厚生労働省の通達「関係法令の遵守のために必要な取組をお願い申し上げます」。香西咲さんから搾取のかぎりをつくしたやつらの終焉がちかづいてきました

過日のブログでもふれました。

(参考。当ブログ)
2017年11月1日

厚生労働省が業界に対して通達を出しました。
法令を遵守するように、との依頼です。

(参考。厚生労働省が業界に発した通達)
資料2-4の3~7ページ

(引用)
厚生労働省

平成29年9月15日

特定非営利活動法人 知的財産振興協会 御中

厚生労働省労働基準局監督課長
( 公印省略)
労働関係法課長
( 公印省略)
職業安定局需給調整事業課長
( 公印省略)
いわゆるアダルトビデオ出演強要問題に関する関係法令の遵守について(依頼)


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発出先は、知的財産振興協会、つまりIPPAです。

(2017年9月27日 第89回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より引用。)

<23ページ>
牛島 厚生労働省 職業安定局需給調整事業課長

3ページ、実際に9月15日に関係業界向けに発出した通知文をおつけしております。

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厚生労働省が発した通知文は、いわゆる「恫喝」です。

厚生労働省

アダルトビデオの出演者が下記により労働者に該当する場合には、下記の関係法令の遵守が求められます。
貴団体におかれましては、業務遂行の際にはより一層慎重を期されるとともに、関係者に対して周知及び啓発を図っていただく等、関係法令の遵守のために必要な取組をお願い申し上げます

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(再掲)

「業務遂行の際にはより一層慎重を期される」
「関係法令の遵守のために必要な取組をお願い申し上げます」

文書のなかには、過去の事件例も添えられています。

(通知文より、引用。)

厚生労働省
わいせつビデオ映画の製作販売会社が制作するわいせつビデオの女優として稼働することを説得勧誘した事案
芸能プロダクションとその代表者らが、雇用する労働者である女優をアダルトビデオ制作会社に派遣したという事案
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厚生労働省は、業界が日常的におこなっている行為は職業安定法や労働者派遣法に違反している、と警告しているのです。

(再掲。厚生労働省)
アダルトビデオの出演者が下記により労働者に該当する場合には、下記の関係法令の遵守が求められます

業界はこれまで、契約書の名称をかえることによって、労働者性を糊塗(こと)して(ごまかして)きました。
HRN(ヒューマンライツ・ナウ)の「報告書」が正鵠(せいこく)を得(え)ています。

(2016年3月3日 HRN「ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、女性・少女に対する人権侵害 調査報告書」より、引用。)

<9~11ページ>
HRN

(3) 職業安定法及び労働者派遣法

ア 厚生労働大臣の許可
プロダクションと女優との関係が雇用契約であれば、プロダクションが女優をメーカーに派遣する行為は労働者派遣であり、労働者派遣業を行うためには厚生労働大臣の許可が必要である。

イ 公衆道徳上有害な業務
AV への出演は、職業安定法及び労働者派遣法上の「公衆道徳上有害な業務」に該当するとされ、「募集」(職業安定法第63条第2号)及び 「派遣」(労働者派遣法第58条)行為は、処罰の対象となっている。実際、多くの事例において、有罪判決が下されている。

ウ 現状
しかしながら、一連の判例を受けて、プロダクションは、女優との契約にあたり「雇用契約」を締結することを回避し、モデル契約、業務委託契約等の契約とする傾向にある。
実態としては、女優に対して、指揮命令関係を有しているにもかかわらず、職業安定法、労働者派遣法の適用を回避するために、こうした脱法的措置が講じられていると考えられる。
こうして、雇用契約の締結が回避される結果、プロダクションは、労働法上の規制官庁等からの監督を免れ、女性たちの地位は一層脆弱な状況に置かれている。

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(再掲。HRN)
女優に対して、指揮命令関係を有しているにもかかわらず、職業安定法、労働者派遣法の適用を回避するために、こうした脱法的措置が講じられている

今後、このようなことは通用しません。
ゆるされません。
通知文のなかで、厚生労働省がそう明言しています。

(通知文より、引用。)

厚生労働省

「この「労働者」であるかどうかは、雇用契約、業務委託契約といった形式的な契約の名称にかかわらず、基本的には、事業に『使用される』者であるか否か、その対償として『賃金』が支払われているか否かによって判断されることとなります」

厚生労働省

「労働者性の判断に当たっては、労務提供の形態や報酬の労務対償性及びこれらに関連する諸要素をも勘案して、総合的に判断されることとなります」

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(再掲。HRN)
プロダクションと女優との関係が雇用契約であれば、プロダクションが女優をメーカーに派遣する行為は労働者派遣であり、労働者派遣業を行うためには厚生労働大臣の許可が必要である

厚生労働省は9月15日、IPPAに対して通知文を送りました。
おそらく、つぎにおこなわれるのは、逮捕は別として、厚生労働大臣による許可の判断でしょう。

(糸且谷 aka 滝ねこ side.bさんのツイートより、引用。)

糸且谷 aka 滝ねこ side.bさん
<2017年11月2日>

業界への最後通告みたいなものでは? と思った次第です。

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(ブルーノ飯さんのツイートより、引用。)

ブルーノ飯さん
<2017年11月2日>


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糸且谷 aka 滝ねこ side.bさん
<2017年11月2日>


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通知文を読むかぎりでは、政府のほうから女優の個人事業主化を言ってきた、というわけでもないようです。

(ブルーノ飯さんのツイートより、引用。)

ブルーノ飯さん
<2017年11月4日>


ありがとうございます
キモは
「個人事業主化(労働制を排除しろ)は国の方針」
と言ってた川奈さんの主張が崩れた事ですから
自分は最初っから国がそんな事を言うはずはない、って思ってましたし

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おそらく現状のままでは、派遣が認可されることはないでしょう。
残された道は、女優の個人事業主化、ということになるのでしょうか。
出演強要問題も、「かとく」が担当してくれたらよいのですが。

(2017年9月18日 まいじつ「企業が戦々恐々する厚労省の取締部隊『かとく』」より、引用。改行を施しています。)

<一部分を引用>
まいじつ
かとくとは、『過重労働撲滅特別対策班』のことで、悪質な長時間労働を取り締まる専任組織として2年前に設立された。
厚生労働省にある“本省かとく”が指令塔で、東京労働局(東京かとく)と大阪労働局(大阪かとく)が手足となる実動部隊だ。

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現場に踏み込むかとく監督官は、ガサ入れもできれば、被疑者の逮捕送検もできるマトリ(麻薬取締官)のような特別司法警察職員でもあり、その権限は極めて強大だ。
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「かとく」以外に、一般の労働基準監督官も、逮捕権を有しています。

(参考。労働基準法)
第102条
労働基準監督官は、この法律違反の罪について、刑事訴訟法に規定する司法警察官の職務を行う。
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今回の通知文の発出者は、厚生労働省労働基準局監督課長、労働関係法課長、職業安定局需給調整事業課長です。
業界は、労働基準局を甘くみているかもしれません。
警察とちがってどうせなにもできないだろう、と。
見下しているとたいへんなことになります。
プロダクションがこれからも「業務」を継続したいのであれば、かなう方法はただひとつです。
有害業務を駆逐することです。

(KAZEさんのツイートより、引用。)

KAZEさん
<2017年11月5日>

幸せになるための仕事は、まず合法でなければなりません。

本番規制・反社の排除、違約金の禁止、即時契約解除、即時作品回収が成り立てば、これまでの「AV女優」とは異なる「セクシー女優」として、警察も黙認すると思っています。
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いま、女優の労働者性が問われています。
ぼくはつぎの文章を読むたびに、深淵から峻烈なものが沸き上がってきます。

(2016年7月14日発売「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

事務所の言いつけ通りに仕事をこなす日々
夢のためにと笑顔をつくって自分を奮い立たせたが、気がつけばアルコールと睡眠薬が必需品になっていた。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年6月23日>

数年前は監視が酷かったから。
少しネガティヴ吐いただけで相手方弁護士から電話かかってきたり。
監視は今も無くはないけど。

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香西咲さんはプロダクションの指揮下におかれて、心身を損壊しました。
禍害はそれだけにとどまりませんでした。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年8月13日>

私は携帯でさえ、 誰かに首輪着けられてる気がして嫌いです(*´ω`*)
例えばリゾート行って観光客がケータイ眺めてるとか異常。

香西咲さん
<2016年10月6日>

たまには携帯の繋がらない場所に行きたいけど、そんな場所もう無いかな?(笑)
ガラパゴス諸島行きたいです

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(再掲。通知文。)

「この「労働者」であるかどうかは、雇用契約、業務委託契約といった形式的な契約の名称にかかわらず、基本的には、事業に『使用される』者であるか否か、その対償として『賃金』が支払われているか否かによって判断されることとなります」

プロダクションが壊滅することをこころより願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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