このたび、香西咲さんは、ご自身の力で桎梏(しっこく)を解き放ち、泥濘(でいねい)から抜け出ました。
長かったです。
ぼくはこの日がくることを待ち望んでいました。
からだのなかを清冽(せいれつ)なものが流れています。
気がつくと安堵の息を吐いています。
本当によかった。
香西咲さんは人生をやり直すことができます。
ひとつだけ心配なことがあります。
ファンと称するものたちの存在です。
(うてなはすのさんのツイートより、引用。)
●うてなはすのさん
<2017年11月11日>
そのとおりですね。もうすぐ完全に卒業されそうですが、いまだにう~~んわかってるのかな~?というファンの方もいますし・・・。
— うてなはすの (@hasunoutena) November 10, 2017
そのとおりですね。もうすぐ完全に卒業されそうですが、いまだにう~~んわかってるのかな~?というファンの方もいますし・・・。 |
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おそらくファンの内には、香西咲さんに復帰してほしい、という邪(よこしま)な考えがあることでしょう。
当然のことです。
自身にとって恰好の商品なのですから。
香西咲さんは今後、ファンによる蠱惑(こわく)から身をまもることができるのでしょうか。
人生はすべてが順風満帆でありません。
失意のときもあります。
そうしたとき、こころの隙間に入りこんでくる輩(やから)がいます。
ぼくの場合もそうでした。
何度か苦い経験をしました。
侵入者の手口はどれも似たようなものです。
やさしい声を発し、心配げな顔をして、近づいてきます。
これ以上耐えられないのであれば一時仕事を休養して心と身体を休めてみてはどうですか?
— かずやん (@4861aka) August 29, 2016
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年8月30日>
一時休止したら二度と帰ってきません。 失礼ですが、週刊文春さん、毎日新聞さん、弁護士ドットコムさん等の記事を読んでから発言して頂けますか? |
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(再掲)
「一時休止したら二度と帰ってきません」
安堵させられます。
ぼくは香西咲さんのことばを信じています。
(うてなはすのさんのツイートより、引用。)
●うてなはすのさん
<2017年9月6日>
@kouzaisakiさん ご自分のやりたいことをおやりください。 ファンはあなたの人生に責任取ってはくれませんよ。 |
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名言です。
何度拝見しても胸にひびきます。
香西咲さんのこれからの人生において、AVマニア(ファン)は不要であると考えます。
進路の障害になります。
百害あって一利なしです。
香西咲さんはやさしいかたです。
自分よりも相手の気持ちを優先します。
(2016年7月17日 AbemaTIMES「【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴」より、引用。改行を施しています。)
●香西咲さん
普通の子だと拒否できないです。 周りにスタッフが20人ぐらいいます。 撮影も急がされている状況で、拒否したら申し訳ないなと思う。 |
(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)
●香西咲さん
遠いところですから……。 よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。 私さえ泣いておけば丸く収まると思った。 結局AV撮影に応じることになりました。 |
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ファンとは、ビジネス上の存在です。
親子や友人間の関係ではありません。
ビジネスにおいて私情は禁物です。
香西咲さんの賢明な判断を期待しています。
(再掲。うてなはすのさん)
「ファンはあなたの人生に責任取ってはくれませんよ」
ファン(AVマニア)とはいったい、どういうひとたちなのでしょうか。
ノンフィクションライターの中村淳彦さんの定義が的(まと)を射(い)ています。
(2017年10月17日 幻冬舎plus「AV女優消滅 援助交際からパパ活へ。売春は女の子の生活に欠かせなくなっている」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●中村淳彦さん
AVは早い段階で競争に負けたり、競争の参加資格がないみたいな男を救済するものだよね。 だから偏差値は低めにつくられている。 |
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確認します。
□ファン(AVマニア)とは、早い段階で競争に負けた男。
□ファン(AVマニア)とは、競争の参加資格がないみたいな男。
言い得て妙です。
瀟洒(しょうしゃ)な表現です。
ちなみに、メーカー(制作)のやつらもそうではないでしょうか。
□メーカー(制作)のやつらとは、早い段階で競争に負けたものたち。
□メーカー(制作)のやつらとは、競争の参加資格がないみたいなものたち。
はなしをファン(AVマニア)にもどします。
「早い段階で競争に負けた男」
「競争の参加資格がないみたいな男」
ぼくのほうで、中村さんの定義にもうひとつ付け加えさせていただきます。
それは、
「女性にまったくもてない男」
です。
もうひとつ、変質者、犯罪者というのもあります。
こちらにつきましては、国民の一致した認識ですので、今回は割愛させていただきます。
女性に相手にされないから、AVにすがる。
哀れです。
AVマニアに再生の道はあるのでしょうか。
簡単に言いますと、もてるようになるのか、ということです。
ぼくは、あると思います。
AVマニアは、デフレと同じように、スパイラルの状態におちいっています。
デフレスパイラルとは、うずまき(らせん)の模様をえがきながら下に落ちていくという意味です。
具体的には以下のような感じです。
①商品が売れない。
↓
②そこで企業は、価格をさげる。
↓
③売れはしたものの、利幅がすくないので、社員の給料をさげる。
(※このようなことが全国の企業でおこなわれる。)
↓
④家計(消費者)は、所得が目減りしたので、商品の購入を買い控える。
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このあと、ふたたび、①→②→③→④となります。
これがくりかえされます。
価格と所得がさがりつづけます。
AVマニアの場合も同じです。
女性にもてないから、AVをみます。
イベントに参加します。
当然、男としての魅力が薄れていきます。
女性は敏感です。
このような男を相手にするはずがありません。
男はますますAVに没入します。
女性は敬遠します。
こうして男は、女性と縁がなくなります。
AVマニアも最初から、世間の不要物、であったわけではありません。
途中で女性にもてる努力を怠ったために、嗤(わら)われる人間になってしまったのです。
もう一度スタートラインに立ちたいのならば、AVをみたりイベントに行くことをやめるべきです。
まずはそこからです。
AVマニアにも可能性はあります。
がんばってほしいものです。
(2017年7月28日 AERA dot.「北原みのり『二次元エロ依存』にモノ申す」より引用。改行を施しています。)
<一部分を引用>
●北原みのりさん
私は率直に彼を気の毒だと思った。
「二次元エロがないとテロが起きる」
とか、二次元エロを戦友呼ばわりするほど追い詰められている状態は、はっきりと病んでる。
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(伊藤和子HRN事務局長のツイートより、引用。)
●伊藤和子 HRN事務局長
<2017年7月31日>
なんか違和感ある。上から目線。
男性が抱える問題に正面から向き合って解決しようというわけでもなく、単に嘲笑しているような。。
少なくとも私のプライオリティではないな。
北原みのり「『二次元エロ依存』にモノ申す」 https://t.co/7ewgjyHMF9— Kazuko Ito 伊藤和子 (@KazukoIto_Law) July 31, 2017
なんか違和感ある。
上から目線。
男性が抱える問題に正面から向き合って解決しようというわけでもなく、単に嘲笑しているような。。
少なくとも私のプライオリティではないな。
北原みのり「『二次元エロ依存』にモノ申す」
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(再掲。伊藤和子HRN事務局長)
「上から目線」
ぼくも今回、上から目線で書きました。
(再掲。伊藤和子HRN事務局長)
「男性が抱える問題に正面から向き合って解決しようというわけでもなく、単に嘲笑しているような」
AVマニアが、もしも女性にもてたいのならば、いますぐにAVと縁を切るべきでしょう。
それしかありません。
がんばってください。
(再掲。香西咲さん)
一時休止したら二度と帰ってきません。 失礼ですが、週刊文春さん、毎日新聞さん、弁護士ドットコムさん等の記事を読んでから発言して頂けますか? |
AVマニアのみなさんがAVを捨てて、もてる努力をする。
それが香西咲さんのしあわせにつながります。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
■香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)
(明日のブログへつづく)
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