香西咲さんがおっしゃるように、出演強要の被害を事前にふせぐためには教育の役割が重要となってきます。あわせて、警察による業界人の逮捕がもとめられます

11月17日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」で、出演強要問題がとりあげられました。
ゲストは、中村淳彦さんです。
一昨日と昨日にひきつづきまして、本日も音声を文字化させていただきます。

2017年11月17日「大竹メインディッシュ」(アーカイブ版)
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(※18分21秒のあたりから)
室井佑月さん
だって、あれでしょ。
ほら、中村さんだって最後、病(や)んだったじゃない。

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中村淳彦さん
いやー、まぁー
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室井佑月さん
すごく女の子の立場に立って書いていたけど、でも、最後って、病(や)んじゃって。
あの、あれ、すごい壮絶的だな、と思ったの。
やめる宣言して。

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中村淳彦さん
いやー、だから、ぼくに関しては、溶け込みきらなかった、という部分がありー
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今回の出演強要問題でも、中村さんは、同様の対応をされたと考えます。

(中村淳彦さんのツイートより、引用。)

中村淳彦さん
<2017年7月12日>
どこの世界にもそれぞれ体質はあるが、第三者が入るしかない。
スタッフやライターを責めるのは酷、
どう考えても無理です。
嫌だったら辞めるしかない。
自分は嫌だから距離置いたが、そこにいるなら御用的に働くしか選択肢がない。

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自分は嫌だから距離置いた
人間としてただしい選択をされたと感じます。

室井佑月さん
でも、ふつう、そうならないの?
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中村淳彦さん
いや、みんな、溶け込みまくっていますよ。
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室井佑月さん
へー
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大竹まことさん
そうなの?
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中村淳彦さん
だってー
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室井佑月さん
だって、何さ?
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中村淳彦さん
女好きで、いつも女の子がいて。
まあ、楽しい仕事ですよね。
で、告発している子も多いですけど、やっぱりAVが楽しくて、本当に楽しくてやっているっていう子も、本当にふえているので。

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大竹まことさん
うーん。
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室井佑月さん
女好きだけど、女にもてるわけじゃないんだね。
だって、女にもてる男だったら別に、そんな女の子、騙くらかして連れてきて、仕事絡めて仲良くしなくたって、別に寄ってくるもんね。

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大竹まことさん
でも、方法として、これに書いてあるけど、こう何ですか、色(いろ)管理っていうですか、色(しき)管理っていうですか、こう、そういう方法があるって書いてありますけど。
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中村淳彦さん
はいはいはい。
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大竹まことさん
これ、どういうことですか?
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中村淳彦さん
けっこうお金になる決定的にかわいい子だった場合は、あの、恋愛したりつきあったり同棲したりして、管理して、AVに出しつづける、っていうのは、けっこう一般的にありますね。
色(いろ)管理っていうですけど。

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大竹まことさん
へー、ちょっとヒモっぽいってことですか?
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中村淳彦さん
ヒモっぽいどころじゃないですね。
ヒモですね。

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大竹まことさん
ヒモー
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室井佑月さん
でもねー。
それだけはねー。

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大竹まことさん
ちょっと、胸痛いね。
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室井佑月さん
でもね、わたしねー、それだけはね、わたし、ホステス長いことやっていたからわかるの。
管理されたほうが普通の生活できる子、っているのよね。
たまに。

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大竹まことさん
楽なんだ?
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室井佑月さん
楽っていうか、その、自傷癖とかあったりとか、ふつうに生活できないの。
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大竹まことさん
ふーん。
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室井佑月さん
だから、その男がそれで食っているようで、支え合ってじゃないと生きていけない、っていう子がたまにいるよね。
水商売だけどね。

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中村淳彦さん
で、まあ、女の子を本当に好きで依存したりするんだけど、男はやっぱり仕事だから、ビジネスとしてそうやって恋愛したりしているから、色管理、ですね。
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大竹まことさん
ヨヨギチュウさんの本を前に読んだことがあるんだけど、九州からどっかから女6人ぐらい連れて、あのひと、出てきたんだよね。
たしか。

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中村淳彦さん
あー、もう何十年も前のね、はなしでしょ。
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大竹まことさん
そう。
で、それで、ストリッパーとかやらしてもらっているうちに、東京の女の子がひとり、好きになって、それでみんな、連れてきた女の子に、弾劾されていたというはなしを聞いたことがあるんだけれど。
いや、書いて、読んだことがあるんだけれど。

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中村淳彦さん
じゃ、ヨヨギさん、6人とつきあってー
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大竹まことさん
いたんじゃないかなぁ、と。
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中村淳彦さん
さすがですね。
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室井佑月さん
それはそれでそれ才能だな。

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大竹まことさん
ヨヨギさんて、AV監督だよね?
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中村淳彦さん
アテナ映像(※適当な変換です)って、立派なAVメーカーをやられていますね。
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大竹まことさん
いまもちょっと区別がひとつだけつかないのは、単体モノのはなしでしたよね。
単体モノっていうかー。

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中村淳彦さん
いま、被害を告発しているのは、単体のかたです。
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大竹まことさん
単体モノっていうのは、その女優さんひとりで、こう、全部まなかうというかー
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中村淳彦さん
そうです、そうです。
グラビアとか出ている子たちです。

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大竹まことさん
どのシーンもまかなうとか。
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中村淳彦さん
はい。
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大竹まことさん

そうじゃなくて、単体じゃないのは、なんていうんですか?

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中村淳彦さん
三段階あるんです。
企画単体と、企画というのがあって。
単体というのは、メーカーの専属っていうか、月1本しか契約で出ない子なんですよね。
それで、全面的にメーカーが売り出すんです。
アイドルとして。

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大竹まことさん
あ、そう。
はい。
企画モノっていうのは、どうなっているんですか?

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中村淳彦さん

企画モノっていうのは、もうだんだん売れなくなってきて、いま、企画の女の子たちっていうのは、自分の生活費も稼げるほど、仕事ないんじゃないかな。
ほとんどの子がー

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大竹まことさん
えーっ。
そうなの?

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中村淳彦さん
うん、苦しいですね。
専業じゃ無理ですね。

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室井佑月さん
これじゃだめなの?
1個だけ、明朗会計にすれば、すごく、問題がちっちゃくなると思うんだけど。

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中村淳彦さん
あ、だから、明朗会計にするって、AV業界の第三者委員会が、
「明朗会計にしなさい」
っていうか、
「契約書を蒔(まき)直し(改めて始めからやり直し)なさい」
っていう提案をしているんだけど、それはもう、足並みそろわないですね、当然。

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大竹まことさん
うーん。
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室井佑月さん
中村さんって、すごいおもしろいよね。
なんか、すごくくわしくて、この業界に長いけど、本当につらそうにしゃべるね。

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中村淳彦さん
そ、そうなんですかー。
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室井佑月さん
あははは。
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中村淳彦さん
あのー、この問題はね、けっこうつらい。
かかわりたくなかったので、これぼく、幻冬舎さんに無理やり書かされたんですけど。
これ、けっこうつらいですね。

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室井佑月さん
それって、それもアレじゃないの。
奴隷契約なんじゃないの。
ちがうの?

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中村淳彦さん
(爆笑)
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大竹まことさん
そうか、そういうこともいろいろあるもんだね。
ううーん。

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中村淳彦さん
やっぱり、こんなことに首をつっこんじゃうと、なにかしらやっぱ、悪口言われちゃうし、けっこうきついですね。
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大竹まことさん
あー、なるほどね。
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室井佑月さん
じゃ、いいや。
本の宣伝しちゃるわい。
ちょっとは良いことあるように。
中村さんの著書、「AV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たち」は、幻冬舎新書から発売中です。

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大竹まことさん
はい、ええと、それ以外にも中村さんは、いろんな本を書いているよね。
そっちのほうも、でも、けっこうきついのもたくさんあったんじゃないの?
名前のない女たちシリーズもそうだろうけれども。

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室井佑月さん
私は、崩壊する介護現場と、あとなんだったけ?
中年の。

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中村淳彦さん
中年童貞ですね。
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室井佑月さん
中年童貞、けっこう衝撃的だった。
どうしていいのかが、おわりがみえない壊れかたなんだよ、世の中のね。

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中村淳彦さん
まあ、なんか、崩壊する介護現場にしても、なんかこう、追い込まれている個人がどの現場でも。
そんな気がしてしょうがないですけど。
なんか、こう、おまえの責任だろう、みたいな。

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中村淳彦さん
いや、まあ、だから、低賃金で働かさせられているから、やっぱりみんな、生きづらさ、けっこうどこにも埋まっていますよね。
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室井佑月さん
中村さんも、すごいつらそうだね。
ごねんなさい。
本日のゲストは、中村淳彦さんでした。

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中村淳彦さん
ありがとうございました。
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富饒(ふじょう)(富んで物の多い)内容の番組でした。

(再掲。「大竹メインディッシュ」。(中村淳彦さん)
で、告発している子も多いですけど、やっぱりAVが楽しくて、本当に楽しくてやっているっていう子も、本当にふえているので

やっぱりAVが楽しくて、本当に楽しくてやっているっていう子も、本当にふえているので
中村さんのこの言辞を聴いたとき、ぼくは、厭世的な気分になりました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2017年11月19日>

性被害に対しての法整備、特に重罰化は進めて欲しい。
しかしいつの時代も悪人は居て彼らは当然の様に法の目をかいくぐる。
私は長い目で見た時に『教育』に慎重に組込む事が効果的だと思う。
特にリアルタイムな事件を盛込んだケーススタディ等で犯罪がいかに身近にあるかを想像させたい。

香西咲さん
<2017年11月19日>

これだけ恥晒しな自分ですが、
これでも成績表は殆どオール5だったんですね。
要するに成績なんて実社会に関係ない…とまでは言えませんが、
『性』と『お金』に関しては何で教えてくれなかったんだろう?と切に思います。
生きていくうえで一番大切な教育なのでは?と。

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香西咲さんは、先を見通すちからをおもちです。
政府も、出演強要問題に対する「今後の対策」で、教育の強化を打ち出しています。

(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)

(例)

警察庁

2 取締り等の強化
(1) アダルトビデオ出演強要問題専門官の指定

都道府県警察ごとに、アダルトビデオ出演強要に対する各種法令を適用した取締りの推進、スカウトに対する検挙、指導・警告活動の推進、被害防止教育及び広報啓発活動、警察相談窓口の周知活動の推進及び警察相談受理担当者に対する研修等を統括するアダルトビデオ出演強要問題専門官を指定する。
(警察庁)〔平成 29 年5月~〕

警察庁、内閣府、文部科学省

3 教育・啓発の強化
(2) 新たな被害者を生まないための教育啓発の推進

③ 警察、教育委員会、学校等の関係機関や企業等が相互に連携し、学校や企業で行われるオリエンテーションや研修などの様々な機会を捉えて、被害防止教育を実施する。
(警察庁、内閣府、文部科学省)〔平成 29 年4月~〕

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(再掲。「大竹メインディッシュ」。(中村淳彦さん)
やっぱりAVが楽しくて、本当に楽しくてやっているっていう子も、本当にふえているので

教育によって、今後、このような方々が減ることを願っております。
もっとも、現在の業界は、オリンピックの前に消滅しているでしょうけれども。
今後、何匹の業界人が刑務所にぶちこまれるのでしょうか。
楽しみです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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