香西咲さん「わたしも、楽しそうにやっていたじゃないか、と叩かれています」。批判者は女性の内心がわかっていません。女性に縁のない人物なのでしょう。哀れです

出演強要も、強姦(強制性交等)と同じく、魂に対する殺害行為です。
犯罪です。
強要されて出演した場合、その苦しみは長年にわたってつづきます。
一時(いっとき)の災厄(さいやく)でおわることはありません。
被害者は隘路(あいろ)から抜け出すことができず、身動きがとれなくなります。

(2017年2月8日 毎日新聞「AV問題『パンドラの箱』開いた 支援団体に聞く・上」より、引用。改行を施しています。)

金尻カズナ PAPS相談員

ある相談者が
今辞めても、自分には何も残らないから続けるしかない
と言っていました。

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今辞めても、自分には何も残らない
哀切です。
あまりにも。
香西咲さんも同旨のことをおっしゃっていました。

(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん引退後の夢『人生楽しみたい』『消せない過去として歩む』」より、引用。改行を施しています。)

記者
どうして今もAVに出演しつづけているのですか?

香西咲さん

家族、友だち、仕事・・・洗脳のなかで、それまで持っていたものがほとんどなくなりました。
だから、今のわたしからAVをとってしまったら、何も残りません。
そう考えると、今すぐに投げ出すのは得策じゃないなと思ったんです。

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ため息が出ます。
やるせなさが全身にひろがります。

金尻カズナ PAPS相談員

でも、私たちはそういう方に
「辞めなさい」
とは言いません。
非審判的態度で、本人が辞めたいという意思を持つまでずっとそばに寄り添いながら、伴走している状況です

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これが正解なのでしょう。
もどかしいですが。
香西咲さんの場合は、1年以上も前からやめる決心をしていました。

(2016年7月29日 毎日新聞「AV出演強要 香西咲さん『私はこうして洗脳された』」より、引用。改行を施しています。)

毎日新聞記者
なぜそこまで覚悟を決められた?

香西咲さん

AVが夢にはつながらないことに気付き、ダラダラやっているのはよくないと思ったんです。
「続けてもあと1年ぐらいかな」
「その間にAVで失った人間関係や健康状態を取り戻そう」
と思っていたタイミングで、出演強要が社会問題化しました。
フラッシュバックにもずっと悩まされてきたので、いつか決着をつけなければいけないと思っていた。

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(再掲)
「続けてもあと1年ぐらいかな」

ようやくおわりのときがやってきました。
万感胸に迫ります。

宮本節子 PAPS世話人

ベースになっているのはソーシャルワークの理論と実践です。
決してその人を責めない。
もう十分に自分で責めているわけですから、その上に他者の私たちが責めることは絶対にしない
でも、それにはこちら側の覚悟というか、身構えが必要。
「あなた、なんでそんなことしちゃったのよ」
と言う方がすごく楽なんですけど、口まで出かかってグッとのみ込む。
忍耐力はだいぶ養われたよね。

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もう十分に自分で責めているわけですから
香西咲さんも自分自身を苛(さいな)めました。

(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

当時のことを思い出したら、今でもフラッシュバックに悩まされます。
本当に後悔しています。
(中略。)
本当に消えてなくなりたいと思うときが多々あります。
生きていてもしょうがないんじゃないかとか…。
Aと出会う前までのわたしはAV女優否定派でした。
絶対AV女優なんてならないと思っていました。

(2017年7月7日発売 「週刊文春7月14日号」より、引用。)

香西咲さん

私は不本意なかたちでAV女優になりました。
(中略。)
(略)、いつかこの国から消えてしまいたいと思うこともあります。

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消えてはだめです。
出演強要の被害者に非はありません。

(2017年2月12日放送「サンデー・ジャポン」より。)

(※出演強要に関する部分は、35分53秒のあたりから。音声の文字化は筆者。)
ライムスター宇多丸さん

そのあと、結局、アダルトビデオを撮っちゃったみたいなので。
ここでさあ、よくある自己責任論。
もちろん気をつけなければいけないのはあたりまえなんだけど。
でも、そういう場で、もうスタッフもそろっているし、お仕事なんだよ、みたいな感じで、その場に行ったらことわれないって
それこそ、地上波のテレビだって、行ってみたら微妙に企画がちがってとか。
たまに意思に反する。
まあ、やるしかないのか。

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香西咲さんは悪くありません。
だれも香西咲さんを非難することはできません。

(2016年7月17日 AbemaTIMES「【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

普通の子だと拒否できないです。
周りにスタッフが20人ぐらいいます。
撮影も急がされている状況で、拒否したら申し訳ないなと思う。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

遠いところですから……。
よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。
私さえ泣いておけば丸く収まると思った。
結局AV撮影に応じることになりました。

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香西咲さんに対しては、中傷もありました。
強要されたのではなく、みずから進んで出演した、という。

(2016年8月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。)

香西咲さん

たとえば、わたしも「楽しそうにやっていたじゃないか」と叩かれていますが、そう見えているということなので、実際に中の人たちにしかわからないことが多いと思います。

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(再掲)
実際に中の人たちにしかわからないことが多い

以前にも、ふれたことがあります。
女性の本心はだれにもわかりません。

(参考。当ブログ)
2017年2月4日

ぼくはよく、人を見極める感性が鋭敏である、と言われます。(※10月30日のブログ
多くの方々から持ち上げられます。
多少図に乗るのならば、そのとおりなのかもしれません。
もっとも、見分けられるのは、善人と悪人の別です。
ただそれだけです。
ほかは無理です。
特に、女性の内心については皆目見当がつきません。

ぼくは以前、現在とは別の地域に住んでいました。
住まいのちかくに薬局があったのでよく利用していました。
個人経営の店です。
3人の女性が接客をされていました。
店主の奥さんとその娘さん、それと若い店員さんです。
奥さんは上品なかたです。
娘さんは、きわめて麗(うるわ)しいかたでした。
テレビでみる女優よりも美しいと感じました。
ぼくは10日に1回ぐらいの間隔で店へ赴きました。
目的は、男性化粧品の購入です。
フェイスローション、ヘアトニック、ヘアムース、シャワーコロン、オーデコロンなどをもとめました。
ほかに日用雑貨品も買いました。
ぼくは買い物をおえるとすぐに店を出ました。
店内で雑談をすることはほとんどありませんでした。
奥さんと娘さんも同様です。
ぼくに対して必要以上の話題を口にしませんでした。
機械的な接客ですからぼくも通いやすかったのかもしれません。
客として訪れる場合は、人間関係が希薄であるほうがのぞましいです。
気が楽です。
あるとき、街で、その薬局ではたらいている店員さんと出くわしました。
立ち話をしました。
女性がぼくに訊(たず)ねます。
今度いついらっしゃるのですか、と。
ぼくは、2、3日したら行きますと答えました。
女性がほほえみました。
「奥さんとお嬢さん、いつも、○○さん(※ぼくのことです)が来られるのをたのしみにしているんですよ」
眼前に、ぼくに対してあまり関心のなさそうなふたりの表情がうかびました。
女性がつづけます。
「奥さんとお嬢さん、○○さん(※ぼくのことです)が帰ったあと、○○さんの話題でもりあがってすごいんですよ。ずっと○○さん(※ぼくのことです)のはなしをしています」
ぼくは虚を衝かれました。
まさかそのようなことが。
ぼくは無関心を装いました。
「そうなんですか」
口をにごして、その場を辞しました。
薬局には1年以上通っています。
奥さんはともかく、娘さんからは、ぼくに対する興味や関心など露ほどもつたわってきませんでした。
女性とはわからないものです。
この種の逸話はほかにもたくさんあります。
ぼくはテニスをしていますので、女子大生や短大生と知り合う機会が多いです。
学生ですので、やがて就職などで姿をみせなくなります。
しばらくして、女性の知人から聞かされることがあります。
「あの子、○○さん(※ぼくのことです)と結婚したいっていつも叫んでいたんですよ」
と。
ふりかえってみますと、毎年のようにこの種の後日談をつたえられます。
ぼくには学習能力がありません。
何日かすると忘れてしまいます。
ふたたび似たようなはなしを耳にすると、立ち止まって思いをめぐらします。
首をひねります。
女性はぼくに対して関心のある素振りをみせていませんでした。
ごく普通の態度です。
それがなぜ。
女性のこころはわかりません。

(再掲。香西咲さん)
わたしも『楽しそうにやっていたじゃないか』と叩かれています

批判者はおそらく、女性に縁のない人物なのでしょう。
女性の本質がわかっていません。
楽しそうにやっていたからといって、実際にそうなのかどうかは、本人にしかわからないことです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年6月12日>

もちろん自発的に頑張ってる人もいます。
但しその『自発的』か『強要』かは他人から見たら解り得ない世界です。
友達でも家族でも。
本人しか解り得ません。

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おっしゃるとおりです。

(2017年2月27日 日刊スポーツ「AV業界歴30年の辻丸氏、出演強要問題で内部批判」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
日刊スポーツ

辻丸氏は
「AV撮影と知らずに現場にきて、本番を強要された女性2人の話を聞いています」
と話す。
「その時のビデオも見ましたが、2人ともニコニコしている。女性の気持ちとビデオの中での表情は、必ずしも正比例しないんです。(後略。)」

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辻丸さんはさすがです。
わかっておられます。

(再掲。香西咲さん)

もちろん自発的に頑張ってる人もいます。
但しその『自発的』か『強要』かは他人から見たら解り得ない世界です。
友達でも家族でも。
本人しか解り得ません。

おそらく香西咲さんは上記の文章を一瞬で書きあげたのであろうと思惟します。
頭の良いかたです。
自身のうちに確固たるものが形成されているのでしょう。
今後、香西咲さんが悪人に騙されることはないと考えます。
香西咲さんの未来はあかるいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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