昨年の12月に内閣府は、性暴力に関する調査をおこないました。
その結果が今年の2月の「第86回女性に対する暴力に関する専門調査会」で報告されました。
(2017年2月8日 第86回 女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<11ページ>
●馬場純郎 内閣府 暴力対策推進室長
本専門調査会でも現在御検討いただいているところでございますけれども、調査目的のところを御覧いただければと思いますが、モデルやアイドル等の勧誘を装いまして、それをきっかけに若年層の女性が性的な被害を受けるという問題が発生していることを踏まえ、現状把握の一つとして、内閣府男女共同参画局で、インターネット調査を実施いたしました。
調査項目としては、モデル・アイドル等の勧誘等の状況や、契約の状況、その中では性的な行為の撮影の要求等を受けたかどうかといったこと、また、そういった要求を受けたことについて相談をしたかといったことについて調査を行ったものでございます。
調査時期は、昨年の12月にインターネット調査で行いました。
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契約に関するものをみてみます。
その前に、業界人の言い分を一瞥します。
(2017年3月2日 SPA!「『AV女優の手のひら返しに戸惑い…』AV出演を“強要”したとされる男たちが、ついに重い口を開いた」より、引用。)
<一部分を引用>
●AVプロダクション関係者
「現在のAV業界では契約書を交わさずに撮影をすることはありえません」 |
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業界人といえども、いちおうは契約を取り交わすようです。
毎日新聞の記事を参照します。
(2017年2月9日 毎日新聞「AV出演強要『望まぬ性的撮影』73人 『モデルに』と勧誘 内閣府2575人調査」より、引用。)
<一部分を引用>
●毎日新聞
「『契約なく意に反する行為を撮影された』という女性も60人いた」
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業界人が言っていることとは異なります。
(再掲)
●AVプロダクション関係者
「現在のAV業界では契約書を交わさずに撮影をすることはありえません」 |
内閣府の調査結果をみてみます。
<2017年2月 内閣府「若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書より、引用。)
<27ページ>
●内閣府
⑪ 契約なしに、同意していない性的な行為等の撮影をされた時の年齢
モデル・アイドルの勧誘等を受けた後や募集広告を見て応募した後、契約なしに、同意していない性的な行為等の写真の動画の撮影をされた人(60人。Q6で「契約なしに、同意していない性的な行為等の写真や動画を撮影された」と回答した人)に、その時の年齢を聞いたところ、「18歳~19歳」が41.7%、「18歳未満」が38.3% 、「20歳~24歳」が28.3%などであった。 |
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業界では契約をせずに撮影をおこなう場合があるようです。
(再掲)
●AVプロダクション関係者
「現在のAV業界では契約書を交わさずに撮影をすることはありえません」 |
香西咲さんのツイートをみてみます。
●香西咲さん
<2017年12月1日>
アイポケ時代へ契約書自体を交わさずに出演させられた事も最近発覚しました。 |
●香西咲さん
<2017年12月14日>
#DMM 系の #AVメーカー は 私が知る限り、少なくとも2014年4月迄は契約書無しで自由に撮影されていた事が発覚しました。 メーカーもザルだと自白。 この部分に関して事務所( #アットハニーズ )とメーカー( #MUTEKI #S1 #アイポケ )に今後の対応を求めます。 #青木亮 |
●香西咲さん
<2017年12月13日>
相手方弁護士も上から目線で何を言ってるのだろう? 宮本智弁護士を思い出させる。 |
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(再掲。香西咲さん)
「契約書無しで自由に撮影されていた事が発覚しました」
このようなことがありえるのでしょうか。
HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の報告をみてみます。
(2016年3月3日 HRN「ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、女性・少女に対する人権侵害 調査報告書」より、引用。改行を施しています。)
<21~22ページ>
●HRN(ヒューマンライツ・ナウ)
3) 契約書の内容と実態
ひとたび被害者が契約に署名捺印すると、プロダクションは多くの場合、契約書を女性に交付しないため、後々になっても被害者は自分に関する権利義務関係がわからないまま、プロダクションに言われるがまま、搾取される例が多いことが確認された。 (中略。) 女性側に、出演作品に関する諾否の自由が明記されていないことが特徴的である。 その結果、女性に相談もないままAVの仕事を入れ、拒絶すると「違約金を支払うことになる」等として、意に反して出演をさせる事例が見られた。 また、報酬に関しては、契約書には明確な取り決めがなされず、プロダクションの言いなりで報酬支払が決定されている。 |
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業界では、女性に契約書をわたさない、という行為が常態化しているようです。
香西咲さんの場合は、より悪辣です。
(再掲。香西咲さん)
「契約書自体を交わさずに出演させられた」
「契約書無しで自由に撮影されていた事が発覚しました」
契約自体がおこなわれていません。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年12月13日>
やっと逃げ回ってた #青木亮 出てきたと思ったら、また契約書を盾に酷い事を言われている。 この後に及んでまた契約書問題。 しかもサインしたのは私じゃない。 本当に消えたい。 どこまで苦しめれば気が済むの? |
●香西咲さん
<2017年12月13日>
契約書も無く撮影された素材を何故これから私が全てを掘り下げて削除申請しないといけないのでしょうか? メーカーは自発的に削除するのが道理ではないのですか? |
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香西咲さんはプロダクションやメーカーのやつら(犯罪者)に奴隷あつかいされていた、ということがわかります。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
□その他
(2016年7月17日 AbemaTIMES「【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴」より、引用。)
●香西咲さん
デビューのさいに契約書も結んでいないし、日付を遡ってAVの事務所の契約書を書かされたので不本意だと思いました。 |
(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。改行を施しています。)
●香西咲さん
デビュー作の撮影が終わったあとから、メーカーと事務所と私の三者間の契約があったことを聞かされて、サインをさせられました。 契約書には「アダルト」という言葉がありました。 そこにはしっかりと撮影前日の日付が刻印されていました。 |
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警察はメーカーを家宅捜索しています。
(2017年2月19日 日刊SPA! 「AV業界“ドロドロ相互不信”の内幕…手をつくして攻めてくる警察捜査、関係者に疑心暗鬼が蔓延」より、引用。改行を施しています。)
●週刊SPA!
●日刊SPA!
あるAVプロダクション関係者は言う。 「香西咲さんの件では、元芸能人をウリにすることで人気のメーカー『MUTEKI』に20人規模の捜索が入ったそうです。 |
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(2017年5月20日 テレ朝NEWS「AV出演強要問題 全国警察本部に専門官を設置」より、引用。改行を施しています。)
●テレビ朝日
政府は(5月)19日、関係省庁の対策会議を開き、違法なスカウトの摘発を推進する専門官を、今月中にも全国の警察に設置することを決定しました。 警察庁は 「場合によっては業者のスタッフを、強姦罪や強要罪で摘発する」 としています。 |
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警察の捜査が進展することを切望します。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年12月1日>
国会が終わり次第、 私の #AV強要 #被害 を 国会議員の先生方、数名にヒアリング して頂きます。日程調整。 先生方に失礼があるといけないので、 #青木亮 |
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当ブログで何度もふれています。
政府はオリンピックまでに人身取引を根絶すると宣言しています。
(法務省「人身取引をなくしましょう」より引用。)
●法務省
(前略)、平成26年12月には、新たに「人身取引対策行動計画2014」が策定され、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた「世界一安全な国、日本」を創り上げることの一環として、人身取引対策に係る情勢に適切に対処し、政府一体となってより強力に、総合的かつ包括的な人身取引対策に取り組み、人身取引の根絶を目指すこととされています。 |
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人身取引の基本的な定義をみてみます。
(2017年年5月30日 人身取引対策推進会議「人身取引対策に関する取組について(年次報告)」より、引用。改行を施しています。)
<2ページ>
●人身取引対策推進会議
被害者の多くは女性や児童であるが、この定義にあるとおり、売春などの性的な搾取だけではなく、労働搾取や、臓器の摘出などを目的としたものも人身取引に該当し、性別や国籍を問わず、被害者となり得る。 また、人身取引という行為には、人の「売買」に限らず、搾取の目的で、被害者を騙したり、弱い立場にあることにつけ込んだりして被害者を支配下に置くなどの行為も含まれ、暴力、脅迫、詐欺等の手段が用いられた場合には、たとえ被害者が搾取に同意していたとしても、これに該当する可能性がある。 |
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出演強要は人身取引です。
今年からそのようになりました。
(2017年5月30日 人身取引対策推進会議「議事録」より引用。)
<3ページ>
●加藤勝信 男女共同参画担当大臣
また、アダルトビデオ出演強要問題については、今月(5月)19日に「今後の対策」を策定いたしました。 この問題については、今回新たに人身取引関連事犯として年次報告に盛り込まれたものであり、今後、関係府省が連携して、取締り等や教育・啓発の強化、相談体制の充実等にしっかり取り組んでいく必要があります。 |
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香西咲さんの事案はあきらかに人身取引です。
(再掲。香西咲さん)
デビューのさいに契約書も結んでいないし、日付を遡ってAVの事務所の契約書を書かされたので不本意だと思いました。 |
#DMM 系の #AVメーカー は 私が知る限り、少なくとも2014年4月迄は契約書無しで自由に撮影されていた事が発覚しました。 メーカーもザルだと自白。 この部分に関して事務所( #アットハニーズ )とメーカー( #MUTEKI #S1 #アイポケ )に今後の対応を求めます。 #青木亮 |
人身取引の巣窟である業界は、オリンピックまでに消滅することでしょう。
諸悪の根元です。
世の中に存在してはならないものです。
1日も早く消えてほしいです。
それにしてもこいつ(弁護士)は愚かなやつです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年12月13日>
相手方弁護士も上から目線で何を言ってるのだろう? 宮本智弁護士を思い出させる。 |
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世の中のことが何もわかっていません。
早晩、痛い目にあうことでしょう。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ
これも弁護士が関与しているんですかね?
現在、M本弁護士とS谷弁護士に懲戒請求をして
いる者ですが、素晴らしいブログですね。
よかったら、ご連絡ください。