「狂ったAV業界は消えてなくなるしかない」。そのまま黙って消えることはゆるされません。香西咲さんをはじめ被害者の方々に賠償してから消える、という手順が必要です

現在、「女性に対する暴力をなくす運動」がおこなわれています。

平成29年度「女性に対する暴力をなくす運動」実施要綱

期間は、11月12日(日)から11月25日(土)までの2週間です。
この運動につきましては、過日のブログでもふれています。

(参考。当ブログ)
2017年7月23日

「女性に対する暴力をなくす運動」は毎年、今頃の時期に実施されています。
周知のとおり、今年は、あらたに出演強要問題が付け加わりました。
期間中、全国のいたるところで、出演強要に対するとりくみがくりひろげられています。
一例をご紹介します。

「女性に対する暴力をなくす運動」の一例

法務省

法務省は、11月13日(月)から11月19日(日)までを「女性の人権ホットライン強化週間」に指定しました。

(2017年8月 法務省「法務省だより あかれんが Vol.58」より、引用。改行を施しています。)

法務省
全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間を実施します

【実施期間】
平成29年11月13日(月)から同月19日(日)まで

【概要】
全国の法務局・地方法務局では,専用相談電話「女性の人権ホットライン」(0570- 070 ゼロナナゼロ - の 810 ハートライン )を設置し,夫やパートナーからの暴力,職場等におけるセクシュアル・ハラスメント,ストーカー行為,AV出演強要・JKビジネス被害といった女性をめぐる様々な人権問題に関する相談に応じています。
「女性に対する暴力をなくす運動」期間中(毎年11月12日~25日),上記のような女性をめぐる人権問題の解決を図るための相談活動の強化を目的として,全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間を実施します。
期間中は,平日の電話受付時間を延長して午後7時まで相談を受け付けるとともに,土曜日・日曜日も午前10時から午後5時まで相談を受け付けます。

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ちなみに法務省では、当該期間にかぎらず日々、出演強要被害の相談を受け付けています。

(参考)
法務省

北九州市

11月4日(土)に、北九州市はPAPSの宮本節子世話人を招聘して、講演会を実施しました。

(参考)
2017女性への暴力ゼロ運動特別講座(チラシ)
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先述しましたように、この種のとりくみは全国の各所でおこなわれています。

(※下図は、内閣府のサイトより、引用。)

「女性に対する暴力をなくす運動」のポスターの作者は、漫画家の西原理恵子さんです。
今月号の「共同参画」に、この問題に対する西原さんの思いが掲載されました。
出演強要についても語っておられますので、ご紹介させていただきます。
西原さんの胸懐(胸の内)につきましては動画でもご覧になることができます。
西原理恵子さんメッセージ動画

(2017年11月13日 内閣府男女共同参画局「『共同参画』2017年11月号」より、引用。改行を施しています。)

4ページ。一部分を引用>
西原理恵子さん
あなたたちの周りは、危険がいっぱいなんです。
特に若い女の子たち。私も自分の娘に言っています。

「あなたには、ものすごい値打ちがあるの。犯罪のお金になる。若いっていうのはものすごい商品なんです。」
って。

何千万円もする、例えば自動販売機というか、宝石というか、そういうのがただふらふらと歩いている状況なんですね。
だから、うまくだましてスカウトして、体を売らせたりする。
で、逃げられなくする。
向こうはプロがたくさん待ち構えています。

「ちょっとだけならいいか。」
という好奇心だけはやめてください。
私が子供の頃、そんなことでいなくなった同級生がたくさんいます。
あなたたちは性犯罪の貴重な資源なんです。

例えば、今だったら「JKビジネス」。
未成年の女の子をせまい部屋で男性と二人きりにさせる。
それで時給2,000円も3,000円もくれる。
添い寝するだけ。
すごく恐ろしいことです。
その先に何が待っているかわかりますよね。

本当に体を売ったり、AVを強要されたりっていうすべてのコースが、フルコースで待ってるんですよ。

相手は、大人でプロです。
あなたたちは、ついこの間まで小学生だった子たちなんですね。
簡単に騙されますから。

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おっしゃるとおりです。

(再掲。西原理恵子さん)
だから、うまくだましてスカウトして、体を売らせたりする。で、逃げられなくする。

これは、マルクスが指摘している搾取の最たるものです。

(カール=マルクス著  向坂逸郎訳「資本論」岩波文庫より、引用。)

マルクス

「彼は、労働力を、ひっくるめて一度に売るならば、自分自身を売るのであって、一個の自由人から奴隷に、一個の商品所有者から商品に転化する」

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出演強要の場合ですと、女性の出演によって潤うのは業界人です。
女性ではありません。
業界人は、得たカネをつかって、さらに出演強要の悪事をつづけます。

(マルクス、エンゲルス共著 向坂逸郎訳「共産党宣言」岩波文庫刊より、引用。改行を施しています。)

マルクス、エンゲルス

だが、賃労働すなわちプロレタリア(労働者)の労働は、プロレタリア(労働者)に財産をつくりだすか?
けっしてつくりださない。それは資本をつくりだすのだ。

すなわち、賃労働を搾取する財産、新しい賃労働をうみだし、あらたにこれを搾取するという条件でのみはじめて増殖しうる財産を、つくりだすのだ。

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(再掲。マルクス、エンゲルス)
すなわち、賃労働を搾取する財産、新しい賃労働をうみだし、あらたにこれを搾取するという条件でのみはじめて増殖しうる財産を、つくりだすのだ

搾取の被害にあう対象がひろがっていきます。

(再掲。西原理恵子さん)
本当に体を売ったり、AVを強要されたりっていうすべてのコースが、フルコースで待ってるんですよ

AV業界の場合は、いったん契約書にサインをすると、抜けることができなくなってしまいます。

(2016年6月24日 withnews「私がアダルトビデオに出演させられるまでに起きたこと 被害の実態」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
withnews
控室の隅で泣いているうちに出番の時間になった。
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「人間としての尊厳を持たせてもらえない、家畜のような存在になってしまった」
と思った。
泣きながら
「やめてほしい」
と繰り返したが、終了時にスタッフから
「初々しくて良かった」
と声をかけられた。
「自分の心を守るには心を閉ざして、忘れるしかない」
と思った。
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「カメラを止めて下さい」
と懇願し、
「もうできない」と訴えても、
「お前はただ耐えればいい」
と言われるだけだった。
現場から裸のまま逃げたこともあったが、エレベーターの前で捕まって連れ戻された。
他の女性と一緒になったとき、着替えの最中に2人で泣きながら、
「頑張って早く終わらせて帰ろうね」
と励ましあった。
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事務所の人間に何度も
「やめたい」
と訴えたが、初めての出演の時と同じような説得や脅しが繰り返された。

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人間としての尊厳を持たせてもらえない、家畜のような存在になってしまった
マルクスはこのような事態を
心をけだもの化された、他人の富を生産するための単なる機械
と表現しました。

(カール=マルクス著 長谷部文雄訳「賃銀・価格および利潤」岩波文庫より、引用。改行を施しています。)

マルクス

時間あってこそ人間は発達するのである。
勝手にできる自由な時間のない人間、睡眠・食事・などによる単なる生理的な中断は別として全生涯を資本家のための労働によって奪われる人間は、牛馬よりも憐れなものである。
彼は、からだを毀(こわ)され、心をけだもの化された、他人の富を生産するための単なる機械である

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香西咲さんの場合も自由な時間がありませんでした。
人格をみとめられずに、機械としてあつかわれました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2014年8月11日>

この3年間は真面目に仕事する事しか頭になくて、ほとんど遊んでこなかったんです。
だからここ最近ちょこちょこ友達と遊んだり、飲みに出掛けたりする様になった事に
『私こんなに遊んでイイのだろうか?』・・・

香西咲さん
2014年7月3日>

みんなに指摘された通り、今までの私は自分を大事にしてきませんでした。
辛い事も理不尽な事も全部自分が我慢すれば良いと思ってました。
自分で自分を痛めつけてました。
それじゃいけないって気づいたのは本当に最近です。
これからは自分を労わります。

香西咲さん
<2016年7月14日>

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、 やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
(後略。)

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どうすれば業界内の女性はすくわれるのでしょうか。

(マルクス、エンゲルス著 花崎皋平訳「新版ドイツ・イデオロギー」岩波文庫より、引用。改行を施しています。)

マルクス、エンゲルス
プロレタリアたちは、人格として力を発揮するためには、かれら自身の従来の生存条件(略)すなわち、労働を廃止しなければならない。
そして、かれらの人格性を貫徹するためには、国家をうちたおさねばならない。

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「国家」の部分を「業界」に置き換えてみます。

プロレタリア(女優)たちは、人格として力を発揮するためには、かれら自身の従来の生存条件(略)すなわち、労働を廃止しなければならない。
そして、かれらの人格性を貫徹するためには、業界をうちたおさねばならない。

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業界人は日々、女性の命を食い散らかしています。

(2016年08月21日 PAPS「メルマガ45号 相談200ケースを越す」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
PAPS
この200ケースの相談のなかで、自死された方が2015年7月に1人、2016年8月に1人おられた。
遺族の方が伝えてくださったことにより、私たちは知ることができた。
これは表に出てはっきりしているものだけである(連絡が取れなくなっている方については把握しようがないのである)。
相談やメールの中で
「死にたくなってしまう」
という言葉を何度聞いたことか・・・・。

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(2017年12月16日 実話BUNKAタブー「狂ったAV業界は消えてなくなるしかない」より、引用。)

中村淳彦さん
狂ったAV業界は消えてなくなるしかない

中村淳彦さんのおっしゃるとおりです。
ただ、そのまま黙って消えることはゆるされません。
被害者の方々に賠償をおこない、破産してから消える、という手順が必要です。
当然、業界人の逮捕と収監は必須です。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討
アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。
(内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕

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そう遠くないうちにその日がやってくることでしょう。
待ち遠しいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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