AV業界は現在も、悪事を継続しているようです。
(辻丸さんのツイートより、引用。)
●辻丸さん
<2017年10月6日>
山口委員「(撮影現場視察?)そんな事してもクリーンな風にしか見せないでしょう?」
つまり業界の隠蔽体質を委員自らがとっくに認めている?
これでどうして世間に「業界はちゃんとやっている!」と"適正"アピール出来るのか。
これが報道陣を前にした有識者の本音?
皆様はどう思いますか? https://t.co/jVPVa7R1zs— AV落人辻丸 (@kohe000) October 6, 2017
山口貴士 委員
「(撮影現場視察?)そんな事してもクリーンな風にしか見せないでしょう?」 |
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嗤(わら)うしかありません。
身内のAV業界改革推進有識者委員会(AV人権倫理機構)の委員でさえも、AVは悪である、とみとめています。
すくいようがありません。
(辻丸さんのツイートより、引用。)
●辻丸さん
<2017年8月22日>
川奈「私はこれを『適正AV業界』という枠組みを作る事によって自浄能力を働かせる試みだ、と解釈してます」「強制力とまではいかなくても『適正AV業界のルール』がきちんと徹底できるといい」
あの日会場を最も震撼させたと僕が感じた発言が載ってない。それは
二村「業界に自浄力はないです! https://t.co/l5FcPtpDp0— AV落人辻丸 (@kohe000) August 22, 2017
二村ヒトシ 監督
「業界に自浄力はないです!」 |
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政府の対応が気になります。
(2016年6月30日 第82回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)
<7~8ページ>
●伊藤和子 HRN事務局長
そして、内閣府にぜひお願いしたいことといたしましては、まず、被害実態がよくわからない部分が多くて、私たちNPOでも実態調査をしておりますが、十分な実態がわからない部分も多いのです。
そして、本当にアダルトビデオを検索していただきますと、人権侵害ではないのかと思うようなビデオはたくさんございまして、そういった通報も日々受けているのですけれども、全体像を把握するのは非常に難しいと思っております。 全容をきちんと実態調査をして被害がどうなっているのかということを把握していただきたいと思います。 |
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(再掲。伊藤和子HRN事務局長)
「被害実態がよくわからない」
「全体像を把握するのは非常に難しい」
政府も、HRNと同様の態様であると考えます。
野放しにしているのではなく、まだ実態がつかみきれていないのです。
5月19日のことでした。
第3回関係府省対策会議において、出演強要問題に対する「今後の対策」が策定されました。
政府は、このなかで、業界の実態把握について言及しています。
みてみます。
(「今後の対策」より、引用。)
●内閣府
1 更なる実態把握
(1) 若年層に対する性的な暴力に係る相談・支援の在り方の検討のための調査研究の実施 アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題等を含む若年層に対する性的な暴力の被害実態について、被害者支援を行っている民間団体の協力を得て調査を行う。 |
●関係府省
(3) 被害状況等に関する個別具体的な実態把握等 関係府省が相互に連携し、集中月間中に国の各機関に寄せられた相談事案の分析を 行うとともに、被害の態様や現行制度の運用状況及びその問題点等について整理する。 また、必要に応じて、相談者の個人情報に配意した上で、相談内容その他関連情報について、関係府省への提供及び共有を図る。 (関係府省)〔平成 29 年5月~〕 |
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いまは調査中、といったところでしょうか。
警察につきましては、現在も慎重に捜査をつづけているようです。
(やまもと寅次郎さんのツイートより、引用。)
●やまもと寅次郎さん
<2017年6月30日>
警察(国?)はずっとAV業界でどんな人たちが働いているのかを調べてるんですけど、その対象がプロダクションやAV女優から一歩進んで、今度は制作現場、すなわちプロデューサーや監督などに変わってきているってことです。 業界全体の身体検査みたいなものかな。 「本番AV」の構造へのメスですね。 |
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警察もふくめて、いずれ政府全体が、全貌を掌握すると考えます。
こうした流れに反応してか、宗旨(しゅうし)を変える(従来の主義を捨てて他の方面に転じる)ひとたちがでてきました。
作家のはあちゅうさんも、そのなかのおひとりです。
(だいわりゅうさんとはあちゅうさんのツイートより、引用。)
<2017年2月4日>
そういうこともあるのは知っていますが、そうではない人もいます。業界の知り合いは私にもいますが、みんな、ちゃんとしています。「まともなのはいない」とは思いません。中から変えようとしている人もいます。以上です。
— はあちゅう (@ha_chu) February 4, 2017
●ぷー(だいわりゅう)さん
はあちゅうさんはAV業界のことを全く知らないしAVの強要の被害や人権侵害が日常化してるのを知らないですよ。
知らないのにそういうことを言うのは被害者をより傷つけることになると思いますよ。
●はあちゅうさん
そういうこともあるのは知っていますが、そうではない人もいます。 業界の知り合いは私にもいますが、みんな、ちゃんとしています。 「まともなのはいない」とは思いません。 中から変えようとしている人もいます。 以上です。 |
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2月4日のご発言です。
現在、はあちゅうさんは、つぎのようにおっしゃっています。
(はあちゅうさんのツイートより、引用。)
●はあちゅうさん
<2017年11月4日>
自分から遠い話には感動できるくせに、自分に近い話は見て見ぬふりをする人が結構いる。伊藤詩織さんの話には感動したとか勇気ある、というくせに自分の職場で起きているセクハラには目をつぶる人…。困っている人は実はすごく近くにいると思うのでどうかその人の力になってあげてください。
— はあちゅう (@ha_chu) November 4, 2017
自分から遠い話には感動できるくせに、自分に近い話は見て見ぬふりをする人が結構いる。 伊藤詩織さんの話には感動したとか勇気ある、というくせに自分の職場で起きているセクハラには目をつぶる人…。 困っている人は実はすごく近くにいると思うのでどうかその人の力になってあげてください。 |
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以前は、
「業界の知り合いは私にもいますが、みんな、ちゃんとしています」
とおっしゃっていました。
いまは、
「自分の職場で起きているセクハラには目をつぶる人…」
と憂い嘆かれます。
人間として成長されたということでしょうか。
まあ、良しとしましょう。
(2016年7月15日 AVライターアケミンブログ「『強要』について二つの記事があった日。 」より、引用。)
●2016年7月15日
ちょっと視点はズレますが 前回でもデビューに至るまでの経緯や葛藤が詳しく書かれていたけれど ライターとしては デビュー作を見た人のレビューとのギャップに驚いたり。 (中略。) 「AVはファンタジー」とも言えるのでしょうが、 ファンにとっては 「どうせならいいファンタジーを見させてくれよ!」 という感じですよね。 |
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このかたは、昨年の7月15日に、上述の発言をしています。
その後、はあちゅうさんのように、考え方をあらためたのでしょうか。
最近になって書かれたものを読んでみました。
本質的なものはかわっていないと感じました。
●2017年10月7日 現代ビジネス「『AV女優消滅』ってどういうこと…?過激な言葉に込められた真意(アケミン)」
このひとが思い描く業界は、牧歌的です。
悪人は存在しません。
だれもがひたむきに、日々の業務をおこなっています。
(引用)
<2ページ>
●2017年10月7日
プロデューサーは売上を上げるため、プロダクションやスカウトマンは仕入れをするため、女優はパフォーマンスを上げるため、それぞれが頑張る。 そこに悪意は介在しない。 誰もがそれぞれの持ち場で欲望に応えようとした結果、歪みが生じ、文字どおり末端の「ハダカの女たち」に負荷がかかり、悲劇はおきた。 |
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(再掲)
「誰もがそれぞれの持ち場で欲望に応えようとした」
欲望とは、具体的にどのような内容のものなのでしょうか。
<3ページ>
●2017年10月7日
(前略)、欲望と幻想の底流にあるどこか女性を軽んじることによってのみ、性を楽しめないとするとその風潮は、時代遅れで、そこに留まり続けることは、「ダサい」「イタい」案件である。 |
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消費者のもとめる過度の欲求が、業界人に負担を強いた、とのご認識です。
<3ページ>
●2017年10月7日
あのプロダクションが悪い、ひどいメーカーがある、あの女優が大げさに騒いでいるだけだ。 そんな風に狭い村の中で犯人探しをしても問題は終わらない。 社会問題の余波が、AV村に押し寄せている。 |
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スカウト、プロダクション、メーカーにはなんら責任がない。
悪いのはすべて、業界の外のやつらだ、というのが結論のようです。
(再掲。2016年7月15日)
ちょっと視点はズレますが 前回でもデビューに至るまでの経緯や葛藤が詳しく書かれていたけれど ライターとしては デビュー作を見た人のレビューとのギャップに驚いたり。 (中略。) 「AVはファンタジー」とも言えるのでしょうが、 ファンにとっては 「どうせならいいファンタジーを見させてくれよ!」 という感じですよね。 |
香西咲さんの場合は、消費者にも責任がないとのことです。
もちろん、以下のやつらにもです。
そうおっしゃっています。
□青木亮
□大西敬
□高畠典子
□坂田恵理子
□坂上孝志
□A-TEAM 飯田正和
□メーカー関係者
□T総研のY
□その他
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悪いのは、香西咲さん、ただひとりのようです。
(池田幸代さんのツイートより、引用。)
●池田幸代さん
<2017年9月21日>
「私たち、裁判してみました!」で、池田信夫氏を提訴し、名誉毀損裁判で全面勝訴した伊藤和子弁護士は、根拠も証拠もなく立証出来ないデマは、言い募る人間の声がいかに大きくとも、司法の場では通用しない。女性に対するヘイトスピーチにはペイさせた方がいい、と発言。まさにその通り。 pic.twitter.com/karMXwzg5c
— 池田幸代 (@J9L3m) September 21, 2017
「私たち、裁判してみました!」で、池田信夫氏を提訴し、名誉毀損裁判で全面勝訴した伊藤和子弁護士は、
根拠も証拠もなく立証出来ないデマは、言い募る人間の声がいかに大きくとも、司法の場では通用しない。 女性に対するヘイトスピーチにはペイさせた方がいい |
と発言。
まさにその通り。
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同感です。
至言です。
当事者である伊藤和子HRN事務局長が書かれた記事を読むと、さらに気持ちが沸き立ちます。
瞠目(どうもく)させられます。
(2017年8月16日 Yahoo!ニュース「ネットで事実に反する誹謗中傷を受けたらどうしますか? やってみると簡単。池田信夫氏への名誉棄損訴訟」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●伊藤和子 HRN事務局長
結論からいいますが、根拠のないデマを言われた名誉棄損裁判ですから、相手は訴訟にまともに反論できず、やってみると簡単だった、ということになります。
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医者の不養生みたいな話で、私自身、弁護士としてたくさん提訴してきましたが、自分が原告になるのは初めての経験、やはり自分が裁判をするとなるといろいろ躊躇を覚えるものです。
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私も、
「裁判長引くかなあ・・・面倒だあ・・・」
と思っていたのです。
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そもそも根拠もない、証拠もないデマを言われた場合、名誉棄損の訴訟をすれば、根拠のないことを言いたい放題言った人間は、反論のしようがない、証拠も出せないため、裁判はすぐに終わり、勝訴できる、
これが今回得られた大変ポジティブな教訓だったと言えるでしょう。
根拠のないデマを言われた名誉棄損裁判の場合、簡単に勝てる、ということを是非お伝えしたいと思います。 |
私も当初提訴するか迷っていたわけですが、結果から見ると、やはり権利を侵害されたら救済手段を求めるというのが大切だと改めて思いました。 |
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(再掲)
「根拠のないデマを言われた名誉棄損裁判の場合、簡単に勝てる」
一考の余地があるのかもしれません。
香西咲さんには選択肢がたくさんあります。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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