昨日、AV0719さんのツイートを拝見していて、中村淳彦さんがラジオに出演されたと知りました。
(ブルーノ飯とAV0719さんのツイートより、引用。)
<2017年11月17日>
今日、文化放送に中村淳彦さんが出演して同じこと言っていましたね。
失職して困るのは、そこで働いていた男達。— AV0719 (@chapichapijp) November 17, 2017
——————————————————–
検索してみました。
文化放送が、番組を告知していました。
(文化放送のツイートより、引用。)
●文化放送
<2017年11月17日>
<17日(金)この後の番組は>
▼13:00 #大竹まこと ゴールデンラジオ!/#AV女優消滅 #中村淳彦/#ラバーガール 中継/紳士交遊録 #金子勝/#室井佑月@1134goldenhttps://t.co/OisBdrictn #joqr #radiko pic.twitter.com/wXSf6PDFLA— 文化放送 FM91.6&AM1134 (@joqrpr) November 17, 2017
——————————————————–
「▼13:00 #大竹まこと ゴールデンラジオ!/#AV女優消滅 #中村淳彦/」
当該番組のサイトを確認しました。
アーカイブ版がアップされています。
ダウンロードも可能です。
ホームページで公開されるのは、過去の5番組、までのようです。
いずれ時期がきたら消えてしまいます。
出演強要問題にかかわる貴重な言辞ですので、音声を文字化させていただきます。
(前略。)
●室井佑月さん
(前略。)
え、でも、びっくりしちゃった。
今回の本の中身のことで。
そんな悲惨な感じになっちゃっているのー
——————————————————–
●中村淳彦さん
AV強要問題というのは、去年の3月から表面化して、ネット上ではもうずっと、1年半、炎上しっぱなしで、今日も炎上していますね。
「ひどい」
って。
——————————————————–
●室井佑月さん
でも、減ってきたんでしょ。
世の中が不景気になってきて、自分でなりたいというひとがでてきてー
——————————————————–
●中村淳彦さん
あ、簡単に言うと、自分でなりたい、っていうひとがふえていて。
あと、AVが売れなくなってきて、いま被害をうったえているという子というのは、単体女優といって、一番トップ層。
AV女優の上位5%の子で、あのー
——————————————————–
●室井佑月さん
上位5%ー
——————————————————–
●中村淳彦さん
ぞくぞくと、
「ちょっとひどい」
「今日無理やり出演させられた」
という告発がつづいている状態なんですね。
——————————————————–
●大竹まことさん
「ネットが炎上している」
とおっしゃったけど、すみません知らなくて。
どういうことが炎上しているのですか?
——————————————————–
●中村淳彦さん
去年の3月に、女性団体が、女性団体(業界)をうったえて。
「AV業界の中身はちょっとひどすぎるんじゃないか」
という告発で社会問題になって。
そこでとまらずに、公明党とか、内閣府とかが、
「本当にひどいって」
って言って。
ロビーイングが大成功しちゃって、社会問題化したんですね。
で、朝日新聞の記者も、もうベタ付きで、ずっと女性のほうの告発を記事にしている状態でー
——————————————————–
朝日新聞社のwithnews(ウィズニュース)は連日、出演強要問題を報じています。
(参考。朝日新聞)
<昨日>
□2017年11月17日 AV強要「未成年の被害者」 やめた後も毎日検索 「身バレ」の恐怖
<2日前>
□2017年11月16日 AV強要「未成年の被害者」 罪悪感で泣いたのに「嬉し涙」と宣伝
<3日前>
□2017年11月15日 AV強要「未成年の被害者」 会って数時間でデビュー「逃げられない」
日本経済新聞の記事も横溢(おういつ)が感じられました。
(参考。日本経済新聞)
<9日前>
□2017年11月9日 AV出演強要の被害後絶たず 大阪のNPOが相談窓口 警察も啓発・検挙に力
●大竹まことさん
そういうのがありましたね。
で、それがどうなったの?
炎上するっていうのは?
——————————————————–
●中村淳彦さん
無理やり出させる、っていうのが、いろいろなケースがあって。
「アイドル、タレント、女優、歌手になれる」
って言って、
「有名になれる」
って言って、20前後の子をAVに誘導するとか。
チャットレディーとかパーツモデルとかー
——————————————————–
●大竹まことさん
チャットレディーって何ですか?
——————————————————–
●中村淳彦さん
チャットレディーというのは、インターネット上で会話する仕事があるんですね。
——————————————————–
●大竹まことさん
はい、はい。
——————————————————–
●中村淳彦さん
そういう軽い仕事だ、っていう求人広告で面接したら、AVに誘導された、とか。
まあ、いろんなケースがあって。
それを総じて、
「強制的にAVに出演させている」
って、女性たちが怒っているー
——————————————————–
●大竹まことさん
怒っていて炎上する、っていう意味はー
——————————————————–
●中村淳彦さん
「AV、ひどい」
っていう、一般市民のー
——————————————————–
●大竹まことさん
声が、寄せられているとー
——————————————————–
●室井佑月さん
そうなるよねー
——————————————————–
●中村淳彦さん
寄せられているのと、あと、AV擁護派もいるんですね。
で、擁護派と反対派で、もうずっと罵(ののし)りあっていて。
ぼくはこれ、本当にかかわりたくないな、と思っていたんだけど。
——————————————————–
●大竹まことさん
ああ、そんなことになっているんですか。
——————————————————–
●中村淳彦さん
はい。
——————————————————–
●大竹まことさん
擁護派と、それから、AVあってもいいじゃないか、とー
——————————————————–
●中村淳彦さん
あ、AVあってもいいじゃないか、というのがー
——————————————————–
●大竹まことさん
あってもいいじゃないか、というのが擁護派でー
——————————————————–
●中村淳彦さん
擁護派でー
——————————————————–
●室井佑月さん
せめて、そのさ、裸になってすごい大金が、ちょっと遊べて優雅な暮らしができるほど入るんだったら、まだちょっとわかるところが。
(女優に)なる、っていうのもわかることもある気がするけど。
いますっごい、お金、安いんでしょ。
——————————————————–
●中村淳彦さん
よくご存じですね。
本当に安くて。
で、いままでは、10年くらい前までは、裸になったら、AVに出たら、稼げていたので、ギリギリまわっていたんですけど、いまはもう売れなくて、お金が払えなくて、
「有名になれる」
とか、
「タレントになれる」
とかにシフトしちゃっていて、女性たちがキレたというかね。
騙されたほうがー
——————————————————–
●室井佑月さん
なんかもう、●●●業界と同じだね。
(※意味がよくわかりませんでした。)
——————————————————–
●中村淳彦さん
結局、裸になって本番している映像がずっと残るっていうのはそのー
——————————————————–
●室井佑月さん
いやだよねー
——————————————————–
●中村淳彦さん
やっぱ、ダメージ、大きいようで、やっぱりー
——————————————————–
●室井佑月さん
回収とか、ネットとかにまわっちゃったらできないよね。
——————————————————–
●中村淳彦さん
いままでは、その、女性が何言ってもつっぱねていたんですけど、もうさすがにこの問題が大きくなりすぎて、最近は回収というか、ネットから削除する、みたいなのは聞いていますね。
女性団体が間に入られてー
——————————————————–
●室井佑月さん
本当に削除しきれるの?
——————————————————–
●中村淳彦さん
あ、だから、売るのをストップするっていうだけですよね。
画像はちょっと無理で。
——————————————————–
●大竹まことさん
だからストップしても、売れられちゃったものがまた出回る、みたいなことになる。
うーん。
——————————————————–
以前、当ブログでご紹介をさせていただきました。
PAPSの金尻カズナさんによりますと、この種の動画や画像は削除することが可能だそうです。
(参考。当ブログ)
・2017年9月9日
・2017年9月10日
●金尻カズナ PAPS 相談員
いま、アダルトビデオに出演されて、一度でも販売されてしまうと、たとえ販売がとまったとしても、不法にアップロードされたビデオとか画像っていうのは、配信されつづけるんですね。 そこで、わたしたちは、不法にアップロードされてしまっている画像や動画に関して削除請求のボランティアを募集しています。 |
●金尻カズナ PAPS 相談員
そのなかで、不法にアップロードしているサイトがあるので、そのサイト管理者に対して、 「これ、もう、ビデオが、販売が、とまっているものです」 と。 「あなたがアップロードしたっていうものは、不法にアップロードしているものですから削除しなさい」 っていう、そういう文面をメールで送ったりするんですね。 |
●金尻カズナ PAPS 相談員
実際にやるときは、ボランティア(の案内)をみて、やりたいっていうボランティアのかたがいらっしゃれば、わたしたちは、削除をするためのツールキットがあるので、それをつかってー |
●金尻カズナ PAPS 相談員
実際に、大々的に販売されたひとが、いまGoogleで検索しても出てこなくなっているんですね。 |
——————————————————–
政府もこの種の問題に対する対策をすすめています。
(2017年3月21日 第1回関係府省対策会議「議事録」より、引用。改行を施しています。)
<3ページ>
●総務省 総合通信基盤 局長
総務省では、インターネット上に流通した情報による被害に関する一般利用者等からの相談を受け付け、具体的な削除要請の方法等について助言を行う違法有害情報相談センターを設置・運営しております。 出演強要のあったAV動画がインターネット上に流通している場合、権利侵害情報と認定されれば、プロバイダ責任制限法の要件に基づく削除が可能となっております。 総務省といたしましては、違法有害情報相談センターに寄せられる相談事項、その他の関連情報につきまして、適宜、関係省庁へ提供し、共有を図るとともに、関係省庁の取組内容についても必要に応じて事業者に周知を行うことなどを通じまして、インターネット上の出演強要問題に対応していきたいと考えております。 |
——————————————————–
(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん引退後の夢『人生楽しみたい』『消せない過去として歩む』」より、引用。改行を施しています。)
●記者
インターネットに映像が残り続ける問題についてどう思いますか?
●香西咲さん
動画サイトに消してもらっても、勝手にアップロードされつづけています。 ほとんど諦めています。 それを踏まえたうえで、これからの人生を選択していくつもりです。 もう消せない過去として。 |
——————————————————–
杞憂にはおよびません。
だいじょうぶです。
消すことができます。
政府は、この事案についても法規制をおこなうでしょう。
(2017年5月19日 第3回関係府省対策会議「今後の対策」より、引用。)
被害の防止及び救済等のための新たな対応策の検討 アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等が深刻な性的な暴力で、重大な人権侵害であるとの考え方に立ち、関係者による自主的な取組の進捗状況や実態把握の状況も踏まえ、性的な暴力の被害につながる行為の規制、被害の回復、被害者の保護及び支援等について、有識者等の意見も参考に、法的対応を含め、必要な対応策を検討する。 (内閣府、関係府省)〔平成 29 年4月~〕 |
——————————————————–
法律の制定がまたれます。
●大竹まことさん
そもそも、AVにスカウトされるときの、そのなんか、うまく誘導する方法、みたいなことは?
どういうふうにするんですか?
——————————————————–
●中村淳彦さん
あの、それはね、ちょっとさまざまで。
これ、
「出演の強要、もうやめよう」
という意見はみんな一致していても、たとえば、まあスカウトマンというのは違法な存在なんですよ。
条例で禁止されているので、もうすでに地下にもぐっている存在だから、そういうひとたちをちょっと止められない、のと、あと、スカウトマンに女の子が行くまでに、今度は、ホストなりヒモなり彼氏なりがくどいて連れて行っているケースもあればー
もう、なかなかむずかしいですねよ。
——————————————————–
●室井佑月さん
でも、とにかくだよ。
そういう職業があるんだったら、こういう仕事で、いくらなんだけど、どうですか、って言って、
「いやだ」
と言ったら、そこでおわりにしないとね。
——————————————————–
●大竹まことさん
だから、そうなんだよ。
だから、システムがそうなっていない、ってことですよね。
——————————————————–
●中村淳彦さん
そうです。
それで、1回契約しちゃうと、違約金の章があって。
やめさせないっていうのを契約書管理っていうんですけど。
だから、やめるんだったら1,000万ぐらい、書いてあるらしくて、
「1,000万はらったらやめてもいいよ」
みたいなことでー
——————————————————–
●室井佑月さん
そんなの、弁護士に言えばなんとかなるんじゃないの?
——————————————————–
●中村淳彦さん
いや、当然、なんとかなるんですけどー
——————————————————–
●室井佑月さん
法律違犯だもの。
——————————————————–
●中村淳彦さん
それが、女の子たち、わからないじゃないですか。
——————————————————–
●大竹まことさん
そうだね。
——————————————————–
●室井佑月さん
だったら、いっぱい言わなきゃね。
こういうとこでね。
——————————————————–
●中村淳彦さん
ああ、そう。
だからどんどん弁護士に頼んだりすれば、別になんの問題もないー
——————————————————–
●室井佑月さん
ワルはさあ、ワルは、一番こまるのは、
「警察言うぞ」
というのが一番こまるよね。
——————————————————–
●中村淳彦さん
あー、よくご存じですね。
そうです。
ホント、そうで。
——————————————————–
●大竹まことさん
ああ、そう。
でも、最初は、ご本に書いてあったけども、たとえば、
「きみ、かわいいね」
ってスカウトマンが声かけて、それで、
「ボイストレーニングやらないか」
みたいな手口からはじまるって書いてありましたけど。
そういう手口はもうないんですか?
いまは。
——————————————————–
●中村淳彦さん
いや。
——————————————————–
●大竹まことさん
いまだにそういう手口が?
——————————————————–
●中村淳彦さん
いまは、やりづらくなっているから、スカウトマンがわざわざちょっと、地雷が埋まっているAVには紹介しないかもしれないですけれども、この問題前までは、そういう手が込んでいるのは横行していたみたいですね。
——————————————————–
●大竹まことさん
うーん。
それで、裏社会とのつながりみたいなのはあるんですか?
——————————————————–
●中村淳彦さん
だって、スカウトは条例違反だから、やっぱり、裏社会とつながっていないとなかなかできない仕事ですよね。
——————————————————–
●大竹まことさん
あー。
すると、なんか、こう、裏、ちゃんと暴力団とつながったりするっていうことー
——————————————————–
●中村淳彦さん
暴力団とつながっていたりすると、こんなところにいたらたいへんなアレだけれど。
——————————————————–
●大竹まことさん
ちょっと言いづらそうですね。
——————————————————–
●中村淳彦さん
スカウトは、路上でやるひとはすくないんですけれども、路上でやる場合はやっぱり、その土地の暴力団に許可えないとできない、っていうのが常識ですね。
——————————————————–
●大竹まことさん
あー、なるほどね。
——————————————————–
●室井佑月さん
女の子が、すごい淋しい、のかな。
だってふつう、道とかで、
「きみ、かわいいね」
って言ったら、
「ああ、やっぱりよく言われる」
でおわるじゃない。
——————————————————–
●大竹まことさん
はぁ。
まあね。
——————————————————–
●室井佑月さん
そうじゃない。
だから、淋しいのかな、って思う。
——————————————————–
●大竹まことさん
どうなんです?
——————————————————–
●中村淳彦さん
淋しいとはちょっとちがうかな。
いなかの子とか、やっぱ何も知らない子は、けっこう立ち止まるみたいですね。
——————————————————–
長くなりました。
つづきは明日のブログでご紹介させていただきます。
——————————————————–
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年11月16日>
旅立ちます。 但し前事務所の問題、メーカーかとの問題等全てを精算してからになります。 暫くは話し合いになるでしょう。 |
——————————————————–
香西咲さんはあたらしい人生に向かって出発しました。
(アラン著 神谷幹夫訳「幸福論」岩波文庫刊より、引用。)
<『宿命』の章の79ページ>
要するに、なんとしても出発することが必要である。
どこへ行くかを考えるのは、まず出発してからのことである。
——————————————————–
■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ