消費者庁の「通達」(その2)。逃避している業界人は香西咲さんの生き方を見習うべきでしょう。「逃げなかっただけでこれだけの方々に愛の手を差し伸べて頂きました」

昨日のつづきです。
9月15日に、厚生労働省と消費者庁が、業界へ向けて通達を発しました。

厚生労働省
(参考。当ブログ)
2017年11月1日

(※通達の一部を抜粋)
アダルトビデオの出演者が下記により労働者に該当する場合には、下記の関係法令の遵守が求められます。
貴団体におかれましては、業務遂行の際にはより一層慎重を期されるとともに、関係者に対して周知及び啓発を図っていただく等、関係法令の遵守のために必要な取組をお願い申し上げます。

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消費者庁
(参考。当ブログ)
2017年12月9日

(※通達の一部を抜粋)
アダルトビデオへの出演を強要された被害者とプロダクション等との間には契約が成立していると考えられますが、この契約については、別添のとおり、消費者契約法の適用があると考えられる場合があります。

関係各位におかれましては、このような消費者契約法の規律を御理解いただき、消費者に対して不当な勧誘行為がなされたり、不当な契約条項を用いられたりすることがないよう御留意いただいた上で、被害の防止・救済への御協力を御願いいたします。
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厚生労働省と消費者庁は、9月15日に出した通達をすぐに公開しませんでした。
一方の業界も、詳細をあきらかにしませんでした。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

前略、雇用実態があれば指揮監督下に置かれた出演者の意思がないがしろにされるので、それを避けるために労働者性を排除しろ(=個人事業主化)というのは国の方針で、厚労相からその旨、通達を受け取りました。

(ブルーノ飯さんのツイートより、引用。)

ブルーノ飯さん
2017年10月2日

(前略。)
国とは?
まさか一個人じゃないでしょうね、国からの通達があったなら公開して下さい
仮に通達があったとしても脱法が出来る仕組みに変わりありません

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

(前略。)
消費者庁厚労相の最新の通達は一般公開する予定はありませんが、昨日(10月1日)付けのメルマガで会員に内容を知らせました。

ブルーノ飯さん
2017年10月2日

一般公開するべきでしょう
何か隠し事があるのかと疑われますよ?
(後略。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

一般公開は現時点では考えていませんし、その理由は昨日(10月1日)のメルマガに書きました。

出演者の任意性が無ければ消費者契約法を適用すべし、とした消費者庁の方針をAVANが歓迎し、協力する旨もメルマガで述べました。

ブルーノ飯さん
2017年10月2日

誰に対しての通達かは知りませんが
官庁に公開請求してもいいんですが、AVANが自主的に公開するのが良いのでは
(後略。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

通達を受け取ったのは適正AV業界を構成する3団体とAV業界改革推進有識者委員会です。
業界内への周知を要請されたので、各団体がそれぞれ対応している段階で、一般公開にあたってはまず委員会か全体会合の議論にかけるべきでしょう(4日にその機会があります)。
公開請求されるのは自由です。

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(再掲。川奈まり子AVAN代表)
一般公開にあたってはまず委員会か全体会合の議論にかけるべきでしょう

業界は通達の内容を秘しました。
理由はわかりません。

(再掲。川奈まり子AVAN代表)
各団体がそれぞれ対応している段階
通達をうけて業界は、その後、なにがしかの改善をおこなったのでしょうか。

(2017年11月25日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題は今どうなっているか。 今も苦しみの中にいる被害者たち」より、引用。)

(※厚生労働省が「通達」でもとめた労働者派遣法の遵守について)
伊藤和子 HRN事務局長
法令順守をするならば、すべてのAVプロダクションは、派遣事業者として許可を得なければならないし、許可基準を満たすために業務を適正化しなければならないはずですが、そのような話は聞いてことがありません。

(※厚生労働省が「通達」でもとめた職業安定法の遵守について)
伊藤和子 HRN事務局長
さらに、今後は一切スカウトを使用しない、虚偽広告で応募をさせる勧誘方法を用いる業者は使用しない、という取扱いとされる必要があります。
果たしてそのような形でしっかりと規制されていくのか、問われています。

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(再掲。川奈まり子AVAN代表)
各団体がそれぞれ対応している段階

現在のところ業界は、厚生労働省の「通達」を無視しているようです。
消費者庁についてはどうでしょうか。

消費者庁の「通達」
 ~消費者契約法の順守について

(2017年9月15日 消費者庁「通達」より、引用。)

消費者庁の「通達」

① 重要事項について事実と異なることを告げること
などの事業者(プロダクション等)の不当な勧誘行為があれば、消費者は、締結された契約を取り消すことができます。

(2017年11月25日 Yahoo!ニュース「AV出演強要問題は今どうなっているか。 今も苦しみの中にいる被害者たち」より、引用。)

伊藤和子 HRN事務局長
相談事例でしばしばあるのが、モデルや露出のない高額バイトだと思って応募したところ、AVだと言われ、怖くなったけれどしつこいし断れない
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消費者庁の「通達」

② 消費者(被害者)が勧誘されている場所から退去する旨の意思を示したにもかかわらず退去させないこと
などの事業者(プロダクション等)の不当な勧誘行為があれば、消費者は、締結された契約を取り消すことができます。

伊藤和子 HRN事務局長
SOSを受けて、弁護士などが『契約解除ができるよ』『未成年だから契約を取り消せます』等と法律的なアドバイスをしても、『どこまでも追いかけてきます』『逃げるところがない』などと追い詰められた心境になる被害者は少なくありません
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消費者庁の「通達」

③ 契約の解除に際して、事業者に生ずべき平均的な損害の額を超える違約金を定める契約条項
などの不当な契約条項は無効となります。

伊藤和子 HRN事務局長
AVの撮影がいやでも、『バラし代がかかる』等と言われ、撮影から逃れられない状況は今も続いています
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消費者庁の「通達」

④ 消費者の権利を制限し、または消費者の義務を加重するものであって、信義誠実の原則に反して消費者の利益を一方的に害する契約条項
などの不当な契約条項は無効となります。

伊藤和子 HRN事務局長
スカウトされた女性の多くは若くて法的知識に乏しく、プロダクションから提示される極めて不平等な契約書にも十分な説明も受けないまま署名捺印してしまいます

そして、メーカーに連れて行かれた際、契約書の内容を説明されることもないまま、「全員退席するからカメラの前で契約書を読み上げてほしい」と言われ、読み上げさせられた、というケースがありました
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業界は国の勧告にしたがう気がないようです。

(再掲。厚生労働省の「通達」)
貴団体におかれましては、業務遂行の際にはより一層慎重を期されるとともに、関係者に対して周知及び啓発を図っていただく等、関係法令の遵守のために必要な取組をお願い申し上げます

(再掲。消費者庁の「通達」)
関係各位におかれましては、このような消費者契約法の規律を御理解いただき、消費者に対して不当な勧誘行為がなされたり、不当な契約条項を用いられたりすることがないよう御留意いただいた上で、被害の防止・救済への御協力を御願いいたします

ノンフィクションライターの中村淳彦さんのことばを思い出しました。

(2017年5月18日 週刊実話「AVが消える![後編] フリーライター・中村淳彦」より、引用。改行を施しています。)

中村淳彦さん

国家の抗議を受けているものの、現段階でAV業界は強気だ。
基本的に現行のものを“認定AV”とする。
(中略。)
AVは35年前の創世記から今まで、グレー産業と呼ばれている。
“認定AV”は強要問題をキッカケに、AVをグレーからホワイトにするという取り組みだが、業界は「現状のAVはホワイトである」と徹底抗戦する構えだ。

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徹底抗戦する構えだ
愚かです。
あまりにも。
国家権力にたてついて勝てるとでも思っているのでしょうか。

(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)

やまもと寅次郎さん
<2017年12月1日>


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(再掲。やまもと寅次郎さん)
政府内に有識者会議が出来る

一般的に、あたらしい法律をつくったり、法律のおおきな改正をおこなうときは、有識者会議を設置します。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

<9ページ>
内閣府、関係府省

(1) 被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。
(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

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(再掲。やまもと寅次郎さん)
政府内に有識者会議が出来る

くるところまできました。
法規制は必定です。

(Katsuhisa0301さんのツイートより、引用。)

Katsuhisa0301さん
<2016年12月28日>

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年12月28日

事態が重くなって初めて分かる事は沢山ありますね。
事態が重くなってからでは遅いんですけどね(笑)!!

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(再掲。伊藤和子HRN事務局長)
AVの撮影がいやでも、『バラし代がかかる』等と言われ、撮影から逃れられない状況は今も続いています

業界人に未来はあるのでしょうか。
ちなみに以下のやつらにはありません。

青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他

もう何をやっても無駄です。
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(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月1日

国会が終わり次第、
私の #AV強要 #被害 を
国会議員の先生方、数名にヒアリング して頂きます。日程調整。

先生方に失礼があるといけないので、
ヒアリングについてのツイート報告は出来ませんがご了承ください。
どうか全てを伝えられます様に、応援宜しくお願い致します。

#青木亮
#DMM
#MeToo

香西咲さん
2017年12月8日

仰る通りですね。
2016年は週刊文春さん始めメディアの方々
2017年は人権団体の方々や議員の先生方、精神科医の先生
2018年は…どうなるのでしょうか

自己主張は苦手だし頭もキレるわけでもなく…ただ逃げなかっただけでこれだけの方々に愛の手を差し伸べて頂きました。
皆様本当に感謝致します。

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逃げなかっただけでこれだけの方々に愛の手を差し伸べて頂きました
香西咲さんは逃げませんでした。
結果、数多くのかたが香西咲さんを支持しました。
これからも応援するひとがふえていくことでしょう。
宗教の「終末論」とはちがって、事態はますますよくなっていきます。
香西咲さんの未来はあかるいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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