警察は今後、性犯罪の被害者がうけるカウンセリングの公費負担を推進するようです。業界もせめて、香西咲さんのカウンセリング費用の負担ぐらいはしてほしかったです

本日、辻丸さんのツイートを読んで、考えさせられるものがありました。

(辻丸さんのツイートより、引用。)

辻丸さん
<2017年7月20日>

「うち(AVAN)はAV出演強要被害問題の被害者を何とかしようという団体ではなく、AV実演家のために、あくまでAVに出演する、制作に携わる人達のために、その人達の生活がより良くなるように、仕事する環境がより良くなるように、良い環境で働けるように、という考えでうちは活動する

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「AVに出演する人達の生活がより良くなるように活動する」
もしもそうであるのならば、今後は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の問題にもとりくんでほしいです。
HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の「報告書」によりますと、被害は深刻です。

(2016年3月3日 HRN「ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、女性・少女に対する人権侵害 調査報告書」より、引用。改行を施しています。)

<23ページ>
HRN 「報告書」 

長期間出演する女性には過酷な撮影による心的外傷を受け、メンタルヘルス上の問題を抱えたり、精神疾患にさいなまれるなどして、現状から脱却する力が失われる傾向がみられる。

また、 プロダクションはマインドコントロールが巧みであるため、
「AV に出演する以外に自分には価値がない」
等と思い込ませる等して、女優を AV に出演させ続けることもある。

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香西咲さんも、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しめられました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2017年1月5日>

にしても疲れたぁ。
病院が遠いし調子悪い時は受診中に目が回る(^ω^;)
明後日から本格的なPTSD治療に入ります。
治療法は大まかに言うと認知行動療法と言うらしいけど、名前からして(゜д゜)ポカーン。
今迄の被害のヒアリングも再度やらなきゃで相当疲れるそう。
悪夢再び思い出さねば。

香西咲さん
<2017年1月5日>

これも治療の為。
早く良くなりたい。
前向きに人生変えてきたい!
だから頑張るしかない!

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香西咲さんは、昨年の8月、弁護士ドットコムのインタビューに応じました。
標題が、苛烈でした。

2016年8月27日 弁護士ドットコム
「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」

記事からも、香西咲さんの呻吟(しんぎん)がつたわってきます。

(引用)
香西咲さん

当時のことを思い出したら、今でもフラッシュバックに悩まされます。
本当に後悔しています。
(中略。)
本当に消えてなくなりたいと思うときが多々あります。
生きていてもしょうがないんじゃないかとか…。
Aと出会う前までのわたしはAV女優否定派でした。
絶対AV女優なんてならないと思っていました。

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青木亮
大西敬
高畠典子
坂田恵理子
坂上孝志
A-TEAM 飯田正和
メーカー関係者
T総研のY
その他
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香西咲さんを消耗品としてあつかい、暖衣飽食したやつらをぜったいにゆるすことができません。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年7月8日>

一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。
吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。

香西咲さん
<2016年6月13日>

(前略。)
そう、自分で言うのもアレですが私は真面目過ぎるのです。
このままじゃ負担を全部自分が被っちゃう。
(後略。)

香西咲さん
<2016年7月14日>

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、 やっと吐き出す事ができました。
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
(後略。)

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AVANは、
「AVに出演する人達の生活がより良くなるように活動する」
とのべております。
警察については、今後、性犯罪の被害者のカウンセリングを支援する意向のようです。
2017年9月27日におこなわれた「第89回女性に対する暴力に関する専門調査会」で、そのように申しておりました。
議事録を参照します。

(「議事録」より、引用。)

<18ページ>
永澤 警察庁 給与厚生課犯罪被害者支援室課長補佐
給与厚生課の永澤と申します。
よろしくお願いします。

私からは、都道府県警察におけるカウンセリング費用の公費負担制度の全国展開に向けた充実について説明をさせていただきます。

資料2-2、3ページ、第3次犯罪被害者等基本計画においてカウンセリング等心理療法の費用の負担軽減等が盛り込まれ、カウンセリング費用の公費負担制度の全国展開を図ることなどが掲げられました。
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「資料2-2」の3ページを確認します。

資料2-2 平成30年度概算要求の状況等【警察庁】

<3ページ>

警察庁では、平成28年度から新規に予算措置(都道府県警察費補助金)した上、都道府県警察に対し、犯罪被害者が自ら選んだ精神科医、臨床心理士等からカウンセリングを受けた場合にも公費負担ができるよう指導。
平成30年度においても、引き続き同額の予算を確保し、全国的に公費負担が実施されるよう都道府県警察を指導する予定である。
(平成30年度概算要求予算額:2千815万6千円の内数)

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(「議事録」より、引用。)

<19ページ>
永澤 警察庁 給与厚生課犯罪被害者支援室課長補佐

これを踏まえ、警察庁では平成28年度から新規に予算措置し、都道府県警察に対し、犯罪被害者がみずから選んだ精神科医、臨床心理士等からカウンセリングを受けた場合にも公費負担ができるように指導しており、平成30年度においても引き続き同額の予算を要求し、全国的に公費負担が実施されるよう都道府県警察を指導してまいりたいと考えております。

なお、本年4月1日、現在の公費負担制度の運用状況につきましては、一般身体犯が33、性犯罪が36都道府県であります。
以上でございます。

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<24ページ>
種部恭子 公益社団法人日本産婦人科医会常務理事
(略)、被害届を出す人については、今、警察庁でカウンセリングを手厚くするという事業についてお聞きしたのですけれども、

警察は届け出をしない人についてはカウンセリングをしないのではないか

と思うのです。
そうしますと、被害届を警察に出さないという選択をされる方はワンストップでカバーしなければいけないと思うので、それが同じぐらい手厚くなっていく必要があるのではないかと思います。
実際にワンストップの各都道府県の状況を見てみますと、急性期の被害はまだ非常に少なくて、圧倒的に中長期です。

今まで相談できなかった人たちの積み残しが圧倒的に多い。

しかし、若くて、まだ被害からそんなにたっていない中期の人については、手厚い支援をすることで労働者として社会の中で生きていけるかどうかという瀬戸際だと思いますので、これを手厚くすべきではないかと思っています。
警察庁のほうでも中長期を含めてカウンセリングということだったのですけれども、そちらは急性期に限りカウンセリングを重点的にということだとしたら、

中長期被害届を出さない人をカバーできる仕組みにしていただきたい

ということがあります。
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<26ページ>
杉田 内閣府 男女共同参画局推進課 暴力対策推進室長
中長期のカウンセリングでございますが、医療費等の公費負担は、御案内のように3分の1で出しているのですが、カウンセリング費用も概念上は当然に公費負担の対象に含まれることになっております。
ただ、予算の上限額等々はございますので、どこまで出せるのかは今後の展開次第かなと思っております。

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<27ページ>
種部恭子 公益社団法人日本産婦人科医会常務理事

警察庁はカウンセリング費用をとって手厚くということなのですが、これは急性期に限る届け出をする人に限るということでしょうか。
確認です。

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永澤 警察庁 給与厚生課犯罪被害者支援室課長補佐

これは必ずしも被害届が要件となっているわけではございません。
ただ、被害があったということがある程度警察で確認できる状況が必要になります。

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種部恭子 公益社団法人日本産婦人科医会常務理事
私は国の証拠保全のモデル事業を委託させていただいたのですけれども、DNAだけ保管していただいて、後からゆっくり考えてから被害届を出すかもという方はいらっしゃいますね。
そういう方は匿名でDNA、証拠だけは保全しておくのですが、その方は対象に入りますでしょうか。

多分、石川県とか、ほかの幾つかワンストップの中でも、先に証拠だけ保全しておいて後からゆっくり考えて届けをして、その後犯罪にするのかどうかを考え、後から警察に相談でもいいよという仕組みをとっていくワンストップが幾つかあると思うのです。

そうなりますと、届けをする意図はあるのですけれども、まだ心が癒えていなくて被害届に至らないという方が、先に証拠保全だけされていると思うのです。

こういう方たちは、心が大分充電しないと届けもできないので、そこでできればカウンセリングを入れたらいいのではないかと思ったのですが、それが対象となるのかどうか。

個人が特定されてしまうという問題はあるので非常に難しいですが、いかがでしょうか。
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永澤 警察庁 給与厚生課犯罪被害者支援室課長補佐
それは警察に、届け出はありませんが一旦来ていただいていますので、犯罪行為があると認められる状況があれば当然対象となりますので、カウンセリングが必要であれば必要な対応を行っていくということでございます。
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種部恭子 公益社団法人日本産婦人科医会常務理事
警察に行ってしまうと匿名ではなくなってしまいますので、民間とか精神科とか、本人が希望されるところということが条件に入っていたと思うので、それを適用することは可能ということですか。

例えば、今までですと警察の犯罪被害者相談室などにカウンセラーがおられて、その人に相談をするということだったと思うのですけれども、警察に被害届は出さずDNAだけ先に匿名で提出していただくケースがこのワンストップでも出てきていると思うのですが。
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永澤 警察庁 給与厚生課犯罪被害者支援室課長補佐
ワンストップに対する届出ですか。
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<27~28ページ>
種部恭子 公益社団法人日本産婦人科医会常務理事
ワンストップを通す場合です。
私は警察庁の直接の事業を受けていますけれども、その対象者の人たちも、

例えば個人的に自分の指定するカウンセラーとか精神科に行かれたときは、カウンセリングの費用捻出の対象になるかどうかということです。

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永澤 警察庁 給与厚生課犯罪被害者支援室課長補佐

要は、先にカウンセリングを受けて、その後、警察に届け出た場合ということですね。

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種部恭子 公益社団法人日本産婦人科医会常務理事
そういうことです。最初は匿名でDNAだけ出していますから、直接警察に行くということはされない人ですけれども、そこでカウンセリングをしたりして、やっと届けをしようかなという気持ちになる人、それは今公費から出ていないと思いますので、それが対象になるのかどうかを確認したかったです。
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永澤 警察庁 給与厚生課犯罪被害者支援室課長補佐

警察で犯罪被害を確認しないと、公費の対象ということにはできないかと思います。
あと、全県一律の制度になっていない部分があるのですが、極力被害者の方が先に支払った場合であっても、後日公費負担できるような形がとれるようにしているところであります。

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種部恭子 公益社団法人日本産婦人科医会常務理事
ということは、やはり被害届を出さないとということですね。
わかりました。

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AV業界改革推進有識者委員会は、4月に、規則を制定しました。

(参考。4月1日 AV業界改革推進有識者委員会)
委員会からの提言
適正AV業界の倫理及び手続に関する基本規則

第14条をみますと、

「侮辱、ハラスメント、望まぬ演技の強要等によって、出演者等の精神面の健康が損なわれることのないよう、 最大の注意を払わなければならない」

と書かれています。
残念ながら、心身を毀損したひとに対してどのような手当や補償をするのかは書かれていません。

(再掲。HRNの「報告書」) 

長期間出演する女性には過酷な撮影による心的外傷を受け、メンタルヘルス上の問題を抱えたり、精神疾患にさいなまれるなどして、現状から脱却する力が失われる傾向がみられる。

昨年の3月にIPPAは、つぎのようにのべています。

(2017年3月2日 IPPA「20170302HRN院内シンポジウム欠席についてのご連絡」より、引用。)

IPPA

「当協会を構成する各メーカーは、演者としての女優と同一の方向を常に目指しており、いわば運命共同体という関係にあります。したがいまして、各メーカーは女優の良き理解者であるように日々努めております」

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いくら巧言を弄したところで、信じるものは一人もいないでしょう。
業界人は、女性をモノとしかみていませんので。

(再掲。香西咲さん)

早く良くなりたい。
前向きに人生変えてきたい!

せめてカウンセリング費用の負担ぐらいはしてほしかったです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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