女優の秋山祥子さんも出演を強要されたようです。香西咲さんの存在がなければ、この種の発言をすることはなかったでしょう。あと、厚生労働省の通達が公開されています

このたび、鍵にしたりしなかったりさんから、ツイッターのほうへメッセージをいただきました。
秋山祥子さんという女優に関する情報です。
過日のスカパー!の番組で、出演強要に関する発言をされたそうです。
YouTubeにアップされているとのことですので、確認します。

秋山祥子さんへの出演強要

(2017年4月28日 スカパー!「Midnight女子会」より引用。)
(※8分24秒のあたりから。音声の文字化は、筆者。)
司会
じゃ、お金のきっかけ、聞いていきましょうか。
祥子ちゃん。

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秋山祥子さん
わたし?
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司会
なんでセクシー女優になったか、というのをー
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ナレーション
たしかにいままで聞いたことなかった。
祥子ちゃんのデビューのきっかけ。
お願い、教えて。

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秋山祥子さん
わたしは、でも、スカウトです。
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司会
あら、いいなぁ、原宿。
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秋山祥子さん
いや、新宿で。
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司会
あっ、新宿。

新宿でスカウトされて、はじめからセクシー女優さんて言われてた?

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秋山祥子さん

最初は、グラビアアイドルの仕事としてはじめて。

で、まあ、騙された系、なんですけど。

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司会
えー。
言っちゃった。
いやじゃなかったの?

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秋山祥子さん

なんか、これがふつうなんだ、みたいな。

みんなの期待に応えなくちゃいけないと思って。

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司会
良い子だね。
がんばり屋さんなんだ。
でも、いまは、
「できないことはできない」
というタイプにかわるってこと?

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秋山祥子さん
でも、やります。結局。
1回言ってみる。
1回言ってみるけど。

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司会
だめだったら、やる、とか。
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(再掲。秋山祥子さん)
最初は、グラビアアイドルの仕事としてはじめて。で、まあ、騙された系、なんですけど。

秋山祥子さんは、スカウトとプロダクションの計略(策略)にひっかかったようです。

(再掲。秋山祥子さん)
なんか、これがふつうなんだ、みたいな。みんなの期待に応えなくちゃいけないと思って

執拗(しつよう)な説得が内在しています。
あきらかに、消費者契約法、職業安定法、労働者派遣法等に触れています。
秋山祥子さんが出演を強要された事案は、いつごろのはなしなのでしょうか。

(再掲。秋山祥子さん)
でも、やります。結局。1回言ってみる。1回言ってみるけど

現在もかたちをかえて強要がおこなわれているようです。
先日、消費者庁と厚生労働省が、業界に対して通達を発しました。

(川奈まり子AVAN代表のツイートより、引用。)

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

(前略。)
消費者庁厚労相最新の通達一般公開する予定はありませんが、昨日(10月1日)付けのメルマガで会員に内容を知らせました。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月2日

一般公開は現時点では考えていませんし、その理由は昨日(10月1日)のメルマガに書きました。

出演者の任意性が無ければ消費者契約法を適用すべし、とした消費者庁の方針をAVANが歓迎し、協力する旨もメルマガで述べました。

川奈まり子 AVAN代表
2017年10月9日

(前略。)
職安法派遣法、それから、消費者契約法を適用することで、出演者の自己決定権を守りつつ、出演したくない人を出演させることを禁じる策が考えられたことは良いことだと思っています。

(再掲。川奈まり子AVAN代表)
一般公開する予定はありません
一般公開は現時点では考えていません

厚生労働省の通達(依頼)

9月27日の第89回女性に対する暴力に関する専門調査会で、当該通達が公表されました。
発出日は、9月15日です。

(2017年9月27日 第89回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より引用。)

<22~23ページ>
牛島 厚生労働省 職業安定局需給調整事業課長
厚生労働省でございます。
資料2-4に基づきまして、事項ごとに担当から御説明を申し上げたいと思います。

まず、私は職業安定局の需給調整事業課の牛島と申します。

1ページ、アダルトビデオ出演強要問題の関係でありまして、出演される方が労働者に該当するということになりますと、労働関係法令が適用になる。
そういったことにつきまして、関係業界に周知していくという話でありまして、特に予算を絡めてという話ではございません。

3ページ、実際に9月15日に関係業界向けに発出した通知文をおつけしております。
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(厚生労働省が業界に発した通達)
資料2-4の3~7ページ
「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題に関する関係法令の遵守について(依頼)」

牛島 厚生労働省 職業安定局需給調整事業課長
内容を簡単に申し上げますと、4ページにございますように、労働者性の判断基準ということで、どういう場合が労働者に該当するのかというところをまず説明した上で、

(※参考。2017年9月15日 厚生労働省「通達」)

「この「労働者」であるかどうかは、雇用契約、業務委託契約といった形式的な契約の名称にかかわらず、基本的には、事業に『使用される』者であるか否か、その対償として『賃金』が支払われているか否かによって判断されることとなります」

「労働者性の判断に当たっては、労務提供の形態や報酬の労務対償性及びこれらに関連する諸要素をも勘案して、総合的に判断されることとなります」

労働者ということになりますと、2.にありますけれども、強制労働の禁止でありますとか、年少者を有害業務につけてはいけないということでありますとか、

(※参考。2017年9月15日 厚生労働省「通達」)

2.「暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不等に拘束する手段をもって労働者の意に反する労働を強制することは、労働基準法第5条により禁止されています。これに違反した者は、労働基準法第117条により、1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処せられます」

(2)にありますような損害賠償を予定して契約をするといったような違約金を前提とした契約を締結するのは禁止ですよということ。

(※参考。2017年9月15日 厚生労働省「通達」)

(2)「労働契約の不履行について損害賠償額等を予定する契約をすることや労働することを条件とする前貸の債権と労働者の賃金を相殺することは、労働基準法第16条及び第17条により禁止されています。これらに違反した者は、労働基準法第119 条により、6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられます」

<労働基準法>
□第16条
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。

□第17条
使用者は、前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺してはならない。

「労働契約は、労働者及び使用者が対等の立場における合意に基づき締結されるものであり、芸能プロダクション等と労働者の間で、強迫や詐欺等により、労働者の自由意思に基づかずに労働契約が締結された場合、民事上無効とされる可能性があります」

また、(3)(4)にあります職業紹介でありますとかプロダクションが絡むような形で労働者派遣を行う場合、

(※参考。2017年9月15日 厚生労働省「通達」)

(3)「厚生労働大臣の許可の有無又は労働者本人の同意の有無にかかわらず、公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務(以下「有害業務」という。)に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行った者又はこれらに従事した者は、職業安定法(昭和22年法律第141号)第63条第2号により、1年以上10年以下の懲役又は20万円以上 300万円以下の罰金に処せられます」

(4)「厚生労働大臣の許可の有無又は労働者本人の同意の有無にかかわらず、有害業務に就かせる目的で労働者派遣をした者は、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(昭和60年法律第88 号。以下「労働者派遣法」という。)第58条により、1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処せられます」

これは5ページの(3)や7ページ(4)にありますとおり、公衆衛生または公衆道徳上有害な業務、これにつかせる目的で、そういった紹介でありますとか派遣を行うのは禁止でありますので、公衆道徳上有害な業務という事例として、6ページ、7ページにありますようなアダルトビデオの出演というのはそういうものに該当すると裁判でも出している。

(※参考。2017年9月15日 厚生労働省「通達」)

6ページ
職業安定法における「公衆道徳上有害な業務」とされた事例
東京地方裁判所 平成8年 11 月 26 日判決
わいせつビデオ映画の製作販売会社が制作するわいせつビデオの女優として稼働することを説得勧誘した事案につき、「心身の発達途上にある 15 歳の女子中学生が自慰などをし、その場面を撮影させて報酬を得る」という業務が、職業安定法第 63 条第2号にいう「公衆道徳上有害な業務」に該当するとされた事例。

7ページ
労働者派遣法における「公衆道徳上有害な業務」とされた事例
東京地方裁判所 平成6年3月7日判決
芸能プロダクションとその代表者らが、雇用する労働者である女優をアダルトビデオ制作会社に派遣したという事案につき、アダルトビデオへの出演行為は、労働者派遣法第 58 条の「公衆道徳上有害な業務」に該当するとした事例。

こういったところを通知文という形で関係業界に発出したという取組を紹介させていただきます。
私からは以上です。

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(厚生労働省が業界に発した通達)
資料2-4の3~7ページ
「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題に関する関係法令の遵守について(依頼)」

(再掲。川奈まり子AVAN代表)

(前略。)
消費者庁厚労相最新の通達一般公開する予定はありませんが、昨日(10月1日)付けのメルマガで会員に内容を知らせました。

厚生労働省からの通達は、業界関係者にとって峻厳な内容であったようです。
今後は女優の個人事業主化を模索するのでしょうか。
成り行きが注目されます。

(再掲。秋山祥子さん)

最初は、グラビアアイドルの仕事としてはじめて。

で、まあ、騙された系、なんですけど。

昨年の7月7日に香西咲さんは、週刊文春の誌上で、業界内の実態をあきらかにしました。
以降、香西咲さんの孤立無援の戦いがはじまりました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
<2016年8月30日>

多少は現役女優の人達も声を上げるかな?と思いましたが、結局私でさえ、声を挙げれるようになったのは3年以上経った独立後ですからね。
現実的に今すぐに職を失うリスクと天秤にかけたら何も言えないでしょう。
あと、訴えにくい様に餌を蒔いてたり…

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秋山祥子さんは、香西咲さんの存在がなければ、
「騙された系」
と口にすることもなかったでしょう。
業界は暗黒の世界です。
女優には発言の自由がありません。
「物言えば唇寒し」です。
だれもが装い、口をかたく閉ざしています。
この泣き寝入りせざるをえない状況をかえたのが、香西咲さんです。
香西咲さんの言動は、これからも多くのひとたちのなかで生きつづけることでしょう。
香西咲さんは、真人(まことの道を体得したひと)です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
香西咲さんのツイッター
(香西咲さんの重要ツイート ~2016年7月18日)
 私だって綺麗にリセット出来るならAVデビュー前の私に戻りたい。
 だけど変えられない現状踏まえて立て直したのが今の形。(後略。)

(明日のブログへつづく)



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