宮崎学さん「ヤクザというだけで刑は普通の人の5割増になる」。香西咲さんを蹂躙した業界人は何割増しの刑になるのでしょうか。当然、ヤクザよりも重くなることでしょう

現在、出演強要問題は特殊な話題でなくなりました。
だれもがごく普通に業界人の悪辣(あくらつ)ぶりについて論じています。
過日、労働組合のサイトにも、当該問題が掲載されました。
(※辻丸さんのリツイートで知りました。)

(2017年12月4日 自治労「AVへの出演強要問題は、社会のゆがみの反映である」より引用。)

<一部分を引用>
林美子さん(元・朝日新聞記者)
この問題(出演強要問題)は、人の命を奪う殺人に続く、現代の日本社会における究極の人権侵害の一つだと私は思う。
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性被害になるととたんに被害者がバッシングを受けるのは、性において男女の力関係が非対称であることが背景にあると思う。
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私たちの社会では、性というものを軽く考え、そこにいる人を丸ごと一つの人格として捉えずに「性」という部分でしか見ない、しかもそこには女性への差別意識がしみとおっている、そんな場面が少なくない。
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(再掲。林美子さん)
男女の力関係が非対称である
女性への差別意識がしみとおっている

おっしゃるとおりです。
出演強要とジェンダーバイアスは密接にかかわりあっています。
ジェンダーバイアスとは、女性に対する偏見、のことです。
不合理な偏(かたよ)りは司法の場でもみられるようです。

(2013年1月19日 Yahoo!ニュース「初めて女性最高裁判事が三人に。最高裁に風穴をあけてほしい。」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
伊藤和子 HRN事務局長
日本の司法は未だにジェンダーバイアスに基づく判断も少なくないし、世には男女差別が充ち満ちて、女性の社会進出も進んでいない。
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日本の司法は未だにジェンダーバイアスに基づく判断も少なくない
伊藤和子HRN事務局長は4年前に、このようにのべておられます。
今年の6月、池内さおり衆議院議員も、国会で同様の指摘をしています。

(参考)
動画 衆議院インターネット審議中継
 ~2017年6月7日 衆議院 法務委員会

(2017年6月7日 衆議院 法務委員会「会議録」より引用。)

<一部分を引用>
池内さおり 衆議院議員
ジェンダーバイアスについてお聞きしますけれども、

文化的、社会的に醸成された当たり前のこととして受容されている性差別に基づく偏見

のことです。
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きょうお配りの配付資料をごらんいただきたいんですけれども、この資料は、ゴルフ練習場経営者で、指導も行っている60代の男性が、教え子の当時18歳の高校生だった女性への準強姦罪に問われた事件です。
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日本経済新聞の記事を参照します。

(2014年3月27日 日本経済新聞「性犯罪では初の強制起訴に無罪、鹿児島地裁判決」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
日本経済新聞
経営者は2006年12月9日にゴルフ指導を口実に女性をホテルに連れ、混乱して抵抗できない状態と知りながら乱暴したとして起訴された。

鹿児島県警は11年に書類送検したが、鹿児島地検は
「拒否の意思表示をしていない」
と不起訴にした。

鹿児島検察審査会の2度の議決を受け、指定弁護士が12年、在宅起訴した。
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池内さおり 衆議院議員

最高裁まで争って昨年無罪となり、けれども、民事訴訟で女性に損害賠償が認められました。

この事件は、性犯罪として初めて検察審査会による強制起訴が行われたものです。

検察官は、嫌疑不十分として不起訴の判断をしました。

検察審査会が二度の議決を行いました。

二度目の議決では、下線部ですけれども、

犯行は計画的であった、被疑者は、度胸をつけるためだと言葉巧みに申立人をゴルフの指導を口実にホテルへ連れ込み、申立人が抵抗できないように、部屋を施錠して密室状態をつくり出し、ゴルフの弱点を指摘するなど三十分間説教しており、申立人のおとなしく従順な性格を利用して、心理的、精神的に被疑者からの姦淫行為を受け入れざるを得ない状況に追い込んで、被疑者は申立人を抗拒不能の状態に陥れた、十分に被疑者の故意を認定できる

というふうに議決しました。

そして、被疑者が、性交の承諾はなかったが嫌がっているとも思わなかったとしていることに対し、申立人の供述の信用性を認めて起訴相当という議決をした、これが流れです。

これに対して、高裁の判決は驚くべきもので、被害者の抗拒不能を認めながら、加害者が弱者の心情を理解する能力や共感性に乏しい無神経な人物で、被害者の強い抵抗がないことを消極的な同意と受けとめた可能性が否定できない、そのため、被害女性が抗拒不能状態にあったことを認識して、これに乗じて性交したとまでは認められないと、無罪判決が下されました。

最高裁では、上告棄却ということになりました。

けれども、こんな事案はフランスの刑法であれば加重強姦に当たる、そういう事例です。

検察審査会の市民感覚と、起訴をしなかった検察官、無罪判決を下した裁判官に著しい認識の乖離があるように思います。

つまり、深刻なジェンダーバイアスがあるのではないか。

これは最高裁と刑事局長にお聞きします。
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<一部分を引用>
平木正洋 最高裁判所 事務総局刑事局長
もっとも、裁判所といたしましても、被害に遭ったときの被害者の心理状態等をよく理解し、適切に事実認定を行うことは重要であると考えております。

そこで、司法研修所では、刑事事件を担当する裁判官を対象とした研究会において、性犯罪の被害者の支援に長年携わっている大学教授を講師としてお招きして、被害時の被害者の心理状態やその後の精神状態等について理解を深める講演を行っていただくなど、被害者への配慮に関する研修を行っております。

裁判所といたしましては、このような研究会を通じて被害者の心理状態等の理解に努めてまいりたいと考えております。
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<一部分を引用>
林真琴 法務省 刑事局長
すなわち、特にその証拠の評価というものについて意見が分かれたわけでございますけれども、これが、検察官にジェンダーバイアス、性差に基づく偏見があり、それに基づいてこのような評価が分かれたというふうには認識しておりません。

いずれにいたしましても、個人が性別にかかわりなく尊厳を重んぜられて、その人権が尊重されるべきことは言うまでもありませんので、検察当局においては、今後とも、引き続き、それを前提といたしまして、法と証拠に基づいて捜査、公判活動に当たっていくものと承知しております。
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(再掲。検察審査会の判断)

犯行は計画的であった、被疑者は、度胸をつけるためだと言葉巧みに申立人をゴルフの指導を口実にホテルへ連れ込み、申立人が抵抗できないように、部屋を施錠して密室状態をつくり出し、ゴルフの弱点を指摘するなど三十分間説教しており、申立人のおとなしく従順な性格を利用して、心理的、精神的に被疑者からの姦淫行為を受け入れざるを得ない状況に追い込んで、被疑者は申立人を抗拒不能の状態に陥れた、十分に被疑者の故意を認定できる

裁判所は検察審査会の判断を覆(くつがえ)しました。
検察官と裁判官の内には、ジェンダーバイアスがあるのでしょうか。
実相はわかりません。
ちなみに、出演強要問題については、バイアスが実存します。

(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より引用。改行を施しています。)

<5ページ>
林真琴 法務省 刑事局長

若年者を対象とした性的暴力(アダルトビデオへの出演強要)に関しまして、検察当局におきましては、関係法で積極的に適用するなどして、厳正にこれまで対処してきているものと承知しておりますけれども、今後ともこの課題が政府の重要課題であることを周知するなどして、引き続き適切な対処を確保していきたいと考えております。

(2017年4月28日 第88回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<12ページ>
中西 法務省刑事局・局付

また、これらの問題(アダルトビデオへの出演強要)が政府の重要な課題であって、警察等の関係機関と緊密に連携をして適切に対応する必要があることなどをさまざまな機会を通して検察当局に周知し、この事案に対して引き続き適切に対処していくこととしております。
以上でございます。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

<3ページ>
法務省

2 取締り等の強化
(4) 各種法令を適用した厳正かつ積極的な取締り等の推進

検察当局においては、アダルトビデオ出演強要問題、「JKビジネス」問題等が、政府の重要課題であることを踏まえ、引き続き、関係法令を積極的に適用した厳正な対処を行う。
(法務省)〔平成 29 年4月~〕

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これらの問題(アダルトビデオへの出演強要)が政府の重要な課題
出演強要問題についてはあきらかに、業界人へのバイアスが存在します。
過日のブログで、作家の宮崎学さんが講演で語られたことばをご紹介しました。

(参考。当ブログ)
2017年2月16日

もう一度引きます。

(「滋賀シンポジウム前会議記録」より、引用。現在リンクが切れています。)

<一部分を引用>
宮崎学さん

(略)、既に多くの方が経験されたり見聞 きされたりしていると思いますが、現在の司法やその他のシステムの中においては、例えばある刑事事件にかかわった時に、ヤクザというだけで刑は普通の人の5割増になる、という実情があります。
その人物が犯した罪というものを法に基づいて裁くのではなく、その人がどのような人間であるのか、つまり人間を裁くという風になって来てるのが現在の実情だろうと。

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筑摩書房のサイトでも同旨のことをのべられています。

(筑摩書房「アウトローの本棚」より引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
宮崎学さん

ヤクザ5割増しという言葉をご存知だろうか?
ヤクザが被告の裁判での量刑である。
ヤクザが何をしたかではなく、ヤクザであることを罰する体制が強化されていることは疑いようのない事実である。
被告がヤクザであれば、なんでもありの状態がうまれている。

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(再掲。林美子さん)
この問題(出演強要問題)は、人の命を奪う殺人に続く、現代の日本社会における究極の人権侵害の一つ

業界人は日々、ヤクザの所行を超える犯罪をおかしています。
これからは、被告が業界人であればなんでもあり、という状況になると考えます。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

検察と裁判所がこいつらに対して峻厳な判断をおこなうことは必至です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年10月27日>

今朝は正暴力のカウンセリングに行きます。
思い出すの辛い。||||||(_ _。)||||||
やっぱりあの人達がしてきた事は人間とは思えない。

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業界人に対して何割増しの罪が定着するのでしょうか。
楽しみです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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