年)の「アイデンティティ拡散症候群」を思い出しました。
ひとは、自分は何者なのか、という自己認識を見失うときがあります。
このことをアイデンティティ拡散症候群と言います。
月夜になると狼に変身する男や二重人格者のジーキル博士とハイド氏などはその一例です。
レイプドラッグを混入された方々も同様です。
自分の与(あずか)り知らないところで自我を喪失しています。
「何者」(新潮社)という小説があります。
作者の朝井リョウ氏はこの作品で直木賞を受賞しました。
作中、主人公の友人は、企業の内定をとったあと、こうつぶやきます。
「俺って、ただ就活が得意なだけだったんだって」
「就活は終わったけど、俺、何にもなれた気がしねえ」
と。
この友人は、就職活動を器用にこなした自分に対して、虚しさをおぼえます。
内定した会社で具体的になにをしたいのか。
社会人としてどのような人生を送りたいのか。
大切なことが白紙でした。
主人公の拓人は達観します。
「私は誰か別人になれるわけではない。だからこそ、自分であり続けるためには、格好悪いと思えることでも自分をさらけ出して、他人に認めてもらう必要があるのだ」
アメリカの社会学者のクーリー(1864年~1929年)は、このことを
「鏡に映った自己」
と表現しています。
要約します。
「わたしたちは自分の顔や姿を直接みることができない。しかし鏡をみることで知ることができる。それと同じように、他者の反応や評価が自分自身を映し出す鏡として働くことで、私たちは自己を知り、自己を形成していくことができる」

(再掲。毎日新聞)

公判では、ホテルに向かう2人を目撃した人が
「女性は1人で歩いていたし、ふらふらした様子もなかった」
と女性に不利な証言をした。

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自我は他者との関連において社会的に形成されます。
レイプドラッグを飲まされた女性に対する周囲の評価はこうです。
女性は1人で歩いていたし、ふらふらした様子もなかった
女性は本当の自分がわかりません。
アイデンティティを確立することができません。

(2017年11月25 朝日新聞「(デートレイプドラッグ:上)飲み物に睡眠薬、気づくとホテル」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
朝日新聞
ホテルに入る際、女性が1人で歩く姿を防犯カメラがとらえていた。
だが、睡眠薬が効いていても普通に行動しているように見えることがあるという趣旨の医師の証言を踏まえ、東京地裁は今年7月、求刑通り懲役5年の実刑判決を出した。

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判決によって女性は、アイデンティティ拡散症候群の危機を脱することができました。

(2017年12月5日 参議院 法務委員会「会議録」より引用。)

林眞琴 法務省刑事局長

御指摘の判決におきます睡眠薬の効果による健忘ということ、これについては、検察としてもこういったことがあり得ることを主張、立証して、その結果、この判決が至っているわけでございますので、こういった考え方に立ってこの立証に努めているということでございます。

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レイプドラッグはどういったところで購入することができるのでしょうか。

(2017年12月22日 Abema TIMES「柴田阿弥『本当にクズ』 元あやまんJAPANメンバーも被害に遭ったレイプドラッグの卑劣手口」より、引用。改行を施しています。)

AbemaTIMES
「女性を陶酔させる」
「高揚感を楽しめる」
これらは、アダルトショップに置かれる媚薬の売り文句だ。
都内のある店舗の従業員は
「眠くはならない。ふわっとしたり、お酒に酔ったような感じ。お酒に一緒に入れて飲む」
と説明。
“サプリメント”として発売されている媚薬については
「アルコールプラスアルファみたいな感じ。味もわからない」
と説明した。
中には、
「気になる相手の飲み物に混ぜればお持ち帰り間違いなし」
と、まるでお酒に混ぜることを推奨するような売り文句を掲げるお店もある。
従業員は
「あとで怒られなければ別に大丈夫」
と、危険なものだという認識もない様子だ。
しかし、こうした商品が、実際にレイプドラッグとして使われてしまうケースもあるのが実情だ。

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アダルトショップも殲滅する必要があるようです。

(2017年3月13日 産経新聞「AV出演強要問題『強姦して撮影を強行する事例』も 公明が過激ポルノ規制へ提言」より、引用。)

産経新聞

その上で、非合法的に撮影された過激なポルノなどの流通規制を協議する政府の有識者会議設置を要請。
AVの販売差し止めやネット上の動画を削除する手段を検討するよう求めた。
性犯罪の積極的な摘発や相談・支援体制の整備、AVの制作や流通経路に関する調査の必要性も明記した。

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徹底的に調査することを期待します。

ここではなしがかわります。
昨日、有田芳生参議院議員の国会質疑についてふれました。
詩織さんに関するものです。
つづきをみてみます。

(参考)
動画 参議院インターネット審議中継
 ~2017年12月5日 参議院 法務委員会

(2017年12月5日 参議院 法務委員会「会議録」より引用。)

有田芳生 参議院議員
もう一つお聞きをします。

同時に、逮捕されなかった、そして元このTBSワシントン支局長は2015年の8月26日に書類送検されました。
書類送検されて捜査は進むんだけれども、ここで警察庁にお尋ねします。

伊藤さんは警視庁から警察の車に乗せられて警察官複数と一緒に、本人が望んでもいないのに弁護士事務所に連れていかれる、示談しませんかと。

本人に示談するつもりがないのに警察の車で弁護士のところに警察官が連れていくって、こんなこと普通あるんですか。
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大賀眞一 警察庁 長官官房審議官
これも一般論として申し上げることになりますけれども、性犯罪等の被害者に対して、その方が求められた場合には弁護士を紹介するといったような取組は必要に応じて行っているところでございます。
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有田芳生 参議院議員
本人が望んでいないのに車に乗せられて弁護士のところに連れていくということも一般論としてはあるんですか。
本人望んでいない。

大賀眞一 警察庁 長官官房審議官

これも一般論でございますけど、本人が望んでいない場合にそういったことというのは通常あり得ないだろうと思っております。

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有田芳生 参議院議員
だから、あり得ないことがいっぱいこの件についてはあるから、陰謀論も含めて疑問点というのが払拭できないんですよ。

だから、もう時間がないので検察審査会の問題についてはお聞きすることができなくなりましたけれども、やはり一つ一つもう少し風穴を空けて誤解のないようなことをしていかないと、司法に対する不信というのは払拭できないというのがこの伊藤さんのケースからも見ることができるというふうに思うんです。

今日から民事の裁判が始まっておりますから、マスコミの注目含めてまだまだいろんな疑問点、指摘というのはあるというふうに思いますので、また機会があればお聞きをしたいと思いますけど、最後に、大臣、女性の立場からこういった性犯罪についての様々な課題についてどう思っていらっしゃるのか。

この伊藤詩織さんはこう言っています。

私が以前取材したスウェーデンではレイプ緊急センターがあり、365日24時間体制で被害者を受け入れています、検査や治療、カウンセリングが全てできます、それらが終わった後、警察へ届出をするかどうか落ち着いて考えることができるんです。

そういう国際的なケースから比べるとまだまだ日本は多くの課題が残っておりますが、最後、時間が来ましたので、一言でも御感想をいただきたいというふうに思います。
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上川陽子 法務大臣
様々な犯罪に巻き込まれた被害者の方々に対して、それぞれの被害の状況に応じて配慮し、また支援をしていくということは大変大事なことであるというふうに考えております。

第三次犯罪被害者等基本計画もできているところでございますので、そうした法の趣旨にしっかりと照らして適正に行われるように努めてまいりたいというふうに思います。
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(再掲。有田芳生参議院議員)
伊藤さんは警視庁から警察の車に乗せられて警察官複数と一緒に、本人が望んでもいないのに弁護士事務所に連れていかれる、示談しませんか

香西咲さんの場合はちがうようです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年8月28日

久しぶりに警察にお邪魔したら、強要の時に親身になって下さった刑事さんが顔見に来てくれました。
事情や体調の経過などを軽くお話したら『良かったね』ってニコニコしてくれて涙止まらなかった

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青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

香西咲さんは最後まで信念をつらぬく考えです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月13日

何が何でも何年掛かろうと裁判に持ち込む姿勢です。
皆様お力添えをどうかお願い致します。

香西咲さん
2017年12月18日

(前略。)
近況報告ですが引退から2週間後のHRN院内集会から活動を再開し、PTSDと闘いながらも着々と事は進んでおります
時間はかかるでしょうが来年に期待します。

香西咲さん
2017年12月20日

「着々と事は進んでおります」

#アットハニーズAV強要 犯罪組織
#青木亮
#大西敬
#高畠典子
#坂田恵理子
#坂上孝志
#A-TEAM #飯田正和
#DMM
#大樹総研
#プルデンシャル東前晶夫
#望月会計事務所
#相澤塔太郎 税理士

#AV強要
#MeToo
#HumanTrafficking

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こいつらがレイプドラッグを使用したのかどうかはわかりません。
香西咲さんに対しておこなったのは洗脳です。
結果、レイプドラッグをつかったときと同じ効果を長期間にわたって持続させました。
こいつらのやったことは犯罪です。
司法の良識ある判断がまたれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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